清水ミチコ

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テンプレート:Infobox お笑い芸人 清水 ミチコ(しみず ミチコ、1960年1月27日 - )は、日本タレントお笑いタレント女優である。モノマネを得意とする。

本名、坂田 美智子[1]。旧姓、清水[1]岐阜県高山市出身。ジャムハウス所属。高山西高等学校文教大学女子短期大学部家政科卒業。血液型B型。

愛称は、(清水の)ミッちゃんシミチコ。座右の銘は「隣人は芸のこやし」。

人物

マスコミから「モノマネの女王」と称えられ、ピアノの弾き語りモノマネ(声・歌・ピアノのタッチを真似る)・様々な芸能人の顔マネ・扮装をして一般人に溶けこむ溶けこみ[2]などの手法で知られる(モノマネを集めたCDや顔マネや溶け込みを載せた書籍も発売している)。

Steinway & Sonsのグランドピアノを自宅に所有しており、矢野顕子などのピアノ弾き語りの物真似では、歌だけでなくピアノ演奏の物真似も自らの手で行う。ちなみにピアノは独学で習得した。

三谷幸喜作品の常連の1人でもある。

特に矢野顕子、桃井かおり松任谷由実大竹しのぶ楠田枝里子田中眞紀子平野レミのモノマネはファンからも絶品とされている(大竹のモノマネを観た明石家さんまから「生き写し」と言われた程)。 また、さくらももこ原作の『ちびまる子ちゃん』にはアニメで山口百恵役でゲスト出演し、実写ドラマ(第1期)ではまる子の母役で出演していたため何かと縁が深い。

中学家庭科の教員免許を取得している。

略歴

テンプレート:出典の明記 少女時代はネクラなお笑いマニアであり、一部の友達にだけ披露して笑いをとっていたが、授業中に『走れメロス』を感情を込めて朗読したことで人気者となる。モノマネは小学生の頃からやっていたが、特に中学、高校生当時から矢野・桃井・松任谷・森山などのモノマネをしていた。

短大に入り、ラジオ番組にネタを投稿するようになる。そのネタがラジオで読まれることにより自信をつける。親からの帰郷指令をごまかしながらアルバイトで働いていたデリカテッセンの主人の知り合いが放送作家を募集していたことがきっかけで、1983年にラジオ番組『クニ河内のラジオギャグシャッフル』(RKB毎日放送)の構成兼出演者となる(河内を通じて、CMソングやナレーションの仕事も始めている)[3]

1986年にはライブを行うようになり、そのモノマネなどの芸が認められ(永六輔に認められたと本人は言っている)、1987年フジテレビの新人発掘番組『冗談画報』で本格デビュー。その際にテレビ関係者の目に留まり、1987年に『笑っていいとも!』に出演。全国区の人気に。同年、以前一緒にラジオ番組の台本・構成を手掛けていたディレクターの坂田幸臣(ゆきのぶ)と結婚。1988年、長女を出産。

1988年、「夢で逢えたら」(フジテレビ)において、ダウンタウンウッチャンナンチャン野沢直子と一緒にコントをやっており、清水が演じた伊集院みどり(通称:みどりちゃん)というキャラなどで笑いを取っていた。

以前、松任谷由実から「山田邦子の(自分の)モノマネには(自分に対しての)愛情を感じるが、清水のモノマネには(自分に対しての)悪意がありますよね」と言われた。

一方で、矢野顕子のようにモノマネされた側の歌手からコンサートのゲストに呼ばれたり[4]、森山や平野レミのように個人的な付き合いに発展したりもする。

実際に会ったファンから「テレビで見るよりキレイですね。ブスキャラでやっていくことないですよ」と言われたことがある。ちなみに大久保佳代子からは、清水の家に多くのブスが集まるとの理由で「ブス村の村長」と呼ばれている[5]

光浦靖子と仲が良い。時々光浦を通じて森三中いとうあさこ椿鬼奴などその時々に後輩の女芸人が遊びに来て、料理の得意な清水が持て成している。「不用品交換会」と言って、それぞれが使えるがいらないものを持ち寄って物々交換するということをしたり、別の日に一緒に旅行に行ったこともあるとのこと[6]

