栄駅 (愛知県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:出典の明記 テンプレート:画像改訂依頼 テンプレート:駅情報

栄駅(さかええき)は、愛知県名古屋市中区三丁目にある、名古屋市営地下鉄である。

概要

名古屋市の中心部に位置し、名古屋市営地下鉄においても要となる駅である。名城線西部駅務区栄管区を管轄する管区駅であり、栄駅から大曽根駅までの各駅(久屋大通駅を除く)を管理している。

東山線名城線が乗り入れる。東山線にはH10、名城線にはM05駅番号が付与されている。また名古屋鉄道(名鉄)瀬戸線栄町駅と乗り換えが可能であり、地下鉄久屋大通駅とも地下街などで連絡している。

駅構造

地下駅。東山線は島式ホーム1面2線、名城線は相対式ホーム2面2線である。(尚行先記述は、駅の案内表示に合わせている)

のりば

1 テンプレート:Color東山線 東山公園藤が丘方面
2 テンプレート:Color東山線 名古屋高畑方面
3 テンプレート:Color名城線(左回り) 上前津金山・(テンプレート:Color名港線直通)名古屋港方面
4 テンプレート:Color名城線(右回り) 市役所平安通大曽根方面

乗り換え 階段

ファイル:Sakae-Station-2005-7-21.jpg
東山線ホームと名城線への連絡階段
  • A階段(名城線右回りホーム←→東山線ホーム)
    • 東山線ホームでは高畑寄りにあり、名城線右回りホームではコンコース中央にある。
  • B階段(名城線右回りホーム・左回りホーム←→東山線ホーム)
    • 東山線ホーム、名城線ホーム共にホーム中央にある。
    • 名城線のどちらのホームにもつながっているが、狭いために混雑する。
  • C階段(名城線左回りホーム←→東山線ホーム)
    • 東山線ホームでは藤が丘寄りにあり、名城線左回りホームではホーム中央に出る。
    • C階段は、踊り場でB階段とつながっている。
  • 名城線ホーム←→名鉄瀬戸線
    • コンコース内にある、一番大曽根寄りの階段が便利。
  • 東山線ホーム←→名鉄瀬戸線
    • 1番藤が丘寄りの階段が便利。

駅施設

東山線

ホーム中央付近の柱両側に広告用の液晶モニターが設置され、動画広告や文字ニュースが流れている。他の地下鉄ホームでの実験と異なり、音声も流されている。また、高畑方面の東側壁面にスクリーンが設置され、プロジェクターを利用した同様の動画広告が放映されている。

名城線

2007年4月に、上下線の線路を分ける柱の間(ホーム中央付近)に2本の棒をわたし、そこに広告用のスクリーンが取り付けられた。プロジェクターを使って東山線と同様の動画広告を放映している。

乗車カードの印字

テンプレート:出典の明記

備考

  • 栄駅は建設当初から乗換駅となる構想があり[1]、それを前提に設計された[1]ため、非常に簡単に乗り換えができる。
  • 朝のラッシュ時間帯は千種駅から名古屋駅にかけて発車が遅れることが多く、栄駅でも、停車中の列車に後続列車が追いついて手前で停止することがしばしばある。このような時、停車している列車の客室最後尾からは、後続列車のヘッドライトが見える。
  • 終電近くになると東山線と名城線との相互接続を行うため、当駅で数分程度停車する列車がある。本山駅においても同じ理由により一部列車にみられる。
  • 東山線ホームは古い構造であるため、天井が低く、やや圧迫感がある。
  • 東山線ホームでは、利用者が非常に多いにもかかわらず島式1面のホームで狭いために全般的に混雑しているが、特に藤が丘寄りの乗車口付近が混雑する。名鉄瀬戸線・オアシス21へ一番近い改札口があり、また名城線ホームへの階段があるためである。
  • 周辺に広大な地下街が広がり商業施設が密集しているため、コンコースから地上へのエレベーターの設置が難しいのが、構造上の難点として挙げられる。3番ホームと1・2番ホームを行き来できるものはあるが、4番ホームから東山線にエレベーターを利用して乗り換える場合は、いったん南西改札口の柵を駅員に開けてもらい、段差解消用の簡易エレベーターで地下街に出て、東改札口から再入場しなければならない。ちなみに南西改札口はサービスセンター営業時間帯は無人となるので駅員をインターホンで呼ぶ必要があるが、定期券や敬老パス、一日乗車券などを持っているなら、改札機を通って駅員に頼らず同様のルートを進めばよい。地上へのエレベーターは8番出入口のサンシャイン栄中日ビル、もしくはオアシス21のいずれかを利用することとなる。(ただし後者2つは早朝・深夜帯の利用制限あり)
  • 栄駅に進入する列車は警笛の吹鳴が義務付けられている(駅手前に標識がある)。
  • 1965年10月15日の名城線開通から1966年2月1日の料金(運賃)改定までの3か月半、東山線20円・名城線10円(いずれも大人)の乗切制であったため、両線間に連絡改札口が設置されていた[2]
  • 1957年に東山線が当駅まで開業してから1960年に池下駅へ延伸されるまで、本線を暫定的に検車区として使用していた。その名残で池下・藤が丘側のトンネルは若干幅が広くなっている。

