坂田晃一
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テンプレート:Infobox Musician 坂田 晃一(さかた こういち、1942年2月10日 - )は、日本の作曲家、編曲家。尚美学園大学芸術情報学部音楽表現学科客員教授。
人物・来歴
東京生まれ。早稲田大学高等学院を卒業。東京芸術大学器楽科(チェロ専攻。中退)の後、1963年から1967年にかけて山本直純のアシスタントを務めると同時に作編曲を師事した。1965年に作曲家としてデビュー。
作品は幅広く、ビリーバンバンの「さよならをするために」、伝書鳩の「目覚めた時には晴れていた」、西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」、杉田かおるの「鳥の詩」、チェリッシュの「あの空へ帰ろう」の作曲・編曲を手がけている。
また、フジテレビの「世界名作劇場」の音楽を担当した他、数々のTVドラマや映画、アニメの音楽も手がけている。
NHK放映の橋田壽賀子作品で音楽を担当することが多々あり、連続テレビ小説「おしん」および大河ドラマ3作品「おんな太閤記」「いのち」「春日局」は代表作にかぞえられる。
2000年から尚美学園大学芸術情報学部作曲コース教授、音楽表現学科長、2012年定年となり客員教授。
なお森山良子が歌った「さよならの夏」は武部聡志によって編曲され、スタジオジブリ劇場版アニメ「コクリコ坂から」(2011年、監督:宮崎吾朗)の主題歌(歌:手嶌葵)に使用された[1]。
2012年6月には70年代のテレビドラマの主題歌を中心に集めたCD「坂田晃一/テレビドラマ・テーマトラックス」が発売になる。
主な作品
- 朝倉理恵「さよなら、今日は」「武蔵野にて」「風のマドリガル」「誰のために愛するか」「月になった恋人」
- 岩崎宏美「悲しみのほとり」
- 真木悠子「めぐりあい」「絵梨子のとき」「明日の海が見える」
- ダ・カーポ 「誰かときょうもすれ違い」「突然の微笑が」「青春は舟」「瞳を閉じて」
- 石川セリ「ガラスの女」「うしろ姿」
- 市原悦子「きっと倖せ」「見返り美人」
- 風車「旅路」「春を知らぬ季節に」
- 加藤登紀子「水のように」
- 狩人「愛ひとつ道しるべ」「ひとときの哀愁」
- 岸本大助「裸足のあいつ」「もうひとつの時間」
- 小坂恭子「風の挽歌」
- 小室みつ子「私は逃げない」「心の扉あけて」
- 榊原郁恵「恋人たちのメロディー」
- 坂口良子「まるで少年のように」「野良猫」
- 坂本九「何かいいことありそうな」
- 沢たまき「街灯」「原宿あたり」「男友達」
- 沢田亜矢子「想い出によりそえば」「さよならの行方」
- 鹿内孝「情熱」
- 下成佐登子「Mrs.メランコリー」
- 杉田かおる「鳥の詩」「ある晴れた日に」
- ソニア・ローザ「帰らざる日々」「つぶやき」「すがお」
- 高田みづえ「純愛さがし」「幸福イミテーション」
- 高橋リナ「太陽に出逢う風」「切ないね悲しいね」「忘れないで」
- チェリッシュ「あの空へ帰ろう」
- 伝書鳩「目覚めた時には晴れていた」「一人より二人の方が」
- 西田敏行「いい夢みろよ」「もしもピアノが弾けたなら」「幸福のめじるし」「二番目に云いたいこと」
- 西田敏行&桃井かおり「ルネッサンス」「You Are My 美人 Shine」
- 原田芳雄「地中海ラヴソング」「原田芳雄のこもりうた」「青い日曜日」
- ビリー・バンバン「さよならをするために」
- フォー・クローバース「冬物語」「時のいたずら」
- 碧 夏子「それは九月」
- まがじん「愛の伝説」「すみれいろの黄昏」「日曜日を探して」「名前のない汽車」
- 牧村三枝子「明日川」
- 松崎しげる「僕のそばにいなさい」(「婦警さんは魔女」オープニング主題歌)
- 森山良子「さよならの夏」「ガラス色の午後」 ※共に作編曲
- やまがたすみこ「虹になりたい」(「南の虹のルーシー」オープニング主題歌)、「みつめあえばそこに」(テレビ信州社歌)
- 山本達彦「アゲイン」
- 三井誠「きょう熱くライブ」(くまもと県民テレビテーマソング)
- 光の中へ さあ君と(第49回NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)
- 氷川きよし「でんでん虫」
映画
アニメ
- 母をたずねて三千里(音楽プロデューサー)
- 家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ(音楽プロデューサー)
- 南の虹のルーシー(音楽プロデューサー)
テレビドラマ
- 松本清張の殺人行おくのほそ道(1983年)
