長山藍子
テンプレート:Mboxテンプレート:ActorActress 長山 藍子（ながやま あいこ、1941年6月21日 - ）は、日本の女優。中国内蒙古自治区フフホト生まれ、静岡県三島市育ちで、5人兄弟の長女。身長159cm、体重50kg。
目次
来歴・人物
成蹊小学校・中学校、静岡県立三島北高等学校卒業。小・中学校の同級生に俳優の東野英心がいた。夫は俳優の武正忠明。
父親の影響で俳優を目指し、俳優座養成所に12期生として入所する。1963年に卒業すると同時に劇団新人会に参加した。1970年には前田昌明、山本學らと第二次劇団新人会を発足した（1994年に朋友と改名）。1999年、文化庁芸術祭演劇部門大賞受賞。2007年9月に劇団朋友を退団。
映画では『橋のない川』や『ガラスのうさぎ』などで活躍する。ドラマでもNHK大河ドラマ『おんな太閤記』、『春日局』等の時代劇に多く出演した。TBSでは『女と味噌汁』シリーズなどの石井ふく子プロデュースのホームドラマに出演し、特に1990年から石井プロデュースの『渡る世間は鬼ばかり』の野田弥生役は広く知られており、橋田壽賀子作品の常連の1人にもなった。『男はつらいよ』のテレビ版では初代の車さくら役を演じ、映画版『男はつらいよ 望郷篇』ではマドンナとしてテレビ版の博役の井川比佐志とおばちゃん役の杉山とく子とともに出演した。
さらに1979年から1981年まではクイズ番組『クイズダービー』に5代目2枠レギュラー解答者として出演した（山崎浩子と並ぶ歴代4位の20連敗を記録したものの、正答率は2割9分9厘、平均2勝6敗～3勝5敗ペースとまずまずの成績を残している）。なお、2枠のベテラン女優枠は長山が最後となり、その次の宮崎美子からは若手女性タレント枠となった。2枠レギュラー降板後も長山は、5枠ゲスト解答者として度々出演しているが、その時の正答率は4割台となりレギュラー時よりも優秀な成績を残している。
主な出演
映画
- 花の宴（1967年） - 滝民子 役
- 女と味噌汁（1968年）
- 燃えつきた地図（1968年） - ヌードモデル 役
- 橋のない川（1969 - 1970年） - 畑中ふで 役
- 男はつらいよ 望郷篇（1970年） - 三浦節子 役
- 婉という女 (1971年)
- 哀しみのベラドンナ（1973年、アニメ作品、声の出演） - ジャンヌ 役
- ガラスのうさぎ（1979年） - 敏子の母 役
- 結婚案内ミステリー（1985年）
- ガラスの中の少女（1988年）
- 日本沈没（2006年） - 小野寺俊夫の母・小野寺道子 役
- 女たちの都〜ワッゲンオッゲン〜（2012年）
テレビドラマ
- おはなはん（1966 - 1967年）
- 旅路（1967 - 1968年） - 室伏千枝 役
- ゼロの焦点（NHK銀河ドラマ、1971年） - 田沼久子 役
- 天下堂々（1973年） - 三千歳 役
- 赤ひげ（1973年）
- おんな太閤記（NHK大河ドラマ、1981年） - とも 役
- ながらえば（NHK総合、1982年）
- 春日局（NHK大河ドラマ、1989年） - お江与 役
- ニコニコ日記（2003年） - 小鳥遊こずえ 役
TBS系
- 愛と死をみつめて（1964年）
- ただいま11人（1964 - 1967年）
- 渥美清の泣いてたまるか（1967年）
- 女と味噌汁（1965 - 1980年） - 小桃 役
- 赤井川家の客間（1967年、中部日本放送）
- 肝っ玉かあさん（1968 - 1971年） - 大正綾 役
- ダンプかあちゃん（1969 - 1971年、北海道放送）
- ありがとう（1970 - 1974年）
- 乳房よ永遠に（1972年）
- ゆびきり（1973年）
- 赤い迷路（1974年） - 都築由紀子 役
- ほんとうに（1976 - 1977年）
- 夜明けの刑事（1976 - 1977年） - 大野刑事 役
- たんぽぽ（1975 - 1976年）
- 家族（1978年）
- 心 (テレビドラマ)（1980年）一村友 役
- 茜さんのお弁当（1981年） - 野口光 役
- 父母の誤算（1981年）
- 赤い絆（1984年）
- 愛ってなに（1985年）
- チャオチャオたこかいな〜たこやきルネッサンスや。〜（1986年）
- 妻よ妻よ（1987年）
