高見知佳
高見 知佳(たかみ ちか、本名:高橋房代、1962年7月9日 - )は、愛媛県新居浜市出身の、女優・歌手・タレント。泉川小学校、泉川中学校、嘉悦女子高等学校卒業。
来歴・人物
小学校高学年から中学校にかけて、新居浜少年少女合唱団に所属。団のリーダー的存在として、またムードメーカーとして、団員や指導者たちからの信頼を得ていた。
1978年、中学生の時、今治市で収録されたラジオ番組ののど自慢に参加、そこで25人に勝ち抜きスカウトされる[1]。上京後、田辺エージェンシーに所属し、1978年、コロムビアからアイドル歌手でデビューを果たす。
高見自身アイドル歌手としてはヒット曲にあまり恵まれなかったものの、1984年に発売された「くちびるヌード」では資生堂・春のキャンペーンCMソングとして、フジテレビ『夜のヒットスタジオ』など当時の音楽番組でよく披露していた。またTBS『ザ・ベストテン』には「今週のスポットライト」で、さらに日本テレビ『ザ・トップテン』には「話題曲コーナー」で、それぞれ同番組への初出演を果たした。
映画『蒲田行進曲』など、多数の映画・TVドラマ・舞台に出演している。土曜の昼下がりを共演の藤村俊二と共に独自の世界を展開した生放送のテレビ情報番組『TVグラフィティ』では、高見がVTRの前に「かっふん、かっふん、かっふん」と叫ぶ謎の言語(VTRの情報件数に応じて「かっふん」と言いながらマイクのスイッチである"カフ"を切った)が名物だった。
2001年7月20日、メキシコ系アメリカ人コーディネーター、マーク・エスパーザと結婚。
日本テレビの情報番組『追跡』(1988年4月4日 - 1994年3月25日)では、青島幸男と二人で司会を務め、青島が東京都知事に出馬する直前まで番組は続いた。
また、芦屋雁之助主演のフジテレビ系ドラマ『花王名人劇場 裸の大将放浪記』では、八幡学園の生徒で、山下清(芦屋雁之助)に想いを寄せる「よめこ」役を演じた。
現在は沖縄県読谷村在住。そのせいか、地方での仕事が多い。夫の経営する『オブリガード』というメキシコ料理の飲食店を手伝っている。最近では沖縄県の地元銀行やミネラルウォータ等のCMに出演している。
2010年3月21日、NHKの「春“スタパ祭り2010”」の企画として、かつて『スタジオパークからこんにちは』で共に司会を務めた堀尾正明との10年ぶりのコンビでトークショーを開催した。
シングル
- シンデレラ (1978.11.01) 作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
- (c/w) 雲のじゅうたん 作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
- シルエット (1979.02.01) 作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
- (c/w) ラヴ・ハンター 作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
- お嬢さんお手やわらかに (1979.05.01) 作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
- (c/w) サミー 作詞:橋本淳、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀
- ミスター・レイン (1979.08.01) 作詞:門谷憲二、作曲:西島三重子、編曲:萩田光雄
- セザンヌの絵 (1979.11.01) 作詞:門谷憲二、作曲:西島三重子、編曲:松井忠重
- ミスティー・ブルー (1980.02.01) 作詞:竜真知子、作曲・編曲:馬飼野康二
- リリース当時に股関節脱臼のため一時休業。
- (c/w) イエスタデイズ・メロディー 作詞:竜真知子、作曲・編曲:馬飼野康二
- 誘惑の熱い砂 (1980.07.01) 作詞:竜真知子、作曲:馬飼野康二、編曲:船山基紀
- (c/w) デイタイム・フラッパー 作詞・作曲:兵藤未来、編曲:船山基紀
- ビコーズ・ビコーズ (1980.10.01) 作詞:竜真知子、作曲:馬飼野康二、編曲:萩田光雄
- この曲は、当初「ミスティーブルー」の次のシングルとして発売が予定されていたが、上記の理由で当初予定より発売日が延期となったため、季節感がずれ、代わりに「誘惑の熱い砂」を制作。秋の作品として本作をリリース。
- (c/w) 失恋ばなれ 作詞:竜真知子、作曲:馬飼野康二、編曲:萩田光雄
- 心のシャイニング・スター (1980.11.01) 作詞:竜真知子、作曲:馬飼野康二、編曲:松井忠重
- ジャングル・ラブ (1981.03.01) 作詞:安井かずみ、作曲・編曲:加藤和彦
- (c/w) Call me tonight 作詞:安井かずみ、作曲・編曲:加藤和彦
