日向市駅
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日向市駅(ひゅうがしえき)は、宮崎県日向市上町にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。
日向市の代表駅で、全列車が停車する。
駅構造
現在の駅舎は、建築家の内藤廣や東京大学の篠原修など建築や都市の専門家・鉄道関係者・行政関係者・市民たちが協力し、10年以上にも及ぶ期間を経て完成した。地元産の杉を使用し、高架駅にもかかわらず木造を思わせる造りになっており、高架下の駅本屋内部も杉を前面に押し出したデザインで統一されている。島式ホーム1面2線の高架駅で、ホームは比較的広い。エレベーターが設置されており、バリアフリー対応である。
この駅舎は2008年(平成20年)9月、鉄道に関係する国際的なデザインコンテストのブルネル賞で最優秀賞を受賞した。耳川流域のスギ材をふんだんに使い、独特の建築様式を取り入れた駅舎が世界で高い評価を受けての受賞である。駅舎の最優秀賞受賞は日本初である。
高架化工事は、日向市駅近辺の踏切による交通渋滞緩和を目的として実施され、2006年(平成18年)12月17日から、宮崎県内では西都城駅・宮崎駅・宮崎空港駅に続き4番目の高架駅として使用が開始された。また、高架化に際し東口が新設され、駅東側からの利便性が向上した。
旧駅舎からはかつて細島港に向けて細島線が分岐していたが廃止された。
接近メロディーはひょっとこ踊りのお囃子
のりば
1 | テンプレート:Color日豊本線(上り) | 延岡・大分・小倉・博多方面 |
2 | テンプレート:Color日豊本線(下り) | 宮崎・宮崎空港方面 |
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は1,396人(前年度比+13人)である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2002 | 1,238 |
2003 | |
2004 | 1,218 |
2005 | 1,278 |
2006 | 1,277 |
2007 | 1,283 |
2008 | 1,306 |
2009 | 1,327 |
2010 | 1,383 |
2011 | 1,396 |
駅周辺
西側
- 都町
- 上町
- スーパーマーケットながの屋 日向市駅前店
- 鹿児島銀行日向支店
- 日向商工会館
- 日向農園
- 本町
- 中町
- 中央公民館
- 文化交流センター
- 南町
東側
- 国道10号
- 向江町
- 九州すし市場日向店
- 和田病院
- 鶴町
- 千代田病院
- 日向市駅東口バス停留所(宮崎交通、ぷらっとバス、ハッコートラベル)
- 日向郵便局
- 宮崎銀行日向東支店
- 宮崎県立富島高等学校
- 原町
- 日知屋
- 細島港
- 宮崎北部森林管理署
- ヤマダ電機テックランド日向店(国道10号を南に車3分)
- ベスト電器日向店
歴史
- 1921年(大正10年)10月11日 - 富高駅(とみたかえき)として鉄道省が開設。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 細島軽便線が細島線に線名改称。
- 1923年(大正12年)12月15日 - 日豊本線路線名制定により同線所属。
- 1963年(昭和38年)5月25日 - 日向市駅に駅名改称。
- 1972年(昭和47年)2月1日 - 細島線が旅客営業廃止により日豊本線に編入され同線貨物支線となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 1989年(平成元年)12月1日 - 細島支線全線休止。
- 1993年(平成5年)12月2日 - 細島支線全線廃止。
- 2002年(平成14年)11月2日 - 高架化工事着工[1]。
- 2006年(平成18年)12月17日 - 高架化。
- 2007年(平成19年)7月 - 旧駅舎の撤去工事開始。翌月上旬に完了。
- 2008年(平成20年)9月30日 - 鉄道デザインの国際デザインコンペティション「ブルネル賞」で、建築部門の最優秀賞を受賞。
- 2009年(平成21年)11月18日 - 国内の優れた建築物に授与される第50回BCS賞を受賞。
隣の駅
かつて存在した路線
- 日豊本線貨物支線(細島線)
- 日向市駅 - 細島駅
- 当駅と細島駅の間には、1972年(昭和47年)の旅客営業廃止まで伊勢ヶ浜駅が存在していた。
脚注
関連項目
外部リンク
- 日向市駅(JR九州)
- テンプレート:PDF - 国土交通省九州地方整備局
- 日向市駅紹介ビデオ - 日向市商工会議所