グワジン
テンプレート:機動兵器 グワジン級大型戦艦(グワジンきゅうおおがたせんかん)は、アニメ作品群「ガンダムシリーズ」のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場する架空の兵器。ジオン公国軍所属の宇宙戦艦である。
本項ではジオン軍の後継組織(ネオ・ジオンなど)において運用された後継艦(グワダン級、グワンバン級、サダラーン級、レウルーラ級)についても記述する。
概要
艦隊の旗艦となるべく建造された艦で、完成と同時にもともと戦艦であったチベ級は重巡洋艦に艦種変更されたとされる。ジオン公国軍の艦艇の中でも特に強力であるとされ、モビルスーツ(以下、MS)を約20機、24機[1]あるいは10機(この値は資料によってばらつきがあり、はっきりしていない)搭載可能な他、連装メガ粒子主砲×3基、連装メガ粒子副砲×10基、その他ミサイルランチャーと個艦火力も充実している。外見的な特徴でもある球形の大型燃料タンクを持ち、無補給で火星と木星の間にあるアステロイドベルトまで辿り着ける長大な航続力を持っている[2]。
大きく翼を広げた艦形は、本艦が元々は大気圏突入/飛行能力込みで設計された名残である。MSカタパルトは有さず、出撃の際には艦底部がスライドしてMSは自力で発進せねばならない。艦首には地上との連絡用として大型宇宙往還機が接続されている(本編未使用)。なお、建造に手間が掛かるため、グワジン級への座乗はザビ家およびザビ家の信頼を勝ち得た者だけが許されていた。
生産数は8隻もしくは10隻以上[3]とされる。少なくとも開戦時にジオン公国が保有していた戦艦(グワジン級に限らない)は8隻である[1]。ルウム戦役にはグワラン、グワシュなど3隻[2]あるいは4隻[4](グワジン級以下4隻とする資料[1]もある。また漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では1隻である)、ソロモン攻防戦にはグワランなどグワジン級以下3隻[1]、ア・バオア・クー攻防戦にはグワデン、アサルム、グワリブ、グワジンなど4隻以上[1][注 1]が参加した。アニメ『機動戦士ガンダム』劇中ではア・バオア・クーにてキシリアのグワジンが到着する前に3隻が画面へ同時に登場している場面がある。戦後はグワラン、アサルムなど数隻がアクシズへ向かって地球圏を離脱している。
複数の存在があるものの、アニメ作品中に登場したものは、すべて艦体色が赤色である。また『機動戦士ガンダム』劇中においてはグワジン級の登場シーンは全て止め画か移動するのみで、まともな戦闘シーンは火を噴きながらサラミスと正面衝突するぐらいしかなく、実際の能力は不明。
なお、劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』公開時は全長294m[5]という設定であった。OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』登場したクワデンにおいては全長440m[6]と1.5倍以上の数値に変更。しかしこの設定変更が他のグワジン級に適用されるのかどうかは曖昧であり、グワジンの全長を440mとする資料もあった[7]が、一部の資料ではグワデンのみグワデン級という別の艦種に分類する記述もあった[3]。
同型艦
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- アニメ『機動戦士ガンダム』、『機動戦士Ζガンダム』に登場。(艦籍番号:BB-38)[7]
- 宇宙世紀0076年3月就役。突撃機動軍司令官キシリア・ザビ少将の座乗艦とされる[8][9]。ただし、ア・バオア・クー宙域へ向かうキシリアの座乗艦はグワリブとする資料もある[3][10]。
- 何番艦かははっきりしていないが、1番艦はグレート・デギンとされる[2][11]ため、グワジンはおのずから3番艦ないしは4番艦となる。少なくともア・バオア・クーで撃沈したキシリア・ザビの艦は3番艦とされる[2]。『機動戦士ガンダム』劇中では、他の艦が「グレート・デギン」「グワリブ」「グワラン」などと具体的な艦名で呼ばれているのに対し、キシリアのみが自分の艦を「グワジン」と呼んでいる。
- 『機動戦士ガンダム』ではア・バオア・クー攻防戦において、キシリアが座乗しグラナダからア・バオア・クーの増援に向かった。途中シャア・アズナブルと謁見しているが、画面にはグワジン級2隻が映っている。しかし到着時にはグワジン1隻になったとキシリアが述べている。その後キシリアを下ろして戦闘に参加しているが、サラミス級と正面衝突した艦がこの艦かどうかは不明。
- 『機動戦士Ζガンダム』においてキシリアのグワジンはア・バオア・クーで撃沈し漂流していた幽霊艦として登場[12]。船荒らしによって荒らされていたものの原形をとどめており、艦首に損傷も無い。26話では艦内で戦闘も行われた。
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- 『機動戦士ガンダム』に登場。1番艦とされる[2][11]。
- デギン・ソド・ザビ直属の艦隊の旗艦である。艦首に大きく黄色いジオンの紋章が象られているのが特徴。
