埼玉県立春日部高等学校

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埼玉県立春日部高等学校(さいたまけんりつ かすかべこうとうがっこう)は、埼玉県春日部市粕壁にある県立高等学校。一般的な通称は「春高」(かすこう)。

概観

明治期に創設された県内でも歴史ある男子制高等学校。文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定校であり、埼玉県の「進学指導重点推進校」及び「将来の日本をリードする人材育成事業拠点校」に指定されている。 部活動については、陸上競技部は創部90年を超えており、インターハイ累積得点は埼玉県で第1位。2006年度(平成18年度)の大阪インターハイでは、男子100mで優勝した。また、春高の行事・試合の応援をリードする応援指導部は1924年(大正13年)創部で、浦和川越熊谷松山不動岡の各高校の応援団と六校合同(六校応援団連盟として組織化)しており、東京六大学応援団連盟主催の「六旗の下に」にならって、毎年1回2月に「日輪の下に」を開催する。埼玉県立浦和高校、川越高校、熊谷高校との交流がある。またオーストラリアビクトリア州メルボルン高等学校と国際的な交流を行っている。

校訓・教育方針
校訓を「質実剛健」、教育方針を「文武両道」としている。
学校行事
5月にバレーボール大会、6月に文化祭である「春高祭」、7月に水泳・卓球大会、芸術鑑賞会、10月に体育祭である「大運動会」、11月に渡良瀬遊水地での1万メートル持久走大会、12月にサッカー・バスケットボール大会が催される。各種スポーツイベントではクラス間で年間総合ポイントを競う。その他に文化行事として、一年次の「日展」観賞、二年次の修学旅行(京都)などの行事がある。6月の「春高祭」については、各クラス・部活動の行事のほか、女子高生とのフォークダンスや女子高招待企画などの、女子校との交流が行われるまた、10月の大運動会の入場行進では、3年生による仮装行列が行われる。
施設
1955年(昭和30年)竣工の木筋コンクリート製の旧校舎は1999年(平成11年)に解体され、同年2学期より旧野球グラウンドに建設された新校舎に移転した。現在の設備は太陽発電が行えるほか、震災に備えて、非常食や飲料も完備されている。2006年(平成18年)には、在学生保護者の出費により各教室は冷暖房完備となった。
また旧校舎跡地には外野に芝生が敷設された新・野球グラウンドが設置された。
最寄駅
東武野田線八木崎駅から徒歩1分。

沿革

  • 1899年(明治32年) - 埼玉縣第四尋常中學校(旧制)が設立される。同年粕壁中學校と改称。
  • 1902年(明治35年) - この頃、野球部創部される。
  • 1907年(明治40年) - 校歌制定。
  • 1948年(昭和23年) - 埼玉県立粕壁高等学校(新制)と改称。定時制設置。
  • 1949年(昭和24年) - 埼玉県立春日部高等学校と改称。
  • 1951年(昭和26年) - 第1回春高祭開催。
  • 1953年(昭和28年) - 3月25日午前4時20分に火災が発生し、校舎が消失。1955年(昭和30年)に旧校舎竣工。
  • 1970年(昭和45年)頃 - 学生運動の嵐が吹き荒れる。制帽自由化。
  • 1999年(平成11年) - 新校舎竣工。

著名な卒業生

政治・行政

文学

芸術

研究

マスコミ

芸能

スポーツ

関連項目

外部リンク