神野駅
|} 神野駅(かんのえき)は、兵庫県加古川市神野町西条にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持ち、行き違い設備を有する地上駅になっている。線路はほぼ東西に走っている。加古川方面の線路が直線となっているが、出発信号機が片方向にしか付けられていないため、逆線発車はできない。その他加古川方面の線路の日岡側に安全側線があるが、これは加古川線の電化に際し新たに設けられたものである。厄神側は上下線の線路が合流するまでの距離が比較的長く、十分な過走距離が取れることから安全側線は設けられていない。加古川方面ホームと厄神方面ホームとは屋根つきの跨線橋で連絡している。かつて、改札口は、南側のみであったが、北側にも住宅が多く、2010年10月に駅舎が新設された。
北口駅舎は、JR西日本と加古川市が共同で2010年3月に着工したもので、2010年10月2日に供用開始された。ひさしの曲線が加古川の流れを表現し、地場産業である建具を反映した木材が壁面の一部に使われている。総床面積は約65平方メートルである。隣接して加古川市のコミュニティー施設も建設されている[1]。従来、南側駅舎に設置されていたみどりの窓口が移転した。
南口駅舎は、北口駅舎の供用開始後、改築された。旧駅舎は、1948年(昭和23年)建築の木造平屋建で、瓦葺の大きな屋根が特徴的な建物となっていた。内部には待合所のほか、みどりの窓口が設置されていたが、改築の際、北口駅舎に移転した。
両駅舎とも、駅舎内部には新型の自動券売機が1台設置されているが、自動改札機はなく、ICOCAもサービスエリア外で使えない。
以前は直営駅であったが、加古川鉄道部解体による組織変更に合わせ、ジェイアール西日本交通サービスによる業務委託駅(加古川駅管理)となった。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color加古川線 | 下り | 粟生・西脇市方面 |
2 | テンプレート:Color加古川線 | 上り | 加古川方面 |
ダイヤ
日中時間帯は1時間あたり2本が停車する。
利用状況
1日平均の乗車人員は1,143人である(2010年度)。加古川線の中では利用客が多い。
近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
- 1,595人(2000年度)
- 1,515人(2001年度)
- 1,449人(2002年度)
- 1,398人(2003年度)
- 1,357人(2004年度)
- 1,329人(2005年度)
- 1,298人(2006年度)
- 1,283人(2007年度)
- 1,259人(2008年度)
- 1,190人(2009年度)
- 1,143人(2010年度)
駅周辺
周辺は加古川市のベッドタウンとして発展しており、当駅の利用客も線内でトップクラスとなっている。駅周辺にはこのほか史跡が数多く存在している。
- 加古川北市民センター
- 北山公園・西条廃寺跡(国指定史跡)
- 西条古墳群(国指定史跡)
- 行者塚古墳(国指定史跡)
- 尼塚古墳(国指定史跡)
- 人塚古墳(国指定史跡)
- 城山
- 西条八幡神社
- 愛宕神社
- 稲根神社(二塚古墳)
- 近畿安全衛生技術センター
- 加古川市立神野小学校
バス路線
神姫バスの路線がある。
- 中河原経由、加古川駅北口行
歴史
- 1913年(大正2年)4月1日 - 播州鉄道が加古川町駅(現在の加古川駅) - 国包駅(現在の厄神駅)間で開業した際に、同線の停留場として設置。旅客営業のみ。
- 1923年(大正12年)12月21日 - 路線譲渡により播丹鉄道の停留場となる。
- 1929年(昭和4年)8月23日 - 停留場から駅に昇格。
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 播丹鉄道の国有化により、国有鉄道加古川線の駅となる。
- 1948年(昭和23年)3月 - 駅舎改築。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1990年(平成2年)6月1日 - 加古川鉄道部発足により、その管轄となる。
- 2009年(平成21年)7月1日 - 加古川鉄道部廃止に伴い神戸支社直轄へ変更され[2]、加古川駅の被管理駅になると同時に、ジェイアール西日本交通サービスによる業務委託駅となる。
- 2010年(平成22年)10月2日 - 北口駅舎使用開始[1]
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color加古川線
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:加古川線- ↑ 1.0 1.1 交通新聞2010年10月7日
- ↑ テンプレート:Cite web