七宝町
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テンプレート:Infobox 七宝町(しっぽうちょう)は愛知県海部郡にあった町。町名は、域内の遠島村(1890年に宝村の大字となる)において江戸末期より七宝焼きによる工芸品の製造が盛んであったことにちなんでつけられた。加賀藩主前田利家の正室まつの生誕地。近年は名古屋市のベッドタウン化が進み人口も微増状態が続いている。2010年3月22日に同郡甚目寺町、美和町と合併してあま市となり自治体としては消滅したが、合併後はあま市七宝町として新市の町名に残る。(旧美和・甚目寺両町は残していない。)
目次
地理
- 河川 : 福田川、蟹江川、小切戸用水、大切戸用水
七宝町の大字
- 南部:徳実(とくざね)、下之森(しものもり)、鯰橋(なまずばし)、伊福(いふく)、鷹居(たかい):旧伊福村
- 中部:川部(かわべ)、桂(かつら)、下田(しもだ)、秋竹(あきたけ):旧井和村
- 北部:安松(やすまつ)、遠島(とおしま)、沖之島(おきのしま):旧宝村
隣接していた自治体・行政区
歴史
沿革
- 1906年(明治39年) - 海東郡宝村、井和村、伊福村を合併し、海東郡七宝村発足
- 1913年(大正2年) - 海東郡と海西郡が合併し、海部郡七宝村になる
- 1966年(昭和41年) - 町制が施行され、七宝町に
- 2008年(平成20年)[1]
- 2009年(平成21年)
行政
財政
平成18年度
- 財政力指数 0.78(愛知県市町村平均 0.78)
- 経常収支比率 88.2%
- 標準財政規模 37億1001万円
- 普通会計歳出 51億0704万円
- 人口一人当たり人件費物件費等決算額 8万3952円(愛知県市町村平均 11万2923円)
- 人口一人当たり地方債現在高 23万7025円(普通会計分のみ)
- 実質公債費比率 4.5%(愛知県市町村平均 13.6) - 健全な財政といえる
- 人口1000人当たり職員数 5.42人(愛知県市町村平均 7.39人)
- 内訳 一般職員 124人(うち技能労務職 11人) 合計124人
- 町職員一人当たり平均給料月額 28万3100円(すべての職員手当を含まない数字)
- 町職員一人当たり人件費概算値(年額) 810万6443円
- ラスパイレス指数 88.2(愛知県市町村平均 83.5)
- 普通会計歳出に占める人件費比率 19.7%
- 地方債等の残高
- 1.普通会計分の地方債 54億2100万円
- 2.特別会計分の地方債 8億7700万円
- 3.関係する一部事務組合分の債務 12億6082万円(債務x負担割合の合計)
- 4.第三セクター等の債務保証等に係る債務 1億7300万円
- 地方債等の残高合計 77億3182万円(連結会計)
- 七宝町民一人当たり地方債等残高 33万8062円(連結会計)
教育
中学校
- 七宝中学校(合併後はあま市立七宝中学校に改名)
- 北中学校(合併後はあま市立七宝北中学校に改名)
小学校
- 七宝小学校
- 伊福小学校
- 宝小学校
- 秋竹小学校
交通
鉄道路線
バス路線
道路
- 東名阪自動車道:名古屋西TB(七宝町内にはインターチェンジはなく町の南端を1キロ程かすめる程度)
- 愛知県道68号名古屋津島線
- 愛知県道79号甚目寺佐織線
- 愛知県道139号須成七宝稲沢線
七宝焼き
七宝焼きとは、工芸技法の名称で、七宝町を発祥由来とする七宝町の焼き物という意味ではなく七宝焼き造りが盛んだったことから七宝町と名づけられた。同じ愛知県内の常滑・瀬戸の焼は、地域呼称由来である。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 七宝焼アートヴィレッジ(七宝焼ふれあい伝承館を中心とした、七宝焼きの工程見学や体験が可能な施設)
その他
- 七宝町には、東海ラジオ放送の送信所(親局)がある(東海ラジオ放送七宝送信所を参照)。
- 町内にある佐藤醸造では、尾張地方で唯一味噌と醤油を同時に生産している。七宝みそ・七宝しょうゆのブランドで発売している。