ウルトラマングラフィティ おいでよ!ウルトラの国

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/OVA テンプレート:Infobox animanga/Footerウルトラマングラフィティ おいでよ!ウルトラの国』(ウルトラマングラフィティ おいでよウルトラのくに)は、ウルトラマンをギャグアニメ化したOVA。全1巻6話。1990年発売。

概要

ファンシー系の『ウルトラマンキッズ』とは一変し、オリジナルの特徴を忠実に再現したキャラクターデザインで、サラリーマンとして生活するウルトラマンの日常を描いている[1]

本作でデザインされた「ウルトラ文字」は現在でも公式設定としてシリーズで使用されている[1]

登場人物

ウルトラ一族

ウルトラマン一家

ウルトラマン
声 - 田中秀幸
本作の主人公。職業はのセールス。「モタモタモーターズ」のサラリーマンで販売部販売課第一販売係係長第二補佐であり、成績はヒラである。
元々は地球で活躍したヒーローだったが、現在は誰もヒーローを必要としておらず、第2話でマックンの担任の先生(ウルトラマン80)とその他生徒達の父親の争いに参戦し、ウルトラマン本編と同様のリアル等身となって彼らを成敗する。しかし争いが激しくなり教室を滅茶苦茶にしてしまい、他の親達や生徒達に怒りの眼指しで睨まれ、ジェロニモン校長に怒鳴られる。おかげで第1話でのザンボラーとギガスとケムラーとミイラ人間達からの信頼だけではなくダダやドラコとガンダーとエレキングとヒドラとマグマ星人とキングトータスとシーゴラスとケムール星人達からの信頼を失った。以後も本当に誰もヒーローを必要としていないのかと苦悩し続ける。
毎朝早起きしているものの、トイレが長過ぎるため遅刻するのが日常茶飯事。ナレーター曰く「うだつの上がらぬダメ男」。
第1話では前述の通り遅刻し、さらに列車内で他の乗客によって迷惑を被り(ピグモンのバナナの皮で転ぶ、メトロン星人に足を踏まれるなど)、転んだダダによってスリの濡れ衣を着せられたり、警官のゼットンに「空を飛んではいけない」「光線技を出してはいけない」と合計21万円もの罰金を支払う羽目になったりと散々な目にあっている。
第3話では実兄のゾフィーが住んでいる実家に帰省するが、元恋人のジラ子と再会して詰め寄られ、さらにゾフィーの長年の夢であったスイカ畑を荒らしてしまい彼に叱責されたりしたが、何とか危機を回避出来た。
第5話では後輩であるカネゴンのお見合い相手のウー子に、お見合い相手と誤解されて大ピンチに陥ってしまったが、何とか切り抜ける事が出来た。しかしこれと引き換えにバルタン星人とウーは自身らの会社側の信頼を失ってしまい、ウー子が発生させた雪の中に埋められてしまった。
第6話ではウルトラマンキングの財産相続を決定するパーティーに招待されたが、財産の独り占めを企むニセウルトラマンに縛り上げられ、冷凍庫に閉じ込められてしまう。メグ、マックン、メルに救出され、パーティー会場に何とか到着したが、ニセウルトラマンに罪を擦り付けられ、ウルトラ戦士達によって袋叩きの目に遭う。
タイトルを読み上げる際のスペシウム光線を発射する際の音声にウルトラマン本編と同様の初代ウルトラマンの掛け声(中曽根雅夫)のものが流用されている。
メグ
声 - 山田栄子
ウルトラマンの妻。キャストでは「マーマ」。本編では名前を呼ばれていない。メル同様、赤の色が薄ピンクに近い。
マックン
声 - 三田ゆう子
ウルトラマン一家の長男。第2話の授業参観では遅刻を回避するため、校則違反を犯し廊下を飛び教室の壁を破壊しながらも何とか到着した。ニンジンが嫌い。
メル
声- 久川綾
ウルトラマン一家の長女。マックンの妹。