- ああわが家（1989年）
- 東芝 日曜劇場 （TBS）
- 渡る世間は鬼ばかり（1990年 -2013年 ） - 野田弥生 役
- 源氏物語 上の巻・下の巻（1991年12月27日、1992年1月3日） - 六条御息所 役
- 家族の物語（1993年）
- 女の言い分（1994年） - 東夢 役
- もういちど家族（1995年）
- 水戸黄門第26部（1998年）
- 最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜 (2012年) - 戸川美奈子 役
- 月曜ゴールデン
- 「森村誠一サスペンス 魔性の群像 刑事・森崎慎平1」（2013年）- 宮市純子 役
- 火曜サスペンス劇場
- 「松本清張スペシャル・歯止め」（1983年）- 津留江利子 役
- 『掏摸（スリ）』（1993年1月5日OA、東映）- 川合正子
- 「警部補・佃次郎4」（1997年） - 亀井典子
- 「女検事・霞夕子13」（1998年） ‐ 城崎治子
- 「弁護士・朝日岳之助14」（1999年） ‐ 佐伯志保
- 「街の医者・神山治郎(4) 消えた母性」 (2003年) - 樫谷芳子
- 男はつらいよ（1968 - 1969年） - 車さくら
- 笑顔泣き顔ふくれ顔（1982年） - 北川友子
- 京都サスペンス「出町の柳」（1987年、関西テレビ / 東映）- 主演
- 僕と彼女と彼女の生きる道（2004年、関西テレビ） - 大山美奈子 役
- 僕の歩く道（2006年、関西テレビ） - 大竹里江 役
- 会いたかった 〜向井亜紀・代理母出産という選択〜（2007年） - 向井亜紀の母 役
- 金曜プレステージ
- 「浅見光彦シリーズ28」（2008年） - 有田稲子 役
- 「浅見光彦シリーズ49」（2014年） - 正岡錦恵 役
- 特別機動捜査隊（1966年）
- 必殺ワイド新春・久しぶり!主水、夢の初仕事・悪人チェック!!-お静、本人役（1988年）
- 新・京都迷宮案内（2007年） - 大北比佐子 役
- 相棒 Season 6（2008年） - 堂上公江 役
- 土曜ワイド劇場
- 「松本清張のガラスの城」（1977年）- 主演
- 「京都殺人案内14」（1988年、朝日放送）
舞台
- オッペケペ
- 作者を探す六人の登場人物
- 女と味噌汁
- 初蕾
- 秋のかげろう
- 北国慕情
- 江戸の恋
- 春日局
- 幸福
- 芸者と第九交響曲
- 結婚する手続き
- おんなの家
- おしん
- お春の恋
- 華やかな女
- 女たちの忠臣蔵
- わがババわがまま奮斗記
- 明日の幸福
- 女の人さし指
吹き替え
- 真珠湾（アンジー・ディキンソン）
その他のテレビ番組
- クイズダービー（TBS） - 5代目2枠レギュラー
他多数
共演者
- 俳優では宇津井健、井川比佐志、前田吟との共演も多い。特に宇津井健とは夫婦役・兄妹役を演じているが、渡る世間は鬼ばかりでは父と娘という立場で共演している。また、前田吟とは、同作やドラマ『ああわが家』・『心 (テレビドラマ)』で夫婦役での共演となっている。坂上忍は幼少時から親子役で共演していた事で現在も『母さん』と呼び慕っている。
- 女優では杉山とく子、山岡久乃、八千草薫、池内淳子とも共演が多い。山岡や池内とはドラマ『女と味噌汁』を筆頭にテレビや舞台などで共演機会が多く、またプライベートでも親交が深いことで知られた。山岡や池内の最期も山岡、池内の家族らと共に看取り、2010年11月4日に開かれた池内のお別れの会では世話人を務めたほか、友人代表として挨拶も行った。
CM
引き上げの経験があったためか、アジアに近い福岡県の企業（※）のCMにも出演している。
- 東芝 キッチン家電（炊飯器・電子レンジ等）
- 大正製薬 「パブロン・3代目」（1973年 - 1976年）
- 山発産業 「パオン」（現：シュワルツコフヘンケル）
- 津村順天堂（現・ツムラ）「バスピカS」（1980年 - 1981年）
- ヤマヒサ
- 花王 「リリーフ」
- ※かねふく（辛子明太子製造・販売）
- Panasonic「LUMIX TZシリーズ」（綾小路きみまろと共演、2007年 - ）
- ※西日本鉄道 有料老人ホーム「サンカルナシリーズ」（2010年 - ）
ディスコグラフィー
- ひとめぼれの歌