利用状況

年度別乗車人員(名古屋市統計年鑑より)
年度 東山線乗車人員(人/日) 名城線乗車人員(人/日) 乗車人員合計(人/日)
2004年(平成16年) 72,443 34,750 107,193
2005年(平成17年) 74,720 34,914 109,634
2006年(平成18年) 73,729 34,704 108,433
2007年(平成19年) 72,658 33,715 106,373
2008年(平成20年) 72,263 33,039 105,302
2009年(平成21年) 69,462 31,995 101,456
2010年(平成22年) 68,291 30,682 98,973
2011年(平成23年) 71,493 33,646 105,139

名城線の駅の中では最も多く、東山線の駅の中では名古屋駅に次いで2番目に多い。ただし上記の数値に乗り換え人員は含まない。

名鉄交通広告の公式サイトによると、当駅の2008年度の一日平均乗降客数は196,185人である。また、当駅の乗換駅である名鉄栄町駅を含めた一日平均乗降客数は、2008年度が237,394人、2010年度が239,015人である。

駅周辺

概要

(サカエ)は名古屋市最大の繁華街である。100メートル道路久屋大通)に沿って矢場町から栄駅を抜け外堀通まで公園(久屋大通公園)となっており広域に及ぶ。名古屋テレビ塔が公園内にある。公園ではイベントも盛んに行われている。 栄駅付近の広小路通愛知県道60号名古屋長久手線)の地下(東山線栄駅は錦通の地下に位置する。)、オアシス21の地下(吹き抜け構造)、栄駅からテレビ塔周辺までの久屋大通公園地下など、栄には広大な地下街が広がる。 松坂屋丸栄三越といった名古屋の3Mとも呼ばれる百貨店(名古屋駅にある名鉄百貨店を加えて4Mともいう)が揃い、矢場町方面にかけてパルコナディアパークなどの大型ショッピング施設が続く。 近年、大津通沿いに高級ブランド店が続々と進出し国内屈指のブランド街ともなっている。 更に外資系のインテリアショップや高級家具店も相次いで進出しており更なる拡大を続けている。 夜も賑やかでありネオンで彩られる。名古屋の二大繁華街と言えば「栄」と「名駅」だが、栄エリアはとても範囲が広く、地元の人は、伏見、栄、錦(住所は栄には属さない)、矢場町、東新町(住所としては東桜・新栄の一部を含む)などとエリア毎に呼び名を使い分けている。また、栄エリアを大阪と同様に「北栄」、「南栄」と分けて呼ぶこともある。「広小路」や「大津」などと数々の通りの名を用いて呼ぶこともあり、栄エリアには沢山の通称が存在する。栄エリアは繁華街と同時に3つの歓楽街も有しており、当駅の北西側の錦三丁目(錦三(きんさん)、南東側の女子大小路(栄ウォーク街)、南西側の住吉・プリンセス大通といった歓楽街がある。愛知県立美術館・愛知県芸術劇場などが入る大型文化施設「愛知芸術文化センター」と、NHK名古屋局、オアシス21、名古屋テレビ塔(栄のテレビ塔)もこの近隣にあるが、この方向(当駅の北東側)は歓楽街にはなっていない。

2002年10月11日にオープンして栄の新名所となったオアシス21にはバスターミナルも設置されており、名古屋市中心街では、名古屋駅前に次ぐバス交通の要所となっている。 名古屋テレビ塔(栄のテレビ塔)は観光スポットであり、テレビデジタル化に伴ってテレビ電波送信塔としての役割は瀬戸デジタルタワーへ譲ったが、夜間のテレビ塔へのスポットライトも街を彩る。

