海南省

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テンプレート:基礎情報 中華人民共和国の一級行政区画 海南省(かいなんしょう、テンプレート:Lang-zh-shortテンプレート:Lang-en-short)は中華人民共和国最南部の省。海南島と付属の島嶼からなる。省都海口市

地理

中国広東省雷州半島の南に位置する海南島南シナ海西沙諸島南沙諸島中沙諸島からなる。海南島以外の所属については近隣諸国との領土問題がある。西はトンキン湾を隔ててベトナムとなる。

海南島の北部は亜熱帯、南部は熱帯に属し、バナナココヤシコショウなどの熱帯作物の栽培が盛んである。熱帯に属する三亜市周辺の海岸は、年中海水浴に適した気候であり、俗に「中国のハワイ」ともいわれ、海浜リゾートを中心とした観光業が盛んである。瓊海市にあるリゾート地ボアオ(博鰲)では2001年以降、毎年ボアオ・アジア・フォーラムが開催されている。

民族

漢民族が大部分を占めるが、リー族(黎族)が117.2万人、ミャオ族(苗族)が6.1万人、チワン族(壮族)が5万人、回族が8,372人と続く。

言語

閩南語の一種である海南語を話す。この他に広東語の一種である儋州話、邁話、疍家話客家語北方方言に属する軍話などの中国語の方言も話されている。

タイ語系のリー語オンベ語(臨高話)、モー語(村話)、他にミャオ語チワン語回輝語の話者も少なくない。

主要都市・行政区分

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三つの地級市のほか、16カ所の直轄県級行政区がある(通常、中華人民共和国の行政区は、省級行政区→地級行政区→県級行政区と細分化されるが、中間の地級行政区がなく、海南省直轄の県級行政区が存在する)。

年表

歴史

古くから珠崖と呼ばれ、三国の時代に珠崖郡が成立した。代の李徳裕宋代蘇軾などが流刑され、唐代に鑑真が漂着した。

日中戦争中、日本軍が島を占領し、ビルマ独立の志士アウン・サンらの軍事訓練がこの島で行われた。1949年に中華人民共和国が成立した際、海南島はまだ中華民国の国民党政権による支配下にあったが、1950年中国人民解放軍海南島上陸作戦によって中華人民共和国の統治下に入った。中華民国では現在でも形式上海南特別行政区としている。

1988年広東省から海南島ならびにその周辺諸島が分離し、海南省となる。同時に省全域が経済特区に指定された。この経済特区は中国最大の面積を有している。これ以来、中国各地から移住が相次ぎ、輸出加工地区として発展した。最近は観光業にも力を入れ、中国各地からの観光客のほか、日本からの観光客も訪れる。

教育

軍事

海南島事件 - 2001年4月1日、海南島周辺上空で米海軍EP-3E電子偵察機が中国軍の殲撃8II戦闘機と空中接触し、中国軍機は墜落、米軍機は救助信号を発して海南島の飛行場に緊急着陸した。

友好交流

外部リンク

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