- この艦はア・バオア・クーにおける最終決戦の直前である宇宙世紀0079年12月30日、デギン自らが地球連邦との和平を結ぶためにこの艦とムサイ数隻で独自の行動を取り、連邦軍のレビル将軍の艦隊と接触しようとしたところを、ギレン・ザビの謀略によりソーラ・レイによって沈められた。
- 『機動戦士ガンダム』が打ち切られなかった場合の設定資料(いわゆるトミノメモと呼ばれる富野喜幸の設定資料)によれば本艦は、総大将たるレビルの艦隊以前にホワイトベースに接触して和平の仲介を求めるが、ギレンの意を汲んだモビルスーツ・キケロガ部隊の襲撃によってデギン諸共沈められることになっていた。
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- 書籍『ガンダムセンチュリー』に登場。2番艦とされる。
- 同書によれば、地球侵攻作戦のおり大気圏突入試験が行われたが、船体の強度不足から高度30,000mで空中分解した。この事故の以後グワジン級の大気圏突入は行われることがなかったとされている。
- ただし、「2番艦は行方不明となっており、小惑星基地アクシズに逃げたとする説もある」としている資料もある[2]。
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- 『機動戦士ガンダム』、ゲームブック『機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星』に登場。5番艦とされる[注 2]。
- 突撃機動軍に所属しているマ・クベ大佐の座乗艦[13][9]。ア・バオア・クー攻防戦に参加し、アクシズへ向かった艦の一つとされる[12]。
- 『機動戦士ガンダム』では、マ・クベがソロモンを脱出したミネバ・ラオ・ザビを救出した際、グワジン級に座乗していた。ア・バオア・クー攻防戦でサラミス級と正面衝突した艦がこの艦かどうかは不明。
- 『最期の赤い彗星』では、シャアがア・バオア・クー脱出の際、係留されていたアサルムを数人の仲間と共に奪取し、アクシズへ向けて脱出している。
- 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、マ・クベがシャアと共にア・バオア・クーからミネバをつれ、アクシズへ向けて脱出する際、グワジン級に座乗していた。ただし劇中ではグワジンと呼ばれている。
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- 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』、『機動戦士ガンダム MS IGLOO』に登場。6番艦とされる。
- 一年戦争最終局面のア・バオア・クー攻防戦時からの、エギーユ・デラーズの座乗艦および彼の麾下艦隊の旗艦。『機動戦士ガンダム MS IGLOO』では、ア・バオア・クーから離脱する場面が描かれている。
- 一年戦争後は、デラーズ・フリートの拠点である茨の園の中枢部としても機能した。
- デラーズ紛争最終局面において、シーマ艦隊によって制圧された後アナベル・ガトー搭乗のノイエ・ジールにメインブリッジを破壊され、脱出したシーマ・ガラハウ搭乗のガーベラ・テトラによって後部モビルスーツデッキを破壊されたが、最終的にはソーラ・システムIIの照射に巻き込まれて撃沈された。
- デラーズの所属が明らかでないため、本艦の所属も不明(デラーズは一般的にギレン直属の親衛隊所属とする説が強いが、宇宙攻撃軍所属とする説[10]もある)。ただし、艦内に広々とした謁見室を有しているため、「ギレン・ザビの座乗艦ではないか」とする説もある[3]。
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- 『機動戦士ガンダム』に登場。
- 宇宙攻撃軍司令官ドズル・ザビの座乗艦[9]。ブリティッシュ作戦やルウム戦役時のジオン軍宇宙艦隊の旗艦でもある。一般的にルウム戦役でドズルはムサイ級巡洋艦ファルメルを旗艦としていたとされる[1]が、グワランを旗艦としていたとする説もある[10]。
- 『機動戦士ガンダム』での連邦軍のソロモン攻略戦時には、ティアンム提督率いる連邦軍艦隊を迎撃するも、劇中では応答なしとなっており、他のグワジン級その他の戦艦2隻と共に撃沈されたとする説もある[1][10]。
- しかし、劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』のエンディングで、終戦後にシャアを乗せグラナダから離脱してアクシズに向かうグワジン級はこのグワランであるとされる[5][注 3]。上記のアサルム同様シャア・アズナブルがア・バオア・クー脱出の際に使用したといわれているが、定かではない[注 4]。
- なお、漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではチベ級戦艦として描かれている。
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- 小説版『機動戦士ガンダム』におけるドズル・ザビの座乗艦。
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- 『機動戦士ガンダム』に登場。
