清水次郎

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テンプレート:基礎情報 アナウンサー 清水 次郎(しみず じろう、1971年10月12日 - )は、朝日放送(ABC)所属のアナウンサー

来歴・人物

東京都狛江市出身で、血液型O型。東京生まれ・東京育ちだが、関西地方出身の両親の影響で関西弁も話せる(出演番組での発言などより)。

早稲田実業学校高等部から早稲田大学第一文学部(演劇専修)に進学。高校時代には硬式野球部に所属したが、レギュラーを取るまでには至らなかった。

大学卒業後の1994年に、アナウンサーとして朝日放送へ入社。同期には、アナウンサーの小縣裕介や、テレビプロデューサー井口毅がいる。

朝日放送に入社してからは、同期の小縣とともに、主にスポーツ実況を担当している。その一方で、1999年4月から2年間は、日曜昼の生ワイド番組『SUPER SUNDAY ガッチとジロー』(ABCラジオ)に、小縣と共にパーソナリティとして出演。清水は"ジロー"の愛称で親しまれた。

阪神タイガース戦の実況では、出場選手のエピソードや試合中のプレーを前向きな言葉で表現しながら、熱のこもった絶叫を随所で披露。全国高等学校野球選手権大会の中継で実況を担当する際には、高校時代に全国大会への出場を果たせなかったこともあって、必ず「甲子園で野球がしたい!」という第一声で高校球児たちの夢を代弁している。ちなみに、決勝戦の実況を担当する場合には、第一声を「甲子園で優勝がしたい!」に変更。2013年の決勝戦中継では、この第一声に「日本一の高校生になりたい!」「どうせ泣くなら、勝って泣きたい!」という言葉を加えていた。

プロ野球の中継では、2001年以降、阪神甲子園球場での阪神×巨人戦を地上波』(全国中継)する際に実況を務めるなど主力として活躍。阪神の18年ぶりリーグ優勝につながった2003年9月15日、同球場の広島戦(ラジオ実況)や、阪神が出場した2003年・2005年の日本シリーズでのラジオ実況など大きな試合の担当も増えている。

2003年4月からは、阪神戦の中継に出演するかたわら、同球団の情報を扱うABCテレビの番組『虎バン』でナビゲーター(司会)を担当。2011年12月の時点では、小縣と共にスポーツアナウンサーのデスクも兼務している。

野球のオフシーズンには、2007年から2年間、同局のスポーツアナウンサーでただ1人箱根駅伝実況中継(文化放送制作・NRNネット、ABCラジオでも放送)にリポーターで登場。ラグビーについても、ラジオ番組でのリポートや、テレビ中継での実況を担当することがある。赤星憲広(元・阪神外野手、現在は野球解説者)とともにパーソナリティーを務める『赤星と次郎のオーライオーライ』(ABCラジオ)では、2010年度のオフシーズンに放送のラグビー情報コーナー「ムキムキ!ノーサイド劇場」において、ラグビー初心者の赤星を相手にその造詣の深さを披露していた。

趣味は草野球、読書、一人旅など。プライベートでは、『ABCミュージックパラダイス』のパーソナリティや2003年の高校野球中継(いずれもABCラジオで放送)のスタンドリポーターを務めたタレント(当時)の山崎美和と、2006年12月9日に結婚した。その後、山崎は気象予報士として、同局の天気予報を担当。お互いの出演番組で私生活が話題になっていた。ちなみに、2010年12月には、清水との間に第1子(男児)を出産している。

担当番組

全国高校野球選手権大会中継では、テレビ・ラジオともに、実況やインタビュアーを担当している。

テレビ

ラジオ

  • ABCフレッシュアップベースボール - 阪神タイガース戦の実況・ベンチリポーターを担当。ビジター地元局への裏送り中継(対阪神の交流戦以外のオリックス・バファローズ主催やABCが聴取率調査週間の際の阪神主催)については基本的に担当していない。
  • スポーツにぴたっと。(2010年度以降のナイターオフ番組)- 2010年度は水・木曜パーソナリティ。2011年度以降は、パーソナリティ代理・パートナー・リポーターとして不定期で出演。
  • 武田和歌子の野球にぴたっと。(2010年からの『ABCフレッシュアップベースボール』前座番組、実況・ベンチリポーター担当日を中心に出演)
  • 赤星と次郎のオーライオーライ(2010年4月から不定期で放送、2010年度のナイターオフ期間のみレギュラー化)- パーソナリティ
  • Monday! SPORTS - JAM(2013年4月 - ) - 「虎スタ」(阪神タイガースの情報コーナー)へ月に1回のペースで出演
  • 清水次郎の虎たま!(2011年度以降のナイターオフ番組、2013年度からプロ野球シーズン中は『Monday! SPORTS - JAM』内の「虎スタ」に統合)- パーソナリティ
  • ABCニュース(不定期、プロ野球シーズン中でも担当)

