藤田ミノル
藤田 ミノル(ふじた ミノル、男性、1977年9月5日 - )は、日本のプロレスラー。本名は藤田 穣(ふじた みのる)。山口県小野田市(現:山陽小野田市)出身。東京愚連隊所属(ZERO1にも参戦していて公式サイトにプロフィールがあるが、正式所属ではない)。
ZERO1-MAX中継実況の塩野潤二からは、「掃き溜めのブラックジャック」と形容される。
試合中にも嵌めている黒い皮製(?)手袋が特徴。
来歴
山口県鴻城高等学校でレスリング部に所属(大谷晋二郎の5学年後輩)。
大日本プロレス、みちのくプロレスを経て、KAIENTAI-DOJO時代の2002年に突如、新日本プロレスのリングに殴りこみをかける。TAKAみちのくとのシングル戦に敗れた後にKAIENTAI-DOJOを離脱。主戦を新日本プロレス、みちのくプロレスへ。
新日本プロレスへの殴りこみ時には、対戦相手の吉江豊が当時の体重130kgだったことに対抗して自らの体重を135kgでコールしろと田中秀和リングアナウンサーに要求したり、ファンのブーイングをよそに傍若無人の戦いを要求したり、吉江や佐々木や会場の客や新日本のレスラーから「誰だ?お前?」と言われたり、佐々木健介とシングルで「5分以内に俺を負かさなければ俺の勝ち」と我田引水のルールを挙行させた。しかし、1分足らずで健介の本気ラリアットを受け敗北。試合後記憶を飛ばし「恥かかせやがって」と言った。一方佐々木は「誰だ?お前?」と言い返した。
当時はグリーンボーイという印象が拭い去れずに終わったが、その後ZERO1-MAXでは目を見張る成長を遂げた。かつて新日本プロレスで対戦し木端微塵にした佐々木健介もZERO1-MAXのリングで藤田を見た時に、その目を見張る急成長ぶりを認めたという。
2005年3月27日ZERO1-MAX後楽園大会での、vsレオナルド・スパンキー&アレックス・シェリー組とのNWAインタナショナルライトタッグ王座決定戦で勝利し、王座獲得。同年5月、第2回ディファカップではZERO1-MAX代表として、盟友日高とのタッグで決勝まで進むも、プロレスリング・ノア代表の丸藤正道、KENTA組に敗北。日高とのタッグの勢いは止まらず、同年10月10日ZERO1-MAX後楽園大会ではヘビー級の佐藤耕平&崔領二組からNWAインターコンチネンタルタッグ王座を奪取、ジュニアとヘビーのタッグ2冠王に君臨した。さらには大谷晋二郎&田中将斗組(炎武連夢)を相手に防衛に成功。ZERO1-MAX最強タッグであることを証明した。これらの実績が評価され、日高・藤田組として2005年度のプロレス大賞最優秀タッグチーム賞を獲得した。
2006年2月にはNWAインターコンチネンタルタッグ王座をスティーブ・コリノ&Y2P-150kg組に奪われるも、3月にはノアの日本武道館大会に乗りこみ、金丸義信&杉浦貴組からGHCジュニアヘビー級タッグ王座を奪取することに成功。第3代王者となった。その後も防衛を重ねるが、同年8月にノアのディファ有明大会にて金丸&杉浦とのリターンマッチに敗れ王座陥落する。
直後に行われたZERO1-MAX主催のジュニアトーナメントである天下一Jr.2006シリーズでは、NWAインタナショナルライトタッグ王座をクリス・セイビン、アレックス・シェリーに奪取されついに無冠になってしまう。しかし肝心のトーナメント本戦では日高郁人、高岩竜一、菅原拓也とZERO1-MAX内の強豪レスラーを倒し見事優勝する。同時に新設されるAWA世界ジュニアヘビー級王座初代王者として認定された。
2007年に入りAWA世界ジュニアヘビー級王座を日高に奪われ、天下一Jr.2007ではDRAGON GATEの望月成晃を相手に1回戦敗退する等、不調が続いていた。そんな中、前年の天下一Jr.決勝で戦った菅原拓也とのタッグが定着し、高山善廣&佐藤耕平が所持していたNWAインターコンチネンタルタッグ王座を奪取するという大番狂わせを引き起こした。
