遠藤政隆
テンプレート:Infobox baseball player 遠藤 政隆(えんどう まさたか、1972年9月20日 - )は、東京都八王子市[1]出身の元プロ野球選手(投手)。
経歴
プロ入り前
福島県西白河郡西郷村生まれ[1]。幼い頃に東京都八王子市に移る。小学4年でリトルリーグ入りし、中学3年の時には全国大会で3位になった[1]。アンジャッシュの渡部建とリトルリーグでチームメイトだった。 山梨県の日本大学明誠高等学校を卒業後、社会人野球の熊谷組へ入社(野球部は現・鉄腕硬式野球倶楽部)。1993年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団する[1]。
プロ入り後
1995年は1A・バイセイリア・オークスに野球留学した。中日入団後は長らく中継ぎを務めた。テンプレート:Byオフにプロ野球脱税事件に関与し、脱税額か少なかったこともあり起訴猶予になり、球団から翌年の開幕から3週間試合出場停止処分が下された。テンプレート:Byは二軍で最多セーブだったが、2006年10月13日、中日球団から戦力外通告を受けた。
その後12球団合同トライアウトを受け、東京ヤクルトスワローズに入団した。
テンプレート:Byは開幕から一軍登録された。中日時代同様、主に中継ぎで登板し、ロングリリーフもこなせることから首脳陣からの信頼も厚かった。4月19日の横浜戦で、7回表に代走で出場した石川雄洋が大量得点差にも関わらず、盗塁(プロ初)をしたため、その報復として、内川聖一に故意と思われる死球を投げ、次の村田修一に投じた変化球がすっぽ抜け、頭部死球となり乱闘騒ぎになる。この試合は警告試合となった。「10年以上やっているから、やっていい事と悪いことはわかる」と言い、内川の死球はやむをえないが、次の打者には絶対にぶつけてはいけなかったといい、村田にぶつけてしまったのにはプロとして反省していると言う。また、6月11日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦においてもリック・ショート・山崎武司に対して死球を与え、この試合も警告試合になっている。この年は4月22日対中日戦で、2番手で登板し移籍後初勝利を、7月1日の対中日戦で、4番手で登板し移籍後初セーブを挙げるなど、古巣相手に印象的な活躍を見せている。
2008年10月7日、ヤクルト球団より2度目の戦力外通告を受けた。その後は12球団合同トライアウトに参加し、韓国の数球団が興味を示すが、子どもが小さいことも鑑みて現役引退。
その後は、自宅のある名古屋に戻り、自動車販売店に勤務する。
プレースタイル・人物
- 制球には難があったが、調子の良いときは150km/h近くの速球と「ゴリスラ」と呼ばれるブレーキ鋭いスライダーで打者を翻弄。ファームではクローザーを担った。
- 元大洋の遠藤一彦とはいとこである[1]。中日時代は彼と同じく背番号が「24」だった。
詳細情報
年度別投手成績
テンプレート:By2 | 中日 | 13 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | -- | 1.000 | 98 | 23.2 | 20 | 3 | 13 | 0 | 0 | 19 | 1 | 0 | 12 | 12 | 4.56 | 1.39 |
テンプレート:By2 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | -- | .000 | 97 | 21.0 | 25 | 5 | 10 | 0 | 2 | 11 | 2 | 0 | 16 | 16 | 6.86 | 1.67 | |
テンプレート:By2 | 49 | 3 | 1 | 1 | 0 | 8 | 4 | 1 | -- | .667 | 300 | 70.1 | 56 | 6 | 37 | 3 | 1 | 73 | 5 | 0 | 33 | 30 | 3.84 | 1.32 | |
テンプレート:By2 | 40 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 1 | -- | .333 | 273 | 56.2 | 61 | 7 | 40 | 2 | 7 | 51 | 3 | 3 | 36 | 33 | 5.24 | 1.78 | |
テンプレート:By2 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | -- | 1.000 | 79 | 18.0 | 15 | 0 | 9 | 1 | 2 | 20 | 3 | 0 | 6 | 6 | 3.00 | 1.33 | |
テンプレート:By2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 16 | 3.0 | 5 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 15.00 | 2.67 | |
テンプレート:By2 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | -- | ---- | 51 | 8.2 | 15 | 1 | 10 | 0 | 0 | 7 | 0 | 1 | 12 | 12 | 12.46 | 2.88 | |
テンプレート:By2 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | -- | .667 | 233 | 53.0 | 47 | 5 | 28 | 1 | 5 | 60 | 5 | 0 | 23 | 23 | 3.91 | 1.42 | |
テンプレート:By2 | 57 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | -- | .667 | 293 | 71.2 | 61 | 9 | 18 | 1 | 2 | 77 | 4 | 0 | 26 | 25 | 3.14 | 1.10 | |
テンプレート:By2 | 34 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | -- | .500 | 175 | 41.1 | 33 | 5 | 14 | 0 | 4 | 41 | 0 | 0 | 14 | 13 | 2.83 | 1.14 | |
テンプレート:By2 | 22 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | -- | 1.000 | 111 | 25.2 | 26 | 11 | 9 | 0 | 0 | 30 | 1 | 0 | 20 | 20 | 7.01 | 1.36 | |
テンプレート:By2 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | .667 | 63 | 14.2 | 12 | 1 | 7 | 1 | 1 | 15 | 2 | 0 | 12 | 12 | 7.36 | 1.30 | |
テンプレート:By2 | ヤクルト | 38 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 2 | 4 | .286 | 197 | 44.0 | 42 | 5 | 20 | 1 | 6 | 28 | 1 | 0 | 21 | 20 | 4.09 | 1.41 |
通算:13年 | 332 | 10 | 1 | 1 | 0 | 28 | 21 | 6 | 4 | .571 | 1986 | 451.2 | 418 | 59 | 218 | 10 | 30 | 432 | 27 | 4 | 236 | 227 | 4.52 | 1.41 |
---|
- 各年度の太字はリーグ最高
記録
- 初登板:1994年5月18日、対ヤクルトスワローズ8回戦(明治神宮野球場)、5回裏に4番手として救援登板、2回1失点
- 初奪三振:同上、6回裏にジェラルド・クラークから
- 初先発・初勝利:1994年6月26日、対阪神タイガース13回戦(ナゴヤ球場)、5回1失点
- 初セーブ:1996年8月20日、対広島東洋カープ18回戦(ナゴヤ球場)、8回表に2番手として救援登板・完了、2回無失点
- 初ホールド:2007年6月1日、対オリックス・バファローズ2回戦(明治神宮野球場)、7回表に2番手として救援登板、1回無失点
- 継投による1イニング4奪三振:1996年8月17日、対阪神タイガース19回戦(ナゴヤ球場)、4回表に先発・野口茂樹がケビン・マース・高波文一・山田勝彦(振逃)から、後続の遠藤が和田豊から ※史上初(2012年終了現在でも史上唯一、1イニング4奪三振自体は史上4度目)
背番号
- 43 (1994年 - 1998年)
- 24 (1999年 - 2006年)
- 11 (2007年)
- 47 (2008年)
関連項目
- 東京都出身の人物一覧
- 中日ドラゴンズの選手一覧
- 東京ヤクルトスワローズの選手一覧
- 日本人のマイナーリーグ選手一覧
- プロ野球脱税事件 - 事件に関わり出場停止処分を受けた
脚注
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 Baseball-Reference