榊原温泉口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年3月21日 (金) 14:13時点におけるYuunar (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:統合文字 テンプレート:駅情報

榊原温泉口駅(さかきばらおんせんぐちえき)は、三重県津市白山町佐田にある、近畿日本鉄道(近鉄)大阪線である。

駅構造

築堤上に相対式ホーム2面2線を持つ高架駅。ホーム有効長は10両。

山の傾斜面にあり、南側にある駅舎からホームへは、階段を上る。改札口は1ヶ所のみ。便所は改札内にあり、男女別の水洗式

のりば

1 テンプレート:Color大阪線(下り) 伊勢中川名古屋鳥羽賢島方面
2 テンプレート:Color大阪線(上り) 大阪神戸奈良京都方面

案内上では上のようになっているが神戸方面へは鶴橋駅で、近鉄奈良駅へは大和八木駅でそれぞれ乗換が必要である。名古屋方面へは基本的に伊勢中川駅で乗換となるが早朝に直通列車が1本だけある。

特徴

ダイヤ面
設備面
  • 特急券及び定期券は「特急券・定期券自動券売機」で購入可能。特急券定期券窓口は臨時対応となった。
  • PiTaPaICOCAは簡易改札機による対応である。
  • ICカード入金機が設置されている(千円札のみ対応)。
  • スルッとKANSAI対応カード・Jスルーカードは対応エリア外のため使用できない。
    • 正式にはアナウンスされていないが、乗車券用自動券売機にこれらのプリペイドカードを挿入することにより切符を購入することができる。
その他
  • 隣の東青山駅から名古屋輸送管轄部所属となっているため、当駅以東の主要駅の構内自動放送では普通列車のことを「普通電車」と呼称する(逆に大阪輸送管轄部所属となる青山町以西では「各駅停車」と呼称)。但し、名張 - 伊勢中川間では両方の輸送管轄部から乗務員が配備されるため、車内放送においてこの普通列車の呼び名は統一されていない。また、名古屋輸送管轄部側でも乗務員によっては「各駅停車」と呼称することもある。
  • 駅ホームからは、青山高原の風力発電装置(青山高原ウインドファーム)と周辺施設の黄金の観音菩薩像が見える。
  • 複線化前は、東青山駅の代わりに当駅が普通列車の折り返し駅となっていた。
  • ちなみに、当駅から鶴橋・当駅から近鉄名古屋までの運賃は同額である。(運賃上の名阪中間駅)

