Honda硬式野球部
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Honda硬式野球部(ホンダこうしきやきゅうぶ)は、埼玉県狭山市を本拠地とし(練習グラウンドは埼玉県川越市)、日本野球連盟に所属する社会人野球チームである。
解説
創設時は本田技術研究所のある埼玉県大和町(現在の和光市)に本拠地を置き、チーム名は「本田技研」であったが、2001年から本田技研工業埼玉製作所のある狭山市に移転し、チーム名を「ホンダ」に改め、2007年にはチームを英語表記の「Honda」に改めた[1]。日本通運とともに、埼玉県の社会人野球をリードするチームである。
1996年には都市対抗野球大会を制覇、2009年にも同大会を13年ぶりに制覇した。
応援団の応援に個性があり、チャンステーマ「全開HONDA」は、スタンドを揺らす赤と黄色のうちわとともに奏でられるテーマ。その他オリジナル攻撃曲として、「ダイナマイトホンダ」「ライトニングホンダ」「ダッシュホンダ」「フルスロットルホンダ」「Bomber Honda」などがある。
設立・沿革
- 1960年 - 「本田技研」として創部
- 1967年 - 都市対抗野球大会初出場
- 1979年 - 日本選手権初出場
- 1985年 - 日本選手権初優勝
- 1996年 - 都市対抗野球で初優勝
- 2001年 - 本拠地を和光市から狭山市に移転、チーム名を「ホンダ」に改称
- 2007年 - チーム名を「Honda」に改称
- 2009年 - 都市対抗野球で2回目の優勝
主要大会の出場歴・最高成績
- 都市対抗野球大会:出場29回、優勝2回(1996,2009年)
- 日本選手権:出場17回、優勝1回(1985年)
- JABA北海道大会:優勝1回(1968,69年)
- JABA日立市長杯争奪大会:優勝1回(2012年)
- JABA東京スポニチ大会:優勝1回(2013年)
- JABA静岡大会:優勝2回(2007-08年)
- JABA京都大会:優勝1回(1985年)
- JABA伊勢大会:優勝1回(2012年)
主な出身プロ野球選手
- 黒田正宏:捕手(1970年南海ドラフト6位)
- 盛田嘉哉:外野手(1970年中日ドラゴンズドラフト7位;退団後名城大学での指名)
- 後藤祝秀:投手(1980年中日ドラフト2位)
- 谷真一:内野手(1982年近鉄バファローズドラフト2位)
- 広瀬哲朗:内野手(1985年日本ハムファイターズドラフト1位)
- 伊東昭光:投手(1985年ヤクルトスワローズドラフト1位)
- 田村勤:投手(1990年阪神タイガースドラフト4位→オリックス・ブルーウェーブ)
- 新井潔:内野手(1990年ヤクルトドラフト4位→横浜ベイスターズ→オリックス)
- 入来祐作:投手(1996年読売ジャイアンツドラフト1位→日本ハム→ニューヨーク・メッツ→横浜)
- 早川大輔:外野手(2001年オリックスドラフト5巡→千葉ロッテマリーンズ→横浜)
- 尾形佳紀:内野手(2003年広島東洋カープドラフト4巡)
- 橋本義隆:投手(2004年北海道日本ハムファイターズドラフト3巡→東京ヤクルトスワローズ→東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 金子洋平:外野手(2006年日本ハム大学生・社会人ドラフト6巡)
- 吉原道臣:投手(2006年横浜大学生・社会人ドラフト6巡)
- 伊藤秀範:投手(2006年東京ヤクルト育成ドラフト1巡;退団後四国アイランドリーグ・香川オリーブガイナーズでの指名)
- 長野久義:外野手(2009年巨人ドラフト1位)
- 武藤祐太:投手(2010年中日ドラフト3位)
- 佐藤達也:投手(2011年オリックス3位)
- 西森将司:捕手(2011年横浜育成ドラフト2位;退団後四国アイランドリーグ・香川での指名)
- 下水流昂:外野手(2012年広島ドラフト4位)
元プロ野球選手の競技者登録
- 新井潔:コーチ(元ヤクルト、横浜、オリックス)
かつて在籍していた主な選手
関連項目
- 都市対抗野球大会 (埼玉県勢)
- Honda鈴鹿硬式野球部 - 三重県鈴鹿市を拠点とする本田技研工業の野球チーム。
- Honda熊本硬式野球部 - 熊本県菊池郡大津町を拠点とする本田技研工業の野球チーム。
- ホンダルミノッソ狭山FC - 狭山市を拠点とする本田技研工業のサッカーチーム。2011年度をもって活動休止。
脚注
外部リンク
テンプレート:社会人野球日本選手権大会優勝チーム- ↑ チーム名を縦書きにする際には、従来どおりカタカナの「ホンダ」と表記する