社町駅
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テンプレート:駅情報 社町駅(やしろちょうえき)は、兵庫県加東市河高大谷口にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)加古川線の駅である。
概要
加古川駅が管理している無人駅ではあるが、自動券売機が設置されている。加古川方面ホームにある駅舎の横には地球儀を模した交流ふれあい館が併設されている。
駅名は2006年(平成18年)に市町村合併により消滅した加東郡社町に由来しているが、駅の所在地は旧加東郡滝野町域である。現在はその合併で誕生した加東市の代表駅となっているが、駅前には何もなく、隣の滝野駅周辺のほうが旧滝野市街地ということもあり賑わいがある。
駅構造
地上駅で2面2線の対向式ホームを持ち、列車の行き違いが可能な構造になっている。ホームは谷川寄りの構内踏切で結ばれている。配線構造だけでいえば、加古川方面の線路が直線となっているが、場内・出発信号機が片方向のみのため、逆方向に停車することはできない。
便所は、かつては男女共用の仮設水洗式便所であったが、電化に伴う駅舎改築で男女別水洗化され、身体障害者用の便所も設置された。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | テンプレート:Color加古川線 | 上り | 粟生・加古川方面 |
反対側 | テンプレート:Color加古川線 | 下り | 西脇市・谷川方面 |
- 案内上ののりば番号は設定されていない。
ダイヤ
日中時間帯は1時間あたり1本が停車する。第4土曜日は5時間ほど停車設定がなかったが、2011年度(平成23年度)より改善されている。
駅周辺
加東市(旧社町)の中心街は、加古川をはさんで東に約3km離れている。バスの乗り入れがあり、タクシーの待ち合いがある。駅前広場がある。
利用状況
1日平均の乗車人員は425人である(2010年度)。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
- 310人(2000年度)
- 311人(2001年度)
- 310人(2002年度)
- 297人(2003年度)
- 285人(2004年度)
- 308人(2005年度)
- 345人(2006年度)
- 365人(2007年度)
- 395人(2008年度)
- 386人(2009年度)
- 425人(2010年度)
歴史
- 1913年(大正2年)8月10日 - 播州鉄道 国包駅(現在の厄神駅) - 西脇駅間の開通と同時に、社口駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1916年(大正5年)11月22日 - 播鉄社駅に改称。
- 1923年(大正12年)12月21日 - 路線譲渡により播丹鉄道の駅となる。
- 1943年(昭和18年)6月1日 - 播丹鉄道の国有化により、国有鉄道加古川線の駅となる。同時に社町駅に改称。
- 1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1990年(平成2年)
- 6月1日 - 加古川鉄道部発足により、その管轄となる。
- 10月1日 - 無人駅化。
- 2009年(平成21年)7月1日 - 加古川鉄道部廃止に伴い神戸支社直轄へ変更され、加古川駅が管理するようになる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color加古川線