スーパードンキーコング3
テンプレート:Redirect テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox 『スーパードンキーコング3』(スーパードンキーコングスリー、SUPER DONKEY KONG 3)は、レアが開発、任天堂が発売したテレビゲームである。『スーパードンキーコング』の第3作目であり、広義には以下の3作の通称として使われる。日本国外でのタイトル名はDONKEY KONG COUNTRY 3。
本項では、本作をイメージして製作されたゲームボーイカラー用ソフト『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』についても扱う。こちらの日本国外のタイトルはDONKEY KONG LAND 3である。
目次
概要
当時のCMで「スーパーファミコン史上 最高画質」のキャッチコピーをもって発売された。ボリュームも過去2作と比較して大きくなっている。既にNINTENDO64が発売されていたにもかかわらず、それらのソフトと同等かそれ以上の売り上げを残している。
達成率は、完全クリアで103%となり、ステージクリア、バナナバードの入手、バナナクイーンの救出、ボーナスコインの入手、DKコイン獲得などが条件になる。なお、新規ファイル作成時にパスワードを入れることによって難易度の高いモードをプレイ可能となり、完全クリアでの達成率もさらに大きくなる。
発売
- スーパードンキーコング3 謎のクレミス島 (SFC)
- 2008年10月21日よりWiiのバーチャルコンソールでの配信が開始された。必要Wiiポイントは800ポイントで、ダウンロードに必要なブロック数は47ブロックである。2012年12月7日13時59分を持って配信終了。
- ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング (GBC)
- 2014年5月7日よりニンテンドー3DSのバーチャルコンソールでの配信が開始された。
- スーパードンキーコング3 (GBA)
ストーリー
ドンキーコングとディディーコングがクレミス島を探検しに行く途中でクレムリン軍団にさらわれてしまい、ディクシーコングが、赤ちゃんのディンキーコングと共に探しに行く。
ゲーム概要
ゲームモード
SFC版には3つのモードが存在しており、細かいルールがそれぞれ違う。
- 1人用 (One player)
- プレイヤー数は1人で、ステージを進めていき最終クリアを目指す。
- 2人対戦 (Two player contest)
- プレイヤー数は2人で、ピンク青チーム(服の色はディクシーがピンク、ディンキーは青)と紫緑チーム(服の色はディクシーが紫、ディンキーが緑)に分かれる。それぞれが独自に攻略していき、どちらが先に最終クリアが出来るかを競う。セーブもそれぞれ別々に行われる。
- 2人協力 (Two player team)
- プレイヤー数は2人で、プレイヤー1がディクシーを、プレイヤー2がディンキーを操作して、1つのデータを協力して攻略する。
基本ルールとシステム
基本は横スクロールのアクションゲーム。待ち受ける敵を倒したり避けたりしながら、ステージの最後にあるゴールフラッグにたどり着けばステージクリアになる。ボスステージの場合は、ボスを倒すとステージクリアになる。
ステージを攻略する順番は決められており、隠しゴールなどによる分岐も存在しない(ワールド攻略の分岐はあるが、最終的には全て攻略する必要がある)。過去にクリアしたステージをもう一度遊ぶことも可能。
操作できるキャラクターはディクシー及びディンキーの2種類。ロープ・タル大砲アクション時などを除き、任意での入れ替えも可能。
敵はジャンプで踏みつける・体当たり攻撃(ポニーテールスピン、ローリングアタック)といった直接攻撃や、タルを投げつけるなどの飛び道具で倒せる。ただし、一部の攻撃が通用しない敵もいる(コング側がダメージを受けてしまう場合もある)。また、攻撃アクションをせずに横側・下側から接触すると、原則的にダメージを受ける。
ダメージを受けた場合、コングが1匹しかいない場合はミス(残機が1減り、0の時はゲームオーバー)。2匹揃っている場合、操作中のコングが逃げ出して、もう片方のコングに自動的に交代する。ただし、谷底に落ちたり、乗り物に乗っている最中に大破すると、無条件にミスとなる。いなくなったパートナーはDK印のタル(DKバレル)を破壊することで復帰可能。
また、コングが2匹揃っている場合に限り、操作していないほうのコングを担ぎ上げる「チームアップ」が可能。前方に投げれば、敵を攻撃できるが、敵に当たらず地面に投げつけてしまうと投げつけられたコングは回収するまで動けなくなる(敵に触れるとダメージを受けて逃げ出す)。投げたときの性質は、組み合わせで異なる(詳細は後述)。
ステージによっては動物の仲間(アニマルフレンド)がおり、上に乗ることでアニマルフレンドを操作できる。動物ごとの能力でステージを進めるが、他のステージには持ち越せない。敵からダメージを受けるとコングをおいて逃げ出すが、再び背中に乗れば利用できる。コング自身がアニマルフレンドに変身して進む場面もある。
マップ画面
このゲームには「全体マップ」と「ワールド内のマップ」の2種類のマップ画面がある。プレイヤーは遊びたいステージや、利用したい施設を選択することができる。マップ上のワールドやコースに表示される旗はクリアしているか否かを示している(詳しくは後述)。
ボーナスステージ
隠しステージに行くために必要なアイテム「ボーナスコイン」が眠っている隠し部屋。ほとんどのステージに数か所ずつあり、ボーナスバレル(Bの文字が書かれたタル)が入口になっている。ミニゲームに挑戦し、勝てばボーナスコインを1か所につき1枚獲得できる。
- ほしを○○あつめろ!
- 制限時間内に、ステージ内にある星を指定された数以上集めると、ボーナスコインが出現する。
- バナナを15つかめ!
- 本作初登場。決められた複数の場所から不規則に1本ずつ出現する緑色のバナナを制限時間内に15本集めるとボーナスコインが出現する。星と違って、必ず15本に決められている。
- みんなやっつけろ!
- 制限時間内にステージ内にいる敵を全て倒すとボーナスコインが出現する。
- コインをさがせ!
