川畑泰史
テンプレート:ActorActress 川畑 泰史(かわばた やすし、1967年6月22日 - )は、日本のお笑いタレント。
京都府京都市出身。吉本興業所属。NSC9期生。吉本新喜劇座長。
目次
人物・略歴
京都府立桃山高等学校卒業。
趣味:テレビゲーム、散歩
同期には、ナインティナイン・宮川大輔・ほっしゃん。・矢野・兵動などがいる。
1997年、同じ新喜劇の先輩女優の森内紀世と結婚。2005年7月26日には3人目の子供(長女)が誕生したが、2011年6月離婚。親権は森内が持っている。
誰もがボケ倒す新喜劇で、ちょい役の場合は同じくボケだが、ストーリーの核の場合は数少ないツッコミ役。客が「それ違うやろ」とイメージしたようなセリフを言ってくれる。そして内場から必ずイジラれ、小籔には振り回される。その小籔とコンビで度々出るうちに座長の座を任されるまでになった。
不安材料は健康状態。公表通りのサイズには見えず、烏川耕一とほぼ同じ体格と言われている。
特徴は、何と言っても立方体のような顔つきで、「サイコロステーキ」とイジられたことも多い。最近では、下述するバタ子以外では、「顔パンパン」といじられる。過去には「ごはんがごはんがススムくん」テンプレート:Refnestと言われ、「泰史です」と言うと、「ああ、値段が値段が安しくん」と言われることもあった。また、名探偵コナンのゲンタくんと、すっちーからいじられたことがある。
友人とバンド「second stage」(セカンドステージ)を結成・活動している。ボーカルを務めているだけあって、歌唱力は高い部類。テレビ番組で辻本茂雄が歌った時に後ろでギターを伴奏したこともあった。また、本当に舞台で北島三郎の「函館の女」を歌ったこともある。
芸歴
1991年吉本新喜劇に入団。ちなみにNSC9期生でNSC卒業後、新喜劇に入団したのは川畑とナインティナインの岡村隆史のみだった。なお、岡村は正式にはNSCを卒業してはおらず、授業料未納により除籍処分(出入り禁止)になっている。
1990年代後半から大山英雄とともに「次期座長候補」の座員として期待されていたが、大山の活動の場が東京のルミネtheよしもとへ移ったことにより、その後は安尾信乃助や烏川耕一と共に次期リーダーを目指す。だが今一つインパクトに欠け伸び悩み続けるが、同時期、新喜劇で凄まじく頭角を現していた小籔千豊とコンビを組むようになり、オトボケキャラの小籔に翻弄される川畑という絶妙のコンビネーションで、川畑・小籔コンビは次期座長候補として一気に頭角を現す。この2人がメインとなり座長ナシの新喜劇を不定期ながら公演し数々の名作を作り出していくかたわら、NGK新喜劇以外にも、うめだ花月の芝居もんやNGKどっかんスペシャルにコンビ出演し、活躍の場を広げていった。
2005年3月、「吉本新喜劇・川畑泰史・小籔千豊公演・がんばろっカナ!?キャンペーン」をなんばグランド花月にて開催。吉本新喜劇の歴史に残る大イベントを成功させ、イベント内で川畑小籔の両名は新喜劇の大御所・桑原和男から「次代の新喜劇を背負うのにふさわしい人材」とお墨付きをもらう(この「お墨付き」が後押しとなり、川畑・小籔の新喜劇内のポジショニングも中堅クラスから一躍、仮座長・座長補佐のようなポストへと昇格。桑原のこの「お墨付き」は、座長昇格における最後にして最大の難関と言っても過言ではない)。
2006年2月に小籔が座長に就任。川畑もそれに続く形で同年9月より不定期ながら仮座長公演を行い、2007年4月に同い年の吉田ヒロが座長を卒業(退任)したのに伴い、同年6月より正式に座長昇格することが決定。入団16年目にして念願の座長就任となった。