その他のウルトラ族

ゾフィー
声 - 二又一成
本作ではウルトラマンの実兄という設定。喋り方が訛っており、ウルトラマン一家を「おめだず」と呼び可愛がっている。長年の夢であったスイカ畑を完成させ、ウルトラマン一家に「スイカ畑だけは荒らすな」と見学を許可したが、ウルトラマンとマックンとメルの遊びの余波によって畑は破壊。逃げ帰ろうとしたウルトラマン一家に激怒し牛車で追いかけた。第6話での冒頭のキャラ紹介のワンシーンにも一瞬登場している。ウルトラマンキングの300万歳の誕生パーティーには参加しなかった。
ウルトラセブン
声 - 梅津秀行
大会社の社長。土地成金で、毎月家族で宇宙旅行に出かけている。ウルトラの父曰く「ヤクザまがいの地上げと土地転がしで儲けた」らしい。結婚式では、アイスラッガーをウェディングケーキナイフ代わりにされ、文句を呟いていた。第4話ではウルトラマンに車を売り付けられそうになったが、既に1ヶ月前に車両更新済みであったため断った。
ウルトラマンキングの財産相続を決定するパーティーでは「社長である自分こそが財産相続にふさわしい」と主張するが、ウルトラの父に前述の地上げの件を指摘され、タロウを「親離れできないガキ」呼ばわりしたエースに対して「全くその通り」と同意したためにタロウに殴られて乱闘に発展した。しかし、ニセウルトラマンの企みでウルトラマンを責め立てた。
ウルトラマンA
声 - 小林通孝
職業、小説家。ボツ原稿はヤギに食べさせている。ウルトラマンキングの誕生日パーティーで、彼の大好物である水戸納豆をプレゼントに持ってきた。「自分こそが財産相続にふさわしい」と断言したタロウに「いつまでも親離れできないガキに財産なんか渡せるか」と激怒し、乱闘に発展した。
ウルトラマンタロウ
声 - 塩屋翼
職業、銀行員。第1話で居酒屋でウルトラマンと酒をあおっており、地球を懐かしんでいた。
ウルトラマンキングの財産相続を決定するパーティーで「自分こそが財産相続にふさわしい」と断言したが、レオやエースに「親のコネで入社しただけのくせに!」、「いつまでも親離れできないガキに財産なんか渡せるか」と罵倒され、抵抗するもセブンに「全くその通りだ」と追い打ちを掛けられ、彼を殴り乱闘に発展した。
ウルトラマンレオ
声 - 坂本千夏
職業、流しの歌手。弟のアストラも存在する。ウルトラマンキングの財産相続を決定するパーティーで「自分こそが財産相続にふさわしい」と断言したタロウと揉めて乱闘に発展した。
ウルトラの父
声 - 塩屋浩三
タロウの父で、息子の事を心配している。ウルトラマンキングの財産相続を決定するパーティーでは「立派に社長までになったこの俺が貰うべき」と主張したセブンを「ヤクザまがいの地上げと土地転がしで儲けたくせに」と罵倒した。
ニセウルトラマンに拘束され遅刻したウルトラマン一家を軽蔑の眼差しで見つめていたが、一家がセブン、A、タロウ、レオに責められている最中にウルトラの母と共に、逃げようとするニセウルトラマンを発見した。
ウルトラの母
声 - 坂本千夏
タロウの母で、息子の事を心配している。ウルトラマンキングの財産相続を決定するパーティーでは他のウルトラ戦士程自己顕示や欲を出す事はなかったが、ニセウルトラマンに拘束され遅刻したウルトラマン一家を軽蔑の眼差しで見つめていた。
しかしウルトラマン一家が皆に責められている最中にニセウルトラマンの姿を発見し、これが彼らの潔白を証明する切っ掛けとなった。
ウルトラマン80
声 - 郷里大輔
マックンの担任の教師。真面目で校則に厳しく悪戯ばかりする生徒達を注意しているが、毎回必ず自分が悲惨な目にあう。授業参観では生徒らの父親達に文句を言われて逆上し、「私の教育の邪魔をする者はたとえ親でも許さない」とウルトラオーラを放ち乱闘を引き起こしたが、最終的にウルトラマンに止められた。教室を滅茶苦茶にしたウルトラマンを怒りの眼指しで見つめ、彼を迫めたが、瓦礫が頭部に直撃した。第6話でのウルトラマンキングの300万歳の誕生日パーティーには参加しなかった。
ウルトラマンキング
声 - 二又一成
ウルトラマン一族の伝説的英雄であるが、高齢のためか腕っ節や飛行技術は衰えている模様で、灸師の星人ブニョにおを据えてもらっている。
300万歳の誕生日パーティーの主役として登場し、自分の財産を狙って暴れるウルトラマン(ニセウルトラマン)の姿を監視カメラで見て、彼にはびた一文も財産を与えないと決める。軽蔑の眼差しで「ウルトラの一族ともあろう者が財産を独り占めしようとして暴れまわるとは似ての外じゃ!」と本物のウルトラマンを責めた。その後、本物のウルトラマンの潔白が証明されたが、ウルトラマン一家に愛想を尽かされ、他のウルトラ戦士と共に慌てて逃げ出した。葉巻根性焼きと洗礼光線が必殺技。
ウルトラマンジャック
声 - なし
本編では第6話でセブンが経営する店舗の回想シーンに登場。ウルトラマンキングの300万歳の誕生日パーティーには参加しなかった。
アストラ
声 - なし
レオの弟。第6話で兄の演経営する流しの歌手の客として登場。ウルトラマンキングの300万歳の誕生日パーティーには参加しなかった。

