新伍のお待ちどおさま
『新伍のお待ちどおさま』(しんごのおまちどおさま)は、1985年11月4日から1990年3月30日までTBS系列局で放送されたTBS製作のワイドショー。1987年9月までは、フジテレビ系列(FNSのみに加盟)とのクロスネット局だったテレビ山口でも放送されていた。
概要
山城新伍が司会を務めた公開番組。1985年9月にスタートした『おじゃまします』が1か月半で打ち切られたことから、それに続くつなぎ番組として開始された。
番組の内容は山城が政治、社会、スポーツ、芸能などの世相をゲストの芸能人とともにトークを繰り広げるというものだった。裏番組「笑っていいとも!」が若年層向けで過激指向の内容だったこともあり、それになじめない中高年層に受け入れられた。山城の友人の梅宮辰夫が包丁さばきを披露する料理コーナーや、山城と横山やすしのトークバトル、細川隆一郎と三宅久之を交えた政治・社会批評の企画もあった。
当初は12時から12時40分までの40分間の帯番組だったが、1986年9月に『テレビ小説』が打ち切られたため同年10月からは12時55分までに延長され、1987年10月からはドラマ『家庭の問題』放送のため、12時45分までに短縮された。
当初は前番組と同じく新宿コメディシアターから生放送だったが、後にTBS旧社屋にあったGスタジオから放送されるようになり、末期には当時日比谷シャンテにあったTBSスタジオから放送されるようになった。なお、シャンテのスタジオは後に閉鎖され、映画館「シャンテ シネ3」(現・TOHOシネマズシャンテスクリーン3)に改装された。
番組は4年5か月間にわたって放送されたが、山城のスケジュールの都合もあって1990年3月30日に終了。この番組以前に平日正午枠で放送されていた『スーパーダイスQ』(1980年-1984年)の放送期間4年を5か月上回る記録を達成したが、現在放送中の『ひるおび!』(2009年-)がその記録を上回っている。
放送時間
- 月曜 - 金曜 12:00 - 12:40 (1985年11月 - 1986年9月)
- 月曜 - 金曜 12:00 - 12:55 (1986年10月 - 1987年9月)
- 月曜 - 金曜 12:00 - 12:45 (1987年10月 - 1990年3月)
レギュラー出演者
スタジオ
- コメディシアター(スタート当初)
- TBS Gスタジオ(TBS旧社屋)
- 日比谷シャンテTBSスタジオ(1989年 - 1990年)
ネット局
- 東京放送(現:TBSテレビ)制作局
- 北海道放送
- 青森テレビ
- 岩手放送(現:IBC岩手放送)
- 東北放送
- テレビユー山形(1989年10月2日 - )
- テレビユー福島
- テレビ山梨
- 新潟放送
- 信越放送
- 静岡放送
- 北陸放送
- 中部日本放送(現:CBCテレビ)
- 毎日放送
- 山陰放送
- 山陽放送
- 中国放送
- テレビ山口
- テレビ高知
- RKB毎日放送
- 長崎放送
- 熊本放送
- 大分放送
- 宮崎放送
- 南日本放送
- 琉球放送
備考
- 1987年、春日三球・照代の春日照代がこの番組の生放送中にクモ膜下出血で倒れ、後に逝去した。
- みのもんたが1989年に『午後は○○おもいッきりテレビ』の司会に起用された時、この番組の視聴率が安定していた事から何とか倒してやろうと意気込んでいた。