- 突撃機動軍所属。グラナダからア・バオア・クーの増援に向かったグワジン級2隻のうちの1隻。エルメスの戦闘時にグワリブの合流について述べられている。ア・バオア・クー攻防戦で撃沈したとされる[10]が、サラミス級と正面衝突した艦がこの艦かどうかは不明。
- 一説では突撃機動軍司令官キシリア・ザビの座乗艦とされ[3][10]、漫画『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』でもこの説に従っているが、『機動戦士ガンダム』劇中ではキシリアは自分の艦をグワジンと明言しており、キシリアのグワジンとグワリブは別の艦とする資料もある[8][9]。
- 資料によってはギレンの座乗艦とする説もある[9]。
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- 『機動戦士ガンダム』に登場[注 5]。
- ソーラ・レイ指揮艦。アサクラ大佐が搭乗し、カラマ・ポイントでソーラ・レイの指揮を執った。
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- 『モビルスーツバリエーション』に登場。
- ア・バオア・クー戦終了直後にゲルググ十数機と共にグラナダから離脱して行方不明になったとされている。その後連邦軍は探し出すことができなかった。
- なお、小説版『機動戦士ガンダム』ではザンジバル級にキシリア・ザビの座乗艦として同名の艦が登場する[注 6]。
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- 漫画『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』に登場。
- ルウム戦役へ参加しているほかは詳細不明である。
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- 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場。
- 宇宙世紀0077年、マハラジャ・カーンがアクシズへ赴任するための長期航海に使用されたほかは詳細不明である。
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- 書籍『ENTERTAINMENT BIBLE.3 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.3 アクシズ戦争編』(1989年発行、バンダイ)に登場。詳細不明。
主な後継艦
グワジン級は大型戦艦の代名詞となり、後のアクシズやネオ・ジオンでグワジン級の流れを汲む戦艦が建造されている。グワジン級の同型艦のみならず、ここに上げる後世の改良型も全て、艦体色が朱色に統一されている。
グワダン
テンプレート:機動兵器 グワダン級超大型戦艦(グワダンきゅうちょうおおがたせんかん、Gwadan-class Battleship)は、アクシズの総旗艦として建造された旧ジオン公国のグワジン級の流れを汲む超大型戦艦。ネームシップの他に同型艦が2隻建造された。
艦体色や艦体後部に設置された巨大な球状の燃料タンクなどにグワジン級の名残りを止めている。艦体上部にMSカタパルト2基。下部にはMSを任意の方向に射出させることのできるMSランチャーを備える。また、対艦火力は劣るが長距離巡航性能と搭載モビルスーツ数はティターンズのドゴス・ギアをも上回っている。その主砲でグリプス2(コロニーレーザー)の核パルスエンジンを破壊した。
全長などの詳細なスペックは設定されていないが、劇中ではドゴス・ギアと並ぶシーンがあり、同艦よりさらに大きく描かれている。MS搭載数も設定されていないが、ガザCクラスであれば100機近く搭載可能との説もある。対空火力については、設定書に「無数」と書かれていた。いずれにせよ、1隻で数隻の艦隊と同等の作戦行動を可能にするコンセプトで建造された艦である。
なお、グワダンは撃沈するものの、49話で同型の艦が登場、ハマーンのキュベレイと多数のガザCがここから発進している[注 7]。この艦についての詳細は不明。以降は続編の『機動戦士ガンダムΖΖ』を含め登場することはなかった。
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- 『機動戦士Ζガンダム』に登場。
- アクシズの総旗艦である。内部にはザビ家の頭領であるミネバ・ラオ・ザビの謁見の間があるなど、総旗艦らしい造りがなされている。
- 46話にて、パプテマス・シロッコの指揮するティターンズとの交戦で撃沈された。
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- 雑誌企画『ガンダム・センチネル』に登場。
- トワニング提督が指揮するグワレイ艦隊の旗艦である。まだアクシズによる宣戦布告前であったため、早々に撤退している。
- 主な搭載機は、ガザC、ガザE。
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- ゲームブック『機動戦士ガンダム シャアの帰還』に登場。
