フルメタル・パニック!
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漫画
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アニメ
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テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:ライトノベル 『フルメタル・パニック!』は、富士見ファンタジア文庫から刊行されている賀東招二のライトノベル。また、これを原作とする漫画、アニメ作品である。略称は「フルメタ」。
原作のイラストは四季童子。
目次
概要
幼少期から戦場に身を置き、生き抜いてきた兵士相良宗介を主人公にしたSFミリタリーアクション作品である。
現在、本筋となる長編が全12巻、番外編の短編が全9巻、外伝のサイドアームズが2巻の全23巻が発行されている。タイトルはスタンリー・キューブリックの映画『フルメタル・ジャケット』をもじったものであり、フルメタと略して呼ばれることが多い。同映画との混同をさけるため、完全金属騒乱(榊一郎や雑賀礼史が著作のあとがきにて表記)と呼ばれることもある。
発行部数は2012年(平成24年)時点で1000万部を超える(後述の『フルメタル・パニック!アナザー』込み)。
解説
作風
ストーリーは、軍事組織ミスリルの傭兵である主人公が、ソビエト連邦東部で一人の少女を保護する所から始まる[1]。ブラックテクノロジーによって歴史が変わった世界を舞台にし、ヒロインを巡る主人公相良宗介の戦いを書いたハードでシリアスな「長編」をメインに、平和な日本社会の中で主人公が引き起こす騒動をコミカルに書いた「短編」、長編を補完するエピソードを収めた「サイドアームズ」の3つのシリーズに分かれる。
前述の通り3つのシリーズでは作風が全く異なる。本筋の話である「長編」では世界情勢や陰謀などハードでシリアスなストーリーが展開され、容赦なく登場人物が死んでいくのに対し、番外編とも言える短編では時系列がバラバラで日本を舞台に軽めのコメディー色の強いエピソードに終始しているため基本的に別物として扱われている。
1998年(平成10年)より「月刊ドラゴンマガジン」(富士見書房)に掲載・連載された作品を中心に、富士見ファンタジア文庫から単行本が刊行されている。2004年に短編が終了。以後は長編とサイドアームズのみの連載となっており、長編最終巻が2010年(平成22年)7・8月に発売され完結した。サイドアームズに関しては今後も発売される予定。
評価
長編9巻つどうメイク・マイ・デイ発売時に『このライトノベルがすごい! 2008』にて作品部門ランキング1位を獲得。さらに主人公の相良宗介が男女総合キャラクターランキング1位を獲得しダブル受賞となった。解説ではシビアなストーリー展開と魅力的な男性キャラクターが主に支持を集めていると語られている。この件に関して「ライトノベルというジャンルに置いて主人公がここまで支持される事は本当に珍しい」と富士見書房の担当に言わしめた。
メディア展開
2000年(平成12年)に館尾冽による漫画版『フルメタル・パニック!』がスタート。2002年(平成14年)からはアニメ版が放送開始された。
2005年(平成17年)にはゲーム『スーパーロボット大戦J』にアニメ版1作目と2作目が登場し、2007年(平成19年)には『スーパーロボット大戦W』にアニメ版1作目と2作目に加えアニメ版三作目も登場した。
立体物関係はリボルテックヤマグチ『No.59 レーバテイン』を皮切りにROBOT魂など数多くのシリーズでASが立体化されている。
2009年(平成21年)にハリウッドで実写映画の企画が発表されている[2]。
2011年(平成23年)8月からは本作品の十数年後を舞台にした初のスピンアウト作品『フルメタル・パニック!アナザー』(著・大黒尚人、原案&監修・賀東招二)が連載開始されている。
2012年(平成24年)にカサハラテツローによる再コミカライズ作品が連載開始された。
2013年(平成25年)でシリーズ15周年を記念し『フルメタル・パニック! Blu-ray BOX All Stories』が発売予定。
本作とは直接的な繋がりは無いものの、2013年(平成25年)2月からスタートした賀東の作品『甘城ブリリアントパーク』にはボン太くんそっくりなマスコットキャラクター「モッフル」が登場する[3]。
あらすじ
長編第1〜7巻
第1巻(戦うボーイ・ミーツ・ガール)
いかなる国家にも属さず、『軍事力による平和の維持』を目的とする対テロ極秘傭兵組織ミスリルは、軍事的な緊張状態にある紛争地帯などに出没し、強襲揚陸潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン」や、最新鋭の人型強襲兵器「アーム・スレイブ」などを送り込み、テロリストや独裁政権を極秘裏に殲滅していた。
ミスリルの特別対応班に所属する最年少エージェント相良宗介は、都立陣代高校に生徒として潜入し、仲間と共に千鳥かなめを秘密裏にボディーガードするという特殊任務を与えられる。幼少時からゲリラや傭兵として激戦地を渡り歩いてきた宗介は、平和な日常での常識が皆無で日本の生活に全く馴染めず、ひたすら失敗を繰り返す。初めは軍事オタク扱いされて避けられていた宗介だったが、二人は次第に打ち解けていく。
そんな中、北朝鮮とその協力者で宗介のかつての仇敵であるガウルンが、修学旅行中のかなめを拉致すべく、学年全員を巻き込んでハイジャックを決行する。なぜ、かなめが狙われるのかさえ分からない絶望的な状況下で、援軍の到着を待つ宗介は、ひとり決死の反撃を開始する。
享楽的に戦闘を楽しむガウルンの駆る、謎の特殊兵器を持つ新型アームスレイブとの戦闘により負傷した宗介らは、かなめを連れて逃亡するが、次第に敵の包囲網は狭まっていき包囲されてしまう。絶体絶命の窮地に陥ったその時、ダナンからの緊急展開ブースターにより射出された、ミスリルの最新型アーム・スレイブ「アーバレスト」がその姿を現すのであった。
第2巻(疾るワン・ナイト・スタンド)
北朝鮮でのハイジャック事件から約2ヶ月…様々な思惑が絡み、名目上は護衛という形で相良宗介は千鳥かなめ護衛任務を全うしていた。その背後で凶悪な兵器を起動させ、東京壊滅を図るテロリスト集団「A21」が動いていた。かなめを助けるため、首都を守るため、宗介は仲間達と夜の街を疾ける。
第3巻(揺れるイントゥ・ザ・ブルー)