座長就任後は、新キャラ「川畑バタ子」にも挑戦。イベントでは「ターニングポイント新喜劇」や吉本コメディの復活SPなど立派に主役をこなしている。また2007年のM-1グランプリに小籔とのコンビ「座長座長」で出場し、初出場でありながら準決勝に進出した。
エピソード
- ケンドーコバヤシ曰く、「川畑さんの髪型は誰にも不快感を与えない、どんなバイトでも通じる髪型」とのこと。
- 座長就任の際、座長を卒業した吉田ヒロは「枠にとらわれるのではなく、もっとノビノビやってもらう」ために座長を川畑に禅譲したそうである。ゆえに、ヒロの後任としての昇格となる。
- 緊張すると爪を噛む癖があり、実際2007年7月7日に放送された座長就任公演時の吉本新喜劇でその映像が映っていた。
- シアトル・マリナーズのイチロー選手とも交流があり、シーズンオフの神戸キャンプでは球拾いもやったことがある。座長就任公演の特番においてイチローからおめでとうのメッセージが放映された。
- カラオケではKINKI KIDSを十八番としている。
レギュラー番組
- よしもと新喜劇(毎日放送)
- ちちんぷいぷい(毎日放送)金曜日 キッチンぷいぷい(2007年4月20日 - )
- おはよう朝日です(朝日放送)月曜から木曜日 無知との遭遇での準レギュラー )
- 川畑泰史の顔パンラジオ!(ABCラジオ)
- よしもと情熱コメディ〜TVのウラ側で大騒ぎ!モンスターAD奮闘記〜(2012年7月15日 - 2013年3月24日、読売テレビ)
- よしもとミッドナイトコメディ 3年2組ポンコツの唄(2013年6月6日 - 、読売テレビ) - 月1放送。
テレビドラマ
- グッド★コンビネーション(NHK) - キッド兄弟 優 役
テレビCM
ギャグ
主にツッコミ担当のため、あまり使わないが数は多い。前述のように小籔と出演する場合はツッコミ専門であり、ボケようとしても、小籔に「あんたはせんでええねん」とたしなめられると言うパターンが固定化している。
- 「この○○、駅前で買うて来たんやけど」と、お土産を持ってきたかのように見せかけておいて、「おいしかったですわ〜」と言いながら紙袋を丸める。
- (自己紹介で)「みんなからは『川畑泰史』を縮めて(早口で)『かわばたやすし』と呼ばれてます」
(上記2つはいずれもツッコミ役が多い今はほぼ封印状態だが、時々披露することもある)
- (自己紹介で)「私、○○の店長・川畑をしております、渡辺と申します」→「どっちやねん!」
- 「私、ここ(屋台など)で川畑を作っております、●●(ラーメンなど)です」→「反対やろ!!」
- 暴れているヤクザを止めようとして前に出てきた時のボケ
- 川畑。「こうなったらオレが相手や…オレはなぁ、昔ボクシングやってたんや!!ボクシング界ではなぁ、なんて呼ばれてたか知ってるか?」
- ヤクザ「なんて呼ばれてたんや?」
- 川畑「体に教えたるわ!!」と言ってヤクザに殴りかかるが逆に何発も殴られてしまう
- ヤクザ「むちゃくちゃ弱いやんけ!!お前なんて呼ばれてたんや?」
- 川畑「…サンドバッグの川畑や」
- ヤクザ「殴られ専門やないけ!!」
- イジり(主に内場が多い)
- 中田はじめ、烏川耕一らと体格がそっくりなため、3人が揉み合いの喧嘩になったときには、共演者に(誰が誰なのかの)区別がつけられず、いじられることもある。
- 中田はじめが殴られたとき、誰かが「おい川畑、大丈夫か」と間違える。川畑が殴られたときは、共演者に助けを求めるが、「お前は誰や」と言われる。
- 中田・烏川と3人で並んだ時、石田靖に「お前ら3つ子か!!」と突っ込まれたことがある。
- 烏川と2人で出たときは、「ザ・たっち」の「ちょっと!ちょっとちょっと!」でいじられた。
- デビューして間もない頃は野村多加子とのギャグが多かった(夫婦役やカップル役で登場することが多かった)。両手で野村と突き合ったあと、野村が倒れ動かなくなる。さすがに川畑が野村を気遣うと、野村がやおら「うそじゃあ〜!」と起き上がりざまに蹴りを浴びせる。川畑は何発か蹴られた後、野村に巴投げされ、倒れた直後にとどめのエルボードロップを食らう。その後、野村の退場後、「ケガはあらへんかったかー」または「まあ、ざっとこんなもんや」(→「どこがやねん!!」)と言いながら退場する。なお、その時の相方役だった野村は、2000年にアメリカ人男性と結婚し退団・引退した。
- 野村に「お兄ちゃん!!」と呼ばれた時、川畑が「お姉ちゃん!!」と返し、共演者の池乃めだかに「どっちやねん!!」と突っ込まれたことがある。
- 電話を使ったボケ
- ツッコミ:「ちょっと、○○に電話してみ」
- 川畑:「あ、○○ですか?今どこですか?え、何でそんなところにいてはるんすか!?」とやり取りをして、電話を切る。
- ツッコミ:「で、何やて?」川畑「留守番電話でしたわ」
- ツッコミ:「何でや!!お前誰としゃべっとたんや? 何でそんなところ言うてたやないか?」
- 川畑:「いや、電波の届かないところにって…」
- ツッコミ:「それガイダンスや!」
(電話がかかってきて)
- 川畑「もしもし? もしもし? また留守電や」
- ツッコミ:「かかってきたぞ」
- ガマガエルネタ
- 小籔:「このガマガエルもそう言うていますし、そんなにゲロゲロ怒らないでください」
- 川畑:「ちょっと待てー! 今、お前どさくさにまぎれて俺のことガマガエルって言ったやろ」
川畑バタ子
主に宇都宮まきや森田まりこと共にドラマのエキストラや柔道の門下生などの位が低い役で登場する。必ず、「ちょっと、一人おっさん混じってません?」と共演者にツッコまれる。そして、宇都宮や森田がコメントをした後は、
- (川畑)「夕べなんて一睡も出来ませんでしたわ〜」
- (共演者)「ふ〜ん、興奮しすぎて」
- (川畑)「いえ、昼寝しすぎて」
- (共演者)「それ、夜のおっさんやん!」
- (川畑)「グェヘヘヘヘヘ…」
お婆さん役で登場することもある。
主なギャグ
- 「グェヘヘヘヘヘ…」。気味の悪い笑い声。よく多用する。
- 男性出演者のズボンをずらす。
- 笑っていないストーリーに関係している人物に対して、まず森田が宝塚音楽学校を受験している女子高生のものまねをして「めちゃめちゃ笑ってるや〜ん」と言うが笑われず、その次に宇都宮がよく分からないけど腕にゴキブリがついている人かもしくはお花畑で蜂に追いかけられている人などをして、他の共演者に(例:「終わり〜!?誰でも出来ますやん!」)とツッコまれ、最後に川畑がその他の共演者がつっこんだ言葉をものまねする。しかし、肝心のその人物は笑わない。
バタヤン
辻本の「茂造じいさん」同様、現在は舞台はほぼこのキャラクターで出演。2009年には、このキャラクターのために頭髪を丸刈りにした。隠し事(やっているのは芝居であることなど)をばらす役割が多い。かつての岡八朗を髣髴とさせるシャツに腹巻をつけ、野球帽(阪神タイガースが殆どであるが、前述の交流からシアトルマリナーズの帽子を着用したことがある)という出で立ちで、普段は土木作業員などの仕事をしているという設定。登場時にはヤクザ映画調の出囃子が流れる。