木次駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファイル:木次駅構内.JPG
構内(2005年8月)
木次駅(きすきえき)は、島根県雲南市木次町里方にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)木次線の駅である。愛称は「八岐大蛇」(やまたのおろち)。
雲南市の代表駅。毎年春にトロッコ列車「奥出雲おろち号」の出発式が行われる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持ち、列車交換が可能な地上駅。1番のりば側に駅舎があり、反対側の2番のりばへは備後落合寄りの構内踏切で連絡している。元は単式・島式の複合型2面3線で、現在の2番のりばが島式であったが、2006年(平成18年)に3番線の線路の一部が撤去され、3番線の使用は停止している。
木次線唯一の直営駅かつみどりの窓口設置駅である。駅構内には木次線を管轄する木次鉄道部の事務所があり、当駅は木次線のすべての中間駅の事実上の管理駅となっている。
のりばは駅舎側から以下の通り。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color木次線 | 上り | 宍道方面 | 一部2番のりば |
2 | テンプレート:Color木次線 | 下り | 出雲横田・備後落合方面 |
基本的に始発・終着列車は入出庫を伴ううえ、両ホームとも片方向の入線しか対応していないため、発着ホームは方向別となっているが、下り線である2番のりばも宍道方面への発車に対応しており、当駅止まりの「奥出雲おろち号」(及びその運休時の代替列車)から接続を受ける当駅始発の宍道行き1本が2番のりばから発車する。
また、夜間滞泊の設定もある。
駅周辺
利用状況
1日平均の乗車人員は173人である(2011年度)。2004年度は188人、1994年度は225人、1984年度は323人だった。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 237 |
2000 | 252 |
2001 | 275 |
2002 | 227 |
2003 | 201 |
2004 | 188 |
2005 | 191 |
2006 | 180 |
2007 | 183 |
2008 | 182 |
2009 | 171 |
2010 | 171 |
2011 | 173 |
歴史
- 1916年(大正5年)10月11日 - 簸上鉄道の終着駅として開業。
- 1932年(昭和7年)12月18日 - 国有鉄道の木次線が出雲三成駅まで開業し当駅に乗り入れ。
- 1934年(昭和9年)8月1日 - 簸上鉄道が国有化され木次線に編入。国有鉄道単独駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color木次線