うたばん
テンプレート:大言壮語 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『うたばん』(UTABAN)は、1996年10月15日から2010年3月23日まで13年半、TBSで放送されていた音楽バラエティ番組。名は「歌番組(うたばんぐみ)」の略からきている。スペシャルの際は番組名が『とくばん』になる[1](なお、本項では『とくばん』についても併せて記述する[2]。)。2007年4月19日から字幕放送を実施、2008年4月10日よりハイビジョン制作になっている。放送400回を記念した「ザテレビジョン」での特集では「音楽番組界の大ベテランにして異端児」と評されていた[3]
目次
概要
番組の変遷と視聴率
放送時間帯は、1996年10月の開始当初から1999年3月までと2009年10月から番組終了までが毎週火曜日21時台、1999年4月[4]から2009年3月までは毎週木曜日20時台[5]、2009年4月から9月までは毎週日曜日20時台[6]だった。
また、1999年9月から2005年9月の「とくばん」[7]の場合、毎日放送(MBS)や中部日本放送(CBC)、RKB毎日放送(RKB)、中国放送(RCC)、山陽放送(RSK)などJNN系列局の一部では自社制作番組または他系列の番組を18:55 - 20:00に編成する関係上、1時間の編集版に縮小され20:00 - 20:54に放映された(自社制作番組を休止して、「とくばん」を18:55から放送する場合もある)。
視聴率は放送開始当初から2009年3月まではCD売上減少や少子化の影響もあって、『とくばん』を含めて1桁で推移することはたびたびあったものの、ある程度の人気を得ていた。特に木曜夜8時枠時代は「マジカル頭脳パワー!!」を終了へと追い込んだ。
しかし、『総力報道!THE NEWS』が放送される影響から日曜日20時台に移動となった2009年4月以降はほぼ1桁で低迷。『大河ドラマ』(NHK)、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ)、『ジャンクSPORTS』(フジテレビ)、『大改造!!劇的ビフォーアフター』(テレビ朝日、番組制作は朝日放送)、『日曜ビッグバラエティ』(テレビ東京)などの裏番組に惨敗する日々が続き、時間帯最下位を推移するなど、深夜番組並みの低視聴率を記録した。このため、この時間帯での放送は半年間で終了。10年半ぶりの放送となる火曜日に移動すると、2009年10月20日の『とくばん』が関東地方で13.3%、名古屋地方で18.8%を獲得し、ある程度の人気を取り戻した。ただし、11月10日までは本放送をせず、内容も過去の名場面、過去の映像を多用する『とくばん』でつなぐことになり、歌謡曲ならびに演歌系のアーティストも(時折であるが)出演するようになった。『お茶の水ハカセ』[8]が放送を開始した11月17日以降は21時台での通常放送が本格的に始まったが、1桁になる回がまだ多いものの、低くても8%前後は推移するようになり日曜日時代よりは改善されていた。
番組最高視聴率は2001年3月1日の宇多田ヒカル2回目の登場の回で25.0%(ビデオリサーチ調べ)。
無期限活動休止発表とその後の展開
上述のように2009年4月の日曜8時引っ越し以降視聴率が芳しくないことから2010年3月23日に生放送によるトーク総集編の「とくばん無期限活動休止SP」が放送され、13年半の放送を終了。『うたばん』の最終回については後継番組の『ザ・ミュージックアワー』(同年4月20日から9月14日まで放送)へ発展的終了という位置付けから、新聞欄には(終)のマークは印刷されなかったが、『ザ・ミュージックアワー』は約半年で終了したため事実上半年後の2010年9月に最終回が放送された。
出演者
司会(MC)
準レギュラー
- 山内あゆ(TBSアナウンサー)
- 出演時の肩書は、主に「うたばん専属アナウンサー」と表記される。
- 2006年4月27日放送分にて、同僚とともにTBS女子アナ軍団として出演した際、ゲスト相手に回文を連発。同年6月以降は準レギュラーとなり、クイズコーナーなどで進行役を務めているが、その出演の際には出演アーティストを題材にした回文を披露する事が恒例となっている。
- 2007年8月2日放送分はおたふく風邪を患い出演できず、クイズコーナーの進行は同期の久保田智子が務めた。
