ジョイフル本田
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株式会社ジョイフル本田(ジョイフルほんだ、JOYFUL HONDA)は、茨城県土浦市に本社を置く、茨城県を中心に関東地方で大型ホームセンターを展開する企業。略称は「JH」など。
概要
店舗の特徴
極めて大規模な郊外型ロードサイド店舗を展開しているのが特徴で、1店舗あたりの商圏も広い。各店舗あたりの平均敷地面積は東京ドーム2.3個分に匹敵する。特に千葉ニュータウン店(千葉県印西市)、瑞穂店(東京都西多摩郡瑞穂町)、幸手店(埼玉県幸手市)、新田店(群馬県太田市)、千代田店(群馬県邑楽郡千代田町)、宇都宮店(栃木県河内郡上三川町)の6店舗は「超大型店」と位置づけており、平均敷地面積は東京ドーム3.0個分、平均駐車場台数は2723台に達する[1]。1店舗あたりの平均店舗面積・売上高が大きいため、わずか15店舗の店舗展開であるにもかかわらずホームセンター業界で売上高トップ10に名を連ねている。
その他の特徴としては店舗を移転させずに店舗拡大を続ける手法を取り、比較的初期から存在する店舗では、店舗敷地に隣接する田畑や他社事業所跡地などの土地を次々と取り込み、そこに別棟を立てたり駐車場を拡大する手法で開店当初の規模から徐々に拡大していった店舗は多い[2]。
関連会社について
茨城県潮来市・常総市に店舗がある「ホームジョイ本田」は、ジョイフル本田の創業者の親族が経営する株式会社本田の店舗である。また茨城県内で山新が店舗展開をしているホームセンター「ジョイフル山新」とは一時期提携関係にあったが、その後解消した。また、北海道にて地元企業との提携によりジョイフルエーケーを展開している。
沿革
- 1975年12月 - 株式会社ジョイフル本田設立。
- 1976年3月 - 初のホームセンター店舗であるジョイフル本田荒川沖店(茨城県土浦市)開店。
- 2001年1月 - 株式会社小川興産に営業譲渡し、株式会社ジョイフルカンパニーに商号変更。小川興産は株式会社ジョイフル本田に商号変更。
- 2001年8月 - キムラ、アークランドサカモトと共同出資で株式会社ジョイフルエーケーを設立。
- 2009年8月 - 丸の内キャピタル第一号投資事業有限責任組合と資本提携。
- 2011年6月 - 株式会社ジョイフルカンパニーが株式会社ジョイフル本田(旧小川興産)を吸収合併し、株式会社ジョイフル本田に商号変更。
- 2014年4月 - 東京証券取引所第一部に上場。
展開する店舗
茨城県4店舗、群馬県2店舗、埼玉県1店舗、千葉県6店舗、栃木県1店舗、東京都1店舗の計15店舗のホームセンターを展開。
- 現行店舗については、公式サイト::店舗エリアマップを参照。
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その他
- ガソリンスタンド
- フィットネスクラブ
- 完全子会社の「ジョイフルアスレティッククラブ」によるフィットネスクラブを3店舗(土浦・守谷・千葉ニュータウン)に併設して運営している。
- シャトルバス(無料送迎バス)
- 宇都宮店では宇都宮駅から1時間に1本程度(休日増便あり)の無料送迎バスが運行されている。
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広告宣伝
- TBSラジオ、NACK5でスポットCMが流れている。
- 千葉テレビの番組『全開!女子力!!』内では約10分程度のコーナー「JOYFUL HONDA ワンダーランド」があり、千葉ニュータウン店内のおすすめ商品が毎週紹介されていた。
- 総合サッカークラブつくばFCと業務提携しており、男子トップチーム(茨城県社会人リーグ所属)が「ジョイフル本田つくばFC」として活動。ユニフォームスポンサーを務めるほか、地域の小、中、高校生の活動を応援している。逆にジョイフルアスレティッククラブにてつくばFCコーチ陣によるサッカー教室も展開している。
- 筑波大学蹴球部のユニフォーム胸部ロゴのスポンサーにもなっており、これは学生サッカー界初の試みとして注目された。なお、筑波大学蹴球部はつくばFCとも提携を行っており、事実上3団体による業務提携となっている。
関連会社
- 株式会社スマイル本田 - 連結子会社
- 株式会社ホンダ産業 - ジョイフル2(JOYFUL-2)・ファッションクルーズニューポートひたちなかを運営。連結子会社。
- 株式会社ジョイフルアスレティッククラブ - 連結子会社
- 株式会社ジョイフルエーケー - 北海道で展開の合資企業。持分法適用関連会社。
- 株式会社ジョイフル車検・タイヤセンター
- 公益財団法人本田記念財団
- 株式会社ジャパンミート - 生鮮館内にて生鮮スーパーマーケットを展開。
脚注
関連項目
- 筑波スポーツ科学研究所
- ホームジョイ本田
- ジョイフルエーケー