ベストヒットUSA
テンプレート:参照方法 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『ベストヒットUSA』(ベストヒット ユーエスエイ)は、ラジオ&レコーズ及びビルボードのデータを元にしたアメリカのヒットチャートを紹介する番組である。BS朝日(テレビ朝日ほかでも放送)、およびNACK5などで放送されている音楽番組。また、過去に幾度か放送局を変えて放送されていた番組の総称である。 また、2014年にTOKYO MX(092ch)でも放送中。ベースはBS朝日の放送を30分に縮小し、2コーナー、及び、3コーナー設けての放送である。
司会(VJ)は第1回から現在に至るまで一貫して小林克也が務めている。
目次
概要
1981年、テレビ朝日系・ブリヂストンの一社提供番組『Bridgestone Sound Highway ベストヒットUSA』(ブリヂストン・サウンド・ハイウェイ - )として番組スタート。アメリカで人気を集めるポップスやロックにスポットライトをあて、最新のヒットチャート、注目の楽曲の紹介をプロモーションビデオを交えて放送し、深夜の時間帯にもかかわらず人気を博した。この形態としては1989年まで続き、いったん番組は終了。
その後、CS放送の1チャンネル・レッツトライ(現ヒストリーチャンネル)にて『ベストヒットTODAY』( - トゥデー)として復活(違うのはタイトルだけで中身はほとんど同一)。地上波でもTOKYO MXや中部日本放送(CBC)、北海道テレビ、青森朝日放送などで放送されていた。
2000年4月、今度はVIBE(現MTVジャパン)で『THE ベストヒットUSA』として放送されるも、同チャンネルがMTVジャパンとして新装を図った際にいったん放送終了。しかしテレビ埼玉(独立局)で30分番組として復活した(またCBCでも放送されていた)。
2002年の正月、テレビ朝日の単発特番として以前放送していたテレビ局で復活する(この際はスポンサーもブリヂストンだった)。2003年からはBS朝日で本格的に復活、2005年からは『ベストヒットUSA 2005』にタイトルを改め、最新のヒット曲はもちろん、第1期世代向けに往年の曲にもスポットを当てている(番組名の西暦表記は改まると変わる。よって2013年現在の番組名は『ベストヒットUSA 2013』)。スポンサーはグッドイヤー(ブリヂストンと同じタイヤメーカー)の一社提供である。
また、テレビとは別にFM局のNACK5では、毎週水曜日24:00から『小林克也 Best Hit USA』のタイトルで放送されている。当然ながら音声のみの放送であり、一部コーナーが異なる。元々は金曜日の番組『ファンキーフライデー』の1コーナーであった。
放送時間・ネット局
現在
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送日時 |
---|---|---|---|
日本全域 | BS朝日 | テレビ朝日系列 | 火曜 23:00 - 23:54 |
近畿広域圏 | 朝日放送 | 木曜 27:08 - 27:33[1] |
※朝日放送では、25分短縮版を放送している。
過去
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送日時 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 木曜 27:40 - 28:05 |
青森県 | 青森朝日放送[2] | 金曜 25:20 - 25:45 | |
石川県 | 北陸朝日放送 | 土曜 26:00 - 26:25 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 | 水曜 25:15 - 25:40 |
コーナー
- next!next!:次の次に来るであろうアーティストを取り上げる。
- HOT MENU :話題のアーティストを取り上げる。
- COUNT DOWN USA :全米のラジオオンエアチャートを紹介。以前は「ラジオ&レコーズ」のランキングデータを元にしていたが、2009年6月5日で廃刊になったため、現在は「ビルボード」のポップ・チャートを使用している。
- STAR OF THE WEEK: テレビ版のみ。小林克也とアーティストのインタビューが放送される。2013年頃からは小林がゲストにイントロクイズを出題することも多い。
- 大いなる伝説 The Legend:有名アーティストの半生について、イラストを背景に小林がナレーションする。本コーナーで最初に取り上げたジョン・レノンとビートルズについてのストーリーを皮切りに、以降はマイケル・ジャクソンやマドンナの半生が綴られ、現在(2013年6月11日現在)は再びビートルズのストーリーを語っている。
- TIME MACHINE :いわゆる「今日は何の日」。テレビ版はBS朝日の放送日を元にしている。
