堂上剛裕
テンプレート:Infobox baseball player 堂上 剛裕(どのうえ たけひろ、1985年5月27日 - )は、中日ドラゴンズに所属するプロ野球選手(外野手)。愛称は「ドニキ」(「堂上兄弟の兄貴」が由来)。
父は元中日ドラゴンズ投手の堂上照、弟の堂上直倫も中日ドラゴンズ所属の内野手。
来歴・人物
プロ入り前
名古屋北リトル→名古屋ファイターズを経て愛工大名電高に入学。高校では通算46本塁打を記録し、甲子園に4番・サードで3度出場した期待の若手の1人。2003年のドラフト会議で中日ドラゴンズから6位指名を受け入団。当時は内野手として入団した。
初球のストライクはほぼ必ず打ちにいく積極的なバッティングも魅力。兄弟揃って私設応援団による応援歌が作られ、最後のメロディが兄弟で同じ旋律が使われていたが、2012年に作り直された際になくなった。
プロ入り後
ルーキーイヤーの一軍出場はなかった。2005年9月10日の対巨人戦で一軍初出場。二軍では主に一塁手としてチーム2位の78試合に出場し、打率.293の好成績を残した。
2006年は二軍でも打率.250と不調で、一軍出場なしに終わった。秋にハワイ・ウィンターリーグに派遣され、二軍で出場したことのない外野手として出場した。その際に肩の強さを買われ、コーチらの指示もあって翌年から本格的に外野手に転向した。
2007年は二軍で打率.404と圧倒的な成績を残し、6月19日の対オリックス戦で6番・一塁手で初の一軍スタメン出場。7月27日の対ヤクルト戦でプロ初安打・初打点を記録、7月29日の同カードではプロ初の決勝打となるプロ初本塁打を放った(但し、コールドゲームの為ヒーローインタビューは行なわれなかった)。更に8月11日の対巨人戦で姜建銘から代打サヨナラ本塁打も放った。10月27日、日本ハムとの日本シリーズ第1戦で、8回表に代打として日本シリーズ初出場を果たす。
2008年は二軍生活が続き、終盤で一軍出場を果たすもののすぐに降格。前年に比べて大きく下回る結果となった。このシーズンで5年間入っていた昇竜館を父と一緒に退寮した。
2009年3月1日の日本ハムとのオープン戦で兄弟同一イニングでのアベック弾を放った。
2010年は6月22日からこのシーズン2度目の一軍登録され、引退した立浪和義に代わり左の代打として起用されることが多かった。また7月21日の対横浜戦で6番・右翼手でスタメン出場。弟の直倫と共に兄弟でスタメン出場を果たし、8月6日の阪神戦には、弟の直倫と共に適時打を放ち、ナゴヤドームで兄弟初めてのお立ち台に上がった。9月22日の阪神戦では、9回裏1死満塁の場面で代打として出場。藤川球児から一塁ゴロを放ったが、クレイグ・ブラゼルの本塁悪送球を誘いサヨナラ勝利となり、試合後にお立ち台に上がった。なお、この打席に立つ前に、落合博満監督から、「ボール(球)は振るな、内角は当たれ(死球)。」というアドバイスを貰っていた。最終的に自己最多となる58試合に出場した。
2011年はジョエル・グスマンと佐伯貴弘の加入もあって序盤は出番が限られたが、7月1日の巨人戦(東京ドーム)では9回表2死満塁の場面で代打で登場し、久保裕也から走者一掃の逆転適時三塁打を放った。また、10月9日には再び巨人戦(ナゴヤドーム)で延長10回裏1死一塁二塁の場面で代打で登場し、前々日に抑えられていた久保裕也からサヨナラ適時打を放つなど、前年に続いて代打で結果を残し、自己最高の結果を残した前年を試合数・打率・安打数で上回った。12月に結婚した[1]。
2012年、5月27日のソフトバンク戦(ナゴヤドーム)でバースデーアーチとなるシーズン第1号2ランを放つ[2]。これが決勝点となった為、自身の誕生日にお立ち台に上がった。また、10月19日クライマックスシリーズ第3戦の巨人戦では代打で出場して勝ち越しとなる決勝適時打を放った。右翼のレギュラー候補だった平田良介の不調もあってライトでのスタメン出場が増え、自己最高の85試合に出場し、4本塁打を放ち打率も.282(44安打)と安定感を見せた。
2013年は前年と比較して出場試合数がほぼ半減、代打での出場がほとんどだったが最終的に打率、得点圏打率共に1割台に落ち込んだ。
詳細情報
年度別打撃成績
テンプレート:By2 | 中日 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
テンプレート:By2 | 37 | 82 | 77 | 8 | 22 | 2 | 1 | 2 | 32 | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 14 | 0 | .286 | .329 | .416 | .745 | |
テンプレート:By2 | 1 | 3 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .333 | .000 | .333 | |
テンプレート:By2 | 9 | 14 | 13 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .154 | .143 | .154 | .297 | |