モタモタモーターズの社員

バルタン星人
声 - 塩屋浩三
ウルトラマンの上司であり、モタモタモーターズ第一販売部部長。バル夫の父親。
ウルトラマンは会社では「バルタン部長」、授業参観では「バルタン星人」と呼び分けている。第1話では遅刻したウルトラマンに対し「今何時だと思っている」と呆れ、「君には一生出世の見込みがない」と睨みを利かせた。
第4話ではセールスに落ち込んでいたウルトラマンに鼓舞激励した。
お馴染みの「フォッフォッフォッ」という笑い声も発するが、その際にはウルトラマン本編と同様の鳴き声(SE)が使用されている。授業参観ではバル夫にマックンの校則違反をばらされたウルトラマン夫妻を笑う等、少々嫌味な一面もある。校則絡みで80先生が他の父親らに抗議されている最中に息子のバル夫がエレ助に攻撃された時は、エレ助を殴ってバル夫を助けた。
第5話のカネゴンの結婚式では、ウルトラマンに惚れたウー子の気持ちを考慮し、また、会社側の信頼を損失しないためにもウルトラマンと無理やり結婚させようとしたが、彼がウー子との結婚を拒んだため、信頼を失ってしまったと同時にウー子が降らせた雪の中に埋められてしまった。
カネゴン
声 - 小林通孝
ウルトラマンの後輩だが、第1話で彼が遅刻した際に「先輩がいないせいで大変だった」と呆れるなどあまり尊敬していない様子。
花嫁を募集しており、泣いている女性に「この世は悲しいことばかり。泣くんなら僕の胸の中で泣け」と慰める毎日を送っているが、相手にされない。趣味は「貯金」。OPでは口から大量の金を放出したが、本編では巨大5円玉一つのみ。すくすくスクールの保護者の別個体も姿を見せている。
第5話で、ウーカンパニーの社長の娘のウー子とお見合いをするが、彼女がウルトラマンに惚れたため、彼女との結婚を絶たれてしまう。そして「僕の立場はどうなる」とバルタン星人に抗議するが、ウー子の父に「結婚式が終わるまでじっとしててくれ」と雪の中に埋められる。しかしウルトラマンがウー子との結婚を拒んだ際、再び孤独となったウー子に前述のように慰めるも花束で叩かれ、再び雪の中に埋まった。
レッドキング
声 - 坂本千夏
社内のアイドルOLとして登場。
第1話では遅刻したウルトラマンに呆れ軽蔑するが、第4話で車のセールスに落ち込んでいた彼を激励した。
ギャンゴ
声 - 二又一成
成績は優秀。実家はカキ氷屋。喜ぶと「ギャンゴ〜」と吠えるが、普通に言葉も発する。また、すくすくスクールの保護者としても登場している。ウルトラマンが遅刻したときは他の社員共々呆れ顔を見せた。
スカイドン
声 - 郷里大輔
他の社員と共に姿が確認できる。列車の乗客としても登場。いつも寝ぼけた顔をしており、社内でも寝ている姿が見られる。ウルトラマンが遅刻した際は他の社員共々呆れ顔を見せた。動作は鈍く歩行すると地響きが発生し、OPでは荷物を抱えたウルトラマンを転倒させた。本編ではキバの色は白だが、OPではグレーである。