- REQUEST: テレビ版のみ。視聴者からのリクエストで懐かしの曲のミュージックビデオが流れる[3]。
1981年 - 1989年の放送内容
コーナー
- HOT MENU :話題のアーティストを2組取り上げ、ミュージックビデオを放送した。
- COUNT DOWN USA :「ラジオ&レコーズ」のランキングデータを基に、まず20位 - 11位までの紹介をして、そのうちチャート上昇中の曲のミュージックビデオを、一部編集するなどして放送した。その後10位から1位の紹介があり、1位の曲はミュージックビデオを放送した。
- TIME MACHINE :ある年にヒットした曲のミュージックビデオを、アーティストの説明や、同時期にヒットした曲とともに小林克也が紹介した。時折1960年 - 1970年代のアーティストを取り上げており、ドアーズの「ジ・エンド」のライブ映像を放送した時には、ライブフィルムのうち15分間を、メンバーのインタビューとともにノーカットで放送したこともある。
- STAR OF THE WEEK: 新譜を発売したり来日したアーチストを取り上げて、最新ヒット曲のミュージックビデオやインタビューを放送していた。年に数回、小林克也が現地で取材したインタビューを放送しており、またスタジオライブが放送される事も度々あった。「TIME MACHINE」と「STAR OF THE WEEK」は、どちらかのコーナーが特集のため、延長される場合には、もう一方のコーナーは休止となった。
番組内容
- 8年間の放送の間に、スタジオセットは数回変更されたが、タイトルロゴのネオンサインと、柱に取り付けられていた「ON AIR」表示と年号の入ったボードは、終始変わることなく配置されていた。BS朝日版のスタジオセットにも、それらは受け継がれている。
- 毎年最後の放送は、放送枠が通常の45分から拡大され、年間チャート(20位 - 1位)紹介の後、「STAR OF THE WEEK」の特集が放送された。取り上げられるアーティストは2組で、いずれも小林克也による海外取材であり、インタビューの時間も長めで、ミュージックビデオもカットされることなく放送された。
- 最終回の放送は、8年間にスタジオを訪れた全アーティストを、インタビューの抜粋や写真で紹介し、またミュージックビデオのなかで、特に印象に残るビデオを紹介した。最後は、第1回の放送で1位を獲得したジョン・レノンの「ウーマン」が流れるなか、小林克也の「See You Sometime」の言葉と、スタッフから花束を贈られる姿を映しながら終了した。
番組公式携帯サイト
- 2004年よりタイトーが、BS朝日、テレビ朝日とともに、携帯電話にて番組公式サイトを運用している。
- 着信メロディ、着うた、アーティストのインタビューなど放送内容の一部をテキスト化して配信するサービスを行う。番組のジングル、小林の着ボイス、番組スタッフによる裏話なども配信する。サイトから番組へのリクエストも投稿可能。
- バックナンバーから、過去の放送内容を確認することもできる。放送された内容をテキストで知ることができるのは、2009年3月現在この携帯サイトのみ。PCサイトでは同様のサービスは行われていない。
その他
- オープニングテーマ曲は長年「ヴェイパー・トレイルズ(ヴィーティーズ)」の『Don't Worry Baby』(邦題:サーフ・サイド・フリーウェイ)が使用されてきたが、2013年4月から「A.L.L.Y.」の『The Walk』に変更された。また、タイトル映像も、いろいろな曲のCDジャケット(番組初期はレコードジャケット)がドミノ倒し風に倒れていくものから、ロボット(立方体形の頭部がCDジャケットになっている)が行進するものに変更されている。
- 一部の曲には、英語の歌詞テロップもしくは日本語訳のテロップが付く場合がある。
- テレビ朝日から通販CDも発売している。関連リンク
- ANA国際線のシートテレビでは、毎月「ANA presents タイムマシーンスペシャル」として番組のコーナーを独立させた動画を配信し、好評を博している。
- 2006年10月から2009年3月23日までは、静岡朝日テレビでも放送されていた。
- 2007年4月より、KDDIならびに沖縄セルラー電話の各au携帯電話で当番組と連動したサイト「ベストヒットau」をスタート。先着100名に洋楽の着うたをプレゼントしている。
- 2012年7月10日放送ではシェネルがゲストVJとして「COUNT DOWN USA」を全て紹介した。
パロディ
小林克也が出演するもの
『ザ・ベストテン』同様、1980年代を代表する音楽番組だったため、さまざまなパロディが作られた。
- ベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)
- サザンオールスターズのプロモーションビデオやライブ映像を小林が紹介するDVD。
- ベストヒット Bridgestone
- ベストヒットSmaSTATION!!
