東都自動車グループ
テンプレート:Infobox 東都自動車グループ（とうとじどうしゃグループ、Toto Motors Co.Ltd.）は、東京都を中心にハイヤー・タクシー・バス・自動車教習所・不動産・ホテル・ゴルフ場・LPGスタンドを経営する事業者である。
目次
概略
1952年に板橋区でタクシー事業者として創業した志村交通株式会社が母体。その後、同業者の買収合併を繰り返しながら他事業にも進出し1971年に現社名へ変更した。
グループ会社の本社はいずれも豊島区西池袋に所在するほか、特徴として事業所のほぼ全てが自社保有の建物土地であり、タクシー・ハイヤー・バスなどの車両についてもリースなどではなく自社所有としている点にある。
タクシー
テンプレート:Vertical images list 同グループの基幹ならびに創業時から主力事業であり、東京23区武三地域では単一タクシー事業者としては保有車両数が1,693台と最多であるほか、都下では西東京市・清瀬市、埼玉県では草加市・川口市、神奈川県横浜市でも事業を行う。
標準車のボディカラーはトヨタ純正色で「トートベージュ」の色名を持つベージュ。代替基準は都内の同業他社の4 - 5年程度に対し走行距離50万km以上8年程度と長期使用される傾向がある。車種はクラウンコンフォートが主力であるが、営業権譲渡を受けた他社からの移籍車であるセドリックも導入される。
黒塗りハイグレード車は2007年9月より導入しており、ほぼクラウンセダンで統一される。
ハイブリッドカーは、2009年に他社からの移籍譲渡ではあるものの2代目プリウスが導入され、2012年3月からは3代目プリウスの本格的導入が開始された。
無線営業は、全地域で自社営業を展開しており、23区武三地域では無線室を本社内に置きパナソニック製GPS-AVM無線システムを採用するほか、西東京市・清瀬市・横浜市・川口市・草加市では各営業所で無線配車を実施する。
また2009年4月には全営業所で「グリーン経営認証」を取得した。
中央無線グループ所属で大和自動車交通と業務提携する東都交通とは関係がない。
東都自動車交通
- 三鷹 （西東京市東伏見）
- 保谷 （西東京市東伏見）※三鷹営業所と同一住所。
- 草加 （埼玉県草加市西町）
- 東浦和 （埼玉県川口市柳崎）
- 清瀬 （清瀬市下清戸）
東都無線タクシー
東都城北タクシー
東都城東タクシー
東都中央自動車
東都東タクシー
東都城南交通
東都タクシー
ハイヤー
長らく東都自動車交通の下で事業を展開していたが、現在は事業ごと独立する形で東都ハイヤー㈱が行う。ハイヤー部門の拠点は中央区銀座8丁目にある営業所で同社保有の自社ビルの一部を営業所として利用しており、その他のフロアにはテナントが入居する。
2013年現在の保有車両数は95台。導入車種はセルシオ・クラウンマジェスタ・クラウン・セドリックセダンの4種。かつてはベンツSクラスや旧型センチュリーなどもラインナップしていたが、現在は大型車を縮小し、営業上需要の多いクラスにより運営される。
- 銀座 （中央区銀座）
- 池袋 （豊島区西池袋）
バス
東都観光バスと福島県を基盤に営業する磐梯東都バスの2社で事業を展開するが、磐梯東都バスの一部車両は東都観光東京首都営業所に常駐して練馬ナンバーを取得する。また東都観光バス世田谷営業所は、現在では東都無線タクシー世田谷営業所に転換された。
車両は創業以来主にいすゞ自動車製（スーパークルーザー・ガーラ）を導入。ボディーは富士重工業製の車両が多数導入されたが、2003年に同社がバス車体架装事業から撤退以降はジェイ・バス製のボディに移行した。
車体色は白を基調として赤・銀・黒の3本の帯が車体中央と裾に入り、その間に東京周辺の名所のシルエットを描いたものを採用すえう。
またかつての同社看板車両で天井部分が透明ポリカーボネート製のシルエットスーパー号は、自動車排出ガス規制や老朽化などで次第に数を減らしつつある。
東都観光バス
磐梯東都バス
自動車教習所
整備工場
- 東都自動車民間車検場（北区浮間）、認証工場（34ヶ所）
LPGスタンド
マンション・不動産部門
東京・埼玉を中心に賃貸マンション17ヶ所・貸事務所5ヶ所・貸駐車場26ヶ所・売土地・10ヶ所など多くの不動産物件を持つ。