- ステージ内の何処かに出現しているボーナスコインを時間内に見つけ出す。敵は無視して構わない。
画面表示
集めたアイテムの数は通常表示されず、増減した時などに数秒間表示されるのみ。そのためアイテム表示のために画面を割くことがなく、フル画面でステージを映し出すことができる。その反面、プレイヤーの意思で任意に残機数などを確認することはできないため、残機数などは自分で覚えておくことが望ましい。
ちなみに、「ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング」では残機数のみハートマークで常に表示されている。
アイテム
コイン
- DKコイン
- クレムリン軍団の敵「コイン」が盾にはめ込んでおり、倒すと盾から外れて手に入れられる。各ステージに必ず1つずつある。全て集めるとファンキーコングがファンキーコプターを貸してくれる。
- ボーナスコイン
- ブーマーが集めているコイン。金色で「Bonus」の「B」の文字が描かれている。ボーナスステージをクリアしたりボスを倒すと手に入る。「クレマトア島」で岩を破壊するために必要。前作のクレムコインに相当。
- ベアーコイン
- クレミス島で一般に流通している通貨。銀色でクマの絵が描かれている。バザーの雑貨店で買い物したりスワンキーのテントでゲームをする為などに必要。前作のバナナコインと違って所持数を保存できる。
タル
- 投げつけるタイプ
地面に設置されており、持ち上げて投げることで敵を攻撃することができる。
- 普通のタル
- 何の変哲もない普通のタル。投げて攻撃する。地面を転がり、障害物か敵にぶつかると壊れる。本作では敵を貫通せず、1体に当たると壊れる。また、転がらずに壊れるタイプは木箱(後述)になっている。
- 敵が使ってきた場合は、踏んで破壊することはできるが、それ以外で激突するとダメージを受ける。
- 木箱
- 普通のタルと同じように使えるが、転がらず、敵や地形に当てるとその場で壊れる。しかし木箱はタルと違って「流れゆくタル」の1箇所のみしか登場しない。
- DKバレル
- パートナーがいない場合、壊すと中から出て来る。今作では地面に当てても壊れず、普通のタルと同じように転がる。空中に浮かんでいるタイプは、後述の「触れるタイプ」に該当し、パートナーがいないと壊せない。
- TNTバレル
- 普通のタルと同じように使えるが、転がらず、敵や地形に当てるとその場で壊れる。壊すと爆風が広がり、周囲の敵を巻き込んだり、一部の地形を破壊できる。普通のタルが通じない赤バズのような頑丈な敵にも通用する。なお、コング達が爆風に巻き込まれることはない。
- 敵が使ってきた場合は、触れるとダメージを受ける。
- 鋼鉄製タンク
- 硬いので壁に当たっても跳ね返る。反射してきたタルに触れてもコングたちが巻き込まれることはない。前々作と異なり、上に乗っても無敵状態にはならない。主にDKコインを手に入れる際に活躍する。
- 敵が使ってきた場合は、踏んで破壊することはできるが、それ以外で激突するとダメージを受ける。ただし下から上に発射されている場合は、踏むことはできる上に、それ以外で激突してもダメージを受けない。
- 触れるタイプ
主に空中に設置されており、持ったり投げたりはできず、触れるとその場で壊れ、なんらかの効果が出る。
- コンティニューバレル
- 「☆」マークがたくさん描かれている。ミスした場合にその場所からスタートできる。
- 無敵バレル
- 「!」マークが描かれている。一定時間の間無敵になる。
- Sバレル
- 「S」の文字が書かれている。触れても壊れず、触れるごとに「バズーカ(敵キャラクター)」が発射するタルの種類を変えられるスイッチ。場合によっては、ボーナスステージへ行くのに必要であったり、踏みつけないと行くことができない場合に使われる。
- 点火バレル
- 炎のマークが描かれている。ポンコツロケットを降下モードから上昇モードへ切り替える。
- 燃料タンク
- 「FUEL」の文字が描かれているドラム缶。ポンコツロケットの燃料を増やすタンク。
- 仕掛けタイプ
ステージ内の仕掛けとして用意されたもので、ほかの種類のタルより一回り大きい。
- タルのシールド
- 木の中にあるロープに付いているタル型の盾。敵の飛び道具を何度でも弾く。固定されたものと、常に上下に移動しているものがある。
- タル大砲
- コング自身が中に入って撃ち出される、人間大砲のような仕掛けの一種。詳細は後述。
タル大砲のバリエーション
- 手動式
- 発射は任意で行う。発射方向には白い塗装がされている。回転するタイプもあり、少しずつ止まりながら回転する物と、常時回転する物がある。
- 自動式
- 爆発マークが書いてある。入ると、一定の決まった方向に飛ばされる。発射された後も、制御は出来ない。
- 矢印バレル
- 矢印が描かれており、入ると自動的にその方向へ発射される。
- トラッカーバレル
- 「←T→」の文字が描かれている。入ると自動的に上方向へ発射されるが、発射中に左右に移動するとこのタル大砲もそれに合わせて移動する。ただし移動できる範囲には限界がある。
- ブースターバレル
- 矢印が描かれており、タルの底から火が出ている。入るとタルが点火して上昇し、一定の高さまで来ると自動的に発射される。
- おばけタル
- お化けの顔をした白いタル大砲で、現れたり消えたりする。常に向きが一定のタイプと、現れるたびに向きが変わるタイプがあり、入ると即座に大砲が向いている方向に発射される。
- ボーナスバレル
- 「B」の文字が書かれている。入るとボーナスステージ(後述)に行く事ができる。
- アニマルバレル
- 入り方は他のタル大砲と同じだが、遠くに発射されたり別マップに飛ばされることはなく、その場でタルに描いてある絵と同じアニマルフレンドに変身できる(アニマルバレル自体は破壊される)。アニマル禁止サインまで到達しないと元に戻れない。
- ワープバレル
- 「W」の文字のマークが描かれている。入るとゴールの近くまでワープできる。普段は視認できず、入ったときに表示される。エリア1-2のみ。
その他
- バナナ
- ステージ内に落ちている。100本集めるたびに残機が1増える。束になっているものは10本セットで、道案内を示す役割も有る。
- KONGパネル
- 1ステージ内で一度に全て集めると残機が1増える。
- ライフバルーン
- 取ると残機数が増える(赤は+1、緑は+2、青は+3)。今作ではディクシーの顔が描かれている。
- アニマルコンテナ
- アニマルフレンドが中にいる箱。踏みつけなどで攻撃すると壊すことができ、箱の絵に描いてあったアニマルフレンドに乗ることができる。パリーの場合はコンテナを壊したと同時に独自に動き出す。
- アニマル禁止サイン
- 動物の絵と禁止マークが書かれた立て看板。ここを通過すると、看板の絵と同じアニマルフレンドが消滅し、変身していた場合は解除される(コークスとスコークスは同じ)。代わりに、看板の場所ごとに決められたアイテムが出現するが、タルなどは使用すると復活しない。
- ニブラ禁止サイン
- 「はらペコ ニブラ」に登場。ニブラを足止めする設定[1]。
- 照準禁止サイン
- 「ねらわれた スクイッター」のみ登場。ここより先では照準が機能を停止する。
登場キャラクター
使用可能キャラクター
- ディクシーコング
- 今作の主人公。攻撃力が低いため、別の攻撃もしくはディクシーじゃ倒せない相手が多いがポニーテールスピンと素早いアクションを得意とし、ゆっくり降下することも可能。操作せず放置しておくと風船ガムを膨らます。前作同様、敵に負けたりチームアップで投げ付けられたりすると両手で両目を覆い、メソメソ泣く。
- チームアップ時にディクシーを投げた場合の挙動は、前作と同じ。上に投げて着地させれば、ディクシーの着地点に投げたディンキーも自動的に移動するため、ジャンプでは届かない場所にもたどり着ける。前方に投げれば敵を攻撃できるが、命中せず地形にたたきつけた場合はその場で動けなくなる。
- ディンキーコング
- 今作で初登場。赤ちゃんだが、力はドンキー並。ファンキーの親戚にあたる。動かさずに放っておくと自分の着ている服で遊び始める。ローリングアタックで水に飛び込んでタイミングよく水面でジャンプすることにより水上を跳ねて移動できる「水切りジャンプ」をはじめ、パワフルなアクションを得意とし、ディクシーでは倒せない敵もいる反面、機敏性には欠ける。