すくすくスクールの教員・生徒

ジェロニモン
声 - 梅津秀行
「すくすくスクール」の校長。普段は温和な性格だが、教室を滅茶苦茶にしたウルトラマンに対し「親が学校の規則を破ってどうするんだ」と怒鳴り付けて、その怒鳴り声は学校を崩壊させた。
ピグモン
声 - 塩屋浩三梅津秀行(第5話のみ)
事務員。生徒達に破壊された壁をよく修理する。第1話では列車内でバナナを食い、ウルトラマンやダダを転倒させた。第4話でウルトラマンに車を売り付けられたが、運転免許を取得していないため買わなかった。喋り方が訛っている。第5話では梅津が声優を担当しており、喋り方が異なる。結婚式ではウー子がカネゴンとの結婚を拒否した直後、遅刻したウルトラマンに「私が愛しているのはウルトラマンさんです」と告げた際に驚いた素振りを見せた。
バル夫
声 - 塩屋翼
マックンのクラスメートで、学級委員長。バルタン星人の息子。生徒らの保護者の前でマックン達の校則違反をばらし、自分達からこれ以上違反がないように誓う事を促す等、父親に似て少々嫌味な性格。ウルトラマン曰く「親子揃ってバルタン星人に頭が上がらない」。その後、校則違反をばらされた一人であるエレ助の電撃で痺れてしまうが、父親がエレ助を殴り息子を助けた。しかし、教室を滅茶苦茶にしたウルトラマンを迫害した。
ドラカズ
声 - なし
マックンのクラスメート。ドラコの息子。マックンに続き遅刻を回避するため、校則違反を犯し廊下を飛んでいた。
エレ助
声 - 真柴摩利
マックンのクラスメート。エレキングの息子で実家は電気店。マックンと校内で光線技で対決したが、自身が放つ放電光線で階段の一部を破壊してしまった。自身の校則違反をばらしたバル夫を「裏切り者」呼ばわりし尾の電撃攻撃で痺れさせるが、彼の父親であるバルタン星人に殴られた。
ヒド吉
声 - なし
マックンのクラスメート。ヒドラの息子。残した給食を口から吐く火で炎上させたが、他の生徒達や親達共々教室を滅茶苦茶にしたウルトラマンを怒りの眼差しで見つめ、彼を迫害した。
ミニトータス
声 - 神代知衣
マックンのクラスメート。キングトータスとクイントータスの息子。動作は鈍くバスケは苦手だが、剣道は得意でマグマ星人と対決した。最終的には甲羅に引っ込み、自らが竹刀となった。
シー子
声 - なし
マックンのクラスメート。シーゴラスとシーモンスの娘。
マグマ星人
声 - 塩屋翼
マックンのクラスメート。ミニトータスとの剣道対決で序盤では苦戦するも、隠し持っていたサーベルの先端からレーザー光線を発射し、最終的にはマグマサーベルで乱闘した。これには80先生も呆れていた。第5話では、メスとして別の個体もアイドルグループとしてTV番組に登場している。
他の生徒たち
カネゴン、ピグモン、ギャンゴ、ダダ、ジャミラ、メトロン星人、ケムール人、ガンダーが登場。