- 家政婦は見たシリーズ(1997年の連続ドラマ版の劇中曲・主題歌も担当)
- 事件シリーズ
- 高橋英樹の船長シリーズ(新船長の航海事件日誌も含む)
- その他のドラマ
- 日産スター劇場「おじゃまさま」(1968年、日本テレビ)
- 夜のグランド劇場「愛の夜明け」(1969年、日本テレビ)
- グランド劇場(日本テレビ)(「」は1話完結ドラマ)
- 恋愛術入門(1970年 - 1971年、TBS・国際放映)
- 火曜日の女「いとこ同志」(1972年、日本テレビ・ユニオン映画)
- 月曜スター劇場「冬物語」(1972年 - 1973年、日本テレビ・石原プロモーション)
- 女・その愛のシリーズ(NETテレビ・東映)
- 明治一代女(1973年)
- 白鷺(1974年)
- 誰のために愛するか(1974年、NETテレビ・東映)
- 土曜劇場「アドベンチャーコメディ 夏の家族」(1974年、フジテレビ・国際放映)
- テレビスター劇場「華麗なる一族」(1974年、毎日放送・東宝)
- 氷紋(1974年 - 1975年、讀賣テレビ放送・テレパック)
- 北都物語(1975年、讀賣テレビ放送・テレパック)
- 銀河テレビ小説「帰らざる日々」(1975年、NHK)
- 野わけ(1975年、讀賣テレビ放送・テレパック)
- 火曜劇場「夏の影」(1975年、日本テレビ)
- 冬の陽(1975年 - 1976年、讀賣テレビ放送・テレパック)
- 新車の中の女(1976年、讀賣テレビ放送)
- さよならの夏(1976年、讀賣テレビ放送・テレパック)
- おやじのヒゲシリーズ(TBS)
- 池中玄太80キロ(日本テレビ)
- 高校聖夫婦(TBS)
- 明石貫平35才(日本テレビ)
- 日本巌窟王(1979年、NHK)
- 松本清張シリーズ・天才画の女(1980年、NHK)
- 先生は一年生(1981年 日本テレビ)
- 立花登 青春手控え (1982年 NHK)
- 松本清張の黒革の手帖(1982年、テレビ朝日・松竹)
- 松本清張スペシャル・黒い福音(1984年、TBS・大映テレビ)
- 愛の嵐(1986年、東海テレビ)
- 松本清張作家活動40年記念・黒い画集 坂道の家(1991年、TBS)
- 戦国武士の有給休暇(1994年、NHK)
- 松本清張スペシャル・霧の旗(1997年、フジテレビ・映像京都)
- 松本清張没後10年記念・張込み(2002年、テレビ朝日)
- 菊次郎とさきシリーズ
- 点と線(2007年、テレビ朝日)
純音楽
- 箏と室内オーケストラのための小協奏曲(1965年、野坂恵子の委嘱による)
学校歌
CD
「坂田晃一/テレビドラマ・テーマトラックス」 1970年代のテレビドラマの主題歌・挿入歌の集大成。 MHCL 2076 発売:ソニー・ミュージックダイレクト
- さよならをするために / ビリー・バンバン / 日本テレビ系グランド劇場「3丁目4番地」
- 冬物語 / フォー・クローバース / 日本テレビ系月曜スター劇場「冬物語」
- 愛の伝説 / まがじん / 日本テレビ系グランド劇場「さよなら・今日は」
- さよなら、今日は / 朝倉理恵 / 日本テレビ系グランド劇場「さよなら・今日は」
- 誰のために愛するか / 朝倉理恵 / NET系「誰のために愛するか」
- 旅路 / 風車 / 読売テレビ系「氷紋」
- めぐりあい / 真木悠子 / 読売テレビ系「北都物語-絵梨子のとき-」
- 帰らざる日々 / ソニア・ローザ / NHK銀河テレビ小説「帰らざる日々」
- 風の挽歌 / 小坂恭子 / 読売テレビ系「野わけ」
- 海の悲歌 / 古谷野とも子 / 日本テレビ系火曜劇場「夏の影」
- 情熱 / 鹿内孝 / 読売テレビ系「冬の陽」
- 白い旅 / 浅丘ルリ子(セリフ)・真木悠子(スキャット) / 読売テレビ系「新車の中の女」
- 目覚めた時には晴れていた / 伝書鳩 / 日本テレビ系グランド劇場「二丁目の未亡人は、やせダンプといわれる凄い子連れママ」他
- さよならの夏/ 森山良子 / 読売テレビ系「さよならの夏」
- あの空へ帰ろう / チェリッシュ / NHK連続テレビ小説「雲のじゅうたん」
- アゲイン / 山本達彦 / 読売テレビ系「渚の女」
- いい夢みろよ / 西田敏行 / 日本テレビ系グランド劇場「池中玄太80キロ(2)」
- もしもピアノが弾けたなら / 西田敏行 / 日本テレビ系グランド劇場「池中玄太80キロ(2)」
- 鳥の詩 / 杉田かおる / 日本テレビ系グランド劇場「池中玄太80キロ(2)」
- みち潮 / 由紀さおり / ボーナス・トラック
- 風のマドリガル / 朝倉理恵 / ボーナス・トラック
- 白い季節 / 西玲子 / ボーナス・トラック