トゥアハー・デ・ダナン出航1周年記念パーティーに招待される千鳥かなめだが、些細な行き違いから相良宗介と険悪な関係となってしまう。そんな中ダナンがシージャックされてしまう。実行犯は、かつて死んだはずのガウルンだった―。
第4〜5巻(終わるデイ・バイ・デイ上、下)
最悪のシージャック事件から2ヶ月…相良宗介は命令のままに千鳥かなめの護衛と戦場での任務をこなしていた。しかし、これまでの事件から「ARX-7アーバレスト」と宗介の重要性を鑑みたミスリル上層部の決定により宗介はかなめ護衛任務終了を言い渡される。かなめとの接触を禁じられ、別れも言わずにミスリル作戦本部に戻る宗介だが、かなめとの間を引き裂いたミスリル上層部と愛機と仰ぐべき機体―アーバレストへの不信感が募る。香港では謎のASが暴れ、内戦になりかねない事件が勃発していた。宗介は心にしこりを残したまま戦場へ出る。一方、一人残された千鳥かなめも正体不明の暗殺者に狙われていた。
第6巻(踊るベリー・メリー・クリスマス)
香港での戦いから2ヶ月経った12月、激しい戦いを経て、今まで嫌悪していたアーバレストに愛着を持ち始めた宗介。アーバレストに搭載されている超高性能AI<アル>も自我を持ち始めていた。そんな中、ミスリルを裏切ったブルーノへの拷問と死んだガウルンの残した情報により、今までのテロの裏で糸を引いていた黒幕アマルガムの情報を得たミスリルはアマルガムへの先手を打つために作戦を開始する。
第7巻(つづくオン・マイ・オウン)
宗介の正体、かなめの正体に薄々気が付きながらも、彼らのために便宜を図ってきた林水元生徒会長に告げられたのは、かなめが学校を去らなければ深刻な事態になってしまうという警告だった。さらにかなめと宗介の前に現れたレナードから聞かされた「知ってはいけない情報を知ってしまったミスリルへの総攻撃」の警告。そして予告は現実となる。その日、磐石と思えたミスリルが、宗介とかなめの九ヶ月間を見守った街並みが、<アマルガム>の猛攻に震えた。 「彼女は、絶対に守る」ミスリルからのサポートも、かなめの協力も得られない絶望的な状況の中、宗介は愛機アーバレストでただひとり死闘へと向かう。
長編第8〜12巻
第8巻(燃えるワン・マン・フォース)
攫われた千鳥かなめ。大破したアーバレスト。崩壊したミスリル。相良宗介は全てを失っていても戦うことを辞めなかった。アマルガムの情報を掴むために宗介は東南アジアの街ナムサクへと訪れていた。宗介はAS闘技場の闇バトルに参加するため、弱小チーム『クロスボウ』の操縦士を志願した。整備士兼オーナーのナミや、気のいいフランス人ルポライター、レモンたちとの思いがけない穏やかな時間を過ごす宗介だったが、かなめを助けるために、その幸せを捨て、硝煙渦巻く戦場へ、再び宗介は向かう。
第9巻(つどうメイク・マイ・デイ)
ナムサクでの死闘により瀕死の重傷を負った宗介はレモンに助けられ、旧友の元でひたすら回復に努めていた。やがて判明する幽閉された千鳥かなめの居場所。無謀と知りつつ、かなめ奪還のため、自分の目的のために巻き込み犠牲にしてしまった少女の復讐のために、宗介達はアマルガムへのアジトへと乗り込む。しかし圧倒的な戦力差と裏切り者のカリーニンが宗介を阻む。しかし最高の相棒と戦友が宗介の元へと集まっていた。
第10巻(せまるニック・オブ・タイム)
アルの新たなる姿、新型AS「ARX-8レーバテイン」の圧倒的な戦果により、二ケーロでの戦闘に勝利した宗介とテッサたちは、各地に散らばるミスリルの残党を救出し戦力回復に努めていた。そして宗介とテッサ達は”この世界を変えてしまった事件”が封印されたソ連の極秘実験都市ヤムスク11へと辿り着く。そこにはレナードもまた、ある目的のために潜入していた。そこで宗介はレナードと交戦し、レナードからこの世界の残酷な真実を聞かされることになる。
第11〜12巻(ずっとスタンド・バイ・ミー上、下)
失った戦友や自分のせいで死んでしまった少女。レナードから聞かされた世界改変の計画。葛藤する宗介だったが、レナードがミスリル残党の戦力を分断するために、核戦争を引き起こそうとしていることを知る。自分がかなめを救出するための戦いへ参加したら、圧倒的な戦力差の中で核戦争阻止への戦いへと赴くミスリルの戦友を見捨てることになると苦悩する宗介だったが、仲間達からの激励を受け、仲間を信じ、多くの犠牲を払い、宗介は最終決戦仕様のレーバテインで決戦の地メリダ島に飛び立つ。
登場人物
登場兵器
世界設定
舞台となる年代は1998年4月〜2000年。基本的には20世紀末の現実世界に準じた世界を描いているが、長編最終巻において1948年にアマルガムが結成され、それ以降の歴史が異なっていることが明らかになっている。このため、本作においては社会状況に多くの異なる点があり、それは囁かれる者(ウィスパード)の出現、および彼らによってもたらされたブラックテクノロジーの存在が影響している。
幾つかの相違点としては、以下のものが挙げられる。
- 中国が南北に分断し、香港が分割統治されている[4]。長江を境に、北側が東側陣営に属する人民解放委員会(北中国・北京政府)、南側が西側陣営の中華民主連合(南中国・広州政府)となっており、実質的に内戦状態にある。香港は九竜半島側が北中国領、香港島側が南中国領となっており、香港における戦闘行為は協定によって禁止されている。しかしながら、分割(1997年?)以来ヴィクトリア湾を挟んだにらみ合いが続いている(アニメ版では南京で南北間協議が行われている)。
- 1980年代に、レーガン大統領がSDI計画と共に推し進めた『ロボット部隊構想』により、戦闘用ロボット兵器が実用化されている。またその後、常温核融合炉(パラジウムリアクター)も実用化されている。
- 湾岸戦争の勃発がタジキスタンの分離独立問題やパレスチナ問題の激化に飛び火し、結果として第五次中東戦争が勃発した。その後クウェート北部で核が使用され、十数万人が死亡した(クウェート事件)。それによってイスラエルとアラブ諸国の関係が硬化し、第五次中東戦争は泥沼化することになる。
- クウェート事件の半年後、ゴルバチョフが暗殺され、ペレストロイカが失敗に終わった(あとがきで作者はゴルバチョフとアルクスニスに作中で「殺害」したことを謝罪している)。これによってソ連は尖鋭化することになり、冷戦構造は引き続き維持されることとなる。
- ソ連の尖鋭化を受けて、アフガニスタン再侵攻が行われた。結果としてアフガニスタンはソ連の影響下に置かれたため、この作品の世界においてタリバン政権は存在しない。