- チームアップ時にディンキーを投げた場合の挙動は、本作独自のものである。上に投げるとすぐに地面へ落下し、そこにひび割れがあると床を割って、穴を空けたり、地面に埋まったアイテムを掘り出せる。前方に投げた場合は敵を攻撃できるほか、命中せず地形にたたきつけた場合でもしばらくは転がる(停止するまでは勢いで攻撃できる)。この時、壁に向かって投げると跳ね返り、反動で転がってきた所に乗ることで、玉乗りの要領で移動も可能。まだ赤ちゃんであるため、敵に負けるとダダをこねる。ダメージを受けた時の声は、前作のディディーと同じである。
味方
コングファミリー
初対面のときは達成率に加算される。
- ファンキーコング
- 今作では水上のものを中心に色々な乗り物を貸してくれる。リメイク版ではボートを使ったミニゲームに挑戦できる。コングファミリーで唯一、1か所にしか存在しない。
- リンクリーコング
- 今作では洞穴でエアロビクスやテレビゲームをしている(BGMやセリフは『スーパーマリオ64』に関するものである)。セーブを担当しており、前作と違って無料で行える。眠っているときもあるが、セーブ自体は行える。
- また、見つけたバナナバードを預かってくれる。リメイク版ではバナナバードを預かるためだけの登場となっている(詳しくは後述)。
- なお、リンクリーはこの作品を最後に亡くなった(本作中で死ぬわけではない)が、後の作品においては幽霊として登場し、コングたちにアドバイスをくれる。
- スワンキーコング
- 今作では下半身だけタルに入ってゲームのMCをしている。対戦相手のクランキーに勝つと沢山のアイテムがもらえる。
- リメイク版ではパイプ上のコースを走り星を集めるミニゲームに変更されている。こちらは年齢制限があるらしく、ディクシーのみの参加となる。
- クランキーコング
- 今作ではスワンキーのテントでゲームの対戦相手をしている。かなり負けず嫌いで、負けると大人気無く難癖をつける。
- GBA版ではクランキーの道場で修業をしている。
- ディディーコング
- 今作ではクレムリン軍団にさらわれた。
- ドンキーコング
- 今作ではディディーと一緒にクレムリン軍団にさらわれた。
- キャンディーコング
- タイニーコング
- ランキーコング
- チャンキーコング
- リメイク版のファンキーのミニゲーム内に登場している。
アニマルフレンド
本作でのアニマルフレンドは6種類。
- エンガード
- 皆勤賞。今作では変身の方が多い。Aボタンでスーパーダッシュができる。
- スコークス
- 皆勤賞。動きは『2』と変わらない。
- コークス
- 今作ではスコークス同様飛行可能になった。前作同様卵は吐けないが、代わりに足でタルを掴めるようになった。そのためコングたちを掴むことはできないので、変身のみの登場。前作同様、エンディングに登場しない。
- スクイッター
- 前作と基本的に同様だが、敵を踏めるようになった(説明書には敵を踏めないと記載されている)。前作にいたクロバーと違い、特徴の似たノッカは倒せない(蜘蛛の巣でも気絶させるのみ)。また、前作とは異なり、蜘蛛の巣(攻撃・足場とも)は地形を貫通できなくなっている。GB版では水に落ちるとミスになる。
以下は新登場のキャラクター。
- エリー
- ゾウ。水を吸ってとばしたり、タルを吸い寄せたり出来る。スニークが苦手で、見た途端に後退してしまう。明るい場所では踏んでもミスになる(暗闇の中なら踏める)。水に入ると浮く(溺れることはない)。水鉄砲のストックは一度に7発までであり(画面左下にメーターで表示される)、水辺や滝に近づいて吸い上げたり水に飛び込むことで補給できる。ステージによっては水鉄砲が使えない場合もある。
- パリー
- 小鳥。乗ったり変身するタイプではなく、常にコング達の頭上一定高度をキープしながら、高い所のアイテムを取ってくれる。しかし、ブーティーバード以外の敵に触れると逃げてしまい、一度逃げると戻ってこない。アニマル禁止サインまで誘導するとボーナスバレルや高級アイテムに変身することが多い。
クマの友達
クレミス島に住むクマの仲間達。彼らの家には必ずカウンターがあるため、カウンターごしに話すことになる。bearなので名前が全員必ずBから始まる。( ) 内は居場所。
- バザー(ワールドマップ上)
- 雑貨店のオーナー。ベアーコインで物や情報が買える。セリフからは『ゼルダの伝説』のリンクが訪れたこ形跡を伺わせる。終盤にブーマーがここで扇風機を買うが、値段に対してクレームをつけられている。そのほか、ヒントに関しても、ものによってはお代だけいただいて何も教えてくれないことがあるなど、かなりがめつい。
- バチュラー(オランガタンガ湖)
- リメイク版にのみ登場するキザなクマ。彼女に渡すプレゼントを買ってくるように指示する。
- バーナクル(オランガタンガ湖→パシフィカの滝壺)
- 元ダイバーであり、貝殻コレクションが趣味。特に綺麗な貝殻が好き。リメイク版では「オランガタンガ湖」から「パシフィカの滝壺」に移っており、集める物も海洋関係全般に増えている。
- ブラッシュ(クレムウッドの森)
- リバーサイドレースのチャンピオン。それが何よりの自慢だが、記録を破られると物凄く悔しがり、マップを揺らすほどの勢いでカウンターを叩く。その後、彼の家を訪問すると即座に追い出される。
- SFC版では小屋に住んでおり、電光掲示板を設置してリバーサイドレースの記録を表示している。GBA版ではスタジアムになった。
- ブルンダー(ワールドマップ上)
- 関西弁でしゃべり、島の情報は良く知っているが、終盤にならない限り曖昧なヒントしか教えてくれない。しゃべりすぎると胸の蝶ネクタイが回転する。展開によっては、プレイヤーの視点を意識した「攻略本」などの単語が出てくることもある。
- ブルー(コットントップの入り江)
- 内気でナイーブな性格。体毛もブルー。BGMもテンポが遅いが、特定のイベントでテンポが変化してからは、ほかのクマと同様のBGMになる。カレンダーに赤丸が書いてある。リメイク時に多額の借金を抱えている事が明らかに。
- バズーカ将軍(メカノス工場の島)
- 元軍人。「ビックベシー」という大砲を持っているが、弾を持っていない。昔、クレミアン戦争に参加していて、大砲とともに英雄だったようである。
- ベラミー(ワールドマップ上)
- クマの中では唯一の女性(メス?)。植物学者。島の環境汚染に悩んでいる。バンズカス草という花を追い求めている(壁にその花の絵が掛かっている)。バナナバードについて調べており、自分が手に入れたバナナバードに「ゴルダスフラッタース」という名前を付けた。バンズカス草はある程度ストーリーが進むと、近くで入手できる。
- バーター(ワールドマップ上)
- おしゃれ好きな紳士。自宅の修理および片付けを行っているが、言葉巧みにベアーコインを騙し取ろうとも考えている腹黒い性格でもある。バッフルに会う前に鏡を貸し、バッフルを訪問後に彼から鏡を返してもらおうとすると、ベアーコイン10枚を要求される。なお、鏡を返してもらった後に彼の家に行くとずぶ濡れになったバーターが見られる(彼曰く、湖に落ちたとのこと)。
- ブリザード(雪山K3)
- 登山家。ブルーの友達。体毛は白。雪山「K3」の登頂を目指して山小屋で準備中。リメイク時に体毛の色が変わった。ブルーにボウリングの球をプレゼントする。
- ベニー&ビヨーン(カミソリ渓谷)
- カミソリ渓谷でリフトを動かしている。弟のベニーが下のリフト、兄のビヨーンが上のリフトにいる。ビヨーンのリフトは壊れており、バーターからスパナをもらってこなければならない。ビヨーンは誠実な相手には優しいが、もしも不誠実に接するとリフトをただで貸してくれなくなる。
- バッフル(カオスの隠れ家)
- 暗号解読のプロフェッショナル。ハワイアン風の服を着ている。暗号の解読に成功してから会いに行くと、回文で話すようになる。バーターに会う前に彼に鏡を貸し、バーターを訪問後に彼から鏡を返してもらおうとすると、ベアーコイン10枚を要求される。したがって、先にバーターとバッフルのどちらに鏡を貸しても、103%以上でゲームクリアする際は、プレイヤー側に予備知識が無い場合、最終的にベアーコイン10枚を支払う事になる。
- ブーマー(クレマトア島)
- 何でも壊すのが生きがいという物騒な性格のため、島の奥地に閉じ込められている。ワールド8の攻略には必須の存在。ベアーコインに興味はなく、金色に輝くボーナスコインだけを求めている。
バナナバード
バナナの姿をした鳥。バロンクルールの陰謀で島のあちこちに閉じ込められている。
- バナナバード
- 学名を「ゴルダス・フラッタース」という、バナナをモチーフにした小鳥。クマに飼われていることもあるが、多くはほら穴に閉じ込められており、全て助け出すとバナナクイーンの所へ連れて行ってくれる。
