JABA北海道大会

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JABA北海道大会じゃば ほっかいどうたいかい)は、日本野球連盟北海道地区連盟が主催する大会であり、地区連盟主催大会の一つである。他の地区連盟主催大会の多くが春に行われるのに対し、本大会は夏に行われ、都市対抗野球大会に出場するチームは調整の大会ととらえている。
12チーム(2013年実績)がリーグ戦・トーナメントを併用して優勝を争う。2007年から日本選手権選考大会の一つとなり、優勝チームは同大会出場が決まる。
大会は1954年に端を発するが、1969年までの間は東日本選抜大会として開催されていた(そのため開催球場も福島や秋田などで行われることがあった)。1970年からは北海道大会として札幌、室蘭、苫小牧、白老などを拠点に行われている。

大会は2000年の第46回大会を最後に出場チームの減少等を理由に休止されていたが、北海道地区連盟の強い要望により、2004年に復活した。
本州から招待されるチームはその年の都市対抗野球本大会への出場を決めているチームばかりであり(しかも東北、関東、東海から招待されるチームは各地区第1(および第2)代表として予選を通過しているチーム)、これらのチームにとっては本大会に向けた調整の大会、北海道のチームにとってはなかなか遠征で対戦することができない本州の強豪との対戦の機会として位置づけられている。都市対抗野球大会開催前に北海道大会が開催されていることから、都市対抗の前哨戦と位置づけられている(2013年に限り、都市対抗本戦終了後に開催されたが、翌2014年はまた都市対抗開幕前に開催された)。

歴代優勝チーム

  • 順に回数(年)と 優勝チーム(開催球場)

「東日本選抜大会」時代

  • 第1回(1954年)全藤倉(室蘭)
  • 第2回(1955年)富士鐵釜石(釜石)
  • 第3回(1956年)富士鐵釜石(中島)
  • 第4回(1957年)ニッポンビール(福島)
  • 第5回(1958年)日本通運(中島)
  • 第6回(1959年)北海道拓殖銀行(仙台)
  • 第7回(1960年)北海道拓殖銀行(中島)
  • 第8回(1961年)日本通運(中島)
  • 第9回(1962年)大昭和製紙(中島)
  • 1963年 休止
  • 第10回(1964年)サッポロビール(中島)
  • 第11回(1965年)北海道拓殖銀行(秋田)
  • 第12回(1966年)雨のため途中打ち切り(中島)
  • 第13回(1967年)大昭和製紙(中島)
  • 第14回(1968年)本田技研(会津若松)
  • 第15回(1969年)本田技研(苫小牧)

「北海道大会」時代

  • 第16回(1970年) 雨のため途中打ち切り(中島)
  • 第17回(1971年) 北海道拓殖銀行(中島)
  • 第18回(1972年) 電電北海道(中島)
  • 第19回(1973年) 電電北海道(中島)
  • 第20回(1974年) 大昭和北海道(円山)
  • 第21回(1975年) 大昭和北海道(中島)
  • 第22回(1976年) 大昭和北海道(室蘭)
  • 第23回(1977年) 大昭和北海道(室蘭)
  • 第24回(1978年) 熊谷組(室蘭)
  • 第25回(1979年) 新日鐵室蘭(室蘭)
  • 第26回(1980年) リッカー(円山、中島)
  • 第27回(1981年) 王子製紙苫小牧(室蘭、苫小牧)
  • 第28回(1982年) 電電関東(室蘭、苫小牧)
  • 第29回(1983年) 日立製作所(室蘭、苫小牧)
  • 第30回(1984年) 本田技研鈴鹿(室蘭、苫小牧)
  • 第31回(1985年) NTT関東(室蘭、苫小牧)
  • 第32回(1986年) NTT北海道(室蘭、苫小牧)
  • 第33回(1987年) 大昭和北海道(室蘭、苫小牧)
  • 第34回(1988年) 新日鐵室蘭(室蘭、苫小牧)
  • 第35回(1989年) 大昭和北海道(室蘭、苫小牧)
  • 第36回(1990年) 大昭和北海道(円山)
  • 第37回(1991年) 新日鐵室蘭(円山)
  • 第38回(1992年) 東芝(室蘭、白老)
  • 第39回(1993年) 日本石油(円山)
  • 第40回(1994年) 新王子製紙苫小牧(円山)
  • 第41回(1995年) 日立製作所(円山)
  • 第42回(1996年) 三菱自動車川崎(円山)
  • 第43回(1997年) 王子製紙苫小牧(円山)
  • 第44回(1998年) 王子製紙春日井(苫小牧)
  • 第45回(1999年) 王子製紙苫小牧(円山)
  • 第46回(2000年) JR東日本東北(円山)
  • 2001年 休止
  • 2002年 休止
  • 2003年 休止
  • 第47回(2004年) ヤマハ(円山)
  • 第48回(2005年) 日産自動車(円山)
  • 第49回(2006年) 住友金属鹿島(円山)
  • 第50回(2007年) 日本通運(円山)
  • 第51回(2008年) 日本通運(円山、野幌)
  • 第52回(2009年) 鷺宮製作所(円山、野幌)
  • 第53回(2010年) トヨタ自動車(円山、野幌)
  • 2011年 大会中止[1]
  • 第54回(2012年) JR東日本(円山、札幌ドーム
  • 第55回(2013年) NTT西日本(円山、札幌ドーム)
  • 第56回(2014年) NTT東日本(円山、札幌ドーム)

脚注

  1. 東北地方太平洋沖地震の発生を受けて。

テンプレート:地区連盟主催大会