出雲坂根駅
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出雲坂根駅(いずもさかねえき)は、島根県仁多郡奥出雲町八川にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線の駅。愛称は「天真名井」(あめのまない)。
JR西日本では唯一の3段スイッチバックが存在する。ホームの片隅に延命水と呼ばれる湧き水がある。
駅構造
相対式2面2線のホームと側線を持ち、行き違い可能な地上駅(ただし2009年4月現在、行き違いはトロッコ列車の運転時のみ)。木次鉄道部管理の無人駅であり、自動券売機等の設置はない。下りホーム側に入口があり、反対側の上りホームへは、車止めの反対側に位置している構内踏切で連絡している。長らく使われていた駅舎は2009年に解体され、2010年4月新しい駅舎が竣工した。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color木次線 | 下り | 備後落合方面 |
2 | テンプレート:Color木次線 | 上り | 出雲横田駅・木次方面 |
駅周辺
利用状況
1日平均の乗車人員は7人である(2011年度)。2004年度は3人、1994年度は31人、1984年度は17人だった。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 10 |
2000 | 4 |
2001 | 3 |
2002 | 3 |
2003 | 3 |
2004 | 3 |
2005 | 2 |
2006 | 2 |
2007 | 3 |
2008 | 4 |
2009 | 2 |
2010 | 8 |
2011 | 7 |
歴史
- 1937年(昭和12年)12月12日 - 木次線の八川駅 - 備後落合駅間の延伸に伴って開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2001年(平成13年)10月1日 - CTC化により、無人駅(運転要員の無配置化、営業は国鉄時代より無人)となる。
- 2009年(平成21年)10月 - 駅舎改築工事に伴い、旧駅舎解体。
- 2010年(平成22年)4月 - 新駅舎竣工。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color木次線
ギャラリー
- JRW izumo sakane sta.jpg
旧駅舎
- Izumo-Sakane Station -01.jpg
冬の駅舎
- Enmei no mizu -Izumo-Sakane.jpg
延命水 - 出雲坂根駅スイッチバック.JPG
1段目・2段目スイッチバック
- Orochi06.jpg
2段目・3段目スイッチバック