- ボーイ・フレンド (1981.09.01) 作詞:安井かずみ、作曲・編曲:加藤和彦
- (c/w) 今夜がその時 作詞:安井かずみ、作曲・編曲:加藤和彦
- ロマンティック・アドベンチャー (1981.11.01) 作詞:竜真知子、作曲:小杉保夫、編曲:戸塚修
- 赤い涙 (1982.05.21) 作詞:岡田冨美子、作曲:松宮恭子、編曲:若草恵
- (c/w) ピエレット 作詞・作曲:松宮恭子、編曲:若草恵
- 夏を選んで (1983.10.01) 作詞:秋元康、作曲:鈴木キサブロー、編曲:川村栄二
- (c/w) エトセトラ 作詞:竜真知子、作曲:鈴木茂、編曲:若草恵
- くちびるヌード (1984.02.01) 作詞・作曲:EPO、編曲:清水信之
- キャベツから恋が生まれれば (1984.04.21) 作詞:荒木とよひさ、作曲:大野克夫、編曲:菊池ひみこ
- 上海エトランゼ (1984.05.21) 作詞・作曲:EPO、編曲:清水信之
- 深夜劇場 (1984.09.21) 作詞:松井五郎、作曲:長渕剛、編曲:船山基紀
- (c/w) 悲しみよ こんにちは 作詞:松井五郎、作曲:長渕剛、編曲:船山基紀
- 怒濤の恋愛 (1985.06.21) 作詞:戸川純、作曲:矢野顕子、編曲:戸田誠司
アルバム
- ファースト・デイト
- ペーパー・ムーンに腰かけて/高見知佳Ⅱ
- 蜜の味~A taste of 3rd~
- Sing sing Singles(ベスト)
- Rendez-Vous
- 3/6(ベスト)
- 高見知佳ベスト(ベストCD)
出演作品
テレビドラマ
- やる気満々(TBS系、1979年)
- 熱中時代 教師編2(日本テレビ系、1980年)- 田丸笑子
- ときめき十字星(テレビ東京系、1980年)
- おてんば宇宙人(日本テレビ系、1981年)
- おんな太閤記 (NHK大河ドラマ、1981年)- 千姫
- 裸の大将放浪記(関西テレビ制作・フジテレビ系、1982年〜)- よめこ
- 右門捕物帖(日本テレビ系、司会、1982年)
- 江戸川乱歩の美女シリーズ(テレビ朝日、1983年〜)- 文代(二代目)
- 出逢い・めぐり逢い(TBS系、1983年)
- 大奥(フジテレビ系、1983年)ゲスト
- 女が会社へ行きたくない朝(テレビ朝日系、1983年)
- 意地悪クッキー(フジテレビ系、1983年)
- どきどき婦警さん(フジテレビ系、1983年)
- 意地悪お手伝いさん(フジテレビ系、1984年〜)
- シンデレラの財布(TBS系、1984年)
- 暴れん坊将軍II 第114話「花の吉原 人質新さん!」(1985年、ANB/東映) - お銀
- OH!キッチン家族(テレビ東京系、1988年)ほか
映画
CM
- 加藤産業 カンピー みかんドリンク
- 加藤産業 カンピー クリームソーダ
- サントリー ナマ樽 一般大衆篇
- ピップフジモト ピップエレキバンミニ
- ユニ・チャーム チャームソフトタンポン
- ヤクルト本社 ミルミル
- ACジャパン 2009年度沖縄限定地域キャンペーン「子供達の睡眠を奪わないでください。」(ナレーション)
その他
- 三枝の恋ピューター(日本テレビ系、1982年)
- アイ・アイゲーム(フジテレビ系、1979年 - 1985年)
- ミュージック・ボンボン(日本テレビ系、レギュラー出演者、1978年4月 - 8月)
- TVジョーカーズ笑(TBS系、1983年)
- 所さんのただものではない! (フジテレビ系、準レギュラー解答者、1985年10月 - 1991年9月)
- 追跡(日本テレビ系、司会、1988年 - 1994年)
- 大追跡(日本テレビ系、司会、1990年1月 - 3月、1990年10月 - 1992年9月)
- ひょっこりひょうたん島(リメイク版)(NHK衛星第2、1991年)
- Oh!診(日本テレビ系、司会、1995年 - 1997年)
- Junji&Chikaの歌の新婚愛ランド(TBS系、1986年4月6日 - 9月28日)
- 高見知佳 サンデー・グッド・セレクション(TBSラジオ)
- TOYOBOメモリーポップス(TBSラジオ、1998年4月 - 2001年3月)
- TVグラフィティ(フジテレビ、司会、1982年 - 1986年)
- スタジオパークからこんにちは(NHK、司会、1995年3月 - 2000年3月)
- スターどっきり(秘)報告(フジテレビ、レポーター)など
- クイズ! 加トちゃんの1! 2! 3!(フジテレビ、進行、1989年 - 1990年)
- ドリフ大爆笑(フジテレビ)
- 高見知佳のおさんぽトーク(エフエム沖縄、2009年6月 - 2010年)
- 高見知佳の「ホッとしなKUCHA!」(エフエム沖縄、2010年4月 - )
- 高見知佳・私の大切なもの(琉球放送、2010年7月 - )
脚注
テンプレート:スタジオパークからこんにちは司会者- ↑ 週刊朝日、1979年1月26日号40頁。