- 平政9年頃の北朝鮮の社会状況については、作物の生産が順調で、パラジウムリアクターが稼動を開始しており、経済状況は立ち直り始めているとしている。
- ソ連が崩壊していないため、冷戦構造が平政10年[5]になっても解消していない。
- B-2が存在せず、B-1にECS(電磁迷彩システム)が搭載されている。
- 世界都市博覧会[6]が開催され、大赤字に終わっている。
- 液晶テレビや電動スクーターが普及しているような記述がある。
- 通学シーンにおいて、非接触式IC定期を使っている[7]。
- 1993年に死去している俳優リヴァー・フェニックスが生存している。そのため、彼が出演していた映画『スニーカーズ』に続編が出来ている。また、これとは対照的に、アーネスト・ボーグナインは作中世界では既に死去している。
- F-2の仕様が、先述のB-1と同様ブラックテクノロジーを取り入れたものに変更されている。現実のそれと同様にF-16を原形機とし、"バイパーゼロ"の非公式ペットネームを持つ点は共通するが、ECSが搭載されている他、カナード翼を装備するなど外見上も別物の機体となっている。
短編では都立陣代高校が主な舞台となっており、東京都調布市仙川にある東京都立神代高等学校がモデルであるとされている。実在する都立神代高校の最寄り駅は仙川駅だが、本作では「泉川」に変えられている。しかし、同じ調布飛行場や調布市内の地名および仙川以外の京王線の駅名などは作中でそのまま使われている(アニメ版では、国領駅が口領駅と表記されている)。
既刊一覧
- 長編
- 長編のタイトルは「動詞+英語3単語」で構成されるのが特徴で、英語部分の頭文字が各長編タイトルの略称として使用されることがある(「戦うボーイ・ミーツ・ガール」では「BMG」など)。
- 月刊ドラゴンマガジン連載は「つどうメイク・マイ・デイ」で終了しており、以降はすべて書き下ろしとなる。この理由について筆者は「これからのお話は一気に読んでもらいたい・連載形式だといつまでかかるかわからない・前後の構成をしっかりさせたいため」と話している。
- 2008年(平成20年)夏の角川文庫「夏の100冊」キャンペーンにより「戦うボーイ・ミーツ・ガール」のみ、新装版としてカバーイラストが変更され発売された。品番は既刊版と同じままである[8]。
- 2008年(平成20年)秋にはこの時点での長編での既刊(「せまるニック・オブ・タイム」まで)が新装版として刊行された。ファンタジア文庫の表紙デザインの変更と同時に、カバーイラストの変更(「戦うボーイ・ミーツ・ガール」のみ「夏の100冊」と同じイラスト)が行われた。また、各巻タイトルに巻数が追加されるようになった。「ずっと、スタンド・バイ・ミー(上)・(下)」の旧ファンタジア文庫版表紙デザインのカラーカバーが、ドラゴンマガジン2010年9月号・11月号の付録となった。ただし背表紙は新デザインが使われているため、旧デザイン版で全巻のカラーカバーをそろえることは出来ない。
- 戦うボーイ・ミーツ・ガール (1998年〈平成10年〉9月)ISBN 4-8291-2839-9
- 疾るワン・ナイト・スタンド (1999年〈平成11年〉3月)ISBN 4-8291-2875-5
- 揺れるイントゥ・ザ・ブルー (2000年〈平成12年〉2月)ISBN 4-8291-2953-0
- 終わるデイ・バイ・デイ(上) (2000年〈平成12年〉11月)ISBN 4-8291-1307-3
- 終わるデイ・バイ・デイ(下) (2001年〈平成13年〉4月)ISBN 4-8291-1349-9
- 踊るベリー・メリー・クリスマス (2003年〈平成15年〉3月)ISBN 4-8291-1505-X
- つづくオン・マイ・オウン (2004年〈平成16年〉10月)ISBN 4-8291-1659-5
- 燃えるワン・マン・フォース (2006年〈平成18年〉1月)ISBN 4-8291-1793-1
- つどうメイク・マイ・デイ (2007年〈平成19年〉3月20日)ISBN 978-4-8291-1911-2 初出:月刊ドラゴンマガジン 2006年(平成18年)5月号 - 2007年(平成19年)3月号
- せまるニック・オブ・タイム (2008年〈平成20年〉2月20日)ISBN 978-4-8291-3266-1
- ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (2010年〈平成22年〉7月20日)ISBN 978-4-8291-3410-8
- ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (2010年〈平成22年〉8月20日)ISBN 978-4-8291-3553-2
- サイドアームズ
- 「サイドアームズ」の名が冠せられたこちらは長編のストーリーを補完をするサイドストーリーであり、ミスリルを始めとする登場人物達の過去を描いた話も多い。
- 短編
- 短編はシリアスな長編とは正反対の陣代高校における宗介が引き起こす騒動を描いた作品であり、コミカルなシーンが多い。各タイトルの中に含まれた漢数字が短編の巻数になる。なお、これのタイトル付けに作者は相当苦労していた模様。長編での物語が佳境に入ったことから2004年(平成16年)以降短編の展開は止まっていたが、未収録の短編を収録した短編集9巻が描き下ろしを加え2011年(平成23年)8月20日に発売された。最終巻の旧カバー版は長編と同様にドラゴンマガジンの付録となった。
- 放っておけない一匹狼? (1998年〈平成10年〉12月)ISBN 4-8291-2857-7
- 本気になれない二死満塁? (1999年〈平成11年〉5月)ISBN 4-8291-2887-9
- 自慢にならない三冠王? (1999年〈平成11年〉10月)ISBN 4-8291-2926-3
- 同情できない四面楚歌? (2000年〈平成12年〉6月)ISBN 4-8291-2974-3
- どうにもならない五里霧中? (2001年〈平成13年〉10月)ISBN 4-8291-1389-8
- あてにならない六法全書? (2002年(平成14年〉6月)ISBN 4-8291-1441-X
- 安心できない七つ道具? (2003年〈平成15年〉7月)ISBN 4-8291-1540-8
- 悩んでられない八方塞がり? (2005年〈平成17年〉7月)ISBN 4-8291-1740-0
- マジで危ない九死に一生? (2011年〈平成23年〉8月)ISBN 4-8291-3668-5
アニメ
フルメタル・パニック!