テンプレート:By2 | 58 | 104 | 97 | 11 | 24 | 5 | 0 | 2 | 35 | 17 | 0 | 0 | 2 | 1 | 4 | 1 | 0 | 18 | 2 | .247 | .275 | .361 | .635 | |
テンプレート:By2 | 64 | 117 | 108 | 11 | 31 | 10 | 1 | 1 | 46 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 2 | 20 | 4 | .287 | .342 | .426 | .768 | |
テンプレート:By2 | 85 | 166 | 156 | 10 | 44 | 8 | 0 | 4 | 64 | 17 | 1 | 1 | 1 | 1 | 8 | 2 | 0 | 36 | 4 | .282 | .315 | .410 | .725 | |
テンプレート:By2 | 44 | 52 | 41 | 3 | 8 | 2 | 1 | 1 | 15 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 0 | 2 | 12 | 1 | .195 | .365 | .366 | .731 | |
通算:8年 | 299 | 539 | 495 | 45 | 131 | 27 | 3 | 10 | 194 | 67 | 1 | 1 | 3 | 3 | 33 | 4 | 5 | 105 | 11 | .265 | .315 | .392 | .707 |
---|
- 2013年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
一塁 | 外野 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | |
2007 | 2 | 13 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 19 | 22 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2008 | - | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |||||
2009 | - | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |||||
2010 | - | 22 | 25 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |||||
2011 | - | 26 | 30 | 2 | 0 | 1 | 1.000 | |||||
2012 | - | 44 | 60 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |||||
2013 | - | 12 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |||||
通算 | 2 | 13 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 127 | 148 | 3 | 0 | 1 | 1.000 |
- 2013年度シーズン終了時
記録
- 初出場:2005年9月10日、対読売ジャイアンツ18回戦(東京ドーム)、6回表に鈴木義広の代打で出場
- 初打席:同上、6回表にブライアン・シコースキーの前に空振り三振
- 初先発出場:2007年6月19日、対オリックス・バファローズ3回戦(富山市民球場アルペンスタジアム)、6番・一塁手で先発出場
- 初安打:2007年7月27日、対東京ヤクルトスワローズ15回戦(明治神宮野球場)、6回表に朝倉健太の代打で出場、吉川昌宏から右中間へ二塁打
- 初打点:同上、7回表に遠藤政隆から右中間へ2点適時三塁打
- 初本塁打:2007年7月29日、対東京ヤクルトスワローズ17回戦(明治神宮野球場)、2回表に館山昌平から中越ソロ
- 初盗塁:2012年6月29日、対読売ジャイアンツ7回戦(東京ドーム)、5回表に二盗(投手:澤村拓一、捕手:阿部慎之助)
登場曲
- 「Whoa」Lil' Kim(2008~2009年)
- 「カーニバる?」ナオト・インティライミ(2010年)
- 「ランウェイ☆ビート」FUNKY MONKEY BABYS(2011年)
- 「SPEED TK RE-MIX(TK CLUB MIX)」(2012年)
- 「花唄」GReeeeN(2012年)
- 「Bolero」Def Tech(2013年)
- 「Emotions」MAN WITH A MISSION(2014年~)
背番号
- 63 (2004年 - )
関連項目
脚注
テンプレート:中日ドラゴンズ2003年ドラフト指名選手- ↑ 剛裕結婚 - 中日スポーツ・2011年12月7日
- ↑ 堂上剛 勝ち越しバースデー2ラン!武藤プロ初勝利 スポニチAnnex 2012年5月27日付記事より。