南長岡駅
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南長岡駅(みなみながおかえき)は、新潟県長岡市宮内八丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)信越本線の貨物駅である。長岡市一帯の鉄道貨物輸送の拠点駅で、着発線荷役方式(E&S方式)を導入している。
駅構造
地上駅である。線路は南北方向に通り、貨物設備は上下本線の西側にある。
着発線は5本あり、下り本線の西側に着発1・2・3・4・5番線の順に並ぶ。着発4番線と着発5番線は、E&S方式に対応した荷役線で、2線に挟まれる形でコンテナホームが1面設置されている。ホームは400メートルほどの長さである。また、ホームの北側で着発5番線の西側にあたる場所には留置線(仕分線)がある。
駅本屋は、コンテナホームの中程から着発5番線を渡った先にある。駅構内の脇にあり、住宅地が近接している。この中には、営業窓口のJR貨物長岡営業所も入っている。
本線の東側には、東日本旅客鉄道(JR東日本)の車両基地である長岡車両センターがある。そのさらに東側を上越新幹線が通過している。
取扱う貨物の種類
- コンテナ貨物
- 12ftコンテナ、20ft大型コンテナを取り扱う。
- 産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
- 東三条オフレールステーション・柏崎オフレールステーションへの中継駅となっている。
- 車扱貨物として、1998年まで鉱産物、1999年まで金属・機械工業品を取り扱っていた。
貨物列車・トラック便
(2008年3月15日現在)
- 高速貨物列車
- 下り列車は1日9本停車する。内訳は、着発荷役線で荷役作業を行うものが4本、駅でコンテナ車の解放作業を行うものが3本、コンテナ車の解放作業と連結作業を行うものが1本、当駅を終着とするものが1本である。行き先は、当駅終着の列車を除きすべて新潟貨物ターミナル駅である。
- 上り列車は1日8本停車する。内訳は、着発荷役線で荷役作業を行うものが3本、駅でコンテナ車の連結作業を行うものが3本、コンテナ車の解放作業と連結作業を行うものが1本、当駅始発のものが1本である。列車の行き先は、隅田川駅(1日2本)、東京貨物ターミナル駅・大阪貨物ターミナル駅・百済駅・東水島駅・福岡貨物ターミナル駅(1日1本ずつ)など。
- 専用貨物列車
- 焼島駅から隅田川駅へ向かう列車が1日1本停車する。
- トラック便
- 東三条オフレールステーションとの間に1日3往復、柏崎オフレールステーションとの間に1日6往復設定されている。
駅周辺
その他
周辺は住宅地で、宮内駅 - 長岡駅間は約3kmと距離があることから、地元住民から「旅客駅として整備して欲しい」という意見がしばしば寄せられているものの、実現に前向きな動きはない。
歴史
- 1931年(昭和6年)7月11日 - 日本国有鉄道の長岡操車場が開設。
- 1966年(昭和41年)1月10日 - 南長岡駅(貨物駅)開業。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 小荷物取扱開始(一般駅となる)。
- 1978年(昭和53年)10月1日 - 小荷物取扱廃止(貨物駅に戻る)。
- 1985年(昭和60年)3月5日 - 南長岡駅が長岡操車場を統合。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR貨物の駅となる。
- 1996年(平成8年)7月1日 - 移転、着発線荷役方式を導入。
- 1997年(平成9年)3月22日 - 柏崎駅との間でトラック便運行開始。
- 1998年(平成10年)4月1日 - 東三条駅との間でトラック便運行開始。