2002年(平成14年)1月からWOWOWにて放送された。原作小説の『戦うボーイ・ミーツ・ガール』から『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』までのストーリーが全24話で放送された。一部の長編に登場するキャラクターは出番やエピソードを丸々カットされており、かなめパンチラなどアニメオリジナルのお色気シーンが多く、一部短編のストーリーも挿入されており原作小説より萌えやコメディー要素が多い作風になっており原作と雰囲気は大きく異なる。こうなった経緯については原作者の賀東招二によると「アニメになったフルメタを誰も知らなかったから」と語っている。14話から17話までの「習志野は燃えているか?」と「故郷に舞う風 前中後編」は、原作には無い完全オリジナルのエピソードである。
当初の放送は2001年(平成13年)秋に予定されていたが、9月11日にアメリカ同時多発テロ事件が発生しており、作品中のストーリーにおいてハイジャックの場面があったことから、放映を一時見合わせることになった。
原作小説で舞台として登場した北朝鮮が「ハンカ自治州[9]」に、アフガニスタンが「ヘルマジスタン」に、それぞれ架空の地名へと変更されている(この変更は京都アニメーション版でも継続。ただし徹底されてはおらず、後述の「フルメタル・パニック?ふもっふ」では宗介の出身地に関連したセリフに「アフガニスタン」という単語が出てしまっている)。また、原作の1998年ではなく、当初の放映予定であった2001年に時代が変更されている。
また、2006年(平成18年)9月からAT-X、2008年(平成20年)1月からはUHFアニメの形態で地上波各局、同年3月からはBS11「ANIME+」枠内での放送された。Blu-ray BOXが2008年(平成20年)6月に発売されている。
スタッフ
- 原作 - 賀東招二、四季童子
- 監督 - 千明孝一
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 堀内修
- シリーズ構成 - 千明孝一、志茂文彦、賀東招二
- メカデザイン - 海老川兼武、渭原敏明
- 美術監督 - 太田大
- 色彩設計 - 中村近世
- 撮影監督 - 福士享、林コージロー、瓶子修一
- 編集 - 重村建吾
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 統括プロデューサー - 伊藤敦
- プロデューサー - 冨岡重明、武智恒雄、福井政文、鈴木淑仁
- アニメーションプロデューサー - 村濱章司
- 制作 - GONZO・ディジメーション
- 製作 - ミスリル
主題歌
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 気になるあいつは軍曹(サージェント) | 千明孝一 | 西山明樹彦 | 堀内修 | |
第2話 | 守ってあげたい | 志茂文彦 | 京田知己 | 黒田やすひろ | 神本兼利 |
第3話 | ランジェリー・パニック | 西山明樹彦 | 竹田逸子 宇佐美皓一 | ||
第4話 | キッド・ナップ | 大久保富彦 | 高瀬節夫 | 青木真理子 | |
第5話 | 囁かれし者(ウィスパード) | 植田浩二 | 坂田純一 | 黒田やすひろ | |
第6話 | STILL ALIVE | 小倉陳利 | 西山明樹彦 | 内田順久 | |
第7話 | ボーイ・ミーツ・ガール | 志茂文彦 | 京田知己 千明孝一 |
深井蒼 | いちかわけいぞう |
第8話 | パートタイム・ステディ | 十川誠志 | 千明孝一 | 黒田やすひろ | 神本兼利 |
第9話 | あぶないセーフハウス | 植田浩二 | 岡村天斎 | 土屋浩幸 | 河村明夫 |
第10話 | ラン・ランニング・ラン | 志茂文彦 | 坂田純一 | 西山明樹彦 | 寺岡巌 |
第11話 | ベヘモス覚醒 | 十川誠志 | 大久保富彦 | 津熊健徳 堀内修 | |
第12話 | ワン・ナイト・スタンド | 千明孝一 | 寺岡巌 | ||
第13話 | 猫と仔猫のR&R(ロックンロール) | 千明孝一 | 小倉陳利 | 西山明樹彦 | 神本兼利 酒井和男 |
第14話 | 習志野は燃えているか? | 十川誠志 | 京田知己 | 浦田保則 | 細越裕治 |
第15話 | 故郷に舞う風・前編 | 植田浩二 | 小倉陳利 | 高瀬節夫 | 青木真理子 |
第16話 | 故郷に舞う風・中編 | 志茂文彦 | 坂田純一 | 土屋浩幸 | 河村明夫 |
第17話 | 故郷に舞う風・後編 | 十川誠志 | 岡村天斎 | 松尾慎 | 佐村義一 |
第18話 | 深海パーティー | 大久保富彦 | 神戸洋行 | 金崎貴臣 | |
第19話 | エンゲージ・シックス・セブン | きむらひでふみ | 小野学 | 西山明樹彦 | 寺岡巌 |
第20話 | ヴェノムの火 | 植田浩二 | 佐藤英一 | 鈴木薫 | 金紀杜 |
第21話 | ディープ・トラップ | 志茂文彦 | 鈴木吉男 | 黒田やすひろ | 青木真理子 |
第22話 | ジャック・イン・ザ・ボックス | 十川誠志 | 関野昌弘 | 西山明樹彦 | 神本兼利 金崎貴臣 |
第23話 | 巨人のフィールド | 千明孝一 | 小倉陳利 | 浦田保則 | 寺岡巌 |
第24話 | イントゥ・ザ・ブルー | 志茂文彦 | 千明孝一 | 浦田保則 千明孝一 |
堀内修 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 |
---|---|---|---|---|
日本全域 | WOWOW | 2002年1月15日 - 6月25日 | 火曜 18時30分 - 19時00分 | BS放送 |
AT-X | 2006年9月11日 - 2007年2月19日 | 月曜 10時30分 - 11時00分 (リピートあり) |
CSチャンネル | |
千葉県 | チバテレビ | 2008年1月8日 - 3月25日 2008年4月1日 - 6月17日 |
火曜 26時00分 - 26時30分 火曜 25時45分 - 26時15分 |
独立UHF系列 |
京都府 | KBS京都 | 2008年1月8日 - 6月17日 | 火曜 26時00分 - 26時30分 | |
奈良県 | 奈良テレビ | 2008年1月8日 - 3月25日 2008年4月1日 - 6月17日 |
火曜 26時15分 - 26時45分 火曜 26時00分 - 26時30分 | |
三重県 | 三重テレビ[10] | 2008年1月8日 - 6月17日 | 火曜 26時55分 - 27時25分 | |
兵庫県 | サンテレビ | 2008年1月10日 - 6月19日 | 木曜 24時40分 - 25時10分 | |
埼玉県 | テレ玉 | 木曜 25時00分 - 25時30分 | ||
東京都 | TOKYO MX | 2008年1月11日 - 6月20日 | 金曜 26時30分 - 27時00分 | |