- バナナクイーン
- バナナバードの女王。雲の上に閉じ込められており、全てのバナナバードを助けて連れて行くと助けることができ、バロンクルールを懲らしめて真のエンディングとなる。
クレムリン軍団
- コブル
- 二足歩行の緑色の格下ワニ。設定上は島でよく見かけるとのことだが、登場ステージは少ない。前作のクロンプおよび前々作のクリッターに相当する。
- スキッダ
- 二足歩行の紫色の格下ワニ。雪山に配属され、滑りながら移動する。前作のクロンプおよび前々作のクリッターに相当する。
- クランプル
- 二足歩行で体を非常に鍛えたワニ。飛び道具はひと通り有効だが、直接攻撃で倒すにはチームアップかディンキーで踏みつけるしかない。前作のクランチャおよび前々作のクラッシャに相当する。
- リコイル
- 尻尾をバネのようにして弾んでいるワニ。左右に移動しているものとその場で跳ねているだけのもの、弾むだけで跳ねないものがいる。前作のカボイングおよび前々作のクリッターに相当する。
- ノッカ
- 顔が描かれた緑色のタルの中に入っており、近づくと体当たりをしてくる。体当たりでダメージは受けないが、跳ね飛ばされてしまう(チームアップで投げ付けられ放置されたコングはダメージを受ける)。踏むと普通のタルとして使える(水に投げると沈む)。前作のクロバーに相当する。
- クラスプ
- 顔が描かれた赤色のTNTバレルに入っている。ロープにぶら下がっており、同じ場所を往復するものと、コングを追いかけてくるものがいる。触れると自爆してダメージを与えてくる。SFC版では自爆を受ける相打ち以外では倒せないが、GBA版ではタルをぶつけると倒せる。
- GBA版では地上を走りまわるタイプも存在。動きはノッカと同じ(体当たりを受けると爆発してダメージを受ける)だが、ノッカ同様に直接倒すことが可能。前作で言うクロバーの赤色(ボムクロバー/カブーン)に相当する。
- クチャカ
- 顔が描かれた紫色のタルに入っている。移動せず、爆弾を次々と投げてくる。ノッカやクラスプと似た外見だが、背景のような扱いで一切手出しができず、直接触れてもダメージは受けないが、倒せない。
- クリンプ
- 通常のワニのように四足歩行。正面からの直接攻撃は大きな口で返り討ちにされるが、踏みつけや背後からのローリングアタックで倒すことは可能。ステージによって移動速度や倒したときの声が異なる。前作のクランポンおよび前々作のクラップトラップに相当する。
- バズーカ
- 小柄な体格で大きなバズーカ砲を持ち、タルを撃ってくる。Sバレルがある場合は絵柄と同じタルを撃つ。TNTバレル以外では倒せないが、直接触れてもダメージを受けず、バズーカ砲が水平なら足場になる。前作のキャノンに相当する。
- コプター
- 両手に持ったプロペラ状の板で竹とんぼのように飛ぶ。硬いヘルメットをかぶっているため倒せないが、踏みつけないと行けない場所が存在する。
- カフ&クラウト
- 非常に頑丈な二足歩行の双子。常に2匹で行動し、交互にジャンプしたり一緒に体当りをする。スクイッターのクモの巣攻撃とTNTバレル以外での直接攻撃を全て返り討ちにするうえ、特にSFC版では一方が倒されるともう一方が(ジャンプできない範囲で)どこまでも追ってくる。
- コイン
- バケツ型のヘルメットと盾を着用した二足歩行のワニ。その場を動かず、ぶつかってもダメージは受けないが、コング側に盾を向けて攻撃を弾く。盾を真上にかざしている時は足場にできる。盾にDKコインがはまっており、倒すと奪うことができる(GBA版では自動的に手に入る)。鋼鉄製タンクで背後などから攻撃するしかない。全ての通常ステージに登場する。色は緑。
- コインドーザー
- コインの色違いで、特徴は同じだがDKコインは持っておらず、ほとんどの者は移動が可能。そのため、体当たりで跳ね飛ばして崖下に突き落とそうとしてくる。場所の都合上倒せない。色は紫。
通常の敵
地上
- スニーク
- ネズミ。基本的な動きは地面を歩くのみだが、車輪を回しているものもいる。弱いが、象のエリーにとっては天敵。前作のニークおよび前々作のノーティに相当。
- ブリッスルズ
- ハリネズミ。顔と腹部以外は針で覆われており、直接攻撃は正面からのローリングアタック以外返り討ちにされる。しかし、弱点の顔を守るために丸まって転がるものもおり、これはローリングアタックでも倒せない。前作のスパイニーに相当。
- レンギン
- ペンギン。雪山の穴から次々と出てきて地面を滑っていく。GBA版では飛び出す際にクチバシを踏むと返り討ちにされる。
- ニックナック
- 赤い甲虫。ほとんどは最初から飛んでいるが、地上を歩いてから飛ぶものもいる。飛行中はどんな攻撃でも倒せるが、地上にいるときは踏みつけるとひっくり返るだけで倒せず、もう1回攻撃する必要がある。しばらくすると起き上がる。前作のフリッターに相当。
- クリッククラック
- ニックナックの黄色い色違い。空を飛ばないこと以外はニックナックと同じ。前作のビートルに相当する。
- ミンキー
- 小型の猿。縄張りを守るため木の壁に張り付いてドングリを投げてくる。倒せないが、直接触れてもダメージは受けない。
- ニッド
- 背中に板を乗せたクモ。黄色は常にジャンプしており、赤色は板に乗るとジャンプする。触れてもダメージは受けないが、タルを持ったまま足場以外に触れると破壊される。
空中
- バズ
- 背中に回転ノコギリを装着した緑色の蜂。直接攻撃は全て返り討ちにするため、基本的にタルなどの飛び道具が必要だが、赤色はTNTバレル・無敵バレル・ファイヤーボール・ポンコツロケットによるブースター噴射(SFC版)以外受け付けない。前作・前々作のジンガーに相当する。
- ブーティーバード
- アイテムを飲み込んでいる鳥。多くはその場を動かないか、もしくはゆっくりと左右に飛行するのみで、攻撃的ではない。倒すとアイテムを吐き出して逃げていく。小鳥のパリーが体当たりすると、倒した上に吐き出したアイテムも同時に手に入る。
- スイーピー
- キツツキ(キリハシ)。集団で移動するものと単独のものがおり、木に突き刺さって動けなくなるタイプもいる(このタイプは触れてもダメージにならない代わりに倒せない)。前作のゾッキーおよび前々作のネッキー・ミニネッキーに相当する。
- カービン
- フクロウ型のメカ。画面の奥を飛んでおり、足に持っている砲台からファイヤーボールを飛ばしてくる。倒せない。
水中
- ココ
- 魚。ピエロのような頭をしている。停止しているタイプを除き、赤色は決まった場所を往復しており、緑色は止まっているもしくは一直線に進む。前作のフロートサムに相当する。
- GBA版では赤と緑の動くパターンが逆になっている。
- バッザー
- 魚。常にフジツボのような巣穴から巣穴へと泳いでいる。倒しても際限なく出現する。
- リラーチ
- ウニと貝を合わせたような生物。あまり距離を移動することはないが、トゲのついた殻でエンガードの攻撃をも返り討ちにする。殻が一定周期で開閉しており、殻が開けばエンガードで倒せる。ボス戦で登場するものは殻が閉じっぱなしのものもおり、ボスの攻撃を利用しないと倒せない。「はらぺこ ニブラ」ではニブラに食べさせると機嫌が悪くなる。
- 巻貝ミサイル
- バーボスの攻撃用キャラ。エンガードを追ってきた後、一定時間すると黄色に体色が変わり、狙いを付けて一直線に突っ込んでくる。
- バウンティパス
- 顔が膨らんでいる赤い魚。性質はブーティーバードと同じで、積極的には動かない。公式サイトの記述では、何でも食べてしまう凶暴な性格という設定になっているが、コングたちを狙って襲うことはない。
- グレーミンブリーム
- バウンティパスの黄色い色違い。倒せないが、エンガードで攻撃すると一定時間ステージを明るくする。ただし、攻撃アクションを行なわないと、正面側からでもダメージを受ける。
- ニブラ
- 赤い魚。常に空腹で食べる物を探している。コングたちを執拗に狙っており、水中に落ちると素早く襲ってくる。倒せない。
- 「はらペコニブラ」では体色が青紫になっており、常に後ろ側から少し離れてついて来るが、満腹度は多い順に青・青紫・赤紫・赤になっており、他のステージと同じ赤色になると通常通り襲ってくる。ココを食べさせると青に近づくが、時間経過やリラーチを食べさせると赤に近づく。前作のスナップジョーに相当する。
ボス
- ベルチャ
- 「オランガタンガ湖」のボス。巨大なタルの怪物。触れてもダメージは無いが、ステージの床から天井までの高さがあり、クリッククラックの入ったタルを吐きながら、コングたちを場外の穴に突き落とそうと少しずつ迫ってくる。リメイク版では左端の穴にトゲの付いたローラーが回転している。
