田村市
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テンプレート:Infobox 田村市(たむらし)は、福島県の中通り中部にある市。
目次
概要
市名は、田村郡に属したことが由来である。あぶくま洞などの観光資源を有することで知られ、地理的に田村市東部は、福島県中通り最東端の地でもある。
地理
隣接する自治体
歴史
年表
- 田村市発足前
- 1915年(大正4年)3月21日 - 平郡西線(現在の磐越東線)三春 - 小野新町間が開業。
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 国道288号が制定。
- 1982年(昭和57年)4月1日 - 国道399号が制定。
- 1995年(平成7年)8月2日 - 船引三春インターチェンジが供用開始。
- 田村市発足後
- 2005年(平成17年)3月1日 - 田村郡滝根町、大越町、都路村、常葉町、船引町の5町村が合併し、田村市が発足した。
- 2011年(平成23年)3月12日 - 原子力災害対策特別措置法による内閣総理大臣の指示に従い、旧都路村全域に避難指示を出す。
- 2014年(平成26年)4月1日 - 旧都路村全域に出されていた避難指示が解除された。
行政区域変遷
- 変遷の年表
田村市市域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 現田村市市域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行により、以下の村が発足。[1][2] |
1934年(昭和9年) | 4月1日 | 片曾根村が町制施行・改称し船引町となる。 |
1940年(昭和15年) | 4月1日 | 滝根村は町制施行し滝根町となる。 |
1942年(昭和17年) | 2月8日 | 大越村は町制施行し大越町となる。 |
1955年(昭和30年) | 2月1日 | 山根村は常葉町と合併し常葉町が発足。 |
4月1日 | ||
1898年(明治31年) | 7月1日 | 常葉村は町制施行し常葉町となる。 |
1956年(昭和31年) | 常葉町の一部(早稲川の一部)は大越町に編入。 | |
1957年(昭和32年) | 三春町の一部(笹山・荒和田と熊耳・南成田の各一部)は船引町に編入。 | |
1963年(昭和38年) | 船引町の一部(笹山・荒和田・要田の各一部)は三春町に編入。 | |
2005年(平成17年) | 3月1日 | 大越町・滝根町・常葉町・船引町・都路村が合併し田村市が発足。 |
- 変遷表
田村市市域の変遷表(※細かい境界の変遷は省略) | ||||||
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1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
船引村 | 片曾根村 | 昭和9年4月1日 船引町に 町制施行 |
昭和30年4月1日 船引町 |
平成17年3月1日 田村市 |
田村市 | |
今泉 | ||||||
春山村 | 文珠村 | 文珠村 | ||||
粠田村 | ||||||
石森村 | ||||||
長外路村 | 美山村 | 美山村 | ||||
長外路村 | ||||||
石沢村 | 瀬川村 | 瀬川村 | ||||
新舘村 | ||||||
門鹿村 | ||||||
大倉村 | ||||||
上移村 | 移村 | 移村 | ||||
南移村 | ||||||
北移村 | ||||||
中山村 | ||||||
横道村 | ||||||
芦沢村 | 芦沢村 | 芦沢村 | ||||
堀越村 | 七郷村 の一部 |
七郷村の一部 | ||||
遠山沢村 | ||||||
永谷村 | ||||||
椚山村 | ||||||
門沢村 | ||||||
笹山村の一部 | 要田村 | 要田村 | 昭和32年 船引町に編入 | |||
荒和田村の一部 | ||||||
熊耳村の一部 | ||||||
南成田村の一部 | ||||||
上大越村 | 大越村 | 昭和17年2月8日 町制 |
大越町 | |||
下大越村 | ||||||
牧野村 | 七郷村 の一部 |
七郷村の一部 | 昭和30年4月1日 大越町に編入 | |||
栗出村 | ||||||
早稲川村 | 山根村 | 山根村 | 昭和31年 大越町に編入 | |||
