高嶋ちさ子
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テンプレート:Infobox Musician テンプレート:Portal クラシック音楽 高嶋 ちさ子(たかしま ちさこ)、1968年8月24日 - )は、日本のヴァイオリニスト。
目次
年譜
- 東京都出身。父の高嶋弘之は東芝EMIの元ディレクターで、ビートルズを日本に紹介した人物。その兄が俳優の高島忠夫(伯父)であり、高嶋政宏・政伸兄弟はいとこにあたるが、親戚関係はほぼ断絶している[1]。
- 6歳からヴァイオリンを習い始め、徳永二男、江藤俊哉、ショーコ・アキ・アールに師事した。青山学院初等部、中等部、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。
- イェール大学音楽学部大学院修士課程アーティスト・ディプロマコース修了。在学中にノーフォーク音楽祭、サラソタ音楽祭、バンフ音楽祭、パシフィック・ミュージック・フェスティバル等に参加。
- 1994年、マイケル・ティルソン・トーマス率いるマイアミのオーケストラ、ニュー・ワールド・シンフォニーに入団。
- テンプレート:要出典範囲、26歳でチョコレート・ファッションというユニットで東芝EMIからCDデビュー[2]。
- 1996年、ソロ活動開始[2]。
- 1997年3月、日本に拠点を移す。
- 1999年2月にソニー創業家一族の会社員と結婚。
- 2004年、1736年製ストラディヴァリウス「ルーシー(Roussy)」を入手。
- 2006年、プロジェクト「高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト」を立ち上げる。
- 2007年2月、第1子となる男児を出産。
- 2009年5月、第2子となる男児を出産。
活動
音楽
クラシックからポップス、ミュージカルナンバー、映画音楽までジャンルにとらわれない活動が特徴である。コロムビアミュージックエンタテインメントのJ-クラシックの一員として、岡野博行のプロデュースを受ける。ピアニストの加羽沢美濃をはじめ多彩な音楽家との共演もこなすほか、ヴァイオリンのみによるアンサンブル『高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト』では、リーダー役を務めている。
『高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト』は、グループ名と違い実際は14人のメンバーがおり疾病・事故などのアクシデントがあっても、必ず12名で演奏できる体制にしている。これは女子十二楽坊に倣ったものである。
テレビタレントとして
『芸術に恋して』の司会をはじめ、テレビ番組への出演も多い。番組放映開始直後からの出演歴である『踊る!さんま御殿!!』をはじめ、さまざまなトーク番組での歯に衣着せぬ発言でも知られる。テンプレート:要出典範囲。
人物
生い立ち
- 知的障害を持つ姉がおり[2]、姉にひどい“いじめ”をする人々に抗議や仕返しをしているうちに気性が荒くなったという[3]。
- テンプレート:要出典範囲。
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性格
出産・育児
- 妊娠7カ月となる2006年11月上旬まで、身重ながら、妊娠以前より受けた依頼を果たすため仕事を続けていた。日程が出産間近に予定されていたコンサートは約半年の延期となった。
- 医師からは自然分娩での出産を勧められたが、陣痛に耐える自信が無かった高嶋は帝王切開を希望した。話し合いの結果、麻酔を使用する“無痛分娩”を選択することになったが、麻酔が効かず、分娩が始まらなかったため、最終的には帝王切開による出産となった[3]。
- 2009年1月16日、自身のブログで切迫流産の恐れがあり、医師から即入院を言い渡されるが演奏会があるため入院しないことを打ち明けている[5]。
- 2009年1月16日、自身のブログでは「この土日は乗り切れる自信がなぜかあるのです。これは動物的な勘かな」と記したが、1月24日のブログで健康上の理由によって1月25日・2月1日の2つのコンサートを直前キャンセルすることを報告し、2月10日のブログで合計19コンサートのキャンセルを報告している。
その他エピソード
- 夫は高嶋の友人から紹介してもらった男性[6]で、交際3か月で高嶋の方からプロポーズした。高嶋とは対照的に「とにかく優しく、誰に対しても平等に接する」人物で、高嶋は「こんなによくできた人間が本当にいるのか?」と語っていた[7]。
