広駅
テンプレート:駅情報 広駅(ひろえき)は、広島県呉市広中町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)呉線の駅。
概要
直営駅(呉駅の被管理駅)。呉線における広島シティネットワークの東端駅で、運転系統上の境界駅でもある。当駅を跨ぐ場合、朝晩の一部の列車を除いて乗換が必要となる。
駅構造
単式・島式2面3線のホームを持つ地上駅。駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。各ホームとも広島方面、三原方面どちら側にも出発信号機が設置されており、両方向への発車が可能。
のりば
1 | ■ 呉線 上り | 竹原・三原方面 | 朝晩の呉方面からの直通列車 |
■ 呉線 下り | 呉・広島方面 | ||
2 | ■ 呉線 下り | 呉・広島方面 | 日中は主に快速列車が使用 |
3 | ■ 呉線 上り | 竹原・三原方面 | 日中の当駅始発列車 |
■ 呉線 下り | 呉・広島方面 |
- 三原方面行きの列車は、広島・呉方面から直通する列車は1番線、当駅折返しと瀬戸内マリンビューは3番線で固定されており、広島方面の列車については1番線に三原方面からの直通がないことを除き、区別なく使用している。
- 3番線の南側に留置線が5線あり、夜間滞泊などに利用されている。かつてはその外側にさらに3本の側線があり、最も外側の線路から専用線が南西に分岐し、「呉東部卸売市場前」交差点付近で県道279号線(この地点で呉市電の軌道とも平面交差)と交差して南に延び、在日米軍黄幡弾薬庫(呉市広黄幡町)に至っていた。この専用線は東洋パルプ(現王子製紙)呉工場の敷地内を南北に貫通しており、途中から同工場への専用線も分岐していた。現在はいずれも廃止、撤去されている。
- 駅西側から中国工業への専用線も分岐していたが、現在は廃止されている。
- 駅西側に引上げ線1線、東側に引上げ線2線がある。
- 駅東側の貨物ヤードはかつて11線の線路があったが、1986年の貨物取扱廃止後は撤去され、用地は再開発された。ただし、最も1番線寄りの線路1本(旧貨物ヤードの引上げ線)は残されており電車の留置に使用される場合がある。
広オフレールステーション
1986年に当駅での列車による貨物取扱が廃止された後、旧貨物ヤード跡地(駅東側)の線路を撤去し敷地の一部に日本貨物鉄道(JR貨物)広コンテナセンターが設置され、トラックによる貨物輸送が開始された。その後、2006年の貨物駅名称整理の際に「広オフレールステーション(略称:広ORS)」に改称された。国鉄分割民営化以来、呉線沿線で唯一のJR貨物による貨物取扱施設であった。 拠点駅である広島貨物ターミナル駅との間にトラック便が一日2.5往復(当駅発が3本)設定され、12ftコンテナのみを取り扱っていた[1]が、2012年3月以降貨物時刻表及びJR貨物のホームページから当施設に関する情報は削除され、施設は解体された。
利用状況
利用客は年々減少傾向にある[2]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 5,792 |
2000年 | 5,738 |
2001年 | 5,575 |
2002年 | 4,699 |
2003年 | 4,434 |
2004年 | 4,336 |
2005年 | 4,221 |
2006年 | 4,123 |
2007年 | 4,109 |
2008年 | 4,087 |
2009年 | 3,946 |
2010年 | 3,869 |
2011年 | 3,801 |
2012年 | 3,774 |
駅周辺
- 中国工業
- 寿工業広製作所
- イオン広店 - 開業~2011年2月28日までジャスコ広店
- エディオン広店
- 洋服の青山呉市広店
- フタバ図書広店
- 国道185号
- 広警察署
- 呉自動車学校
- 広島県立広高等学校
- 呉港高等学校
- 呉市立白岳中学校
- 呉市立白岳小学校
- バス乗り場 - 中国JRバス・広電バス
- モスバーガー広本町店
- 呉市総合体育館
歴史
- 1935年(昭和10年)
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。また広コンテナセンターは日本貨物鉄道が継承。
- 1996年(平成8年)3月16日 - 呉駅から広島駅までノンストップ運転の快速(現在の「安芸路ライナー」にあたる)新設に伴い、停車駅となる。
- 2005年(平成17年)10月1日 - 臨時快速「瀬戸内マリンビュー」新設に伴い、停車駅となる。
- 2006年(平成18年)4月1日 - 広コンテナセンターが広オフレールステーションに名称変更。
- 2007年(平成19年)
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年) - 広オフレールステーションが貨物時刻表から削除される。
付記
当駅始発・終着の列車が多数運転されており、広島方面は日中1時間に3本(うち2本は快速安芸路ライナー)、三原方面は日中1時間に1本の列車が運行されている。2007年9月1日に、呉線全線でICOCAが利用開始となり自動改札機を導入しているが、磁気券の処理をする改札機(正規の改札機)はこの広駅までに導入され、隣の仁方駅 - 須波駅間のローカル線区間ではICOCAの入出場の処理をするIC専用機のみが導入された。
電報略号は、「ヒロ」が広島駅で使われているため、「呉線の広」の意から「クヒ」である。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color呉線
- テンプレート:Color快速「通勤ライナー」・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速「安芸路ライナー」
- 広駅 - 新広駅