その他の住人・登場人物

ゼットン
声 - 二又一成小林通孝(第5話のみ)
ウルトラの国の警官。空を飛んだり、光線を発射したりするウルトラマンから度々罰金(合計21万円)を徴収し、減点を行う。毎回罰金を払ってるという理由で車を売り付けようとしたウルトラマンに対しセールスを拒否した。かつての強敵である故か、ウルトラマンにとっては最も頭が上がらない存在である様子。ウー子とカネゴンの結婚式にも参加した。その後ウー子がカネゴンとの結婚を拒否した際に驚いていた。
サドラ
声 - 小林通孝
車掌として登場。切符を挟む際に誤ってウルトラマンの手を挟んでしまったため謝罪する。ウルトラマンによると「毎日」との事である。
ナックル星人
声 - なし
駅構内の改札口でウルトラマンの後方に並んでいた。
ダダ
声 - 塩屋翼
列車内でスリを働いていたが、ピグモンが放り出したバナナの皮で転倒。その拍子にウルトラマンの手に盗んだ財布等が渡り、その罪を擦り付ける事に成功した。これによってウルトラマンは完全に濡れ衣を着せられ、他人に信頼される自信を失ってしまい列車から逃げ出した。車内を移動している際にはウルトラマン本編と同様にA・B・Cと目付きが変化して行く。すくすくスクールの保護者としても登場している。その後他の親達や生徒達共々教室を滅茶苦茶にしたウルトラマンを怒りの眼指しで見つめて迫害した。OPではバイクを操るチンピラとして登場している。
ザンボラー
声 - 郷里大輔(第1話)、二又一成(第5話)
列車の乗客とモタモタモーターズの社員として登場。激怒すると背びれから熱い熱を発光する。第1話では車内をうろついていたウルトラマンをスリと誤解し、激しく責め立てた。第5話ではウー子とカネゴンの結婚式の客としても登場しても、ウー子に「とっとと帰ろうぜ」と愛想を尽かした。OPではメスも登場しているが、本編では男のみ登場。
ギガス
声 - 梅津秀行
列車の乗客として登場。また、すくすくスクールの生徒としても一瞬登場している。第1話では車内をうろいていたウルトラマンをスリと誤解し、激しく責め立て、ウルトラマンの手にダダが窃盗した財布が渡った時は疑っていた。常にラジカセ付属のイヤホンを肌身離さず装着している。歌うと吹雪が発生する。
ケムラー
声 - 塩屋浩三(第1話)、塩屋翼(第5話)
列車の乗客とウー子とカネゴンの結婚式の客として登場。第1話では車内を彷徨いていたウルトラマンに対してスリと誤解し、激しく責め立てた。第5話では、カネゴン(後にウルトラマン)とウー子の結婚を祝福した。とても口が臭い。その後ウー子がカネゴンの結婚を却下した際、驚いた素振りを見せた。
メトロン星人
声 - 真柴摩利
列車の乗客として登場。車内でウルトラマンの足を踏んでいた。その後スリと誤解され、抵抗したウルトラマンに対し、頷いていた。喋ると赤い結晶体が発光する。すくすくスクールの保護者としても登場している。その後他の親達や生徒達共々教室を滅茶苦茶にしたウルトラマンを怒りの眼差しで見つめて迫害した。
ミイラ人間
声 - 坂本千夏
列車の乗客として登場。電車内でウルトラマンの尻を触り、壁をぶち壊した彼にウィンクした。その後、車内をうろいていたウルトラマンをスリと誤解し、激しく責め立てた。前述の通り男性言葉で会話する。一人称は「あっし」。
ポール星人
声 - 塩屋翼
列車の乗客として登場。普段は宙に浮いているが、車内で空いている席に着席しようとしたウルトラマンを退け、彼に「ただ浮かんでいる奴」ともっともな発言をぶつけられる。
列車に乗車している怪獣、宇宙人