- テンプレート:要出典範囲。
- 自他ともに認める大のドラえもんファン(ドラフリーク)で、てんとう虫コミックス全45巻を3セットも持っており、イェール大学留学中には、映画を観るために一年に一度必ず帰国していた[8]。バカラ製クリスタルガラスのドラえもんをはじめ、数えきれないほどのドラグッズを持っており、自宅には「ドラえもん部屋」がある。お気に入りは『ドラえもん百科』で、気になることがあると調べている。一番好きな登場人物は骨川スネ夫で、人をからかったり、意味もなくいじわるをする点が自分と共通しているという。一方、嫌いな登場人物はドラミで、いい子ちゃんキャラで、説教などをする点がうるさいとしている。源静香は、ピアノに目移りしたり、みんなと遊びに行ったりして、バイオリンの練習量が極端に少ないと指摘しているが、しずかは、バイオリンが下手だからしずかであり、アドバイスする必要はないとしている[9]。
- 野菜嫌いで、その中でもセロリが特に嫌い(本人曰く「ワースト3に入る野菜」)[10]
出演
テレビ・ラジオ
- 芸術に恋して!(2001年 - 2003年、テレビ東京) - 司会
- NDS presents 高嶋ちさ子 Gentle Wind(エフエム愛知) - 毎週金曜日21:30-21:55
- わたしはあきらめない(NHK)NHKアーカイブ[1]
- 歴史ドキュメンタリー『海を渡ったサムライ 朝河貫一』(2009年12月31日、BS朝日) - ナビゲーター
- おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!(2012年11月28日、BS日テレ) - ゲスト
- 他多数
CM
映画
作品
音楽
- シングル
- THE CHARM OF ENGLISH MUFFIN(1996年3日20日)
- 黒ネコのタンゴ(1996年10月16日)
- アルバム
- CHOCOLATE FASHION 1(1995年5月24日)
- CHOCOLATE MIX(1995年9月27日)
- ENGLISH MUFFIN(1996年1月31日)
- 悪魔のロマンス(1996年12月21日)
- Colorful(収録曲の「Orange」のヴァイオリン)(1997年7月16日)
- RARE CHOCOLATE(1998年7月8日)
- CHISA & MINO(1999年7月17日)
- めざましクラシックス(2000年5月20日)
- ニュー・シネマ・パラダイス~Cinema on Violin(2000年9月21日)
- 風のとおり道(2000年11月18日)
- Lovin' You(2001年4月21日)
- めざましクラシックス 2(2001年6月16日)
- CHISA & MINO 2(2001年8月18日)
- CHISAKO! EARLY BEST!1995-1998(2001年10月17日)
- ANGEL'S DREAM ~IN PARADIUM~(2001年11月21日)
- Simba(2002年9月21日)
- めざクラ2003~高嶋ちさ子と仲間たち(2002年12月21日)
- ARIA高嶋ちさ子 ベスト・コレクション(2003年2月1日)
- AROUND THE WORLD~高嶋ちさ子&プラハカメラータ(2003年8月20日)
- めざましクラシックス・ベスト(2004年6月23日)
- freedom~chisako style music(2004年7月21日)
- CROSSOVER SELECTION(2005年11月2日)
- CLASSICAL SELECTION(2005年11月2日)
- CD EXTRA
- カルメンファンタジー (1996年3月20日)
- 哀愁のヨーロッパ〜EUROPE〜(1996年9月19日)
成績・賞歴
- 1997年 コンチェルトコンペティション入賞
脚注
外部リンク
- CHISAKO TAKASHIMA Official Web Site
- 高嶋ちさ子オフィシャルブログ
- 高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニスト 公式サイト
- 高嶋ちさ子 12人のヴァイオリニストオフィシャルブログ
- 高嶋ちさ子 - 日本コロムビア
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