- 『SmaSTATION!!』で不定期に放送される特集コーナー。セットは本家と違うものを使用している。
- BIRDMAN ベストヒットSMAP
- 1999年に放送された、小林司会、SMAPがゲストで、SMAPのヒット曲の紹介とトークをする番組。セットは本家とほぼ一緒のものを使用した。また、BIRDMANというコンセプトで作られた『Fly』のPVを放送。
- ベストヒット・あの日
- 2011年1月2日、『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)の特別企画として放送。リスナーから記念日を募集し、その週のヒットチャートを振り返った。オープニングで1988年3月25日(爆笑問題が初ライブを行った日)のチャートを小林が紹介。番組内のサウンドステッカーも小林によるオリジナルバージョンのものが使用された。
- ベストヒットLEC
- 2012年2月に発売されたL'Arc〜en〜Cielのアルバム『BUTTERFLY』の初回完全限定版の特典DVDに付録されているもの。
その他
- ベストヒットLIVE特電SP
- ベストカップUSA
- テレビ朝日で放送されている『お願い!ランキング』内のかつて存在していた1コーナー。洋楽または邦楽のアーティストの人気ナンバーをベスト5形式で紹介し、1曲紹介するごとに女性モデルが服を脱ぎ、水着姿を披露してバストの大きさが「○カップ」と紹介され、女性モデルが「お色気コメント」をしゃべる。オープニング曲は当番組と同様「Don't Worry Baby」であり、タイトルのデザインやセット(CG)も当番組を意識した形状になっている。進行役はCGキャラクターのおねがいレッドで、普段と違いしゃべり方もDJ口調になる。派生企画として「ベストマッチョUSA」(このコーナーの男性版)もあった。
- ベストヒットUSO
- NHKで2010年7月 - 9月に放送されたクイズ番組『WALKING EYES アルクメデス』内のコーナー。DJの野林辰也(Sascha)がゲストに招いたミュージシャンとトークをしていく中で、誰が嘘をついているかをあてるクイズ。オープニング映像も似せており、途中のロケットに記されている「USA」が「USO」に、その後表示される「BRIDGESTONE SOUND HIGHWAY」は「ARUKUMEDESU SOUND HIGHWAY」となっている。
- ワーストヒットU.S.O!
- 『小堀勝啓のわ!Wide とにかく今夜がパラダイス』(CBCラジオ)内の1コーナー。
- ベストヒットNABE
関連項目
- ザ・ベストヒット'83
- かつてテレビ朝日系列で放送されていた邦楽のランキング番組。小林も出演していた。
- Matthew's Best Hit TV
- かつてテレビ朝日系列で放送されていた藤井隆司会のバラエティ番組。前身の「Best Hit TV」は番組タイトルやMC1人のみで固定カメラによる撮影など、わずかながらも影響が見られた。
- billboard TOP40
脚注
- ↑ 2013年7月から『サーバント×サービス』の放送開始に伴い(詳細は水曜アニメ<水もん>#関連項目を参照)、本番組サイトで土曜 27:55 - 28:17への枠移動が告知されたが、放送実績は少なかった。2013年10月からは当初の日時で放送再開。
- ↑ 『朝まで生テレビ!』放送日は休止、『ベストヒットTODAY』も1995年から1998年にかけて放送していた。
- ↑ かつてはデータ双方向通信を利用してリクエストを受け付けていたが、2010年秋 - 冬頃に終了した模様。現在は公式サイト内の投稿フォームでリクエストを受け付けている。
外部リンク
- ベストヒットUSA携帯サイト ※携帯からのみアクセス可能
- BS朝日・ベストヒットUSA
- テレビ朝日・ベストヒットUSA
- NACK5番組詳細・小林克也 Best Hit USA
- メディアアベニューのコラム (当番組の裏話が載っている)
- ベストヒットUSA- 公式Twitter
- ベストヒットUSA- 公式Facebookページ(日本語)