メフィラス星人、バキシム、キーラ、ナース、ヒッポリト星人、ザゴラス、ブルトン、タイショー、タガール、アクマニア星人(隕石)、ノーバ、チブル星人、ロボピグ、ブラコ星人、タッコング、セブンガー、ナギラ、ボーグ星人、バリケーン、ピッコロ、キングマイマイ、イカルス星人、シーゴラス、ペガッサ星人、ワイルド星人、ペギラ、シーボーズ、ネロンガ、ガッツ星人、ポール星人、ムルチ、ブラックキング、レッドキング(男性)、ババルウ星人、ナメゴン、ガブラ等が登場。
M1号
声 - 神代知衣
居酒屋の店長。ウルトラマンに「秋刀魚が生焼けだ」と文句を付けられた。
ドラコ
声 - 梅津秀行
ドラカズの父。廊下を飛んではいけないという校則に不満を抱いており、授業参観に訪れた際に80先生に「空を飛んじゃいけない規則が気に入らない」と真っ先に文句を付けた。さらに自分の羽を団扇ではないと怒鳴りつけた。その後、他の父親らと共に80先生に襲い掛かるが、最終的にウルトラマンに成敗された。そして、教室を滅茶苦茶にしたウルトラマンを激しく非難した。
エレキング
声 - 田中和実
エレ助の父。電気屋を営んでおり、授業参観に訪れた際に「電気屋の息子が放電光線を禁止したら、商売あがったりだ」と80先生に文句を付けたが、最終的にウルトラマンに成敗されている。その後もウルトラマンを迫害した。
ウルトラマンが仕事に同行した際に火災報知器ランプを誤って破壊してしまったが、その後ランプの代わりを努めたウルトラマンの熱意に心を打たれた。レオの演経営する歌手の客やウー子とカネゴンの結婚式の客としても登場している。OPでは息子と共に放電光線で線香花火をし、ウルトラ一家を痺れさせた。
ヒドラ
声 - 小林通孝
ヒド吉の父。息子の授業参観に訪れた際、80先生に「たまには息子の吐いてくれた火でタバコを吸って見たい」と文句を付けたが、最終的にウルトラマンに成敗されている。その後もウルトラマンを迫害する。列車内の客としても登場。
ガンダー(父親)
声 - 二又一成
息子の授業参観に訪れた際、ドラコ同様、廊下を飛んではいけないという校則に対して不満を抱いており、「この羽は一体、何のために付いてると思っている」と80先生に文句を付けた。その後、他の父親らと共に80先生に襲い掛かるが、最終的にウルトラマンにウルトラ水流を掛けられ成敗されている。その後も、ウルトラマンを迫害した。
マグマ星人(両親)
声 - 梅津秀行(父親)、坂本千夏(母親)
夫婦で息子の授業参観に訪れた。父親は規則に厳しい80先生に「たかが教師の癖に、親に断りもなく子供に指図するな」と文句を付け、他の父親らと共に80先生に襲い掛かるが、最終的にウルトラマンに成敗された。そして、ウルトラマンを迫害した。母親はミニトータスとの剣道で苦戦する息子の姿を見て「不公平だと思わないか」と抗議した。両者とも口の部分が露出している。
キングトータスとクイントータス
声 - 梅津秀行(キングトータス)、坂本千夏(クイントータス)
ミニトータスの両親で、授業参観に訪れた際にバスケに苦戦する息子の姿を見て80先生に「不公平ではないのか。息子の得意な種目をやらせてくれ」と抗議した。
シーゴラスとシーモンス
声 - 小林通孝(シーゴラス)
シー子の両親で、娘の授業参観に訪れた。その後他の親達や生徒達共々教室を滅茶苦茶にしたウルトラマンを怒りの眼差しで見つめ、彼を迫害した。
盆踊りで踊ってる怪獣、宇宙人
アシュラン、ジヒビキラン、モチロン、イダテンラン、ベロン等が踊っている。太鼓はメトロン星人、はノンマルト。
ジラ子
声 - 坂本千夏