神奈川県 | tvk | 金曜 27時15分 - 27時45分 | ||
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2008年1月13日 - 6月22日 | 日曜 25時10分 - 25時40分 | |
岐阜県 | ぎふチャン | 2008年1月14日 - 6月23日 | 月曜 25時45分 - 26時15分 | |
日本全域 | BS11 | 2008年3月28日 - 9月5日 | 金曜 24時00分 - 24時30分 | BSデジタル |
フルメタル・パニック? ふもっふ
2003年(平成15年)8月からフジテレビで放送された。放送回数は全11回だが、前後半で異なるサブタイトルがつくものを各1話と数えると合計15話になる。DVDは全6巻発売(17回)、2007年(平成19年)6月22日にDVDBOXが発売された。また、CSのフジテレビ721やAT-Xでも放送されていた。2008年(平成20年)10月から『フルメタル・パニック! The Second Raid』に引き続き、UHF局で放送されている。
原作の短編のみをアニメ化。そのためシリアス要素はほとんどない。第一話の次回予告において、かなめは「学園ラブコメ」と表現している。本編が現実の政治、世界情勢を織り込んだシリアス調なだけに、180度違った趣向・演出がなされており、かえって笑いが引き立つ。一部の回では放送時間30分のうち、前後半15分でタイトル名が異なる。アニメーション制作は京都アニメーションが担当している。また、第6話「暗闇のペイシェント」では、主題歌を歌う下川みくにが声優として出演している。
- 事件による放送中止
- フジテレビでの放送では、長崎での幼児誘拐殺害事件の直後であったことを受けて「妥協無用のホステージ」と「すれ違いのホスティリティ」が放送されず、「南から来た男」と「空回りのランチタイム」が第1話の前後半として放送された[11]。2008年(平成20年)のUHF局での放送では、「南から来た男」「妥協無用のホステージ」が第1話、「すれ違いのホスティリティ」「空回りのランチタイム」が第2話(それぞれ前後半)として放送された。
- DVDでの内容
- DVDのメニューではボイスチェンジャー機能(メニュー選択を行ったときにボン太くんの声が出る)をOFFにするとメニューが終了するようになっており、劇中でのボン太くんのシステムが落ちる現象を再現するというおまけ要素が加えられている。
- DVD限定版では、賀東招二、志茂文彦脚本の本編に関連したドラマCD「テレサ・テスタロッサの艦長日記」が各巻毎付属している。限定版付属のドラマCDは全6巻。また、Blu-ray BOX版では全6話を収録したCDが1枚付属する。
スタッフ(ふもっふ)
- 原作 - 賀東招二
- 原作イラスト - 四季童子
- 監督 - 武本康弘
- シリーズ構成 - 賀東招二、志茂文彦
- キャラクターデザイン - 堀内修
- 美術監督 - 鵜ノ口穣二、多田喜久子
- 色彩設定 - 高木理恵
- 撮影監督 - 中上竜太
- 編集 - 森田清次
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 製作 - 安田猛、小川洋、鈴木径男、酒匂暢彦、福井政文
- 企画プロデューサー - 伊藤敦、八田英明
- プロデューサー - 浜野貴敏、冨岡重明、武智恒雄、畑中利雄
- アニメーションプロデューサー - 八田陽子
- アニメーション制作 - 京都アニメーション
- 製作 - フジテレビ、陣代高校生徒会(角川書店、角川エンタテインメント、ハピネット、クロックワークス、IMAGICAイメージワークス)
主題歌(ふもっふ)
- オープニングテーマ「それが、愛でしょう」
- 歌 - 下川みくに
- エンディングテーマ「君に吹く風」
- 歌 - 下川みくに
各話リスト(ふもっふ)
話数は、バンダイチャンネルおよび独立U局に倣う。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1話 | 南から来た男 | 賀東招二 | 武本康弘 | 北之原孝将 | 米田光良 |
妥協無用のホステージ | |||||
2話 | すれ違いのホスティリティ | 志茂文彦 | 山本寛 | 池田和美 | |
空回りのランチタイム | |||||
3話 | 鋼鉄のサマー・イリュージョン | 三好一郎 | 多田文男 | ||
4話 | 芸術のハンバーガー・ヒル | 賀東招二 | 大久保富彦 | 小野修次 | |
一途なステイク・アウト | |||||
5話 | 純で不純なグラップラー | 武本康弘 | まつぞのひろし | 荒川真嗣 | 石川健介 米田光良 |
善意のトレスパス | |||||
6話 | 押し売りのフェティッシュ | 志茂文彦 | 北之原孝将 | 米田光良 | |
暗闇のペイシェント | |||||
7話 | やりすぎのウォークライ | 三好一郎 | 多田文男 | ||
8話 | 女神の来日(受難編) | 賀東招二 | 石原立也 | 池田晶子 | |
9話 | 女神の来日(温泉編) | 武本康弘 | 山本寛 | 池田和美 | |
10話 | 仁義なきファンシー | 志茂文彦 | 渡辺純央 | 高田晃 中武学 | |
11話 | ままならないブルーバード | 大久保富彦 坂田純一 |
大久保富彦 | 小野修次 中武学 | |
12話 | 五時間目のホット・スポット | 賀東招二 | 武本康弘 | 米田光良 |
放送局(ふもっふ)
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 2003年8月26日 - 11月28日 | 火曜 26時28分 - 26時58分 | フジテレビ系列 |
日本全域 | AT-X | 2007年4月19日 - 7月5日 | 木曜 10時30分 - 11時00分 | CSチャンネル |
千葉県 | チバテレビ | 2008年9月23日 - 12月9日 | 火曜 25時45分 - 26時15分 | 独立UHF系列 |
京都府 | KBS京都 | 火曜 26時00分 - 26時30分 | ||
奈良県 | 奈良テレビ | |||
三重県 | 三重テレビ | 2008年9月23日 - 12月16日[12] | 火曜 26時55分 - 27時25分 | |
兵庫県 | サンテレビ | 2008年9月25日 - 12月11日 | 木曜 24時40分 - 25時10分 | |
埼玉県 | テレ玉 | 木曜 25時00分 - 25時30分 | ||
東京都 | TOKYO MX | 2008年9月26日 - 12月12日 | 金曜 26時30分 - 27時00分 | |
神奈川県 | tvk | 金曜 27時15分 - 27時45分 | ||
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2008年9月28日 - 12月14日 | 日曜 25時10分 - 25時40分 | |