- アーリック
- 「クレムウッドの森」のボス。毒蜘蛛。画面の中を飛び回り毒の弾を吐き出す。倒した後、傷だらけの彼の絆創膏を入手する。
- スクワーター
- 「コットントップの入り江」のボス。岩の化け物。エリーに変身して戦う。滝の中に住んでおり、水鉄砲で攻撃してくる(特にGBA版では2本同時噴射を行なう)。水鉄砲はダメージこそないが、ステージ外に突き落とされてしまう。
- カオス
- 「メカノス工場の島」のボス。クレムリン軍団の新たなボスと思われたが、実体はバロンクルールが作り出した攻撃用のロボット。巨体を活かし、パンチグローブやジェット噴射などでコングを追い詰めながら攻撃するほか、頭部が分離してレーザーを発射する機能も備えている。言語機能も搭載している(一人称は「カオス」)。材料が身近な物(バロンクルール曰く「カミサンの家財道具」)で作られている設定がある。バロンクルール戦でも前座として登場し、一度ダメージを与えると新しい頭部を出し、爆弾を射出して攻撃してくる。
- ブリーク
- 「雪山K3」のボス。雪だるま。直接戦わず、雪合戦で攻撃し合う。ネクタイの点滅している的に玉を当てなければならない。ダメージを与えていくと戦法を変えていく。手投げで雪球を投げるほか、帽子が大砲になっており巨大な雪球を発射する。
- バーボス
- 「カミソリ渓谷 (SFC)」「パシフィカの滝壺 (GBA)」のボス。巨大なリラーチ。エンガードに変身して戦う。左右を紫色のリラーチでガードしており、烏賊型のミサイルを頭部から発射する。
- クロクタプス
- 「カミソリ渓谷 (GBA)」のボス。SFC版には登場しない。謎のアメーバで、先端がハサミ状の触手を伸ばして攻撃してくる。こちらから攻撃する方法はなく、足場に落ちてくる爆弾で自滅を誘うことで倒せる。
- バロンクルール
- 本作のラストボス。クレムリン軍団の親玉である科学者。直接攻撃よりステージの仕掛けを活用した攻撃を得意とする。台詞から既婚者であることが判明している以外はプロフィールに謎が多い。ドンキーとディディーをさらい、カオスの機内に閉じ込めた張本人。
その他
- ハチの大群
- 「リバーサイドレース」にて一定区間追ってくる(水中には入れない)。バズと異なり小さなハチの大群で、無敵状態になっても倒すことは出来ない。
- 照準
- プレイヤーキャラを狙って動き、一定時間ごとに停止してその場所にクレムリンがファイアーボールを撃ち込んでくる。
- カミナリ
- 空から落ちてくる。稲妻が見えた所にすぐ落ち、水中にいるときに水に落ちると感電する。落ちる場所はコングのいる場所だったり、移動先を狙ったりする。
乗り物
- そり
- 雪の上だけでなく、ダクトの中も走れる。敵も(緑バズも含めて)踏める。しかし、スピードが速いので制御しにくい。壁などに衝突するとミスとなる。また、ダクトの場合は天井のレールに掛って上を走行することが可能。タル大砲に入るまでは降りられない。
- ポンコツロケット
- ラストステージに登場する、名の通りポンコツなロケット。ステージ前半では燃料を補給しつつ落下しながらバズの群れをかわし、後半では点火バレル(前述)のエネルギーで一気に上昇する。落下中に一定の速度以上、もしくは燃料切れで落下して地面に激突した場合は破壊されてミスになる。操作は十字ボタンの左右と上のみで、左右キーで押した方向のブースターが噴射されて横移動する。そのため、入力したキーと逆方向に移動する構造になっている。上キーは前半の落下時のみに使用可能で、下方向のブースターが噴射されて落下速度を調整できるが、燃料を多く消費する。
ファンキーコングのレンタル
マップ画面にある「ファンキーのボート小屋」で借りることが出来る。乗り物はYボタンでスピードアップが可能。ちなみに、借りている乗り物を置いたままボート小屋に行くと、ファンキーに「乗り物を置き去りにされては困る」と怒られてしまう。
- モーターボート
- 海の上を移動出来る。スピードが遅く、岩や滝などは越えられない。
- ホバークラフト
- モーターボートよりスピードが速く、海上にある大きな岩も超えられる。ただし、滝は越えられない。
- ターボスキー
- モーターボートにスキー板をつけたような外見。スピードを上げれば滝も上れる。
- ファンキーコプター
- ホバークラフトにジャイロをつけたような乗り物。飛べるので、島中くまなく探索出来る。
- リメイク版のミニゲームでは機関銃や耐久力が設定されることもある。
その他
- 星
- ボーナスゲームでのみ登場。規定数取ればクリアとなる。また、ボーナスステージをクリスマス仕様にしておくと、星の代わりに鈴が出てくる。
- 青バナナ
- これもボーナスゲームのみ。星と違い、一定時間で消えてしまう。出現場所は決まっている。通常のバナナの本数には加算されない。こちらも同じようにクリスマス仕様にしておくと、黄色いリボンのついた青い包みのプレゼントに変化する。
- 歯車
- ロストワールドのゴールフラッグから出てくる。ブーマーの家にある機械を動かすのに必要。
- コンベアロープ
- コンベアの回転により、一定の速度で左右どちらかに動いている。1作目に登場したものとは異なり、色分けではなくロープ自体の機構によって移動方向がわかる。
- 雲
- GBC版『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』のみに登場。足場になるが、一度乗ると崩れてしまう。
- ゴールフラッグ
- 各ステージの最後に置いてある機械。これにぶら下がり、旗を揚げればクリアとなる。
- なお、クリアしていないステージはK(クレムリン)と描かれた黒い旗が立つ。クリアした(フラッグを立てた)のがディクシーならピンク、ディンキーなら水色の旗になる。ボーナスコインを全て入手した状態でクリアすれば旗がはためくようになり、DKコインを入手してクリアすると黄色い三角形の旗が立つ。
ワールド構成
今作はクレミス島を舞台に物語が進行する。コング島の北にあるが、距離は不明。中央に大きな湖があり、全体的に湿潤。数十年前までは大きな戦争(クレミアン戦争)が起こっていたが、現在は平和である。
今回はワールドマップ中の水上部分がルート移動ではなく直接操作できるため、探索の要素もある。また、各ワールドから自由に脱出できるため、セーブをいつでも行うことが可能。
内容はSFC版を基本とする。なお、カッコ内はステージの大まかな地形を指す。ボスの詳細は後述。
- ※のステージはSFC版の場合、ステージの地形に関わらず共通したBGMとなる。
ワールド1「オランガタンガ湖」
湖の周囲にステージが配されている。比較的冷涼で、奥には雪山もそびえている。小屋のコース、コングファミリーの住居、クマの友達の住居など、建造物も多い。ほら穴に入るのにはステージ3の桟橋をくぐって奥の壁に触れればよい。バーナクルに貝殻をあげるとバナナバードを1羽もらえる。GBA版ではバチュラーに花とチョコレートをあげるともらえる。
- 1-1「湖のほとり」(波止場)
- 最初のステージ。基本的なアクションはここで覚えられる。途中でエリーに会える。
- 1-2「シャッターをかけぬけろ」(小屋)
- 天井からぶら下がっているレバーでシャッターを開けながら進む。
- 1-3「流れに逆らえ」(波止場)
- 水が常に右から左へと流れている。後半にあるボーナスバレルへ向かうにはディンキーの水きりジャンプが必要になるが、実はディクシーでも向かうことができる。エンガードの変身が本作で初登場する。
- 1-4「スリップスリップ」(雪山)
- 地面が滑るステージ。
- 1-5「怖がりエリー」(小屋)
- エリーに変身して進む。所々にいるスニークがスポットライトの下にいる時に目が合うと、スニークから逃げ出すように後ずさりする。
- 1-ボス「巨大タル ボス ベルチャ」(小屋)
ワールド2「クレムウッドの森」
鬱蒼とした森を抜けて行く。「リバーサイドレース」でブラッシュの記録を破らないとほら穴へは行けない。
- 2-1「タルのシールド」(木)
- 移動にロープを多用する。ミンキーが多く住み着いており、タルのシールドで飛び道具を弾きながら進む。
- 2-2「リバーサイド レース」(川辺※)
- タイムアタックの要素があるコース。地上では後ろからハチの群れが追ってくる。自ら更新したコースレコードはデータ内にセーブされる。GBA版では川辺のBGMがそのまま使われている。
- 2-3「スクイール ホイール」(小屋)