主なものまね・顔まねレパートリー

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出演作

バラエティ

出演中

過去の出演

ドラマ

テレビアニメ

  • ちびまる子ちゃん(1991年6月/「まる子百恵ちゃんのコンサートに行く」の巻)- 山口百恵 役

映画

ラジオ

出演中

終了

CM

犬主婦・かおり役(声)、YOU大塚寧々と共演

音楽

アルバム

  • 幸せの骨頂(1987年)
  • イージー・ジャパニーズ〜清水ミチコの明るい日本語講座〜(1988年)
  • 幸せのこだま(1989年)
  • miss VOICES(1990年)
  • 飴と鞭(1992年)[7]
  • 歌のアルバム(2005年)
  • リップサービス(2006年)
  • バッタもん(2009年)[8]
  • 清水ミチコ物語(2012年)

シングル

  • こんな私でよかったら(1988年)
  • 冬のホテル(1988年)
  • 月刊明星メドレー〜シブイ編〜(1992年)
  • 愛した人はバツイチ【ナインティナイン&清水ミチコ】(1994年)
  • ほっとっとっとな まいにち【キグルミチコ】(2007年)

ビデオ

  • 幸せの骨頂〜ビジュアル編〜(1989年)
  • miss VOICES〜これ本番ですか?〜(1991年)

DVD

  • LIVE! 清水ミチコのお楽しみ会 “リップサービス”(2008年)
  • LIVE! 清水ミチコのお楽しみ会 〜バッタもん〜(2011年)
  • 私という他人(2013年)

著書

  • ニセモノ(角川書店、1990年)
  • 読むがいいわ(ソニー・マガジンズ、1992年)
  • 雑念女王〜TV日記は夢日記〜(ぶんか社、1994年)
  • 清水ミチコの顔マネ塾〜VOW SPECIAL EDITION〜(宝島社、1995年)
  • 清水ミチコの「これ誰っ!?」(宝島社、2003年)
  • 私の10年日記(幻冬舎、2006年、2011年文庫化 ISBN 978-4-344-41652-9)
テレビブロス「私のテレビ日記」1996年~2005年連載分
  • 主婦と演芸(幻冬舎、2013年 ISBN 978-4-344-02370-3)
テレビブロス「私のテレビ日記」2006年~2012年連載分

共著

  • むかつく二人(幻冬舎、2007年、2011年文庫化)
  • いらつく二人(幻冬舎、2008年、2012年文庫化)
  • かみつく二人(幻冬舎、2009年、2013年文庫化)
  • たてつく二人(幻冬舎、2011年)
三谷幸喜との共著。ラジオ番組「MAKING SENSE」の単行本化。
  • ニセ夫婦漫才〜笑いひと筋23年 信頼のラジオビバリー昼ズ(双葉社、2011年 ISBN 978-4-575-30357-5)
高田文夫との共著。ラジオ番組「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」オープニングトークの単行本化。

連載

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

  • 1.0 1.1 『現代日本人名録 98』(日外アソシエーツ、1998年)p.1382。
  • 個人情報の規制強化によりゲリラ的な「溶け込み」の公開は困難となり、事前許可のあるもの(イベントやエキストラ)に限定されるようになった。
  • みうらじゅんの「サブカルジェッター」〜2番目がいいんじゃない』2008年2月9日放送分
  • 2009年2月15日の矢野顕子リサイタル(大阪サンケイホールブリーゼ)。この時の矢野とのデュエット「いもむしごろごろ」は清水のアルバム『バッタもん』ボーナストラックに収録された。また、矢野の定例ツアー「さとがえるコンサート」(2012年)にも参加。
  • 「売れッ子女芸人"ダンシャリ"鼎談 これが "女の不用品"!!」『女性自身』2011年3月1日号
  • 関西テレビ「雨上がり食楽部」2011年6月18日放送より
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