庄内町
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テンプレート:Infobox 庄内町(しょうないまち)は、山形県東田川郡の庄内地方中央にある人口約2万4千人の町。2005年(平成17年)7月1日に余目町と立川町が合併して誕生した。県内の町村では高畠町に次いで人口が多い。
目次
地理
庄内町は庄内平野の中央部から月山のふもとまで、最上川と立谷沢川の流域に広がる、長細い形の町である。余目地区は庄内平野の一角を占め、平坦地にある。国道47号線と県道沿いに住宅や商店、公共施設が集中し、そこを中心に放射状に周辺の集落や市町村に道路が伸びる。庄内町の中心地である。現在は有数の稲作地帯となっているが、土地の標高が最上川の水位より高いため、最上川から取水できず、江戸時代までは広大な原野地帯だった。
狩川地区は狩川駅を中心に住宅や施設が集まっている。清川地区は立谷沢川と最上川の合流する所に位置し、江戸時代最上川舟運の中継地として栄えた。立谷沢地区は立谷沢川沿いに集落が点在する。明治時代後期から昭和初期に広く栽培されたイネ品種「亀ノ尾」の発祥地である。
地域区分
庄内町は庄内地方南部の鶴岡市を中心とした田川地区に属するが、北部の酒田市を中心とした飽海地区とも経済的な結びつきが強い。町がどちらの地域に属するかは見方が分かれるところである。余目町と立川町は当初、酒田市側と鶴岡市側の両方の任意協議会には参加したが、どちらの法定協議会にも参加しなかった。2002年(平成14年)12月26日に2町で任意協議会を設置し、2003年(平成15年)4月1日に庄内中央合併協議会(法定協議会)を設置した。2町間で合併の協議を進め、2005年(平成17年)7月1日に庄内町が発足した。
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行によって旧余目町の区域に余目村、栄村、五七里(いなさと)村、大和村、十六合村の5村、旧立川町の区域に狩川村、立谷沢村の2村が発足。
- 1890年(明治23年)
- 1914年(大正3年)6月14日 - 酒田線の古口~清川間の開通に伴い、清川駅を新設。庄内地方で初めての駅開業となる。同年9月20日に余目駅まで延伸する。
- 1918年(大正7年)5月5日 - 余目村が町制施行して余目町となる。
- 1937年(昭和12年)4月1日 - 狩川村が町制施行して狩川町となる。
- 1954年(昭和29年)
- 2005年(平成17年)
- 7月1日 - 余目町と立川町の新設合併により現在の庄内町が発足。
- 12月25日 - いなほ14号脱線転覆事故が発生。
行政
- 町役場
- 本庁舎 旧余目町役場(庄内町余目字町132-1)
- 立川庁舎 旧立川町役場(庄内町狩川字大釜22)
- 町長選挙は2005年(平成17年)7月26日に告示され、旧余目町長の原田真樹が無投票で当選した。
- 議員定数は20人。ただし合併後1年間は在任特例を適用し、旧余目町議会の20人と、旧立川町議会の16人の合計36人である。
警察
- 庄内警察署(旧余目警察署)
経済
郵便局
- 余目郵便局
- 狩川郵便局
- 清川郵便局
- 十六合郵便局
- 廻館郵便局
- 立谷沢郵便局
- 余目茶屋町郵便局
- 宮曽根郵便局
金融機関
姉妹都市・提携都市
- 日本国内
- 1993年(平成5年)、歌津町の小学生が立川町を訪問して砂金採り体験を行ったことから交流がはじまり、1999年(平成11年)友好町盟約を締結。その後、市町村合併により2005年(平成17年)に立川町が庄内町に、歌津町が南三陸町になっており、2006年(平成18年)に庄内町と南三陸町との間で改めて友好町盟約を締結。同時に災害時における相互援助協定が結ばれている。
- 日本国外
- 「環日本海時代」への対応として、庄内中央青年会議所の仲介により、市民レベルで各種の国際交流を行うことを相互確認。1992年に「余目町とコルサコフ市との友好交流に関する覚書」に調印。
地域
人口
教育
- 庄内町立余目第一小学校
- 庄内町立余目第二小学校
- 庄内町立余目第三小学校
- 庄内町立余目第四小学校
- 庄内町立立川小学校
- 庄内町立余目中学校
- 庄内町立立川中学校
公共施設
- 庄内町文化創造館「響ホール」
交通
鉄道路線
路線バス
道路
観光ほか
- カートソレイユ最上川
- 払田の地蔵の松(山形県指定天然記念物)
- 三ヶ沢の乳イチョウ(山形県指定天然記念物)
- やや祭り(1月15日に最も近い日曜日)
- ウィンドーム立川(この地域一帯に吹くだしを利用した風力発電施設、風車)
- 月山
- 最上川さみだれ大堰
- 温泉
- 月の沢温泉北月山荘
- 遊歩道
出身有名人
- 松浦春吉 - 旧立谷沢村大中嶋村出身。ディーゼルエンジンの開発に携わる
- 清河八郎 - 浪士組の幹部
- 齋藤磯雄 - 仏文学者、明治大学教授
- 卍凱 - 僧、総穏寺・第24世住職。
- 泉山三六 - 政治家、衆議院議員、第57代大蔵大臣
- 佐藤輝 - 俳優
- 國井英夫 - 荘内銀行頭取
- 斎藤清 - 卓球選手
- 天音里望 - 演歌歌手
- 内藤智秀 - 西洋史学者、文学博士、庄内町名誉町民
- 内藤秀因 - 画家、庄内町名誉町民
- 渡部有 - テレビユー山形アナウンサー、元2009読売巨人軍チームヴィーナスメンバー。旧余目町出身