- シャッターで道が塞がれているが、レバーなどは無い。ステージ内にいる全てのスニークを倒して車輪の動きを止めると、シャッターが開いて先に進める。また、このステージではパリーが初登場する。
- 2-4「ジャンピング スパイダー」(木)
- ニッドを使って木を登る。軌道上にたくさんのバズが邪魔をする。スコークスに変身するとバズを倒せる。
- 2-5「おりこうエリー」(川辺)
- コースの大部分をエリーに変身して進む。タルを浮かべて足場を作り、ニブラが住む川を渡ってゆく。
- 2-ボス「恐怖の毒グモ ボス アーリック」(木)
ワールド3「コットントップの入り江」
巨大な滝と湖を中心とする。サンゴ礁があることから、外海と繋がっているらしい。左にある滝の右側の壁に触れるとほら穴が現れる。ワールド3・4は攻略順を問わないが、ワールド5に行くためには両方のクリアが必要。
- 3-1「バッザーの湖」(海)
- 本作では初の、ほぼ全域が水中になっているステージ。バッザーの巣が大量にあり、エンガードに変身できる。なお、海ステージは地上が存在しないため、ゴールフラッグや「コイン(敵キャラクター)」は、ゴール付近に用意された別マップ(洞窟)に設置されており、GBA版ではBGMも洞窟のものに変わる。
- 3-2「タルでたきのぼり」(滝)
- ステージ名の通り、ブースターバレルで滝を登る。パリーが登場し、コングたちではなくパリーを邪魔する配置で敵が配備されている場所もある。
- 3-3「クラスプ ロープ」(波止場)
- 地上の大半を占めるロープではクラスプが、水中ではニブラが待ち伏せをしている。
- 3-4「たきのぼりふたたび」(滝)
- トラッカーバレルが登場し、これを使用して崖を登る。このステージで変身できるエリーは滝から水を吸い上げることが可能。
- 3-5「はらペコニブラ」(海)
- 最初からニブラが付きまとうが、このステージではニブラの性質が異なっている(前述)。
- 3-ボス「激流の魔物 ボス スクワーター」(滝)
ワールド4「メカノス工場の島」
クレミス島の中央に浮かぶ小さな島。公害を防ぐために工場はここに集約されているが、それでも付近の環境に影響が出ている。ほら穴に入るにはボウリングの玉が必要。
- 4-1「ファイヤーボール カービン」(工場)
- いたるところでカービンが飛んでおり攻撃を仕掛けてくるほか、高温に溶けた鉄が溜まっている溶鉱炉がある。最初のボーナスステージではスクイッターに変身する。
- 4-2「ダクト コースター」(ダクト※)
- 強制的にそりに乗せられ、ダクト内を走らされるコースターステージ。
- 4-3「ハラハラのこぎり」(木)
- ゆっくりとした強制スクロールで、それに合わせて下からノコギリが迫ってくる。
- 4-4「タルタルパニック」(工場)
- バズーカが多く、発射されるタルの種類を操作して危険を減らすことができる。途中でスクイッターに変身できる。
- 4-5「ふわふわダクト」(ダクト)
- 特殊なガスが充満するダクトを進んでいく。重力が弱いため、操作感覚が通常のステージと大きく異なり、ジャンプ力は上がるが動きは非常に遅くなる。後半はコークスに変身して進むことになるほか、スコークスで挑むボーナスステージがある。
- 4-ボス「メカノスの脅威 ボス カオス」(工場)
ワールド5「雪山K3」
標高が高く、深く雪が積もっている。山小屋があるが、住人は殆どいないようである。ちなみに、山小屋の奥にほら穴がある。なお、GBA版ではターボスキーを入手した時点で「パシフィカの滝壺」、「カミソリ渓谷」とここを含め自由に選択しプレイ可能となっている。
- 5-1「クレバスを登れ」(崖)
- 崖に張られたロープを使って登るが、多数のクラスプが待ち構える。
- 5-2「とまらない とめられない」(雪山※)
- 強制的にそりに乗せられる。山小屋が多数存在し、障害物になっているが、手前を通れる場所と通れない(激突してミスになる)場所に分かれており、見分けが難しい。
- 5-3「流れゆくタル」(滝)
- 滝の上から流されてくる無数のタルを足場にして登る。ステージ後半でパリーに出会える。
- 5-4「狙われたスクイッター」(工場)
- スクイッターに変身して進む。常に謎の照準に狙われ、一定時間ごとに照準が停止してファイアーボールが飛んでくる。一部のボーナスステージはプレイヤーが照準とファイアーボールを使う仕掛けになっている(ボーナスコインもファイアーボールで撃ち抜くと入手できる)。
- 5-5「レンギンの庭」(雪山)
- ステージの至る所でレンギンが滑っている。GBA版ではレンギンの当たり判定が厳しくなった(前述)。
- 5-ボス「K3の怪人 ボス ブリーク」(雪山、特殊ステージ)
- 背景は雪山だが、対決方法が通常と異なる(前述)。
ワールド6「カミソリ渓谷」
その名のように剃刀の切り立ったように広く、深い谷間が舞台。地形が悪いため、ステージの難易度も高い。ほら穴に入るにはスパナが必要。
- 6-1「とつげきコークス」(洞窟)
- バズやコプターだらけの洞窟をコークスに変身して進んで行く。
- 6-2「ファイヤーロープ パニック」(崖)
- 下に火がついたロープをたよりに敵だらけの崖を登る強制スクロールステージ。
- 6-3「暗闇 水中めいろ」(海)
- エンガードに変身して、真っ暗な水域をグレーミンブリームの光だけで進む。光が消えるとほとんど周りが見えなくなってしまう。GBA版では明るいため、光をつける必要がない。
- 6-4「ともだちがいっぱい」(洞窟)
- スコークス、エンガード、エリー、スクイッターを乗り継いで進む。
- 6-5「ロープで大騒ぎ」(崖)
- バズを避けながらロープを渡る。パリーを仲間にして禁止サインまで持っていくと、ボーナスバレルが出現する。
- 6-ボス「湖の番人 ボス バーボス」(海)
- SFC版でのワールド6のボスステージ。
- 6-ボス「水辺の怪物 ボス クロクタプス」(川辺)
- GBA版でのワールド6のボスステージ。
ワールド7「カオスの隠れ家」
クレミス島の最深部にある空間。いつしかクルールが住み着き、不気味な城を建ててしまった。バッフルがほら穴(地下水路)の入り口の開け方を知っている。
- 7-1「コンベア ロープ」(ジャングル)
- 一定方向に動くロープを使って谷を渡る。「ロープで大騒ぎ」同様に多数のバズが邪魔をする。
- 7-2「おばけタルの洞窟」(洞窟)
- 特殊なタル大砲であるおばけタルが多数登場。途中でスクイッターに会える。
- 7-3「カミナリに気をつけろ」(川辺)
- コースの地形は単調だが、一定時間ごとに雷が落ちてくる(前述)。
- 7-4「コインドーザーの森」(ジャングル)
- ほとんどの足場にコインドーザーがいる。時には彼等を足場にしなければ先へ進めない。
- 7-5「さかさまパイプライン」(ダクト)
- 水が満たされたダクトを泳いでいくが、この水に入っていると十字キーの左右の操作が逆になる(上下は逆にならない)。途中でエンガードに変身できる。
- 7-ボス「復讐のマシン ボス カオス」(ラボ)
- カオスを倒しても終わりではなく、直後に本当のボスであるバロンクルールとの連戦が待ち受ける。
ワールド8「クレマトア島」(ロストワールド)
「コンパス岩」と呼ばれる4つの岩の周囲を回ると出現。前作とは違い、意図的に隠された小島である。中央に大きな湖があり、その周囲を一周するようにステージが設けられている。先のステージに進むにはブーマーにボーナスコインを渡し、道を塞いでいる岩を破壊してもらわなければならない。ボスステージが出現すると、物語の都合上、各ステージが全て炎上したような風景に変わる(ステージの構造に変化は無い)。SFC版とGBA版でデザインが異なるが、火山のような外見という点は共通している。ほら穴は無い。
- 8-1「暴走エリー」(ジャングル※)
- エリーに変身した直後、大量のスニークを見て暴走してしまい、高速で走り出して止まらなくなるため、しばらくの間ジャンプ以外制御不能になる。唯一、コンティニューバレルが存在しないステージ。エリー以外にも、スクイッター、スコークス、パリーに会える。
- 8-2「タル100連発」(崖)
- バズーカが真上に撃ち出す鋼鉄製タンクを利用して崖を登る。進路を塞ぐ赤いバズは、随所にあるSバレルを使い、TNTバレルに切り替えて倒す。
- 8-3「最強の双子」(洞窟)
- カフ&クラウトが大量に出現する洞窟。スクイッターに変身すると倒せるが、後半からはスクイッターで操作できないため、上手によけながら進むしかない。
- 8-4「スイーピーの森」(木)