利用状況

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1997年 1,294
1998年 1,235
1999年 1,210
2000年 1,188
2001年 1,156
2002年 1,107
2003年 1,010
2004年 948
2005年 935
2006年 903
2007年 870
2008年 814
2009年 776
2010年 760
2011年 729
2012年 697
  • 榊原温泉口駅の利用状況の変遷を下表に示す。
    • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
    • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
      • 2008年11月18日の調査結果によると、1日の利用客は1,393人(前回2005年11月8日の調査では1,543人)。
        • 近鉄の全調査対象駅(287駅)中、220位。
        • 大阪線の駅(48駅、他線接続駅含む)の中では、40位。
        • 三重県内の近鉄の駅(116駅、但し調査当時)の中では、55位。
    • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(榊原温泉口駅)
年 度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果
人/日
特 記 事 項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 調査日 調査結果
1950年(昭和25年) 98,460 ←←←← 75,401 173,861      
1951年(昭和26年) 107,670 ←←←← 85,958 193,628      
1952年(昭和27年) 105,540 ←←←← 88,826 194,366      
1953年(昭和28年) 105,960 ←←←← 102,867 208,827      
1954年(昭和29年) 116,070 ←←←← 108,117 224,187      
1955年(昭和30年) 116,970 ←←←← 117,465 234,435      
1956年(昭和31年) 132,990 ←←←← 127,577 260,567      
1957年(昭和32年) 137,280 ←←←← 163,685 300,965      
1958年(昭和33年) 147,180 ←←←← 172,817 319,997      
1959年(昭和34年) 163,530 ←←←← 170,036 333,566      
1960年(昭和35年) 185,910 ←←←← 190,340 376,250      
1961年(昭和36年) 219,360 ←←←← 191,420 410,780      
1962年(昭和37年) 284,940 ←←←← 213,466 498,406      
1963年(昭和38年) 329,670 ←←←← 203,748 533,418      
1964年(昭和39年) 403,140 ←←←← 191,192 594,332      
1965年(昭和40年) 441,390 ←←←← 182,845 624,235      
1966年(昭和41年) 425,700 ←←←← 172,540 598,240      
1967年(昭和42年) 395,310 ←←←← 177,488 572,798      
1968年(昭和43年) 368,820 ←←←← 182,735 551,555      
1969年(昭和44年) 350,160 ←←←← 190,958 541,118      
1970年(昭和45年) 305,940 ←←←← 185,612 491,552      
1971年(昭和46年) 279,810 ←←←← 188,854 468,664      
1972年(昭和47年) 273,480 ←←←← 221,159 494,639      
1973年(昭和48年) 268,470 ←←←← 231,933 500,403      
1974年(昭和49年) 257,010 ←←←← 219,749 476,759      
1975年(昭和50年) 250,560 ←←←← 202,828 453,388      
1976年(昭和51年) 244,500 ←←←← 226,259 470,759      
1977年(昭和52年) 265,200 ←←←← 209,198 474,398      
1978年(昭和53年) 272,520 ←←←← 224,981 497,501      
1979年(昭和54年) 277,380 ←←←← 234,900 512,280      
1980年(昭和55年) 292,980 ←←←← 253,730 546,710      
1981年(昭和56年) 301,800 ←←←← 271,359 573,159      
1982年(昭和57年) 299,370 ←←←← 298,450 597,820 11月16日 2,588  
1983年(昭和58年) 303,780 ←←←← 291,066 594,846 11月8日 3,200  
1984年(昭和59年) 293,820 ←←←← 296,435 590,255 11月6日 2,958  
1985年(昭和60年) 286,110 ←←←← 311,441 597,551 11月12日 3,284  
1986年(昭和61年) 292,140 ←←←← 327,363 619,503 11月11日 3,045  
1987年(昭和62年) 302,370 ←←←← 334,086 636,456 11月10日 3,136  
1988年(昭和63年) 295,830 ←←←← 336,488 632,318 11月8日 3,745  
1989年(平成元年) 279,900 ←←←← 330,913 610,813 11月14日 3,200  
1990年(平成2年) 292,140 ←←←← 351,061 643,201 11月6日 3,419  
1991年(平成3年) 296,100 ←←←← 366,777 662,877      
1992年(平成4年) 272,340 ←←←← 373,086 645,426 11月10日 3,254  
1993年(平成5年) 264,810 ←←←← 364,109 628,919      
1994年(平成6年) 256,350 ←←←← 294,573 550,923      
1995年(平成7年) 255,750 ←←←← 280,368 536,118 12月5日 2,313  
1996年(平成8年) 238,710 ←←←← 277,023 515,733      
1997年(平成9年) 214,920 ←←←← 257,534 472,454      
1998年(平成10年) 216,000 ←←←← 234,625 450,625      
1999年(平成11年) 211,620 ←←←← 231,349 442,969      
2000年(平成12年) 217,080 ←←←← 216,530 433,610      
2001年(平成13年) 215,670 ←←←← 206,211 421,881      
2002年(平成14年) 208,500 ←←←← 195,424 403,924      
2003年(平成15年) 194,040 ←←←← 175,527 369,567      
2004年(平成16年) 187,800 ←←←← 158,064 345,864      
2005年(平成17年) 192,600 ←←←← 148,576 341,176 11月8日 1,543  
2006年(平成18年) 186,180 ←←←← 143,392 329,572      
2007年(平成19年) 182,010 ←←←← 136,234 318,244      
2008年(平成20年)   ←←←←     11月18日 1,393  
2009年(平成21年)   ←←←←          

駅周辺

バス路線

三重交通

  • 榊原線 榊原車庫前(榊原車庫前で久居駅津駅ゆきに連絡)

津市コミュニティバス (白山地域)

  • 竹原ルート
  • 城立・福田山ルート
  • 三ヶ野方面循環

歴史

  • 1930年昭和5年)
    • 11月19日 - 参宮急行電鉄の佐田 - 参急中川(現・伊勢中川)間開業時に、佐田駅として開業。
    • 12月20日 - 阿保(現・青山町) - 佐田間開通。
  • 1941年(昭和16年)3月15日 - 大阪電気軌道との会社合併により、関西急行鉄道の駅となる。
  • 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
  • 1965年(昭和40年)3月18日 - 榊原温泉口駅に改称。同時に特急停車駅となる。
  • 1973年(昭和48年)12月18日 - 垣内信号所(当駅名張寄りに存在。1971年の近鉄大阪線列車衝突事故はここで発生) - 大三間複線化。
  • 2007年平成19年)
  • 2008年(平成20年)
    • 4月19日 - 自動券売機1台をタッチパネル式高額紙幣・ICカードチャージ対応機に更新。
    • 9月10日 - 発車ブザー廃止。
    • 10月9日 - ICカード入金機使用開始。
  • 2009年(平成21年)
    • 1月22日 - 「特急券・定期券自動券売機」設置。特急券定期券窓口閉鎖(臨時対応)。
    • 11月26日 - 自動券売機1台をタッチパネル式に更新。
  • 2012年(平成24年)10月10日 - 「特急券・定期券自動券売機」での「ビスタカードプラス」「マンスリービスタ14」「パールカード」取扱停止。

隣の駅

近畿日本鉄道
大阪線
テンプレート:Color快速急行
青山町駅 - 榊原温泉口駅 - 伊勢中川駅
テンプレート:Color急行
東青山駅 - 榊原温泉口駅 - 伊勢中川駅
テンプレート:Color普通
東青山駅 - 榊原温泉口駅 - 大三駅

脚注

  1. 昼間の榛原駅 - 名張駅間には急行しか運転されないことと、名張駅 - 東青山駅間の普通列車が毎時1本しか運転されないため
  2. テンプレート:PDFlink - 近畿日本鉄道プレスリリース、2012年1月20日

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:Navbox