江戸時代は、名古屋城下を南北に走る本町通を中心とし、広小路通愛知県道60号名古屋長久手線))(東西の筋)までの範囲を碁盤の目状に整備した街である。第二次世界大戦前は、商業中心地は大須観音の門前町でもある本町通沿い(大須、上前津方面)に広がっていたものを、戦後の復興計画として、名古屋駅から真東に幹線道路桜通国道19号)と地下鉄東山線の建設(当初開業区間は名古屋駅・栄駅間である。また、錦通は地下鉄建設の際に拡幅されており、東山線は錦通の地下を通っている。)、久屋大通を整備し、ここを商業中心地として再開発したものである。

当駅のすぐ西側を南北に通過する道は大津通である。名城線は久屋大通の地下を通っている。

施設

バス路線

最寄り停留所は、栄バスターミナルとなる。乗り場は、噴水南のりば、オアシス21のりば、広小路通愛知県道60号名古屋長久手線)上の路上に分散して設置されている。以下の一般路線バスと高速バスが乗り入れており、名古屋市交通局名鉄バスとよやまタウンバス等により運行されている。

一般路線

バス停

  • 噴水南バスターミナル
    • 基幹1:鳴尾車庫行、星崎行、笠寺駅行(名古屋市営)(17番のりば)
    • 高速1:森の里団地行(名古屋市営)(22番のりば)
    • 栄17:川原通経由名古屋大学行(名古屋市営)(18番のりば)
    • 栄18:妙見町行(名古屋市営)(19番のりば)
    • 栄20:瑞穂運動場東行、新瑞橋行(名古屋市営)(18番のりば)
    • 栄21:泉楽通四丁目行(名古屋市営)(21番のりば)
    • 栄23:中川車庫前行(名古屋市営)(19番のりば)
    • 深夜1:藤が丘行(名古屋市営)(21番のりば)
    • 深夜2:地下鉄高畑行(名古屋市営)(22番のりば)
  • オアシス21バスターミナル
    • 基幹2:引山行、四軒家行(名古屋市営)(3番のりば)
    • 幹栄1:如意住宅行、水分橋行(名古屋市営)(4番のりば)
    • 幹栄2:新大正橋西行(名古屋市営)(7番のりば)
    • 栄11:如意車庫前行、平田住宅行(名古屋市営)(2番のりば)
    • 栄12:赤塚経由安井町西行(名古屋市営)(5番のりば)
    • 栄13:名古屋城正門前経由安井町西行(名古屋市営)(2番のりば)
    • 栄14:上飯田行(名古屋市営)(4番のりば)
    • 栄15:新守山駅行(名古屋市営)(5番のりば)
    • 栄16:田代本通経由名古屋大学行(名古屋市営)(5番のりば)
    • 栄22:港区役所行(名古屋市営)(6番のりば)
    • 栄24:稲西車庫行(名古屋市営)(6番のりば)
    • 栄25:名塚中学行、名西橋行(名古屋市営)(1番のりば)
    • 栄26:博物館行(名古屋市営)(4番のりば)
    • 栄27:枇杷島スポーツセンター経由栄行(名古屋市営)(1番のりば)
    • 中巡回:金山行(名古屋市営)(1番のりば)
    • 西巡回:枇杷島スポーツセンター経由栄行(名古屋市営)(1番のりば)
    • 大坪行、津島行(名鉄)(7番のりば)

高速バス

従来からの高速路線バスの発着はすべて栄バスターミナルのオアシス21のりばとなる。なお、オアシス21内の案内所は、現在、三重交通の切符売り場になった。高速ツアーバスからの転向組であるWILLER GROUPは、久屋大通公園の愛の広場にバス停を設置している。

  • 名鉄バス(9番乗り場)(近距離高速バス)
    • 栄・高蔵寺線:石尾台南行 ※土曜・日曜・祝日のみ運行

歴史

隣の駅

名古屋市営地下鉄
テンプレート:Color東山線
伏見駅 (H09) - 栄駅 (H10) - 新栄町駅 (H11)
テンプレート:Color名城線
矢場町駅 (M04) - 栄駅 (M05) - 久屋大通駅 (M06)
  • ()内は駅番号を示す。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:Navbox

テンプレート:Navbox
  1. 1.0 1.1 土木学会日本土木史編集委員会 『日本土木史: 昭和16年-昭和40年』 土木学会、1973年4月。
  2. 名古屋市広報室「広報なごや」1966年10月5日号(212号)
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「new-nagoya-history-7-1998-3-31」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  4. テンプレート:PDFlink - 消防防災博物館、2014年2月9日閲覧