岐阜県 | ぎふチャン | 2008年9月29日 - 12月15日 | 月曜 25時45分 - 26時15分 | |
日本全域 | BS11 | 2008年12月20日 - 2009年3月6日 | 金曜 24時00分 - 24時30分 | BSデジタル |
フルメタル・パニック! The Second Raid
2005年(平成17年)7月からWOWOWにて放送された。全13話、R-15指定相当。 TSRは長編の『終わるデイ・バイ・デイ』をアニメ化したものだが、第1話から第4話は、原作には無いエピソードとなっている。 前作とは違い、長編のみで構成されているため主な舞台は「学園」ではなく「軍」。原作長編の雰囲気そのままのシリアスでハードなストーリーが展開された。少しグロテスクな描写がみられるので、R-15指定となっている。 アーバレストのメカデザインはGONZO制作の1期から一新されており、後に原作にも反映された。 WOWOWノンスクランブルアニメ初の5.1chサラウンド・ステレオ放送。DVDは第1話放映開始一週間前に放映された特別番組「フルメタル・パニック! TSR〜ライトノベルの夜明け〜」を収録した全7巻である。
放映の約一年前にプレDVDとしてオリジナルストーリーの「Scene00」が月刊ドラゴンマガジン等で誌上販売された(後に一般にも販売される)。
本編DVDに関して、初回限定版の収録音声はドルビーデジタルの5.1ch及びステレオ2.0chさらにコメンタリーが収録されているが、通常版についてはステレオ2.0chのみとなっている。 またDVDの初回限定版にはDVD収録話と同じ本編を収録(音声はステレオ2.0chのみ)したUMDが付属した。DVDのジャケット画は初回限定版と通常版で異なる画だが、UMDのジャケットには通常版の画が採用されている。
DVD-BOXは、2007年(平成19年)7月27日に発売され、DVD-BOXにおけるDVDの内容は初回限定版と仕様が同等の本編の収録音声がドルビーデジタル5.1chであり、映像・音声特典も収録されている。
2008年(平成20年)9月26日に後述の特別版OVA、「Scene00」、「〜ライトノベルの夜明け」、映像特典「香港ロケ映像」も収録されたBlu-ray BOXが発売された。ドルビーTrueHDを使用し5.1chマルチチャンネル音声が、リニアPCMではステレオ音声が収録されている。また、DVD同様コメンタリーも収録されている。
2007年(平成19年)7月31日から10月23日までAT-Xでも放送された。特別版OVAも翌週の10月30日に放送されている。WOWOWでは前述の通りR-15指定での放送だったが、AT-Xでの放送においては視聴年齢制限はかけられなかった。
2008年(平成20年)6月下旬から同年9月にかけて、1期に引き続きUHF局(放送局は1期を放送した局と同じ)で放送された。地上波版では規制シーンは濃いシャドウをかけるなどして修正されている。また、同年9月からはBSデジタル局で放送されている。
第13話(最終話)は放送時間が延長され放送された。UHFで放送された再放送時には、通常のテレビサイズでの放送となったため、BGMの一部変更や、相良宗介とテレサ・テスタロッサの会話以降の部分がカットされて放送された。
スタッフ(Second)
- 原作 - 賀東招二
- 原作イラスト・キャラクター原案 - 四季童子
- 監督 - 武本康弘
- シリーズ構成 - 賀東招二
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 堀内修
- メカニカルデザイン - 海老川兼武、渭原敏明
- 美術監督・美術設定 - 鵜ノ口穣二
- 色彩設定 - 高木理恵
- 撮影監督 - 中上竜太
- 編集 - 重村建吾
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 企画プロデューサー - 伊藤敦、八田英明
- プロデューサー - 北浦宏之、鈴木智子、松井智、武智恒雄
- アニメーション制作 - 京都アニメーション
- 制作協力 - WOWOW
- 製作 - Full Metal Panic! Film Partners(角川書店、角川エンタテインメント、ハピネット、クロックワークス、京都アニメーション)
主題歌(Second)
- オープニングテーマ「南風」
- 歌 - 下川みくに
- エンディングテーマ「もう一度君に会いたい」
- 歌 - 下川みくに
各話リスト(Second)
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
Scene 01 | 終わる日々 | 賀東招二 | 武本康弘 | 堀内修 | |
Scene 02 | 水面下の状景 | 武本康弘 | 山本寛 | 池田和美 | |
Scene 03 | 迷宮と竜 | 賀東招二 | 北之原孝将 | 米田光良 | |
Scene 04 | デイライト | 三好一郎 | 門脇聡 | ||
Scene 05 | うるわしきシチリア | 志茂文彦 | 武本康弘 | 池田晶子 | |
Scene 06 | エッジ・オブ・ヘヴン | 山本寛 | 池田和美 | ||
Scene 07 | とりのこされて | 武本康弘 | 吉岡忍 | 米田光良 | |
Scene 08 | ジャングル・グルーブ | 賀東招二 | 三好一郎 | 石立太一 | 門脇聡 |
Scene 09 | 彼女の問題 | 志茂文彦 | 北之原孝将 | 池田晶子 | |
Scene 10 | ふたつの香港 | 山本寛 | 吉岡忍 | 池田和美 | |
Scene 11 | 彼の問題 | 武本康弘 | 山本寛 | 米田光良 | |
Scene 12 | 燃える香港 | 志茂文彦 | 三好一郎 | 門脇聡 | |
Scene 13 | つづく日々 | 賀東招二 | 武本康弘 | 堀内修 北之原孝将(メカ) |
放送局(Second)
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 |
---|---|---|---|---|
日本全域 | WOWOW | 2005年7月13日 - 10月19日 | 水曜 24時00分 - 24時30分 | BS放送 |
AT-X | 2007年7月31日 - 10月23日 | 月曜 10時30分 - 11時00分 (リピートあり) |
CSチャンネル | |
千葉県 | チバテレビ | 2008年6月24日 - 9月16日 | 火曜 25時45分 - 26時15分 | 独立UHF系列 |
京都府 | KBS京都 | 火曜 26時00分 - 26時30分 | ||
奈良県 | 奈良テレビ | 火曜 26時00分 - 26時30分 | ||
三重県 | 三重テレビ | 火曜 26時55分 - 27時25分 | ||
兵庫県 | サンテレビ | 2008年6月26日 - 9月18日 | 木曜 24時40分 - 25時10分 | |
埼玉県 | テレ玉 | 木曜 25時00分 - 25時30分 | ||