- 2008年10月より産休。この間は実質的な代役として前述の久保田もしくは同年入社の新人アナウンサーの枡田絵理奈が不定期に出演していた。2009年4月26日の放送で山内が復帰。
- 前野重雄(「うたばんお宝鑑定団」団長)
- テレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』でスポーツ・社会ものの鑑定士として約10年つとめた元活字系ジャーナリスト。2001年、うたばんに鑑定コーナーをパロディ的に登場させて以来、当初はスポット的出演だったものが、このコーナーの定着化で準レギュラーとなった。ゲスト出演者らの持ち物である品々を、時おり専門ジャンルのプロをまじえて市場価格を語っていた。
マスコットキャラクター
- うたまるくん
歴代番組記録
視聴率
順位 | 率 | 日付 | 歌手名 | 内容 |
---|---|---|---|---|
1 | 25.0% | 2001年3月1日 | 宇多田ヒカル | アンケートで気になる人として挙げた岡田准一(V6)が登場。 |
2 | 24.5% | 2000年6月29日 | 山崎まさよし&宇多田ヒカル | 山崎と宇多田がHappy Birthdayをコラブ。 |
3 | 20.5% | 2000年3月30日 | モーニング娘。 | 恋のダンスサイト・メンバー対抗すべり台クイズ |
4 | 19.9% | 2007年9月16日 | 宇多田ヒカル | 小島よしおが登場。 |
5 | 19.7% | 2000年8月31日 | SMAP | 子供たちにSMAPが自己紹介。 |
6 | 19.1% | 2002年2月28日 | モーニング娘。 | そうだ!We're ALIVE・保田大明神スペシャル。 |
7 | 18.7% | 1997年8月19日 | SPEED | SPEEDの恋愛事情。 |
8 | 18.6% | 1997年12月23日 | KinKi Kids | 堂本剛の気になる発言。 |
9 | 18.5% | 1999年6月24日 | SMAP | 中居正広への素朴な質問 |
2000年2月3日 | モーニング娘。 | 恋のダンスサイト・ぶら下がり対決、モー娘を卒業したら? |
出演回数
他番組で誕生した歌手・ユニット
企画
この項ではこの番組での企画について記す。主に長期に渡って続けられている(いた)ものを挙げる。
うたばんランキング
番組開始当初(1996年)から1999年ごろまで、オリコンチャートを元にシングルTOP20、アルバムTOP10を発表していた。時間の都合で、カットされたり、短縮(シングルTOP10、アルバムTOP5)の場合もあった。また、1996年のみ年間ランキングも発表した。この時は、CDTVと同じものであった。 これとは別に企画として番組1周年記念で、ゲストライブに登場したアーティストの曲でTOP100を発表したこともある。
うたばんF・N・S歌謡祭
1999年から2002年までは同時間帯の裏番組にフジテレビのFNS歌謡祭がぶつかり、大半のアーティストが出演できないことがあった。その時番組では、今後注目の若手アーティストやお笑い芸人を集め『うたばんF・N・S歌謡祭』と題し、野球推薦などの企画や、「うたばんのど自慢」という企画も行った。
大日本名曲歌謡史昭和と平成のベスト50 大発表とくばんSP!
2009年10月20日19:55-21:48(JST)に生放送。全国1万人アンケートを元に昭和と平成それぞれの名曲ベスト50を発表する。バラエティー要素は少なく正統派音楽番組として進行した。
- 昭和と平成の名曲ベスト50
- 歴代ジャニーズ・ヒット曲集
- 洋楽カバー・ヒット曲集
スタッフ
最終回時点
- 構成:秋元康、野村正浩、小原信治、樋口弘樹、加藤智久、いまぷくけんじ、若尾守重、美濃部達宏
- リサーチ:川上共子、播田ナオミ、矢島悦子、谷岡千江里
- 技術協力:エヌ・エス・ティー、ラ・ルーチェ、TAMCO、東通
- 編成:片山剛
- AP:久松理絵
- 中継ディレクター:伊藤秀人、高野正範、伊藤大基、宮川誠士、松尾智和
- ディレクター:石黒光典、伊藤雄介、hanako
- プロデューサー:古谷英一
- チーフプロデューサー:大木真太郎
- 製作著作:TBS
過去のスタッフ
脚注
外部リンク
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