ウルトラマンの元恋人のジラースの女性。ウルトラマンが都会に旅立つ際に告げた「大会社の社長になって君を迎えに来る」という約束を信じて彼を待っていた。しかし、他の女と結婚し、まだ社長になっていないウルトラマンは嘘をついてしまう。ウルトラマンを「トラちゃん」と呼び慕う。結婚式の客としても登場しているが、この時は特にウルトラマンに対して言及も絡みもしなかった。
ゴドラ星人
声 - 梅津秀行
喫茶ゴドラのマスター。火災報知器の立ち入り検査の際は、破損したランプの代わりを努めていたウルトラマンに「スイッチオーン! スイッチオーフ!」と合図を送り、ファイヤー星人には昔はボーイスカウトで叫ぶ癖があったと誤魔化した。
ファイヤー星人
声 - 郷里大輔
消防庁隊員。第4話で火災報知器の立ち入り検査のため、喫茶ゴドラを訪問した。火災報知機のランプ(ウルトラマン)が喋っているのに対し驚く。
一の谷博士
第5話で(ケンタッキーのカーネルサンダースの人形)人形として登場。
ピット星人
声 - 坂本千夏真柴摩利
第5話でドレスの買い物をしていた所をカネゴンにナンパされたが、変態呼ばわりし彼を殴打する。ウルトラセブン本編と同様2人存在する。
ゴーロン星人
声 - 山田栄子
バーで号泣していた所をカネゴンに慰められたが、花束で叩いた。
ゴース星人、ダンガー、ミクラス
お見合い写真として登場。
ウー
声 - 郷里大輔
ウーカンパニーの上司で、ウー子の父親。猛吹雪を発生させる能力を備えている。結婚式ではウルトラマンに惚れたウー子の気持ちを考慮し、また、会社側の信頼を損失しないためにもウルトラマンと無理やり結婚させようとした。元々の結婚相手であるカネゴンに文句を付けられて、「式が終わるまでそこでじっとしていてくれ」と氷漬けにした。しかしウルトラマンがウー子との結婚を拒んだために信頼を失ってしまい、バルタン星人共々娘が発生させた雪の中に埋まってしまった。
ウー子
声 - 神代知衣
ウーカンパニーの一人娘。父親と同様、猛吹雪を発生させる能力を備えている。カネゴンのお見合い相手として招待されたが、ウルトラマンに惚れてしまう。しかしウルトラマンに断られ、悲しみながら雪を発生させ、周りの客を雪に埋めてしまった。その後カネゴンに説得されるも、花束で彼を殴り雪の中に埋めて去っていった。
キングジョー
声 - 塩屋翼
結婚式の神父として登場した。
ケムール人
声 - 二又一成
車販売店の店長として登場。車を売り付けようとしたウルトラマンを追い出した。すくすくスクールの保護者としても登場した。
星人ブニョ
声 - なし
灸師として登場。ウルトラマンキングにお灸を据えていた。前掛けが垂れた状態での登場。
ニセウルトラマン / ザラブ星人
声 - 田中和実(ザラブ星人)、田中秀幸(ニセウルトラマン)
ウルトラマンの偽者。かつて地球での戦いでウルトラマンに敗れた事に対して激しい増悪を燃やし、その恨みを晴らすため、彼に成り済まし財産を独り占めすると同時に第1話でのダダと同様、その罪を擦り付ける事に成功した。しかしその後ウルトラマンキングの洗礼光線によって正体を見破られてしまい、謝りながら逃げ帰っていった。
本編ではニセウルトラマンとしか呼ばれていない。キングへのプレゼントには、「モナリザの苦笑い(モデルはババルウ星人)」という幻の名画を持参した。なお、ザラブ星人の声は加工されている。
オルフィ、ラゴン、コロ星人
音楽室に肖像画が飾られていた(オルフィはきれいな声で歌を歌う、ラゴンは音楽を聴くと踊りだす、コロ星人は音楽好きという設定のため)。
ナレーター
富山敬
声のみ登場で、素顔は一切登場しない。ウルトラマンに毒舌を吐くこともある。