東京都 | TOKYO MX | 2008年6月27日 - 9月19日 | 金曜 26時30分 - 27時00分 | |
神奈川県 | tvk | 金曜 27時15分 - 27時45分 | ||
和歌山県 | テレビ和歌山 | 2008年6月29日 - 9月21日 | 日曜 25時10分 - 25時40分 | |
岐阜県 | ぎふチャン | 2008年6月30日 - 9月22日 | 月曜 25時45分 - 26時15分 | |
日本全域 | BS11 | 2008年9月12日 - 12月5日[13] | 金曜 24時00分 - 24時30分 | BSデジタル |
フルメタル・パニック! The Second Raid 特別版OVA
2006年(平成18年)5月26日にDVDにて発売された。全1話。「わりとヒマな戦隊長の一日」を収録。限定版には賀東招二脚本のドラマCD「ありえない授業」が同梱されている。BDではフルメタル・パニック! The Second Raid Blu-ray BOXに収録されている。ただしBD BOXにはドラマCDは付属しない。
短編5巻『どうにもならない五里霧中?』に収録された、同名のエピソードを映像化したもの。『終わるデイ・バイ・デイ』(アニメ: The Second Raid)の後日談とも言うべき内容である。登場人物は、本来シリアスパートを担当するミスリルの人員だが、クルーゾーやカリーニンなど、一部キャラクターの本編では描かれなかった面が描写されており、そのギャップが非常に笑いを誘う出来となっている。
スタッフ(OVA)
- 原作・脚本 - 賀東招二
- 原作イラスト・キャラクター原案 - 四季童子
- 監督・絵コンテ・演出 - 武本康弘
- キャラクターデザイン・作画監督 - 堀内修
- メカニカルデザイン - 海老川兼武
- 美術監督・美術設定 - 鵜ノ口穣二
- 色彩設定・色指定検査 - 高木理恵
- 撮影監督 - 中上竜太
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 企画プロデューサー - 安田猛
- プロデューサー - 鈴木智子、武智恒雄
- アニメーション制作 - 京都アニメーション
- 製作 - トゥアハー・デ・ダナン
英語吹き替え版
- 英語吹き替え版は米ADVフィルムによりアニメ全シリーズが発売されている。キャストはADV Filmの看板声優ともいえるクリス・パットンが相良宗介を、ルーシ・クリスチャンが千鳥かなめを演じている。
- 英語吹き替え版『フルメタル・パニック? ふもっふ』の最終話EDでは、英語吹き替え版キャストによる日本語オリジナル版に無いやりとりが録音されている。
- 日本語オリジナル版『フルメタル・パニック? ふもっふ』の第1話における「つい最近も、××(銃声により音が消えている)のテロリストが郵便受けに爆弾を仕掛け、××(銃声)の高官を吹き飛ばした事件があった」というセリフが、英語版では「There was an incident recently, some Islamic fundamentalist terrorists blew up a high ranking US military official by rigging a bomb in his mail box(つい最近も、イスラム原理主義テロリストが郵便受けに爆弾を仕掛け、米国の軍高官を吹き飛ばした事件があった)」に変わっている。
漫画
- 『フルメタル・パニック!』 / 画:館尾冽(全9巻 ドラゴンコミックス)
- 掲載雑誌:「月刊コミックドラゴン(角川書店)」→「月刊ドラゴンエイジ(角川書店)」2000年(平成12年)2月号 - 2005年(平成17年)4月号
- 原作小説の『戦うボーイ・ミーツ・ガール』から『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』、短編の一部ストーリーをコミカライズ。原作をベースにしているものの、原作と比べて大幅にラブコメディ寄りの作風に改変されており、原作と相違点が多い。
- 館尾の描きたかった作風と、原作小説の『終わるデイ・バイ・デイ』以降の作風とで相違が生じるなどの理由により連載終了。
- 01 (2000年(平成12年)9月発行)ISBN 4-04-926157-X
- 02 (2001年(平成13年)4月発行)ISBN 4-04-926170-7
- 03 (2001年(平成13年)12月発行)ISBN 4-04-926189-8
- 04 (2002年(平成14年)4月発行)ISBN 4-04-926195-2
- 05 (2002年(平成14年)11月発行)ISBN 4-04-926212-6
- 06 (2003年(平成15年)6月発行)ISBN 4-04-926228-2
- 07 (2004年(平成16年)2月発行)ISBN 4-04-926242-8
- 08 (2004年(平成16年)9月発行)ISBN 4-04-926248-7
- 09 (2005年(平成17年)7月発行)ISBN 4-04-926256-8
- 『フルメタル・パニック! COMIC MISSION』 / 画:館尾冽(全7巻 ドラゴンコミックス)
- 前述の『フルメタル・パニック!』 / 画:館尾冽(全9巻 ドラゴンコミックス)の再編集版。
- 1 「放っておけない一匹狼?」 (2003年(平成15年)11月発行)ISBN 4-04-712345-5
- 2 「戦うボーイ・ミーツ・ガール」 (2004年(平成16年)4月発行)ISBN 4-04-712355-2
- 3 「あとに退けない二者択一?」 (2004年(平成16年)12月発行)ISBN 4-04-712383-8
- 4 「振り逃げできない三者凡退?」 (2005年(平成17年)6月発行)ISBN 4-04-712402-8
- 5 「例外だらけの四角四面?」 (2006年(平成18年)6月発行)ISBN 4-04-712452-4
- 6 「疾るワン・ナイト・スタンド」 (2006年(平成18年)7月発行)ISBN 4-04-712459-1
- 7 「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」 (2006年(平成18年)9月発行)ISBN 4-04-712461-3
- 『いきなり! フルメタル・パニック!』 / 画:永井朋裕(全5巻)
- オリジナルストーリーのギャグ漫画。原作と異なる箇所(作者独自の表現等)が随所に見受けられる。
- 『フルメタル・パニック! SURPLUS』(2003年(平成15年)7月発行)ISBN 4-04-712334-X / 画:永井朋裕(全1巻)
- 『フルメタル・パニック!Σ』 / 画:上田宏(全19巻 角川コミックスドラゴンJr.→ドラゴンコミックスエイジ)
- 館尾冽から引き継ぐ形で『終わるデイ・バイ・デイ』以降の長編エピソードをコミカライズ。
- 一部エピソードが省略されているものの、原作準拠のストーリーが展開されている。