- スイーピーが飛び回る森の木を登っていく。前半はスコークスに変身してスイーピーを避けたり倒したりしながら進み、後半はコング達でスイーピーを時に足場にしながら同様に進む。
- 8-5「ポンコツロケットでゴー」(崖)
- ステージのほとんどをロケットに乗って進む。前半は下降しながらバズの群れの中を進み、後半はゴールまで高速で一気に飛び上がる。なお、SFC版のみ、ロケットの操作は左右のコマンドが逆になる。このステージに挑むにはボーナスコインをフルコンプリートしなければならないため、唯一ボーナスステージが存在しない。そのため、コース名の末尾にボーナスステージ全制覇の証拠である「!」マークが最初からつけられている。ちなみに、ある操作を実行してからこのステージをノーミスでクリアすると、謎のステージにワープし、先へ進めなくなるというバグがある(クリア後であれば脱出できる)。
- 8-ボス「怒りの科学者 ボス バロンクルール」(潜水艦)
- ワールド7(GBA版ではワールド8)で戦ったバロンクルールが再登場する。なお、カオスは登場しない。
ワールド9「パシフィカの滝壺」
GBA版にのみ登場。ハイレベルな水系ステージが作られている。「ワールド9」とあるが、実際にはターボスキー入手時点で行かなければならないので位置的には「ワールド6」に当たる。ほとんどが水中ステージだが、水が無いステージもある。また、ボスステージ付近の壁に触れるとほら穴が出現する。
- 9-1「汚れた排水溝」(ダクト)
- 前半は水中、後半は陸上を進む。途中水位が下がるところがある。エンガードに出会える。
- 9-2「嵐の前」(波止場)
- GB版の「フォード ノックス」に近い構造で、背景に立ち込める暗雲はステージ5の伏線となっている。ここでもエンガードに出会える。
- 9-3「水中探検」(木)
- ステージの大半が水に浸かっている。リラーチやバッザーが動き回り、わずかに残る陸上部分にはミンキーやバズがいる。木のステージで水中なのはここだけなので、専用の背景が使用されている。
- 9-4「タル大砲の崖」(崖)
- タル大砲で崖を登る。前作の「とげとげ タルめいろ」のような、タル大砲を乗り継ぐステージ。
- 9-5「サンゴの森」(海)
- 荒れた海の中を進むため、無数の水流が待ち受ける。1-3にある水流とは異なり、場所によって流れが様々で、中には逆らえないほどの強い流れもある。唯一、金色のリラーチが登場する。
- 9-6「ダクト サーフィン」(ダクト)
- 前半はそりで、後半は徒歩で進む。名前通り、波の様な地形が多い。
- 9-ボス「湖の番人 ボス バーボス」(海)
- SFC版におけるステージ6「カミソリ渓谷」のボスが置き換えられた。
スワンキーのミニゲーム
「スワンキーのテント」で遊べる的当て。遊ぶにはベアーコイン2枚が必要。クランキーと別画面で勝負し、勝つとベアーコイン4枚とバナナ40本がもらえ、負けるとコインを1枚だけ返される。これらのミニゲームは、SFC版のみ。
- こっちにポイポイ
- 先に3点リードをした側の勝利。60秒の時間制限が切れると判定。
- ポイポイ25
- 先に25ヒットした側の勝利。60秒の時間制限が切れると判定。
- スーパーポイポイ
- 相手がミス(的はずれ・見逃し)をした時点で勝利。カウントが増えるため時間無制限。
ほら穴
バナナバードが閉じ込められている場所。当初は周囲の地形に同化しており、入り口の前でBボタンを押す事で壁が崩れ、中に入れる様になる。入ると4つのクリスタルが光り出すので、同じ順番で光らす(SFCではABXY、GBAでは上下左右と連動)と救出できる。
名前を以下に挙げる。カッコ内は場所を示す。これまでにバナナバードを助け出した数が多いほどクリスタルの光る回数が多くなり、順番を覚えるのが難しくなる。
- ブーティーのほら穴(ワールドマップ内)
- スマッグのほら穴(オランガタンガ湖)
- アーリックのほら穴(クレムウッドの森)
- 川の対岸にあり、「リバーサイドレース」でブラッシュの記録を塗り替え、ブラッシュを怒らせることで橋が作られる。
- コングのほら穴(ワールドマップ内)
- 入るのにホバークラフト以上の乗り物が必要。
- バウンティのほら穴(コットントップの入り江)
- 空中のほら穴(メカノス工場の島)
- クレーンで吊り上げられているので「ビッグベジー」を使って人間大砲で入る。
- アンカバのほら穴(ワールドマップ内)
- 入るのにターボスキー以上の乗り物が必要。
- K3のほら穴(雪山K3)
- クリフトップのほら穴(カミソリ渓谷)
- 崖の上にあり、ビヨーンのリフトに乗って行く。
- うずまきのほら穴(パシフィカの滝壺)
- GBA版のみ登場。
- 地下水路(カオスの隠れ家)
- ここのみ鉄格子で入り口が閉ざされている。バッフルの暗号を解くと開き方が分かる。
- ベルのほら穴(ワールドマップ内)
- 入るのにファンキーコプターが必要。
- ヒルトップのほら穴(ワールドマップ内)
- 入るのにファンキーコプターが必要。
- ケイズのほら穴(ワールドマップ内)
- 入るのにファンキーコプターが必要。
コースの特徴とBGM
今作のコースのBGM作曲担当は、『1』『2』で作曲を手掛けたデビッド・ワイズではなく、『1』の一部の曲を手掛けたイーブリン・フィッシャー (en)によるもの。『2』とは異なる印象(『1』に近い)を受ける。一方、GBA版は全てデビッド・ワイズによる新作(アレンジ)である。
- Stilt Village(波止場)
- 最初のステージを含め、シンプルな構造。ところどころに屋根が付いている。この風景のステージのみ、床のヒビにディンキーをチームアップで上に投げ落とした場合、地形そのものを破壊できる(アイテムは発掘されない)。stiltとは竹桟橋のこと。GBA版のBGMはフォルクローレのような雰囲気の曲になっている。
- Mill Fever (小屋)
- millとは製粉のことで、製粉小屋の中を探検する。中には様々な道具類が置かれており、スニークが多く棲み着いている。GBA版のBGMは工場のBGMを思わせるようなハードなものになっている。
- Water World (海)
- 『1』の海と背景、構造は似ている。GBA版は『1』のAquatic Ambianceをアレンジしたものとなっている。
- Frosty Frolics (雪山)
- 『1』の雪山と構造は似ているが、視界を遮るほど吹雪が吹き荒れたりしない。GBA版のBGMはヨーデル風の明るい曲調になっている。
- Enchanted Riverrock (川辺)
- 波止場の桟橋を通常の陸地に変えたようなステージ。水面にタルを浮かべて足場にする場合が多い。GBA版は地上にいるときと水中にいるときとでBGMが入れ代わる。
- Hot Pursuit (レース※)
- 蜂の大群やそり、ダクトコースターなどのレース形式のステージに採用。
- Treetop Tumble (木)
- 高い大木が舞台。『1』の隠れ家とは異なり、幹の中にコースが設けられている。内部には、ところどころタルやツルハシなどの道具が置かれている。GBA版のBGMはかなり明るいポップス調となっている。
- Cascade Capers (滝)
- タル大砲を使ってステージを上下する。タルが滝から流れ落ちている場面もある。足場となっている地形には、うっすらと植物が生えている。
- Nuts and Bolts (工場)
- 『1』の現代風工場ではなく、近代の頃の工場である。タンクに溜まった高温の液体に落ちるとダメージを受ける。上下左右にコースを移動する。
- Rockface Rumble (崖)
- ロープやタル大砲を使って崖を登っていく。ステージは上下に広い。BGMは『2』の鉱山ステージと似ている。GBA版のBGMはカントリー調の明るいものになっている。
- Pokey Pipes (ダクト)
- 巨大なパイプラインの中で、プレイに制約を受けることが多い。"pokey"とは監獄のこと。
- Cavern Caprice (洞窟)
- 岩場の洞窟で、敵や穴が多い。視界は『1』の洞窟より明るくなっている。
- Jungle Jitter (ジャングル)
- 背景は『2』のものと似ている、うっそうとした森。ゲーム終盤に登場するため、難度が高いステージが多い。GBA版は『1』のDonkey Kong Island Swingをアレンジしたものとなっている。
- Rocket Run (ロケット)
- ラストステージの「ポンコツロケットでゴー」のみ使用。GBA版には存在せず、代わりにレース系BGMが使われている。
スタッフ
- ヘッドプログラマー : Mark Wilson