- ダンジダン・ポジドン少将率いる、第一次ネオ・ジオン抗争後の残存ネオ・ジオンの艦として登場する。特殊任務仕様に改修を施した量産型キュベレイなどを艦載機としている。
グワンバン
テンプレート:機動兵器 グワンバン級大型戦艦(グワンバンきゅうおおがたせんかん、Gwanvan-class Battleship)は、アクシズ(ネオ・ジオン)の戦艦である。グワジン級戦艦の発展型のため、グワジン級と呼ばれることが多い。
全長は415mと、一年戦争時に建造されたグワデンより一回り小さい[14]。アクシズ独自の高度な技術が投入されており、性能的には次世代に位置する艦となっている。エンドラ級と同世代に建造されたこともあり、単装メガ粒子砲などの装備にも共通のものが見られる。
宇宙世紀0083年には同型艦グワンザンが確認されているため、グワダンよりも先に設計/建造された小型の艦[15]とするのが一般的であるが、グワダンより後に建造されたより大型の艦とする説も一部にある[12][16]。
戦艦としての火力、搭載能力は後のアクシズ艦隊旗艦のグワダンやサダラーンには劣る。しかし艦首上部モビルスーツデッキには大型モビルアーマーを収納や整備できるスペースがあり、全長70mクラスのノイエ・ジールや全高40mのクィン・マンサを搭載していた。グワダンは収容力は上でもこのような構造にはなっていない。なお、下部MSハッチ内側にMSカタパルトが2基ある。
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- 『機動戦士Ζガンダム』『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。初登場は『機動戦士Ζガンダム』46話。
- グワダンが轟沈した後、サダラーンが完成するまでの間、一時的にアクシズおよびネオ・ジオンの総旗艦となる。また、グレミー・トトの反乱時には、トト派の旗艦となった。劇中では沈むシーンは無いが、第一次ネオ・ジオン抗争後の所在は不明。
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- 『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場。
- アクシズ先遣艦隊の旗艦である。艦隊司令はユーリー・ハスラー少将。アクシズは当時まだ交戦意思を持たないため、星の屑作戦終了後のデラーズ・フリート兵の回収と、アナベル・ガトーへのノイエ・ジールの拝領を行った。
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- 小説版『機動戦士Ζガンダム』に登場。
サダラーン
サダラーン級機動戦艦(サダラーンきゅうきどうせんかん、Sadalahn-class Battleship)は、ネオ・ジオンの戦艦である。
それまでのグワンバン級大型戦艦と比較するとやや小型だが、武装は強化されている。MS搭載機数は不明。カタパルトは2基を装備。艦最上部にみえるブリッジはダミーで、メインブリッジはモビルスーツデッキの上にある。大気圏突入能力と大気圏内航行能力があるが、大気圏離脱は不可能。
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- 『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。
- グワダン、グワンバンに続く「ネオ・ジオン」の総旗艦である。第一次ネオ・ジオン抗争の中期からハマーン・カーンが搭乗し総旗艦となる。
- ハマーンは本艦で地球に降下し作戦を展開する。地球での作戦終了後にキリマンジャロ基地に残されることになる。
- コア3に同名同型の艦があり、再び旗艦としてグレミー・トトの反乱軍と艦隊戦を行っているが、この艦についての詳細は不明。
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- ホビージャパン発行のゲームブック『機動戦士ガンダムΖΖ ヘルメス夢幻』に登場。
- 主人公がとらえられたネオ・ジオンの戦艦。女性将校ミディ・ホーソンが搭乗する。
- 主な搭載機は、ガザT、ガ・ゾウム、ドーベン・ウルフ、ズサ、バウbis。
レウルーラ
テンプレート:機動兵器 レウルーラ級大型戦艦(レウルーラきゅうおおがたせんかん、Rewlloola-class Battleship)は、新生ネオ・ジオンの戦艦である。デザインは庵野秀明。
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- アニメ映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、小説およびOVA『機動戦士ガンダムUC』などに登場。
- シャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオンが建造した総旗艦である。
- 第二次ネオ・ジオン抗争当時最大の火力を持つ。MSカタパルトを艦首上下に1基ずつ装備。内部にはシャア専用の個室やリビング・ルームが備えられている。