- 掲載雑誌:「月刊ドラゴンエイジ(角川書店)」
- 01 (2005年(平成17年)8月発行)ISBN 4-04-712416-8
- 02 (2005年(平成17年)12月発行)ISBN 4-04-712438-9
- 03 (2006年(平成18年)7月発行)ISBN 4-04-712454-0
- 04 (2006年(平成18年)12月発行)ISBN 4-04-712472-9
- 05 (2007年(平成19年)5月発行)ISBN 978-4-04-712491-2
- 06 (2007年(平成19年)10月発行)ISBN 978-4-04-712514-8
- 07 (2008年(平成20年)2月発行)ISBN 978-4-04-712533-9
- 08 (2008年(平成20年)7月発行)ISBN 978-4-04-712555-1
- 09 (2008年(平成20年)10月発行)ISBN 978-4-04-712568-1
- 10 (2009年(平成21年)3月発行)ISBN 978-4-04-712593-3
- 11 (2009年(平成21年)7月発行)ISBN 978-4-04-712613-8
- 12 (2009年(平成21年)11月発行)ISBN 978-4-04-712632-9
- 13 (2010年(平成22年)6月発行)ISBN 978-4-04-712668-8
- 14 (2010年(平成22年)11月発行)ISBN 978-4-04-712694-7
- 15 (2011年(平成23年)5月発行)ISBN 978-4-04-712723-4
- 16 (2011年(平成23年)11月発行)ISBN 978-4-04-712756-2
- 17 (2012年(平成24年)4月発行)ISBN 978-4-04-712788-3
- 18 (2012年(平成24年)12月6日発行)ISBN 978-4-04-712841
- 19 (2013年(平成25年)9月20日発行)ISBN 978-4-04-712901
- 『フルメタル・パニック0(ゼロ)』 / 画:カサハラテツロー
- 月刊ドラゴンエイジ2013年1月号より連載開始。
- カサハラ特有の作風で、ストーリーが繰り広げられる。
CD(限定版付属ドラマCDは除く)
発売元は全てポニーキャニオンである。
- フルメタル・パニック! ドラマCD(全3巻)
- フルメタル・パニック! オリジナルサウンドトラックアルバム1 (2002年(平成14年)4月17日発売)
- フルメタル・パニック! オリジナルサウンドトラックアルバム2 (2002年(平成14年)6月19日発売)
- フルメタル・パニック? ふもっふ オリジナルサウンドトラックアルバム (2003年(平成15年)12月17日発売)
- フルメタル・パニック! The Second Raid オリジナル・サウンドトラック・アルバム (2005年(平成17年)8月18日発売)
ゲーム
- スーパーロボット大戦シリーズ
- 新旧の様々なメディア作品で世に出たロボットが登場(シリーズでは「参戦」と呼称する)するシミュレーションゲームシリーズ。このうち下記の数作品にアニメ版TSRを含めたキャラクター・ロボットが登場している。詳細については、それぞれの項目を参照。
- 『スーパーロボット大戦J』(以下『J』)
- 『スーパーロボット大戦W』(以下『W』)
- 『スパロボ学園』(以下『学園』)
- 『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』(以下『第3次Z 時獄篇』)
- 『J』にはアニメ版一期とふもっふ、『W』・『学園』・『第3次Z 時獄篇』はさらにアニメ版TSRを含めたキャラクター・ロボットが登場し、本編ストーリーの一部も再現されている。なお、このゲーム中では『機動戦艦ナデシコ』のウリバタケ・セイヤを初めとした各作品の整備員による改造が行われ、ASの宇宙空間での活動が可能となっている。
- Another Century's Episode:R
- 上記のスーパーロボット大戦シリーズと同じく、新旧のロボットアニメが集うアクションゲームシリーズ。タクマの駆るベヘモスをお台場で倒した宗介達が惑星エリアに転移し、各登場作品のキャラクターと競演する。アニメ版一期のみの登場だが、ASのデザインはTSR版である。ふもっふよりボン太くんがゲスト出演する。
トレカ
- 『フルメタル・パニック カードミッション』
- 『ドラゴン☆オールスターズ』(2003年(平成15年) - 2005年(平成17年))
- 『プロジェクト レヴォリューション』
- 『クルセイドシステムカードシリーズ』(2013年(平成25年)12月)
パチンコ・パチスロ
- パチンコ:CRフルメタル・パニック!TSR(2010年)
- パチスロ:パチスロ フルメタル・パニック!TSR(2012年)
- いずれもタイヨーエレックから発売。
脚注
関連項目
外部リンク
- gatoh.com blog style(作者:賀東招二 HP)
- フルメタル・パニック!(富士見書房・サブページ内項目)
- TDD-1.COM フルメタル・パニック公式サイト
- フルメタル・パニック! (WOWOW) - 閉鎖。(2002年8月6日時点のアーカイブ)
- フルメタル・パニック? ふもっふ (フジテレビ)(2003年12月2日時点のアーカイブ)
- フルメタル・パニック! The Second Raid (WOWOW) - 閉鎖。(2005年12月29日時点のアーカイブ)
- フルメタル・パニック特集! ページ (BANDAI CHANNEL)
テンプレート:フルメタル・パニック! テンプレート:このライトノベルがすごい!作品部門1位 テンプレート:月刊ドラゴンエイジ連載中 テンプレート:京都アニメーション
テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ 後に回復し、ウィスパードの久檀未良と判明
- ↑ ハリウッド映画会社Mandalay Picturesが本作の映画化権を獲得した。主演として、ザック・エフロンがリストアップされているとのこと[1]。
- ↑ 賀東は、登場させるに当たってボン太くんをデザインした四季童子に了解を得ている。
- ↑ 現実の中華人民共和国の建国は1949年である
- ↑ 「平政」は本作における元号。現実の平成に相当。
- ↑ 現実では1996年に予定していた
- ↑ 現実の京王線では2007年から
- ↑ GATOH.COM blog style: いろいろ
- ↑ 「自治州」といいつつも事実上独立国家。第四話の地図によればロシア沿海地方のハンカ湖近辺。 なお、地図のシーンは朝鮮半島が入る範囲からズームアップする演出がなされている。
- ↑ 三重テレビオリジナルのエンドカードあり
- ↑ その未放映の話はビデオ・DVD化の際に収録された。
- ↑ 1週休止したため
- ↑ 終了後の12月12日に、特別版OVA「わりとヒマな戦隊長の一日」(後述)が放送された。