福岡貨物ターミナル駅
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福岡貨物ターミナル駅(ふくおかかもつターミナルえき)は、福岡県福岡市東区箱崎埠頭2丁目に駅事務所を置く日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。鹿児島本線貨物支線(博多臨港線)の終着駅で、福岡県の鉄道貨物輸送の拠点駅の一つである。
歴史
駅構造
地上駅。コンテナホームは3面あり、島式2面、単式1面となるように荷役線が5本接している。ホームは駅構内の北側にあり、南側は着発線となっている。着発線は8本ある。
ホーム上にはコンテナの検修庫、着発線の西側には貨車の検修庫が置かれている。営業窓口であるJR貨物福岡営業支店も駅構内にある。
取扱貨物の種別
- コンテナ貨物
- 産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
貨物列車
高速貨物列車のみ発着し、当駅終着の下り列車は1日23本、当駅始発の上り列車は1日26本設定されている。この他、臨時列車の設定もある。
上り列車の行き先は、東京貨物ターミナル駅が最多で、大阪貨物ターミナル駅や名古屋貨物ターミナル駅、新潟貨物ターミナル駅、仙台貨物ターミナル駅、札幌貨物ターミナル駅などがある。なお、鹿児島本線を当駅以南(熊本駅など)へ向かう貨車の多くは当駅を経由し継走されるが、その逆、本州方面へ向かう場合は直通列車で輸送されることが多い。
トラック集配エリア
福岡市を中心とする福岡県西部をエリアとしている。また新福岡郵便局への郵便物も当駅より運ばれている。
駅周辺
駅は博多港箱崎埠頭に立地しており、周囲は日本通運など運送業者の施設が集まっている。駅の西側及び北側は福岡高速道路が通り、東側は国道3号、その東側を西鉄貝塚線・福岡市地下鉄箱崎線が通っている。最寄駅は貝塚駅や箱崎九大前駅である。
隣の駅
現存区間
- 日本貨物鉄道
- 鹿児島本線(博多臨港線)
- 千早操車場 - 福岡貨物ターミナル駅
廃止区間
- 日本貨物鉄道
- 鹿児島本線(博多臨港線)
- 福岡貨物ターミナル駅 - 博多港駅