緑区 (さいたま市)
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テンプレート:日本の行政区 緑区(みどりく)は、埼玉県さいたま市を構成する10区のうちのひとつである。
地理
当区はさいたま市の南東部の端に位置し、さいたま市誕生以前における旧浦和市の東部、すなわち尾間木地区、三室地区、美園地区の各全域と谷田地区の北東部に相当する。
中央部に広がる見沼田圃を中心に緑地が広がり、芝川や綾瀬川、見沼代用水などが流れ、綾瀬川は区の東限に当たる。見沼田圃は江戸時代に新田開発及び水害対策を目的として見沼溜井を干拓し、形成される。南部には武蔵野線が通り、東部には南北に東北自動車道、国道122号が通り、かつての武州鉄道が走っていた。衆議院小選挙区のブロックは埼玉第1区である。
歴史
- 1889年 谷田村・尾間木村・三室村・野田村・大門村誕生。その後、順次旧浦和市に合併。
- 2001年 旧浦和市、与野市、大宮市が合併してさいたま市が誕生。
- 2003年 さいたま市が政令指定都市となり、さいたま市を構成する9区が成立する。同時に緑区成立。
区名選定の際の住民投票では「緑区」は6候補中5位であったが、1位と3位にランクインしていた「浦和東区」や「東浦和区」は旧市名が入っており好ましくないと判断され、2位の「美園区」は旧美園村の村域を現在の区域がそのまま受け継いでいないことなどを理由に除外され、4位の「東区」は岩槻市がさいたま市との合併を希望していたことなどを理由に除外されたために「緑区」が繰り上げ採用となった。一方、現在の見沼区にあたる旧大宮市東部区域の住民投票では、「緑区」が2位にランクインしていながら、それより下位(4位)の「見沼区」という区名になった上に、区内に「見沼」という地名はなく、緑区や北区に「見沼」という地名が存在する。
主な施設
- 埼玉スタジアム2002
- プラザイースト
- さいたま市立病院
- イオンモール浦和美園
- クリーンセンター大崎
- 原山市民プール
浦和美園駅周辺に500床程度の総合病院の建設が検討されており、順天堂大学付属病院の誘致を行っている。
寺社・史跡
行政
交通
- 鉄道
- 道路
- 有料道路
- 一般道路
- 国道122号
- 国道463号
- 埼玉県道35号川口上尾線(産業道路)
- 埼玉県道1号さいたま川口線(第二産業道路)
- バス
教育
- 大学(50音順)
- 専門学校
- さいたま市立高等看護学校
- 高等学校(50音順)
- 中学校(50音順)
- 浦和明の星女子中学校
- さいたま市立尾間木中学校
- さいたま市立原山中学校
- さいたま市立東浦和中学校
- さいたま市立美園中学校
- さいたま市立三室中学校
- 小学校(50音順)
- さいたま市立大牧小学校
- さいたま市立尾間木小学校
- さいたま市立道祖土小学校
- さいたま市立芝原小学校
- さいたま市立大門小学校
- さいたま市立中尾小学校
- さいたま市立野田小学校
- さいたま市立原山小学校
- さいたま市立美園小学校
- さいたま市立三室小学校
- 特別支援学校
- 埼玉県立浦和特別支援学校
- さいたま市立さくら草特別支援学校
- 社会教育(50音順)
- 浦和くらしの博物館民家園
- 浦和博物館
- シラサギ記念自然史博物館
- 東浦和図書館
- 体育施設
- 大崎公園
- 子ども動物園、園芸植物園などがある。
- さぎ山記念公園・見沼自然公園
- 見沼代用水に沿い、水生植物などが群生している。かつては「野田のサギ」と呼ばれるサギの営巣地であった。