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では、ルナツー奇襲作戦時以外は作戦士官としてナナイ・ミゲル大尉が同乗した。ルナツー奇襲作戦時は当艦のダミーバルーンを参加させ、スウィートウォーターに温存された。アクシズ宙域における決戦に出撃。地球寒冷化作戦が失敗した後の消息は劇中では不明である。
- 『機動戦士ガンダムUC』において、ネオ・ジオン残党軍「袖付き」の旗艦として登場。艦載するMSの数は10機、ギラ・ズールが主力機。最終局面で「グリプス2」からのコロニーレーザーの軸線上に展開していたため、僚艦のムサカ級2艦とともに消滅した。
- 漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』では、宇宙世紀0090年頃、新生ネオ・ジオンに所属するイリア・パゾム中佐が本艦の艦長として務め、テロリスト集団「カラード」とともに地球連邦軍アラハス隊と交戦している。
脚注
注釈
- ↑ 『戦略戦術大図鑑』ではア・バオア・クー戦に参加した戦艦は「グワジン型3隻」と書かれている場所もあるが「戦艦4隻以上」、「グワジン型も数隻(グワジン、グワデン、アサルム他)が参戦」と書かれている場所もある。
- ↑ 艦名は小説『機動戦士ガンダム』に登場したジオン公国軍宇宙戦艦が初出。ただしグワジン級とは明言されていない。書籍『機動戦士Ζガンダム大事典』ではシャアがアクシズへ向かうときに使ったグワジン級とされ、その後、山口宏の『最期の赤い彗星』にマ・クベの座乗艦であるグワジン級5番艦として登場した。『機動戦士ガンダム』劇中ではマ・クベ艦の名称は不明。
- ↑ 劇場版のシナリオに記述がある。
- ↑ 『GUNDAM OFFICIALS』においても詳細は不明とされている。
- ↑ 名称は小説版『機動戦士ガンダム』から。アニメ版では不明。
- ↑ 小説版では当初ザンジバル級機動巡洋艦として登場するものの、後に戦艦と呼ばれている。
- ↑ これが、同型艦が2隻建造されたという後付け設定の元となった。
出典
関連項目
テンプレート:Gundam-stuben:Gwazine_class_battleship- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 『ENTERTAINMENT BIBLE.39 機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』(1991年発行、バンダイ)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 『ENTERTAINMENT BIBLE.1 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.1 一年戦争編』(1989年発行、バンダイ)。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 『機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』(2001年、講談社)。
- ↑ 『機動戦士ガンダム ジオン新報―秘匿された記録』(1998年発行、ティーツー出版)
- ↑ 5.0 5.1 『ロマン・アルバム50 機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙編』(1982年発行、徳間書店)。
- ↑ 『ニュータイプ100%コレクション20 機動戦士ガンダム0083 オペレーション・プログラム』(1993年発行、角川書店)。
- ↑ 7.0 7.1 『機動戦士ガンダムMSVコレクションファイル 宇宙編』(1999年発行、講談社)。
- ↑ 8.0 8.1 『講談社のポケットカード8 機動戦士ガンダム モビルスーツカード』(1982年発行、講談社)。
- ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 9.4 ボードゲーム『トワイライト オブ ジオン』(1990年発売、ツクダホビー)。
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 『機動戦士ガンダム 一年戦争全史 U.C.0079-0080』(2007年、学研マーケティング)
- ↑ 11.0 11.1 11.2 『機動戦士ガンダムRPGエキスパンション 一年戦争史』(1997年発行、ホビージャパン)
- ↑ 12.0 12.1 12.2 『機動戦士Ζガンダム大事典』(1986年発行、ラポート)。
- ↑ ゲームブック『機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星』(1986年発行、ケイブンシャ)。
- ↑ 『MOBILESUIT GUNDAM0083 STARDUST MEMORY 策謀編』(1992年発行、ケイブンシャ)掲載対比図より。
- ↑ 『ENTERTAINMENT BIBLE.2 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』(1989年発行、バンダイ)
- ↑ 『ニュータイプ100%コレクション 機動戦士Zガンダム メカニカル編2』(1986年発行、角川書店)