過去の担当番組

テレビ

地上デジタル放送完全移行の前には、アナログ放送終了の告知ナレーションを務めた。

ラジオ

主な実況実績

逸話

  • プライベートでも阪神ファン。アナウンサーになる前は、東京に住みながら、現役選手時代の真弓明信を特に応援していた。また、第1子を授かった際には、「虎」の字を入れた名前を付けている(いずれも『スポーツにぴたっと。』で自ら公表)。
  • 入社1年目には、アナウンサーとしての勤務初日に、朝日放送の本社へ遅刻するという失態を犯した(2011年3月22日の『スポーツにぴたっと。』で自ら公表)。
  • 2008年のプロ野球シーズンには、阪神甲子園球場の阪神戦で葛城育郎がお立ち台に上がるたびに、テレビ・ラジオ中継のヒーローインタビュアーとして「勝利の雄叫び」を催促。これをきっかけに、両手を挙げながら「ウォー!」と絶叫することが、葛城の代名詞になった。
  • 福本豊(ABC野球解説者)が『いつみても波瀾万丈』(日本テレビ制作)へゲストで出演した際に、福本の「迷発言」ぶりを示すエピソードの一つとして、福本と清水のやり取りを収めたラジオの実況音源が全国(関西地方は読売テレビ)に流れたことがある。
  • 2014年7月31日(ABCでは8月1日未明)に放送された『雨上がり決死隊のトーク番組アメトーーク!』「高校野球大大大好き芸人」(テレビ朝日制作)では、清水の氏名および顔写真を出したうえで、第89回全国高等学校野球選手権大会決勝戦・佐賀北広陵の8回裏に佐賀北・副島浩史が広陵・野村祐輔投手(現在は広島東洋カープに在籍)から逆転満塁本塁打を放ったシーンの実況音源を「スゴい試合」の一例として紹介。清水が興奮のあまり「満塁ホームラン!!」と2回連呼したところ、放送後に当時の先輩アナウンサーから、「逆転」という言葉を入れていなかったことに苦言を呈されたというエピソードも取り上げられた。
  • 柳沢慎吾の大ファンで、清水が担当したある番組のゲストに柳沢が出演した際、マシンガントークを目の当たりにし、最後にお決まりの「いい夢見させてもらったよ、あばよ!」を生で聞くことができ、感激したとホームページのプロフィールに綴っている。
  • 好きな歌手は浜田省吾。『ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO』(麻倉未稀による『Holding Out for a Hero』日本語カバー曲、TBS系列でかつて放送されたラグビードラマ『スクール☆ウォーズ』の主題歌)も好きで、『赤星と次郎のオーライオーライ』では「ムキムキ!ノーサイド劇場」(前述)のテーマソングに使っていた。
  • 2011年からはマラソンに挑戦。3月6日開催の第31回篠山ABCマラソン大会では、初出場ながら4時間31分36秒で完走を果たした。当時出演していた『スポーツにぴたっと。』では、同年10月30日開催の第1回大阪マラソンへの参加も表明していたが、実際には出場していない。
  • 後輩のスポーツアナウンサー・岩本計介と日替わりでパーソナリティを担当した2010年度の『スポーツにぴたっと。』では、「ジローとガンちゃんのガチンコ勝負」というクイズ企画に挑戦。野球をはじめ、スポーツに対する知識の深さを、連日の放送で岩本と競い合っていた。しかし、通算成績で岩本の後塵を拝したことから、2011年3月22日の同番組では岩本の前で「AD(アシスタント・ディレクター)のアシスタント」を務める羽目になった。
  • 入社1年目の1995年に、ABCテレビの『探偵!ナイトスクープ』で「飯田線の闘い」を放送した際に、ヘリコプターからの実況を担当した。

外部リンク

テンプレート:朝日放送アナウンサー