スポーツ平和党
テンプレート:政党 スポーツ平和党(スポーツへいわとう)は、かつて存在した日本の政党。略称、スポ平(スポへい)[1]、スポーツ[2]。 スポーツの精神を政治に取り込み、全国民が健康体を維持することで平和を実現しようとしていた政党である。
沿革
政党として
1989年、プロ格闘家アントニオ猪木を中心に結成。1989年参院選において、猪木が比例区で参議院議員に当選[3]。ちなみに、当時の比例区は厳正拘束名簿式で、政党名票しか認められておらず、猪木の個人名を書いた無効票が大量に出た。参議院では民社党と統一会派を組む(「民社党・スポーツ・国民連合」)。
1992年参院選では、1970年代に南海ホークスや阪神タイガースの先発投手として活躍した江本孟紀が比例区名簿第1位で出馬し[4]参議院議員に当選[5]。1995年、護憲新党あかつき代表で元日本社会党の上田哲を共同代表に迎え、「あかつき」を吸収合併し、1995年参院選に候補者を擁立(現 新日本プロレスリングドクター林督元も名簿順3位で立候補)する[6]も、全員落選、猪木のかつての付き人高田延彦が副党首たるさわやか新党参戦[6]で票割れした事も大きかった。猪木の落選を受け、江本が自由連合に移籍[7]。
1998年参院選では女子プロレスラーの堀田祐美子[1]、韓国・中国からの帰化人などを擁立するが全員落選。また、この選挙では独自擁立だけでなく推薦も積極的に実施していたが、定数3の選挙区で4名の候補に推薦を出す失態も起こす(他党では自民も宮城で候補者調整に失敗し定数2に公認1、推薦2を立てた)。沖縄県選挙区では現職で沖縄社会大衆党委員長の島袋宗康を推薦し当選。同年の沖縄県知事選では、保守系の稲嶺恵一を推薦し、やはり当選した。
非政党政治団体として
1998年7月17日に政党でなくなり[8]、2001年参院選では候補を立てず、沖縄選挙区で無所属(国会では社民党と院内会派)の照屋寛徳を推薦したが、落選。2004年4月1日以降は、政治資金規正法第17条第2項により、政治活動(選挙運動を含む)のために寄附を受け、または支出をすることができない団体となった[9]。2006年6月18日に政治団体を解散した[10]。 ウェブサイトを公開したが、ウェブスペース使用料が未払いであるとして、サイトに業者のアルファウイングの抗議文が掲載される事態となった。しかし、支払いのないまま強制閉鎖された模様。2001年新たな公式サイトを公開したが、こちらも2007年3月中旬に閉鎖された。
なお、猪木自身はのち2013年7月、第23回参議院議員通常選挙に比例代表区で日本維新の会から出馬し当選している。
代表者
- 1989年6月23日届出 - 猪木快守[11]
- 1989年9月28日届出 - アントニオ猪木(届出名は猪木寛至)[12]
- 1998年6月2日届出 - 西銘一(届出名は西銘和男)[13]
- 2000年12月25日届出 - 猪木快守[14]
- 2006年7月20日届出 - 猪木啓介[15]
党勢の推移
党勢の推移は以下のとおり[16] 。当選者に追加公認は含まず。追加公認には会派に加わった無所属を含む。
衆議院
選挙 | 当選/候補者 | 定数 | 備考 |
---|---|---|---|
(結党時) | 0/- | 512 | |
第39回総選挙 | 0/1 | 512 |
参議院
選挙 | 当選/候補者 | 非改選 | 定数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
(結党時) | 0/- | - | 252 | |
第15回通常選挙 | 1/10 | 0 | 252 | |
第16回通常選挙 | 1/10 | 1 | 252 | |
第17回通常選挙 | 0/3 | 1 | 252 | |
第18回通常選挙 | 0/10 | 0 | 252 |
脚注
テンプレート:Poli-stub- ↑ 1.0 1.1 1998年(平成10年)7月1日参議院比例代表選出議員選挙選挙長告示第1号「平成十年七月十二日執行の参議院比例代表選出議員選挙において、政党その他の政治団体から参議院名簿の届出があった件」
- ↑ 1995年(平成7年)1月27日中央選挙管理会告示第1号「衆議院比例代表選出議員の選挙における政党その他の政治団体の名称、略称等について届出があった件」
- ↑ 1989年(平成元年)7月29日中央選挙管理会告示第14号「平成元年七月二十三日執行の参議院比例代表選出議員選挙における名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件」
- ↑ 1992年(平成4年)7月14日中央選挙管理会告示第1号「平成四年七月二十六日執行の参議院比例代表選出議員の選挙において、政党その他の政治団体から名簿の届出があった件」
- ↑ 1992年(平成4年)8月3日中央選挙管理会告示第11号「平成四年七月二十六日執行の参議院比例代表選出議員の選挙における名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件」
- ↑ 6.0 6.1 1995年(平成7年)7月12日参議院比例代表選出議員選挙選挙長告示第1号「平成七年七月二十三日執行の参議院比例代表選出議員の選挙において、政党その他の政治団体から参議院名簿の届出があった件」
- ↑ 「猪木との金銭問題でもめて離党した」という説が長らく信じられていたが、SPA!2012年12月4日号 115ページで江本孟紀が明確に否定している。現在でも猪木とは「一定の交流がある」とのこと。「江本以外の全員が落選したため、猪木から無所属での議員活動をすすめられた」とのこと。無所属ののち自由連合に移籍
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「kokuji211
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「kokuji643
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「kokuji47
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「kokuji133
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 1989年(平成元年)12月19日自治省告示第175号「政治資金規正法の規定による政治団体の届出があったので公表する件」
- ↑ 1998年(平成10年)6月19日自治省告示第167号「政治資金規正法の規定による政治団体の届出事項の異動の届出があったので公表する件」
- ↑ 2001年(平成13年)3月30日総務省告示第194号「政治資金規正法の規定による政治団体の届出事項の異動の届出があったので公表する件」
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「kokuji46
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 石川真澄(一部山口二郎による加筆)『戦後政治史』2004年8月、岩波書店・岩波新書、ISBN 4-00-430904-2