- ヘッドアーティスト・キャラクター : Mark Stevenson
- 音楽・効果音 : Eveline Fischer
- 追加音楽 : デビッド・ワイズ
- ゲームデザイン・プロデューサー : Andrew Collard
- エグゼクティブプロデューサー : Tim Stamper
リメイク(GBA版)
内容
GBAで発売。ストーリー自体はSFC版と変更が無いが、新ワールド「パシフィカの滝壺」やミニゲームの追加、全ての音楽が変更されるなどの変更点がある。なお、本作の音楽は通常よりもかなり多くの音源を使用している関係で、一部効果音と重なると途切れるパートがある。また、音源が変更された為か、キャラの効果音(羽音、声など)やクリスタルが鳴る音も変わっている。
ファンキーのミニゲーム
- 破壊
- 最初から遊べる。水路内にいるクレムリンの船を10隻以上沈めるとクリア。
- 解除
- ホバークラフト入手以降遊べる。クレムリンを避けながら4つの爆弾を安全水域まで運ぶとクリア。
- 護衛
- ターボスキー入手以降遊べる。水域内にいるコングファミリーを時間内に1匹以上クレムリンから守りきればクリア。
- レース
- ファンキーコプター入手以降遊べる。4匹のクレムリンとレースをし、3周した時点で1位であればクリア。
ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング(GB版)
ストーリー
かつて近隣諸国を征服していた伝説の「ロストワールド」を見つけ出す事が目的。クルール達はそれを妨害するために登場する。『ドンキーコングランド2』の名で開発され、発売直前にこのタイトルに決定された。当時放送されていたアニメ版と同一のロゴデザインとなっている。
開発途中にGBCが発売され、それに専用にさせる為に仕様変更した関係で、発売が当初の予定より大幅に延長されたという背景がある。日本国外でのタイトル名はDONKEY KONG LAND 3で、こちらはGBC専用になる以前の仕様である(GBやSGBに対応)。
ステージ
基本的にSFC版を踏襲するが、前作同様、内容は全て新しくなっている。冒険の舞台は「クレミス大陸」となり、ワールド区分も変更された。
- ワールド1「コットントップ岬」
- ステージ1「赤い船着場」(波止場)
- ステージ2「バッザーの湖」(海)
- ステージ3「フォードノックス」(波止場)
- ステージ4「トータルリコイル」(小屋)
- ステージ5「ココの水路」(川辺)
- ステージ6「命がけのリフト」(小屋)
- ボス「岬の番人 バーボス」(海)
- ワールド2「クレミス大平原」
- ステージ1「サンゴの森」(海)
- ステージ2「ミンキーのいたずら」(木)
- ステージ3「クラスプロープ」(波止場)
- ステージ4「とめられない とまらない」(雪山)
- ステージ5「川辺の大あばれ」(川辺)
- ステージ6「スコークスの水車小屋」(小屋)
- ボス「雪の怪人 ブリーク」(雪山)
- ワールド3「クレムウッドの森」
- ステージ1「タルでたきのぼり」(滝)
- ステージ2「クラクラがけっぷち」(崖)
- ステージ3「雪山の落とし穴」(雪山)
- ステージ4「ひょうめんのドキドキ」(川辺)
- ステージ5「レンギンの庭」(雪山)
- ステージ6「レッドウッドで大あばれ」(木)
- ボス「毒グモ アリック」(木)
- ワールド4「オランガタンガ湖」
- ステージ1「危険なジャングル」(ジャングル)
- ステージ2「足元に気をつけろ」(滝)
- ステージ3「湖の迷路」(海)
- ステージ4「ファイアーボール カービン」(工場)
- ステージ5「木登り大作戦」(木)
- ステージ6「雨のロッククライミング」(崖)
- ボス「復讐のマシン カオス」(工場)
- ワールド5「ブリキの渓谷」
- ステージ1「常夏のタイトロープ」(ジャングル)
- ステージ2「クリフトップ クリターズ」(崖)
- ステージ3「流れに気をつけろ」(滝)
- ステージ4「タルタルパニック」(工場)
- ステージ5「ブリキ山の地下水路」(ダクト)
- ステージ6「おばけタルの洞窟」(洞窟)
- ボス「対決!! クルール」(ダクト)
- ワールド6「ロストワールド」
- ステージ1「ダクトコースター」(ダクト)
- ステージ2「クチャカの逆襲」(工場)
- ステージ3「暗黒の鍾乳洞」(洞窟)
- ステージ4「エリーといっしょ」(ジャングル)
- ステージ5「タルストリート」(工場)
- ステージ6「不気味な洞窟」(洞窟)
- ボス「最後の対決!! クルール」(洞窟)
ボス
- バーボス
- 巨大なリラーチ。リラーチを飛ばして攻撃してくる。
- ブリーク
- 通常の横画面対戦をする。動かずに、最初から大砲を使って攻撃してくる。
- アリック
- 最もオリジナルに近い攻撃をする。
- カオス
- 画面下まで降りてきて、頭の先に電流を流しながら高速で移動する。2段目以降の頭は登場しない。
- クルール
- 本人が直接電流を飛ばす。2回目は爆弾も投げてくる。特に言及はされていないが、バロンクルールである。
『スーパードンキーコング3』からの変更点
比較的SFC版に近かった『ドンキーコングランド』に比べ、こちらはかなりオリジナル色が強い。主な変更箇所を下に挙げる。
- スワンキー、ファンキーは登場せず、彼らのイベントも無くなった。
- クマ系のイベントがほぼ削除され、各ワールドに「クマさんのお店」が1つずつあるだけになった。
- 「クマさんのお店」では、神経衰弱ゲーム(5コイン/回)、情報(ランダム、2コイン/回)、テレポーテーション装置(5コイン/回)が買える。このうち、神経衰弱ゲームは勝つと時計が貰える。
- 各ワールドの出入りが制限されており、他のワールドへ行くにはボスを倒すか、テレポーテーション装置を使うしか無くなった。ただし、セーブしてからタイトル画面に戻り再度ロードすることでワールドマップからの再開になるのを利用すれば、強引に他のワールドに行くことは可能。
- コインを倒すと、自動的にDKコインが手に入る様になった。
- 海ステージに地上がある別マップが存在しない。そのため、海ステージのDKコインはコインを倒すのではなく、ステージに置いてあるものを拾って手に入れる。
- ロストワールドはボーナスコイン、ラスボス面はDKコインと時計を全て手に入れていないと入ることが出来ない。条件を満たしていないとクルールに追い返される。
- ボスの攻撃パターンが完全に変更された。なお、ワールド数が減った為にベルチャ、スクワーター、カオス(2回目)は登場しない。
- 「ノッカ」が「クルーシャ」に、「アーリック」が「アリック」にそれぞれ名前が変わった。ただし、後者は誤記の可能性がある。
- バズーカが背景扱いになり、乗ったり、倒したりすることが出来なくなった。
- コプターを踏みつけで倒せる。また、地面にぶつかると自滅する。
- そりでバズが踏めない。
- エリーは水を吸わなくても水鉄砲をとばせる。
- 小屋ステージにスコークスが登場する「スコークスの水車小屋」など、SFC版に無い設定のステージが存在する。その一方で「流れにさからえ」や「スクイール ホイール」など、高度なアニメーションを必要とするステージは削除された。
- ゴールフラッグは触れるだけでゴールとみなされるようになった。なお、マップ画面上に旗は立たない。
- すべてのステージをクリアすると、タイムアタックが追加される。
- BGMが一部削除され、それに伴いBGMが差し替えられている。
- 雪山ステージ→滝ステージ
- ダクトステージ→洞窟ステージ
- ステージクリア時の音楽→「スワンキーのテント」でクランキーに勝利時の音楽
- クルール以外のボス戦→クルール戦
- ミスした場合に流れるBGMはどのコースでも共通
- その他の操作は『ドンキーコングランド』を基本としている。
脚注
関連項目
- Eveline Fischer - SFC版BGM作曲担当(英語版Wikipedia)
- David Wise - GBA版BGM作曲担当(英語版Wikipedia)
外部リンク
- スーパードンキーコング3(スーパーファミコン)
- ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング
- スーパードンキーコング3(ゲームボーイアドバンス)
- テンプレート:Wiiバーチャルコンソール(現在は配信終了)
- テンプレート:3DSバーチャルコンソール
- ↑ 実際は効力がないが、マップを切り替える場所になっているため、ニブラはその先には出現しない。