トマム駅
トマム駅(トマムえき)は、北海道勇払郡占冠村字中苫鵡(トマム)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線の駅である。駅番号はK22。
概要
駅周辺は石勝線開通後にリゾート開発が進み、ホテルやスキー場がある。利用者もこれらのリゾート施設の利用者が主である。標高538mの地点にあり、道内において旅客を取り扱う停車場としては最も標高が高い。なお、駅名の「トマム」(苫鵡)は、アイヌ語で「湿地」を意味する言葉である。
開業時から普通列車は運行されていないため、新夕張 - 新得間で特急「スーパーおおぞら」・「スーパーとかち」の自由席を利用する場合に限り、特急料金不要の特例がある。
歴史
駅構造
2面2線の相対式ホームをもつ地上駅。一線スルー化はされていない。2線とも上下列車が使用可能であるが、原則として駅構内は左側通行で、駅舎と反対側の1番線が上り(札幌方面)、駅舎側の2番線が下り(帯広・釧路方面)となっている。ホームの移動は跨線橋を使う。アルファリゾート開業前、跨線橋が完成するまでは札幌側に構内踏切があり、現在でも跡が残っている。なお、石勝線の各駅は駅舎の位置にかかわらず、下り方向に向かって右側から1番線、2番線……と決められている。1番線には比較的長い安全側線がある。
駅自体は無人駅(新夕張駅管理)で、建設時は有人化を見込んで窓口を設けたが閉鎖されている。ただしリゾートホテル内のインフォメーションセンターに「トマムトラベルセンター(みどりの窓口)」があり、事実上これが当駅の営業窓口となって機能している。この窓口の係員は新夕張駅から派遣されている。また、リゾートホテルの従業員がホームまで来て、乗客の送迎をしている。
1 | テンプレート:Color石勝線 | (上り) | 新夕張・南千歳・札幌方面 | |
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2 | テンプレート:Color石勝線 | (下り) | 新得・帯広・釧路方面 |
駅周辺
離れた場所にリゾートホテルが建つ。公共施設などの市街地機能は約4 km離れた上苫鵡(上トマム)地区にある。
- 星野リゾート トマム(旧:アルファリゾート・トマム)
- ホロカトマム山林[1] ホロカトマムにある生物多様性・自然保護区。
- 占冠ヘリポート
- 北海道道136号夕張新得線
- 占冠村営バス「トマム駅前」停留所
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color石勝線