2008年からは所属のZERO1-MAXでは2チームによるチーム対抗戦という形に(完全に縛られたわけではないが)なり、藤田は大森隆男率いるアックス軍に所属しているため、かつての相棒といわれた日高郁人(ソード軍所属)よりは、同じアックス軍である佐藤耕平(フリー)や兄弟コンビと言われる菅原拓也(エルドラド)とのタッグが多い。2008年4月のJCBホール大会では因縁のクリス・セイビン、アレックス・シェリーとNWAインターコンチネンタルタッグ王座、NWAインタナショナルライトタッグ王座を賭けたダブルタイトルマッチに勝利し、二冠王者となった。
2011年4月6日、DDTプロレスリング新木場大会の朝の会にて、同団体GMである鶴見亜門が「最近、呼んでもいないのに勝手に来て試合をする選手がいる」という問題点を指摘する。その呼ばれていない選手というのは藤田であることが判明し、DDT出入り禁止処分となる。…にも関わらず、第4試合において、HARASHIMA vs 中澤マイケル vs アントーニオ本多 vs DJニラ の4WAY戦にさり気なく出場しようとしたところを見つかってしまい、鶴見GMに退場を命じられた。試合終盤、他の3選手から集中攻撃を浴びたHARASHIMAを救出するために、突如HERO!が登場。このHERO!の乱入により、試合は無効試合になる。しかし、かねてよりHERO!ファンであった鶴見GMの計らいにより、HARASHIMAとHERO!のタッグが結成されることとなった。このタッグで6月には第37代KO-Dタッグ王座を獲得したが、その後10月をもってHERO!はHERO!星へ帰った。このHERO!と藤田が同一人物かどうかは明らかにされていない。
2013年、九州プロレスのトーナメント戦参戦をきっかけに、主催である九州医療スポーツ専門学校へ通学している。住民票も福岡に移っていて現在は東京愚連隊自主興行とプロレスリングFREEDOMSと九州プロレスの興行に定期的に参戦している。
得意技
- サスケだましセグウェイ
- 相手の頭をクラッチした手で相手の片手を掴み、もう片方の手を相手の股にかけて持ち上げてノーザンライトボムを決める。K-ness.のダークネスバスター、豊田真奈美のジャパニーズオーシャンクインビーボムに近い。
- BONEYARD
- リバース・バイパー・ホールド。
- サスケだまし
- サスケだましセグウェイのDDT版。開発はこちらの方が先。
- フジタドライバー
- みちのくドライバーII。「藤田ミノルの史上最低の技」と開発者のTAKAみちのくを侮辱して使用し出した。
- ツームストーン・パイルドライバー
- 通称「SAYONARA」。ドノバン・モーガンが同名の技を使っているが、そちらはダブルアーム式のフェイスバスターで別のもの。
- 抱え上げてから「○○(仕掛ける相手のフルネーム)、サヨナラー!」と叫んで炸裂させるのが特色。
- 雪崩式フランケンシュタイナー
- 変形延髄斬り
- ローリング・クレイドル
- エースクラッシャー
- エクスプロイダー
タイトル歴
- GHCジュニアヘビー級タッグ王座(1回/&日高郁人)
- AWA世界ジュニアヘビー級王座(1回)
- NWAインターコンチネンタルタッグ王座(2回/&日高郁人、&菅原拓也)
- NWAインターナショナルライトタッグ王座(&日高郁人)
- PWFユニバーサルタッグ王座(&日高郁人)
- IWAジュニアヘビー級王座
- UWA世界6人タッグ王座(&MAZADA&NOSAWA論外)
- WDBタッグ王座(&前村早紀)
- KO-Dタッグ王座(&HARASHIMA)
- 天下一Jr. 2006 優勝
入場テーマ曲
- 世直し GOOD VIBRATION / SEX MACHINEGUNS
その他
テレビ出演
- THIS IS KAIENTAI-DOJO(GAORA)
ラジオ出演
関連項目
外部リンク
- 騙し魂 - 公式ブログ