知立市
知立市(ちりゅうし)は、愛知県の中央部に位置する三河地方の市。
古くから交通の要衝として栄え、鎌倉時代に整備された鎌倉街道や江戸時代の東海道の跡を市内に見ることができる。江戸時代は、池鯉鮒(ちりゅう、歴史的仮名遣いでの振り仮名は「ちりふ」)と書いた。名産品は大あんまきである。
目次
地理
三河の市では、高浜市に次いで面積が小さく人口密度は三河で最も高い。名古屋市の25km圏内に位置する都市である。市域は平坦な土地となっており、市の北部に逢妻川、南部に猿渡川が流れる。
隣接する自治体
人口
歴史
江戸時代には東海道39番目の宿場町である池鯉鮒宿として繁栄し、馬市で有名であった。この時代、旧知立村および旧八橋村に該当する地域は刈谷藩領、残る市域は陸奥国福島藩(後の重原藩)領であった。
郡 | 明治22年以前 | 明治22年10月1日 | 明治23年 - 明治45年 | 大正1年 - 大正15年 | 昭和1年 - 昭和64年 | 平成1年 - 現在 | 現在 |
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碧 海 郡 |
知立村 | 知立町 | 明治39年5月1日 合併 知立町 |
知立町 | 昭和45年12月1日 市制 知立市 |
知立市 | 知立市 |
上重原村 | 上重原村 | ||||||
牛田村 | 牛橋村 | ||||||
八ツ橋村 | |||||||
来迎寺村 | |||||||
八ツ田村 | 長崎村(一部) | ||||||
西中村 | |||||||
谷田村 |
市名の由来
すでに、7世紀後半の木簡に「知利布」(ちりふ)とある。律令制以後の8世紀の木簡に「知立」とある。平安時代の『和名抄』に「智立」郷がみえ、江戸時代には「池鯉鮒」という東海道の宿場町として栄えた。知立神社を建てた伊知理生命(いちりゅう)にちなむという説もある。「池鯉鮒」の名は知立神社の池にコイやフナが多数いたことに由来する(大あんまきで有名な藤田屋のホームページなどに記載)。
行政
市長
財政
広域行政
市議会
- 議員定数は23人。
産業
自動車工業が盛んで、2005年度の製造品出荷額等は1247億8565万円だった。また、伝統工芸品として仏壇がある。
主な企業
商業施設
姉妹都市・提携都市
- テンプレート:Flagicon 長野県伊那市 - 友好都市提携
- テンプレート:Flagicon ウィンダム市(オーストラリア・ビクトリア州) - 姉妹都市提携
教育
高等学校
中学校
小学校
- 知立市立知立小学校
- 知立市立猿渡小学校
- 知立市立来迎寺小学校
- 知立市立知立東小学校
- 知立市立知立西小学校
- 知立市立八ツ田小学校
- 知立市立知立南小学校
交通
市内には国道1号、国道23号(知立バイパス)、国道155号など幹線道路が通っている。しかし、主要道路以外の道路は比較的狭く、Y字路やT字路などの変則交差点が多い。
鉄道は、名鉄名古屋本線と名鉄三河線がそれぞれ通っており、知立駅で両線が交差する。現在、知立駅周辺の立体交差事業と三河線の複線化事業が進められているが、財政的な事情により豊田市に比べて進捗度が遅く、一部区間を除いて単線とする計画になっている。また、市内には東海道新幹線が走っているが、駅はない。(最寄の新幹線駅は名古屋駅または三河安城駅)
鉄道
知立駅から名鉄名古屋駅までは快速特急または特急で約20分(神宮前駅(名古屋市熱田区)まで途中無停車)。急行は一部を除いて鳴海駅(名古屋市緑区)や前後駅(豊明市)などで快速特急または特急を待避するため、知立駅から名古屋方面への急行利用者は少ない。市南部の地域では刈谷市にあるJR野田新町駅や東刈谷駅も利用可能。
バス
- 名鉄バス
- 知立 - トヨタ車体前 - 愛知教育大前 - イオン三好店アイモール前・日進駅
- 知立市コミュニティバス(ミニバス)
- 一部は秋田病院や知立団地などを通るため、名鉄バスの廃止区間もカバーしている。
- 知多乗合
- 中部国際空港行きリムジンバスが知立駅前から発着している。
- 知多シーガル号
道路
一般国道
一般有料道路
主要地方道
一般県道
観光
名物
出身有名人
- 鈴木政二(内閣官房副長官・参議院議員・元運輸政務次官・元愛知県議会議員・元知立市議会議員)
- 黒柳能生(SOPHIAベーシスト)
- 納見佳容(女優・元女子プロレスラー)
- 安藤禎央(エレクトーンプレイヤー)
- 竹内茂喜(スポーツライター)
- 松尾晃雅(野球選手・香川オリーブガイナーズ→ボストン・レッドソックス)
- ウノ・カマキリ(漫画家)
- 近藤浩章(作曲家)[1]
- 伊藤キム(振付家・ダンサー)
- 鈴木久嗣(陸上競技選手・バルセロナオリンピック出場)
- 天凰山豊(大相撲力士)