南流山駅
南流山駅(みなみながれやまえき)は、千葉県流山市南流山にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・首都圏新都市鉄道の駅である。
目次
乗り入れ路線
旅客線はJR東日本の武蔵野線と首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレスの2路線が乗り入れ、相互間の接続駅となっている。このうちつくばエクスプレスの駅には「10」の駅番号が与えられている。
上記のほか、JR東日本の駅からは常磐線北小金駅までの武蔵野線支線(北小金支線)、および常磐線馬橋駅までの武蔵野線支線(馬橋支線)が分岐している。両支線とも基本的に貨物列車専用であるが、北小金方面は京葉線東京駅 - 常磐線日立駅間を運行する臨時旅客急行「わくわく舞浜・東京」の運行経路に利用されたり、臨時団体旅客列車などに利用されることがある。ただし、このような臨時列車に乗車する場合でも運賃・料金は新松戸駅経由の扱いとなる。
駅構造
JR東日本
相対式ホーム2面2線と中線を有する高架駅である。自動改札機設置。みどりの窓口は2012年1月21日をもって営業終了し、代わりに指定席券売機で指定券や長距離乗車券類の発売を行っている。駅舎内にはエスカレーター4基、エレベーター2基、多機能トイレが設置されている。
付近は年間20mmから60mm程度の地盤沈下がみられるため、建設時に駅本屋の床をスラブ設計とし、必要のある個所では床下配管をスラブに吊ることで沈下防止対策をとっている[1]。
当駅南方より武蔵野線の北小金支線と馬橋支線が分岐している。
2012年11月12日、駅ナカ(改札内)にJR東日本リテールネットが運営する書店「ブックエキスプレス南流山店」が開業した[2]。
- JR Minami-Nagareyama ticket gates 20121114.jpg
改札口(2012年11月14日)
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color武蔵野線 | 上り | 南浦和・西国分寺・府中本町方面 |
2 | テンプレート:Color武蔵野線 | 下り | 新松戸・西船橋・東京方面 |
周辺のJR線鉄道配線図
首都圏新都市鉄道
テンプレート:駅情報 島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は1か所で、出入口はA1、A2およびA3の3か所ある。
当駅にはすべての種別の営業列車が停車する。北千住駅 - 守谷駅間の途中駅では唯一の既存駅(JRの駅がすでに存在)併設である。
混雑緩和と利便性の向上のため2011年6月からホーム延伸工事が行われ[3]、2012年9月23日始発から供用開始の運びとなった。具体的には前後約40m(2両分)ずつホームを延伸し、上下線の列車停止位置をずらすことで混雑緩和を図る。また、エスカレーターの上下方向の運転切り替えや自動改札機2台の移設も行われる[4]。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color つくばエクスプレス | 下り | つくば方面 |
2 | テンプレート:Color つくばエクスプレス | 上り | 秋葉原方面 |
- TX Minami-Nagareyama ticket gates 20121007.jpg
改札口(2012年10月07日)
- TX Minami-Nagareyama platform 20121007a.jpg
ホーム(2012年10月07日)
利用状況
- JR東日本 - 2013年度の1日平均乗車人員は30,399人である[* 1]。武蔵野線内26駅中9位である。
- 首都圏新都市鉄道 - 2013年度の1日平均乗車人員は31,926人である[* 2]。流山おおたかの森駅を抜き、つくばエクスプレス線内20駅中第3位である。
つくばエクスプレス開業で乗換駅となり、利用客が大幅に増加した駅である。周辺であっても従来利用しなかった地区(流鉄流山線沿線など)の利用者が当駅にシフトする傾向にある。東洋学園大学流山キャンパス(流山市大字鰭ケ崎)からのバスも乗り入れている関係で、大学の講義などがある日は学生の利用も多い。
近年の一日平均乗車人員推移は下表のとおりである。
年度別一日平均乗車人員(1980年 - 2000年)
年度 | 国鉄 / JR東日本 |
---|---|
1980年(昭和55年) | 2,194 |
1990年(平成テンプレート:02年) | 9,465 |
1991年(平成テンプレート:03年) | 10,409 |
1992年(平成テンプレート:04年) | 11,550 |
1993年(平成テンプレート:05年) | 12,180 |
1994年(平成テンプレート:06年) | 12,481 |
1995年(平成テンプレート:07年) | 12,700 |
1996年(平成テンプレート:08年) | 13,038 |
1997年(平成テンプレート:09年) | 12,929 |
1998年(平成10年) | 12,969 |
1999年(平成11年) | 13,058 |
2000年(平成12年) | [* 4] 13,332 |
年度別一日平均乗車人員(2001年 - )
年度 | JR東日本 | 首都圏 新都市鉄道 |
---|---|---|
2001年(平成13年) | [* 5] 13,437 | 未開業 |
2002年(平成14年) | [* 6] 13,442 | |
2003年(平成15年) | [* 7] 13,494 | |
2004年(平成16年) | [* 8] 13,790 | |
2005年(平成17年) | [* 9] 16,698 | [備考 1]13,589 |
2006年(平成18年) | [* 10] 20,944 | 19,350 |
2007年(平成19年) | [* 11] 23,235 | 23,819 |
2008年(平成20年) | [* 12] 24,843 | 26,168 |
