接頭辞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
接頭辞(せっとうじ)とは、接辞の一種で、語の前に付いて派生語を作り、元の語の意味を補ったり、変えたりする形態素をいう。接頭語(せっとうご)とも呼ぶ。例えば「反」(はん)は接頭辞であり、単独では使われない。
日本語の接頭辞
テンプレート:Wtc 日本語の接頭辞をいくつか挙げる。
形容詞の接頭辞
否定の接頭辞
英語の接頭辞
テンプレート:Wtc 英語の接頭辞をいくつか挙げる。
- un-, dis-, in-, im- で、not の意味を表し反意語をつくる。
- in- 「中へ-」を意味する。
- re- 「繰り返し、再び (again)」を意味する。
- ex- 「外へ (out)」を意味する。
- con-, com- 「ともに (together)」を意味する。
- pre- 「前に (before)」を意味する。
- sub- (under), tele- (far), over- (beyond) など
- anti- 「-に反する (against)」、「-と逆」を意味する。
数を表す接頭辞
テンプレート:Redirect テンプレート:Seealso
ここでは、ラテン語由来とギリシャ語由来の1~10までと100、1000、10000の数を表す主な接頭辞を挙げる。[1]以下の接頭辞は英語の単語(一部形が変化)や様々な表現としても使われており、例えば倍数詞(「倍」を参照)や命数法、元素の系統名、暦の上での月名(9月~12月)などに使用されている。
- 1 - uni-,sim-,sing-,prim-,unus-,un-,a-(ラテン語系),mono-,haplo-,hen-,en-(ギリシャ語系)
- 2 - bi-,bis-,bin-,duae-,du-(ラテン語系),di-,dis-,dy-(ギリシャ語系),duo-(ラテン語およびギリシャ語系)
- 3 - ter-,tern-,tre-,tres-,tria-(ラテン語系),tri-,tris-(ラテン語およびギリシャ語系)
- 4 - quadri-,quadr-,quart-,quater-,quattuor-(ラテン語系),tetra-(ギリシャ語系)
- 5 - quinque-,quint-,quin-(ラテン語系),penta-,pent-(ギリシャ語系)
- 6 - sexa-,sext-,sex-,sen-(ラテン語系),hexa-,hex-(ギリシャ語系)
- 7 - septa-,sept-,septem-,septen-(ラテン語系),hepta-,hept-(ギリシャ語系)
- 8 - octo-,oct-,octon-(ラテン語およびギリシャ語系),octa-,ogdo-(ギリシャ語系)
- 9 - novem-,noven-(ラテン語系),ennea-(ギリシャ語系),nona-,non-(ラテン語およびギリシャ語系)
- 10 - deci-,dec-,den-,decem-(ラテン語系),deca-,deka-(ギリシャ語系)
- 100 - centi-,cent-,centen-,centum-(ラテン語系),hecto-,hecato-,hecaton-(ギリシャ語系)
- 1000 - milli-,mille-,millen-,millia-(ラテン語系),kilo-,chilia-,chili-(ギリシャ語系)
- 10000 - myria-(ギリシャ語系)