いなべ市
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いなべ市(いなべし)は、三重県の最北端に位置する市。2003年(平成15年)に平成の大合併により旧員弁郡の員弁町・大安町・北勢町・藤原町が合併により発足。
目次
地理
三重県最北端に位置し、岐阜県、滋賀県に接する。市の中央を員弁川が流れる。
隣接自治体
歴史
市名の由来
- 員弁郡の名前を平仮名にしたものである。「員弁」の読み方がかなり難解であることから、平仮名表記となっている。元々の由来は8世紀頃、物部氏の支系・猪名部族が居住していたことによる。
- 合併協議会で決定する直前に実施した住民アンケートに、新しい市の名前を問う設問があった。この時点で、すでに「いなべ市」か「その他」の二者択一による設問であった。
合併の経緯
- 1998年(平成10年)-員弁郡(北勢町・員弁町・大安町・東員町・藤原町)各町長・議長による「合併検討委員会」発足。
- 2001年(平成13年)10月-員弁地区町合併協議会設立総会開催(任意合併協議会設置)
- 2002年(平成14年)2月-東員町が員弁郡の法定合併協議会に参加しないことを表明[2]
- 2002年(平成14年)4月-員弁地区町合併協議会を設置(法定合併協議会設置)
- 2003年(平成15年)1月-各町議会において合併関連議案が可決
- 2003年(平成15年)3月-三重県議会において合併関連議案が可決
- 2003年(平成15年)4月-総務大臣による官報告示
- 2003年(平成15年)12月-三重県内初の平成の大合併である「いなべ市」が発足
住所表示
- 旧町名をそのまま残している(例:員弁郡○○町△△××番地→いなべ市○○町△△××番地」)[3]。
人口
市章
行政
市長
- 歴代市長
いなべ市誕生から新市長就任までの間、市長職務執行者として伊藤正俊(旧藤原町長)が就任した。
市の機構
- 分庁方式を採用している。企画・総務部を員弁庁舎(旧員弁町役場)、市民・水道部を北勢庁舎(旧北勢町役場)、福祉部と議会・議会事務局を大安庁舎(旧大安町役場)、農林商工・建設部を藤原庁舎(旧藤原町役場)に分けている。合併直後は、旧町役場の機能を残す「支所方式」で出発し、5ヶ月後に、いずれの部署の業務も受け付ける「総合窓口課」を4庁舎に設けている。
議会
任期:(平成25年)2013年12月1日から(平成29年)2017年11月30日
- 議員定数:20名
- 議長:水谷 治喜
- 副議長:鈴木 順子
会派名 | 議員数 |
---|---|
創風会 | 6 |
いなべ未来 | 6 |
政和会 | 5 |
日本共産党いなべ市議団 | 2 |
無会派 | 1 |
欠員 | 0 |
- いなべ市誕生から、2年間の在任特例を適用し、旧町議員60人が市議会議員に就任した。議員報酬は旧町の中で最も高い北勢町に合わせている。
- 2年間の在任特例が任期満了になって定数を削減したが、市議会議員選挙(2005年)が終わると、議員報酬を倍増している(議長29万円→49万5千円、副議長22万5千円→42万円、議員20万5千円→39万円)。
- 2005年12月1日~2009年12月1日の任期は、定数:24人となっていた。
- 2009年に行われた議会議員選挙から定数が4人削減され20人になった。
※なお、衆議院議員選挙の選挙区は「三重県第3区」[4]、三重県議会議員選挙の選挙区は「いなべ市・員弁郡選挙区」(定数:2)[5]、となっている。
経済
産業
- トヨタ車体いなべ工場
- デンソー大安製作所
- ニッセン大型商品配送センター
- 太平洋セメント藤原工場
- 昭和電線ケーブルシステム三重事業所
- 三井住友金属鉱山伸銅三重事業所
- 住鉱潤滑剤
- 神戸製鋼所大安工場
- パロマ北勢工場
日本郵政グループ
(2012年12月現在)
- 員弁郵便局(員弁町石仏(いしぼとけ))