2009年(平成21年) | [* 13] 26,165 | 27,339 |
2010年(平成22年) | [* 14] 27,153 | 28,560 |
2011年(平成23年) | [* 15] 27,958 | 29,277 |
2012年(平成24年) | [* 16] 29,013 | [* 2] 30,550 |
2013年(平成25年) | [* 1] 30,399 | [* 2] 31,926 |
- 備考
- 利用状況の出典
輸送上の特徴
流鉄との乗り継ぎについて
流鉄鰭ヶ崎駅まで徒歩約15分程度かかり、通常の場合乗換には不向きである。
- 乗り換えには武蔵野線新松戸駅(幸谷駅)が適している。
- また常磐緩行線の松戸方面へ向かう場合は、終点の馬橋駅で乗り換えたほうがJRとの距離が短い。
- 平和台駅・流山駅方面へは、当駅から路線バスが通じているため、つくばエクスプレスからそれらの方面へはその利用が適している。
- 強風などで常磐緩行線や武蔵野線が運転を見合わせた場合は、馬橋駅や幸谷駅から鰭ヶ崎駅まで振替輸送で行き、鰭ヶ崎駅から南流山駅まで徒歩で向かう人で溢れることがある。毎年春一番・台風接近・木枯らしのときに発生しやすい。近年武蔵野線については、強風で運転見合わせしやすい区間を重点に防風柵の設置を行なった結果、運転見合わせの回数が減った。
駅周辺
テンプレート:Main 武蔵野線南流山駅開業による区画整理が行われた住宅街である。駅周囲は平坦な土地である。松戸市境に近く、当駅南東方に大規模住宅地である新松戸の北西端の一部(横須賀二丁目、新松戸七丁目)が近接する。南西方の木地区は元々田園地帯であるが、現在は千葉県によるつくばエクスプレス沿線整備の一環として土地区画整理事業が行われている[5]。
北方には鰭ケ崎地区があり、流鉄鰭ヶ崎駅は当駅より北東約1kmの地点に所在する(既述の画像も参照)。さらに北隣の西平井地区も当駅の利用圏内であるが、この西平井・鰭ヶ崎両地区では流山市による土地区画整理事業が行われている[6]。
北口
南口
- 流山市立南流山小学校
- 流山市立南流山中学校
- 流山市消防本部 中央消防署南分署
- 流山市南流山センター(流山市立図書館南流山分館と流山市役所南流山出張所の複合施設)
- 南流山郵便局
- 南流山中央公園
- マツヤデンキ
- マルヤ 南流山店
首都圏新都市鉄道A1
JR線のりかえ入口方面
- JR南流山駅(乗換)
- 流山市南流山出張所
- 流山市立図書館南流山分館
- 流山市中央消防署南分署
- 南流山中央公園
- 南流山郵便局
- 南流山中学校
- 南流山小学校
首都圏新都市鉄道A2
南流山4丁目方面
- 南流山1号公園
首都圏新都市鉄道A3
交通広場方面
- 自転車駐輪場
- 交通広場
- タクシー・バスのりば
- 交番
- JR南流山駅(乗換)
- 南流山3号公園
- 流鉄流山線鰭ヶ崎駅
バス路線
停留所名は「南流山駅」で北口に立地する。
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 |
---|---|---|---|---|
1番 | 松71 | 主水・日大病院入口・古ヶ崎・松戸営業所 | 松戸駅西口 | テンプレート:Color京成バス(松戸) |
主水・日大入口・古ヶ崎・樋野口 | ||||
番場・流山駅入口・中花輪 | 江戸川台駅 | |||
2番 | 南流01 | 平和台駅前・加二丁目・三輪野山・下花輪 | クリーンセンター | テンプレート:Color東武バスセントラル(吉川) |
南流02 | 平和台駅前・加二丁目・三輪野山・流山警察署 | 流山おおたかの森駅西口 | ||
西柏09 | 東洋学園大学前・宮園三丁目・鰭ヶ崎駅入口 | 宮園循環(南流山駅) | テンプレート:Color東武バスイースト(西柏) | |
西柏08 | 宮園三丁目・八木南小学校 | 免許センター南 | ||
宮園三丁目・八木南小学校・免許センター | 南柏駅西口 |
- この他に東洋学園大学のスクールバスも発着する。
歴史
- 1973年(昭和48年)4月1日 - 日本国有鉄道(国鉄)武蔵野線の駅が開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2005年(平成17年)8月24日 - 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの駅が開業。
- 2012年(平成24年)1月21日 - JR駅のみどりの窓口営業終了。
駅名の由来
すでに流山駅が存在し、流山市の南部に位置することから。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color武蔵野線
- 武蔵野線貨物支線(北小金支線)
- 南流山駅 - 北小金駅
- 武蔵野線貨物支線(馬橋支線)
- 南流山駅 - 馬橋駅
- 首都圏新都市鉄道
- テンプレート:Color つくばエクスプレス
- テンプレート:Color快速
- テンプレート:Color通勤快速
- 八潮駅 (08) - 南流山駅 (10) - 流山おおたかの森駅 (12)
- テンプレート:Color区間快速
- 三郷中央駅 (09) - 南流山駅 (10) - 流山おおたかの森駅 (12)
- テンプレート:Color普通
- 三郷中央駅 (09) - 南流山駅 (10) - 流山セントラルパーク駅 (11)
脚注
外部リンク
テンプレート:鉄道路線ヘッダー テンプレート:武蔵野線・京葉線 テンプレート:武蔵野線 (貨物線) テンプレート:Navbox
テンプレート:鉄道路線フッター- ↑ 竹内正光「設計・施工上のポイント」、『鉄道建築ニュース 1973年4月』、鉄道建築協会、1973年4月、p35
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 流山市南流山 第1期宅地分譲(千葉県住宅供給公社)
- ↑ 事業概要|西平井・鰭ヶ崎地区(にしひれ)の宅地分譲・土地情報
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