スタッフ

  • 監督:笹川ひろし
  • 脚本:橋本裕志
  • キャラクターデザイン:二宮常雄
  • 音楽:円谷音楽出版
  • 音楽プロデューサー:玉川静
  • 音響監督:松浦典良

作品リスト

1.通勤電車でシュワッチ!
ある日、早起きしたウルトラマン。歯を磨き、ナンダミンをし、目を磨き、新聞を読みながらトイレへ向かう。しかし、トイレが長引いたために遅刻しそうになってしまう。空を飛んで会社に向かうものの、警官のゼットンに発見され、8万円もの罰金を支払う羽目になってしまう。ウルトラの星の憲法には空を飛んではならない規則が存在するのである。やむなく電車に乗って会社に向かうウルトラマンだったが、その後も彼に様々な災難が降りかかる。
2.授業参観でシュワッチ!
ウルトラマンの息子、マックンが通学する小学校、「すくすくスクール」は校則が厳格に定められている(廊下を飛んではいけない、残した給食を火炎で焼いて誤魔化してはいけない、校内で光線技を使ってはいけない等)が、毎回生徒達による校則違反が後を絶たず、この事で80先生は頭痛に見舞われる。その翌日、授業参観が開催される。学活の授業で生徒の父親らが80先生に抗議し、やがて乱闘に発展する。
3.生まれ故郷でシュワッチ!
都会で疲れた心を癒すために、ウルトラマン一家は実兄ゾフィーの実家へ里帰りする。その後、兄の勧めで牛車に乗り、生まれ故郷を回る事にするが…。
4.セールスでシュワッチ!
この所ウルトラマンは車のセールスに伸び悩んでいた。しかし社内のアイドルのレッドキングに激励され、一気に気合が入った。その日ウルトラマンは、エレキング親子の仕事に同行するが、喫茶ゴドラにてエレキングが誤って火災報知器のランプを破壊してしまう。しかもその日は消防署からファイヤー星人が火災報知器のチェックに訪れる日だった為、ゴドラ星人とエレキングは困り果てる。その時ウルトラマンが取った行動とは・・・?
5.怪獣見合いでシュワッチ!
ウルトラマンの会社の後輩、カネゴンは独身。そのため、ウルトラマンはカネゴンのお見合いをセッティングすることにする。その結果選ばれたのが「モタモタモーターズ」の取引先の「ウーカンパニー」の社長の娘、ウー子だった。数日後2人はお見合いをするが、ウー子は恥ずかしさの余り間違えてウルトラマンの方を注目してしまったため、後々大騒動に発展してしまう。
6.相続争いでシュワッチ!
ウルトラの国一番の大金持ちがいた。彼の名はウルトラマンキング。彼の誕生日パーティーに数多くのウルトラ戦士が出席するのだが、ウルトラマンはニセウルトラマン(ザラブ星人)に拘束され、家の冷蔵庫に閉じ込められてしまう。パーティー会場に現れたニセウルトラマンは、パーティーのもう一つの目的は莫大な財産の相続者を決めることであると皆に告げ、それが原因で乱闘騒ぎに発展する。一方その頃、ウルトラマン家では本物のウルトラマンが救出され、一家揃って急いでパーティー会場に向かうことになる。パーティーの乱闘はニセウルトラマンが勝利するが、一部始終を見ていたキングはウルトラマンにだけは財産をびた一文もやらないと激怒。逃亡するニセウルトラマンは皆に追いかけられる。そして、無人になったパーティー会場に本物のウルトラマンと妻子が現れたのだが…。

脚注

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関連項目

テンプレート:ウルトラシリーズ
  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite book