学力
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学力(がくりょく)とは、人間活動における基礎となる学ぶ力のことである。
解説
学力は、人間の基礎的な能力の1つである。人間は、「学力」を駆使することによって、さまざまなことを経験し、その経験から新しいことを学ぶことができる。人間活動の質に差違をもたらすものの1つに学力もあると考えられており、近代以降において学力は、十分な施設(校舎・運動場など)・人材(教員など)などを有する学校によって保証されなければならないという思想が広がった。そのために義務教育の制度が定められた。
学力を狭義に捉えれば、学校教育(就学前教育・初等教育・中等教育・高等教育)によって修得した能力とされるとともに、学校教育によって得ていなくても学校教育で得られる能力と同質のものも学力とされる[1]。
学校における教育には、目的(なぜ行うのか、why)および目標(何を行うのか、what)が規定されており、学力検査は、教育の「目的および目標」に基づいて学力を測定する。しかし、測定できる事項には限りがあり、主体性・自律性・協調性・感受性などの測定は、困難である。
脚注
関連項目
- 学び - 学習 - 能力
- 教育評価 - 成績評価
- 知能検査 - 学力検査
- 知能偏差値 - 学力偏差値 - 偏差値
- 学習指導要領
- OECD生徒の学習到達度調査 - 国際数学・理科教育調査 - 高等教育における学習成果の評価
- 全国学力・学習状況調査 - 全国体力・運動能力、運動習慣等調査
- 生きる力 - 新学力観 - 確かな学力
- 学力低下 - 教育格差 - 学力格差
- 批判的思考テンプレート:Asbox