就学前教育
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就学前教育(しゅうがくぜんきょういく)とは、一般に学校教育において小学校教育より前の段階にある教育のことを指して使われている言葉である。幼児を対象とするため幼児教育(ようじきょういく)とも呼ばれる。
幼稚園は小学校・中学校とならぶ学校教育法第1条に規定された学校(一条校)であるものの、歴史的経緯等もあり、就学前教育という語の「就学」とは小学校以後の教育を受けることを指す。
就学前教育を行う学校
保育所(保育園)
保育所は、児童福祉法に定める厚生労働省管轄の「児童福祉施設」であり、学校教育法で定める文部科学省管轄の「学校」とはされていない。保育所は教育機関でなく、学校である幼稚園と児童福祉施設である保育所の名目的な趣旨は、異なっている。
保育所が守るべき、厚生労働大臣告示である保育所保育指針には、「教育に関わるねらい及び内容」として、幼稚園教育要領と同様に、健康、人間関係、環境、言葉、表現の各領域が示されており、幼稚園教育との整合性が図られている[1]。