高崎機関区
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テンプレート:車両基地 高崎機関区(たかさききかんく)は、群馬県高崎市にある日本貨物鉄道(JR貨物)の機関区である。高崎線 高崎操車場 - 高崎駅間に位置し、車両の出入区は高崎操車場から行われる。日本国有鉄道時代は高崎第二機関区という名称だった[1]が、1987年の国鉄分割民営化により高崎機関区とされた。
また、埼玉県熊谷市の熊谷貨物ターミナル駅構内に熊谷ターミナル派出を設けている。
配置車両に表示される略号
- 〔テンプレート:CP932フォント〕…高崎を意味する「テンプレート:CP932フォント」から構成される。
高の異体字である「テンプレート:CP932フォント」を使用している。なお、「高」は東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎車両センター高崎支所及び四国旅客鉄道(JR四国)高松運転所所属の車両が表記している。
配置車両
2011年2月28日現在の配置車両は以下のとおり。運用区間は2012年3月17日改正時点のものである[2]。
- EF65形電気機関車
- 500番台1両(保留車)が配置されている。
- EH200形電気機関車
- 900番台の1両、0番台の23両の計24両が配置されている。
- 東海道貨物線:東京貨物ターミナル駅 - 川崎貨物駅 - 浜川崎駅間
- 南武線:浜川崎駅 - 尻手駅 - 立川駅間、尻手駅 - 新鶴見信号場間
- 武蔵野線:(本線)鶴見駅 - 新鶴見信号場 - 西浦和駅 - 南流山駅 - 西船橋駅間、(支線)新小平駅 - 国立駅間、(支線)西浦和駅 - 大宮操車場間、(支線)南流山駅 - 馬橋駅間
- 京葉線:西船橋駅 - 蘇我駅間
- 東北線・高崎線・上越線・信越線:田端信号場駅 - 大宮操車場 - 大宮駅 - 高崎操車場 - 南長岡駅 - 新潟貨物ターミナル駅間
- 常磐線:田端信号場駅 - 隅田川駅 - 馬橋駅間
- 中央線・篠ノ井線:国立駅 - 立川駅 - 塩尻駅 - 篠ノ井駅間
- しなの鉄道線:坂城駅 - 篠ノ井駅間
- 青梅線:立川駅 - 拝島駅間
- 鶴見線:安善駅 - 浜川崎駅間
- 高島線・根岸線:鶴見駅 - 根岸駅間
高崎第二機関区時代
- 蒸気機関車
- 9600形 -(在籍1947年-1951年)
- D50形 -(在籍1947年-1951年)
- D51形 -(在籍1947年-1951年)
- D52形 -(在籍1947年-1951年)
- 「国鉄動力車配置表』1931年より1965年までの1945年を除く隔年分から『世界の鉄道』1967年、朝日新聞社
- 電気機関車
- EF13形 -(在籍1947年-1951年)
- EF12形 -(在籍1949年-1955年)
- EF15形 -(在籍1949年-1967年)
- EF58形 -(在籍1949年、1953年-1967年)
- EF50形 -(在籍1953年)
- EF53形 -(在籍1953年-1967年)
- EF55形 -(在籍1953年-1955年、1961年-1963年)
- EF57形 -(在籍1959年-1961年)
- EF62形 -(在籍1963年-1967年)
- EF63形 -(在籍1963年)
- EF56形 -(在籍1965年-1967年)
- EF60形 -(在籍1965年)
- 「国鉄動力車配置表』1931年より1967年までの1945年、1957年を除く隔年分から『世界の鉄道』1969年、朝日新聞社
歴史
- 1942年(昭和17年)10月1日:高崎機関区高崎操車場支区として発足。
- 1943年(昭和18年)2月1日:高崎第二機関区に改組。
- 1987年(昭和62年)3月1日:高崎客車区が高崎第一機関区と統合して高崎運転所が発足したのに伴い、高崎機関区に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により高崎機関区としてJR貨物が継承。