昭和30年2月1日 常葉町 | ||||||
関本村 | ||||||
小檜山村 | ||||||
堀田村 | ||||||
山根村 | ||||||
常葉村 | 常葉村 | 明治31年7月1日 町制 | ||||
久保村 | ||||||
新田作村 | ||||||
西向村 | ||||||
鹿山村 | ||||||
菅谷村 | 滝根村 | 明治31年7月1日 町制 |
滝根町 | |||
神俣村 | ||||||
広瀬村 | ||||||
岩井沢村 | 都路村 | 都路村 | 都路村 | |||
古道村 |
行政
- 市長職務執行者:博多祐輔(旧滝根町長)
- 初代市長:冨塚宥暻(2005年4月17日就任、元船引町長)
- 消防事務は、福島県中通り中部を区域とする2市2町の郡山地方広域消防組合が担当。
姉妹都市
経済
産業
- 産業人口
- 第一次産業:4,445人(2005年)
- 第二次産業:8,673人(2005年)
- 第三次産業:9,255人(2005年)
商業施設
市内に本社を置く主な企業
主な製造工場
郵便
- 郵便局(集配業務あり)
- 船引郵便局
- 常葉郵便局
- 瀬川郵便局
- 都路郵便局
- 移郵便局
- 大越郵便局
- 滝根郵便局
- 郵便局(通常店舗)
- 七郷郵便局
- 菅谷郵便局
- 芦沢郵便局
- 要田郵便局
- 岩井沢郵便局
- 下大越簡易郵便局
- 田村今泉簡易郵便局
- 西向簡易郵便局
金融
地域
地域名 | 人口 | 面積 | 人口密度 |
---|---|---|---|
滝根 | 5,416人 | 50.70km² | 107.63人/km² |
大越 | 5,577人 | 36.66km² | 157.97人/km² |
都路 | 3,131人 | 125.37km² | 26.62人/km² |
常葉 | 6,325人 | 84.41km² | 77.56人/km² |
船引 | 23,387人 | 161.16km² | 148.42人/km² |
総数 | 43,836人 | 458.30km² | 98.30人/km² |
人口
教育
- 高等学校
- 中学校
- 田村市立滝根中学校
- 田村市立大越中学校
- 田村市立都路中学校
- 田村市立常葉中学校
- 田村市立船引南中学校
- 田村市立船引中学校
- 田村市立移中学校
- 小学校
- 田村市立滝根小学校
- 田村市立菅谷小学校
- 田村市立広瀬小学校
- 田村市立大越小学校
- 田村市立古道小学校
- 田村市立岩井沢小学校
- 田村市立常葉小学校
- 田村市立西向小学校
- 田村市立関本小学校
- 田村市立船引小学校
- 田村市立船引南小学校
- 田村市立美山小学校
- 田村市立瀬川小学校
- 田村市立芦沢小学校
- 田村市立要田小学校
- 田村市立緑小学校
交通
鉄道
- 路線バス
道路
- 道路
- 国道288号
- 国道349号
- 国道399号
- 福島県道19号船引大越小野線
- 福島県道36号小野富岡線
- 福島県道50号浪江三春線
- 福島県道57号郡山大越線
- 福島県道112号富岡大越線
- 福島県道113号常葉芦沢線
- 福島県道119号本宮常葉線
- 福島県道145号吉間田滝根線
- 福島県道154号常葉野川線
- 福島県道172号船引停車場線
- 福島県道299号実沢要田線
- 福島県道300号門沢三春線
- 福島県道301号栗出菅谷線
- 福島県道302号柳渡戸常葉線
- 福島県道303号石沢荻田線
- 福島県道364号上移常葉線
- 福島県道381号あぶくま洞都路線
ナンバープレート
- ナンバープレート:福島
- ナンバープレートの地名表記変更(自動車)
- 旧滝根町、大越町、都路村は「いわき」から「福島」へ変更
(詳しいことは日本のナンバープレート一覧#市町村合併による登録地域の変更を参照)
著名な出身者
- 荒井広幸(新党改革参議院議員・元衆議院議員)
- エンペラー吉田(自由業)
- 久保田正広(機械材料工学・日本大学教授)
- 玄葉光一郎(民主党衆議院議員)
- 助川啓四郎(船引町長、のち立憲政友会衆議院議員)
- 三原昌平(プロダクトデザイナー・大同大学教授)
- 宗像徹(日本中央競馬会騎手)
- 渡辺高夫(陸上競技指導者、元仙台育英学園高等学校陸上競技部監督)
- 渡辺由紀(女優)
施設
観光
- あぶくま洞(滝根)
- 入水鍾乳洞(滝根)
- 星の村天文台(滝根)
- お人形様(堀越、朴橋、屋形)
- こどもの国ムシムシランド(常葉)