カシオワールドオープンゴルフトーナメント
テンプレート:ゴルフ大会 カシオワールドオープンゴルフトーナメント(CASIO WORLD OPEN)は、日本のゴルフトーナメントの一つである。
概要
本大会はカシオ計算機主催で毎年11月第4週に開催されている。1981年の第1回以来現在25年続く伝統ある国際的ゴルフトーナメントであり、国内はもちろん、世界のトッププレーヤーが賞金総額2億円、優勝賞金4000万円(2013年現在[1])を賭けて争う。優勝者は副賞としてアウディが贈呈される(2013年現在[2])。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)公認のトーナメントでは、年間の最終戦から2番目に位置する大会だが、最終戦の「ゴルフ日本シリーズ・JTカップ」には当年度の賞金ランキング上位及び各トーナメントの優勝者計30名しか出場できないため、ほとんどの選手たちには事実上の最終戦になる。本大会の終了後、年間賞金ランキング70位以内(但し、日本国外選手を中心に規定試合出場数に満たない選手がいるため実際には71位から72位前後)に入った者が次年度の日本ゴルフツアーでシード権を獲得する。
2004年までは鹿児島県指宿市(旧・揖宿郡開聞町)にある「いぶすきゴルフクラブ開聞コース」で開催され、カシオ計算機と共にいわさきグループ・南日本放送(MBC、テレビ中継についてはTBS制作)の主催で行われてきた。2005年の第25回記念大会からは、黒潮観光開発・テレビ高知(KUTV)主催(同上)で、カシオ計算機創業者でもある樫尾忠雄の出身地である高知県の「Kochi黒潮カントリークラブ」で開催されている。
日本でも人気の高いタイガー・ウッズが日本ゴルフツアーのトーナメントに初出場したのが、1998年度の本大会であることもよく知られている。また、2003年大会ではテンプレート:仮リンク(スウェーデン)が女性として初めて日本の男子プロゴルフトーナメントに参戦、2005年・2006年は当時女子高校生プロゴルファーだったミシェル・ウィー(アメリカ)が参戦して話題を呼んだが、いずれも予選落ちになった。
2008年の大会は、直前に会場であるKochi黒潮CCを運営している黒潮観光開発及びオーナー企業の旭食品を狙った手榴弾を使った企業テロが発生した[3]。このため、高知県警は検問を実施し、170人体制で会場周辺において厳重警備を実施した。その結果、大会は大きな混乱もなく無事に施行された。
かつては観客輸送のため本大会名を冠した臨時普通列車が指宿枕崎線で運転されていた。Kochi黒潮カントリークラブ開催後は、土佐くろしお鉄道阿佐線(ごめん・なはり線)も、臨時ダイヤで対応している。
歴代優勝者
テレビ中継
- 概要の項でも記した様に、テレビ中継はTBSの製作となっており、大会2日目はテレビ高知でのローカル放送[4]、3日目・最終日はTBS系列28局ネットで放送される[5]。またBSデジタル放送のBS-TBSでも、2日目から中継を行う。
- この他に、テレビ高知では大会に先駆けて、『カシオワールドオープンへの道』と題し、大会の見所や観戦マナーを紹介するミニ番組が放送される。
- 2009年大会の最終日の朝、中継を放送していたTBSの中継スタッフを乗せた取材カートが客数人を轢き、4人に怪我を負わせる事故を起こした。
- かつては「中日クラウンズ」「三井住友VISA太平洋マスターズ」「ダンロップフェニックストーナメント」と同様に決勝ラウンドは2時間放送してきたが、現在は1時間半に短縮している。
ゲームソフト
- 1985年、当大会を冠したMSX用ゲームソフト、「カシオワールドオープン」がカシオ計算機から発売されたことがあった。テンプレート:要出典