- 石槫(いしぐれ)郵便局(大安町石槫南)
- 大安丹生川郵便局(大安町丹生川久下(にゅうがわひさか))
- 梅戸井(うめどい)郵便局(大安町南金井)
- 藤原郵便局(藤原町本郷) - 集配局。
- 東藤原郵便局(藤原町石川)
- 立田(たつた)郵便局(藤原町篠立(しのだち))
- 北勢郵便局(北勢町阿下喜) - 集配局。
- 十社(とやしろ)郵便局(北勢町畑毛(はたけ))
- 平塚簡易郵便局(大安町平塚)
- 西藤原郵便局(藤原町大貝戸)
- 藤原上相場(かみあいば)簡易郵便局(藤原町上相場)
- 治田(はった)簡易郵便局(北勢町東村)
- 北勢山郷(やまざと)簡易郵便局(北勢町麻生田(おうだ))
- 名古屋支店 イオン大安店内出張所(大安町高柳)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
- その他簡易郵便局を除く各郵便局にATMが設置されており、員弁・藤原・北勢の各郵便局ではホリデーサービスを実施。
※いなべ市内の郵便番号は以下の通り。
- 「511-02xx」=旧員弁郡員弁町域・旧員弁郡大安町域(および員弁郡東員町の全域)。東員郵便局(東員町大木)の集配担当。
- 「511-04xx」=旧員弁郡北勢町域。北勢郵便局の集配担当。
- 「511-05xx」=旧員弁郡藤原町域。藤原郵便局の集配担当。
姉妹都市・提携都市
国内
海外
- グレノーラ市(テンプレート:Flagicon オーストラリア・タスマニア州)
地域
健康
教育
高校
中学校
- すべていなべ市立
- 員弁中学校
- 大安中学校
- 北勢中学校
- 藤原中学校
小学校
- すべていなべ市立
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- 員弁西小学校
- 員弁東小学校
- 石榑小学校
- 笠間小学校
- 丹生川小学校
- 三里小学校
- 阿下喜小学校
- 十社小学校
- 山郷小学校
- 治田小学校
- 東藤原小学校
- 西藤原小学校
- 中里小学校
- 白瀬小学校
- 立田小学校
交通
鉄道
市役所へは楚原駅が最寄りである。
路線バス
- 三重交通
- 八風バス
- いなべ市福祉バス(旧アイバス、大安 - 阿下喜シャトルバス、大安町内巡回福祉バス(いなべ市コミュニティバス)
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡
観光スポット
- 中里ダム - 湖畔は名古屋市近郊、三重県北部では最も近い星見スポットとして天文ファンに知られている。
- 藤原岳 - 花の百名山、日本三百名山、関西百名山
- 宇賀渓
- 青川峡キャンピングパーク
- 聖宝寺
- 行順寺 - 蓮如上人の御旧跡で、毎年4月下旬の土日に蓮如忌(宝物開帳)がある。
- 貨物鉄道博物館
- ウィステリア鉄道
祭り
- 市民文化祭(11月)
出身有名人
- 伊藤清 - 数学者
- 伊藤竜馬 - プロテニス選手
- 多湖實夫 - 政治家
- 田代俊孝 - 仏教学者
- 花井悠希 - プロヴァイオリニスト
- 安田喜憲[6] - 地理学者、環境考古学者[7]
- 和波智広 - 元プロサッカー選手
脚注
関連項目
外部リンク
- ↑ 合併の記録-いなべ市役所サイトより-
- ↑ 当時の東員町長が桑名市との合併を念頭に置いていたため不参加を表明。後に町議会とも対立し、結局、桑名市等との合併も断念した。
- ↑ 市内の郵便番号・住所表示-いなべ市役所サイト-
- ↑ テンプレート:PDFlink 三重県選挙管理委員会
- ↑ 県議会議員の選挙区と定数 三重県選挙管理委員会
- ↑ 三重県庁"三重の環境/この人にインタビュー/安田 喜憲 さん"<ウェブ魚拓>(2013年2月6日閲覧。)
- ↑ 東海経済新聞社"とうけい - 地理学・環境考古学者 安田 喜憲"<ウェブ魚拓>(2013年2月6日閲覧。)