下呂温泉

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下呂温泉(げろおんせん)は、岐阜県下呂市(旧飛騨国益田郡)にある温泉林羅山有馬温泉草津温泉とともに、日本三名泉に数えた(ただし、当時は下呂ではなく湯島と表記)ことから、「日本三名泉」と称されている。

泉質

  • アルカリ性単純温泉

温泉街

ファイル:Gero-onsen01s3200.jpg
温泉街と中根山(下呂富士)

下呂駅から飛騨川(益田川)沿いを中心に旅館・ホテルが林立している。道路が狭く、自動車の通行量が多い場所も有り、下駄履き・浴衣がけで散策するにはあまり向かない所もある。

アクセス

鉄道

バス

  • <路線バス> 高山濃飛バスセンター—下呂温泉下—下呂バスセンター(濃飛バスが運行)
    • 高山濃飛バスセンターにて、新宿、名古屋、岐阜、京都・大阪方面の高速バスと上高地・松本、白川郷・金沢方面の特急バスに接続。
  • <特急バス> 下呂バスセンター—下呂温泉—高山濃飛バスセンター—白川郷(濃飛バスが運行)
  • <高速バス> 中部国際空港—下呂温泉(直行便) ※平成24年10月19日~12月2日の毎日運行(濃飛バスが運行)

歴史

延喜年間から天暦年間の頃に、現在の温泉地から離れた場所である、湯ヶ峰(1,067m)の山頂付近に温泉が湧出したのがはじまりである。

1265年文永2年)に山頂からの湧出は止まったが、現在の温泉地である飛騨川の河原に湧出しているところを発見された。このことは開湯伝説における白鷺伝説として伝わる。温泉地は飛騨川の氾濫の度に壊滅的な被害を受けてきたが、その度に復興してきた。

地名の由来

また、「下呂」の名前は昭和以降に使われ始めた名称で、それ以前は「湯之島」と呼ばれていた。この「下呂」の名の起源は律令制の時代にさかのぼる。「続日本紀」によれば、776年宝亀2年)下呂温泉の付近には美濃国菅田駅飛騨国大野郡の伴有駅(上留駅)があった。[1]しかし、この2つの駅間は遠い上に道も険しかったため、間に駅を新たに置くこととなり、下留駅(しものとまりえき)を置いた。やがて、下留(げる)と読むようになり、時代が進むに従い音読みする様になり、転じて現在の音と表記になった。

菅田駅は、現在の下呂市金山町菅田、伴有駅は下呂市萩原町上呂にあったものである。

名所

浴場と足湯

ファイル:Gero Spa Kawararoten.JPG
温泉噴泉地(河原露天風呂)

下呂市街を突っ切るように流れる益田川の河原に、下呂温泉のシンボルとも呼べる噴泉池と言う露天風呂がある。脱衣所・風呂を仕切る壁もなく、混浴であり、入浴は無料となっている。利用にあたっては、2010年(平成22年)2月1日から男女とも水着の着用が義務付けられている[2][3]

なお、近年下呂温泉全体の温泉噴出量低下にともない、無料露天風呂の維持管理が難しくなっている。

  • 位置(温泉噴泉地):[[[:テンプレート:座標URL]]35_48_27.2_N_137_14_27.4_E_scale:20000 北緯35度48分27.2秒東経137度14分27.4秒]

観光施設

土産物

  • 奥田家下呂膏 - 黄蘗(オウバク/キハダ)、楊梅皮(ヨウバイヒ)などが配合された地元特産の膏薬奥田又右衛門膏本舗製造。
  • 朴葉味噌 - 朴の葉に包まれた「ねぎ味噌」。飛騨牛のひき肉入りのものもある。
  • 栃の実せんべい - 栃の実を練りこんだ煎餅。甘みがあり軟らかいものが多い。
  • さるぼぼ - 意味は「猿の赤ちゃん」。赤い服を着たのっぺらぼうの人形
  • 漬け物 晩秋から冬にかけて、飛驒特産の「赤かぶら」などを素材とした漬け物類が豊富に出回り、土産物店のほか、地区内のスーパーでも買える。

出典

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関連項目

外部リンク

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  1. 下呂市観光情報
  2. 噴泉池ご利用の際の水着着用について 下呂温泉観光協会
  3. 噴泉池のご利用について 下呂市役所 観光商工部 観光課