東都自動車ゴルフ事業部
- 東都秩父カントリー倶楽部 （埼玉県秩父市蒔田）
- 東都栃木カントリー倶楽部 （栃木県真岡市青谷）
- 東都埼玉カントリー倶楽部 （埼玉県秩父郡小鹿野町長留）
- 東都飯能カントリー倶楽部 （埼玉県飯能市下赤工）
- 東都郡山カントリー倶楽部 （福島県須賀川市今泉字宝光寺）
ホテルマロウドチェーン
各ホテルの詳細は公式サイトを参照。
シティホテル
リゾートホテル
ビジネスホテル
カプセルホテル
- かぷせるイン赤坂 （港区赤坂）
略歴
- 1952年1月：志村交通株式会社設立（公式サイトでは東都自動車とされるが、当時はその名称の会社は存在しない）。
- 1959年12月：東都観光企業株式会社設立。
- 1960年8月：府中自動車教習所開業。
- 1961年8月：東都観光バス株式会社設立。
- 1964年：日本タクシーを買収し西高島平営業所とする。12月に北足立自動車教習所開業。
- 1968年：8月にツバサ交通を買収し品川営業所（現：中延営業所）とする。12月にメトロ交通を買収し滝野川営業所とする。
- 1969年：1月にサクラ交通を買収し中井営業所とする。3月に現在の社章を制定。6月に朝日自動車交通を買収し足立営業所（現：六町営業所）とする。11月に大東交通株式会社に改称。
- 1970年11月：大東交通・大旺交通・大京交通に分社化。
- 1971年4月：東都自動車交通に改称。
- 1972年11月：戸田営業所を廃止。
- 1974年7月：大泉交通を買収し大泉営業所とする。
- 1975年4月：東都秩父カントリー倶楽部をオープン。
- 1977年5月：東都栃木カントリー倶楽部をオープン。
- 1978年6月：マロウドイン赤坂をオープン。
- 1980年：三幸タクシーを買収し八広営業所とする（のちに廃止）。4月にマロウドイン東京をオープン。
- 1981年：新生交通を買収し下赤塚営業所とする。
- 1982年：三幸タクシーと新生交通を統合し新幸タクシーとする。9月にホテルマロウド箱根をオープン。
- 1983年12月：東大宮自動車学校開業。
- 1984年：新幸タクシーを新幸起業へ改称。3月にマロウドイン大宮をオープン。
- 1985年：3月にかぷせるイン赤坂を、6月にホテルマロウド軽井沢をオープン。
- 1986年：4月にマロウドイン熊谷をオープン。8月に三丸交通がチェッカーキャブ無線から傘下入り。
- 1988年4月：マロウドイン八王子をオープン。
- 1989年：東部無線に加盟していた亜細亜交通が傘下入り。4月に東都埼玉カントリー倶楽部をオープン。7月にホテルマロウドを筑波オープン。12月に磐梯桧原湖畔ホテルをオープン。
- 1991年7月：東都飯能カントリー倶楽部をオープン。
- 1994年10月：マロウドイン飯能をオープン。
- 1995年5月：マロウドインターナショナルホテル成田をオープン。
- 1998年4月：東都郡山カントリー倶楽部をオープン。
- 2003年4月：福島県会津地方で路線バスを開業。
- 2005年5月：亜細亜交通を東都城南自動車に改称。
- 2007年1月：板橋営業所を東都城北タクシーに、中井営業所を東都無線タクシーに移管。
- 2008年：4月に羽田営業所を、10月に奥沢営業所を開設。
- 2009年：10月に日吉営業所を廃止し港北営業所に移転開設。11月：西高島平営業所を三園営業所へ、西新井営業所を江北営業所へ、西足立営業所を六町営業所へ、西池袋営業所を池袋営業所へ改称。磐梯営業所が北塩原村から猪苗代町へ移転に伴い猪苗代磐梯営業所へ改称。
- 2010年11月：中央無線に所属していた内山観光タクシーを買収し東都タクシー千住営業所に改称。
- 2011年5月：東都中央自動車を開設し練馬・中丸・大泉営業所を移管。
- 2012年：3月に新幸起業（下赤塚営業所・六町営業所）を東都タクシーに移管。東都城南自動車（荒川営業所）を廃止。5月に三丸交通を東都城南交通に改称。6月に深川・青井北両営業所を東都城南交通に移管。
- 2013年：9月に東都東タクシーを開設し滝野川・板橋・港北営業所を移管。10月に六町営業所を廃止。
