MXスタジアム
テンプレート:Amboxテンプレート:DMCA 『TOKYO MX STADIUM』(トーキョー・エム・エックス・スタジアム)は、東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)で放送されている野球中継番組。ハイビジョン制作(一部試合を除く)。
現在の正式な番組タイトルは『TOKYO MX STADIUM(西暦)』。しかし2011年現在、TOKYO MXの野球中継において、この番組タイトルを使用するのはプロ野球中継(東京ヤクルトスワローズ戦)のみであり、福岡ソフトバンクホークス戦や高校野球ではこのタイトルを使用していないが、本項では高校野球中継やホークス戦以外の他チーム中継などTOKYO MXの野球中継全般についても記述する。
目次
概要
開局当初のMXテレビはプロ野球中継の放送がほとんどなかったが、番組編成を見直した1998年ごろからサンテレビが制作した阪神タイガース戦の試合(サンテレビボックス席)と、自社制作の東京六大学野球連盟、夏の高校野球予選(東・西ブロックとも)の試合の実況中継をこのタイトルで放送するようになった。
また、TOKYO MXでは2007年以降、福岡ソフトバンクホークス戦の中継も行っている(→STRONG!ホークス野球中継を参照)。
現在はプロ野球と高校野球中継のみで、ソフトバンク戦と阪神戦の他、明治神宮野球場で行われる東京ヤクルトスワローズ戦(主に対中日ドラゴンズ戦、三重テレビとぎふチャンへもネット)も自社制作で放送している。なお、2006年以降の東京ヤクルト主催公式戦の自社制作は、対中日戦を年2、3試合程度放送で三重テレビとぎふチャンへネットと放送内容がほぼ固定されている。
以前はテレ玉制作の埼玉西武ライオンズ戦、GAORA制作の北海道日本ハムファイターズ戦(東京ドーム主催試合)やCTC(チバテレビ)制作の千葉ロッテマリーンズ戦も放送していたことがあるが、2006年度は番組供給を受けていないため放送されていない。
2006年までは、東京シティ競馬やFC東京のナイター開催がある場合はそちらを優先して編成するため野球中継をしないことが多かったが、本社がテレコムセンターから現在地(半蔵門メディアセンター)に移転し、地上デジタル放送が本格的に開始されてからは、マルチ編成が開始され、野球中継と並行して放送することも多くなった。なお2010年現在、東京シティ競馬の開催の有無にかかわらず、野球中継の放送がある場合はマルチ編成を行っている。
2010年現在、ヤクルト主催試合は地上デジタル放送でも4:3の標準画質で放送されている。2010年より、2011年7月24日のデジタル完全移行に伴い、アナログ放送ではほとんどの番組がレターボックス放送になっているものの、本番組では4:3の標準画像のままとなっている。2011年より画面サイズ16:9になったが、前述のとおり野球中継時はマルチ編成のため標準画質である。
最初の中継
MXで最初に放送された野球中継は1995年11月5日に阪神甲子園球場で行われた「'95プロ野球日韓親善スーパーゲーム」第3戦で、開局記念特別番組として午後1時から試合終了まで生中継した。これはサンテレビからのネット供給による放送で、MXテレビ、サンテレビ(制作局)、KBS京都の3局ネットで放送された(KBS京都は競馬中継のため変則時間帯を適用)。この日は日曜日だったため、関東地区の他の独立UHF放送局(tvk、テレ玉、チバテレビ、群馬テレビ)は中央競馬ワイド中継を放送する関係でネットしなかった。
なお、開局当時のTOKYO MXはスポンサーが極めて少なく、ほとんどCMなしで放送していた(ただし、東京新聞や伊藤園「充実野菜」などのCMが番組の合間に流されていた)。
歴史
沿革
- 1995年 11月1日午後6時、東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)開局。
- 1996年
- 1998年 MXテレビの野球中継の統一タイトルを『MXスタジアム』とする。この年はSIDE ONE「青いプライドの靴」がテーマ音楽となったが、翌年「阪神タイガースの歌」に変更となる。
- 2002年
- 2003年
- 2004年
- 5月18日、千葉ロッテマリーンズ戦(チバテレビ制作の主催試合)。を放送。(放送予定だった5月19日の試合が雨天中止の為、この放送がMXで放送した唯一のロッテ主催試合)
- 2005年
- 4月15日、北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルス戦の東京ドーム遠征試合を中継。(GAORA制作、地上波はテレ玉発)
- 4月19日、西武ライオンズ対楽天戦を中継。(テレ玉制作)
- 5月、交流戦開始。阪神主催の対西武戦、対ソフトバンク戦から放送開始。
- 6月16日、交流戦、西武対阪神戦を放送。(MXで放送したテレ玉制作の試合は以上3試合のみ)
- 2006年 7月1日、東京MXテレビが開局以来放送してきたテレコムセンターから麹町の新社屋へ移転。
- 2007年
- 4月、ソフトバンク本社からの要望で福岡ソフトバンクホークス戦(ヤフードーム)の中継「STRONG!ホークス野球中継」を開始。なお対中日戦の交流戦1試合を放送した。
各年度のできごと
ここでは、主にプロ野球中継について列挙する。
2006年
- 2006年は、4月の開幕から東京MXテレビがテレコムセンターに入居していた6月いっぱいまでは中継がなかったが、麹町新社屋に移転しハイビジョン放送を開始(同時にTOKYO MXに改称)した7月から公式戦終了までは、サンテレビ制作の阪神戦4試合、自社制作のヤクルト対中日戦(神宮球場)の3試合が中継されたほか、11月4日には、明治神宮外苑創建80年記念試合「東京六大学選抜対ヤクルト」(神宮球場)も中継された[1]。
- なお、サンテレビではこの年の5月より阪神戦を中心にハイビジョン制作を開始したが、TOKYO MXの放送では標準画像のまま、2008年まで続いた。
2007年
- 2007年度よりソフトバンクの試合を中継する「STRONG!ホークス野球中継」が放送開始されるが、MXスタジアムにおいて従来から細々と放送されている自社制作のヤクルト戦中継も引き続き行われた。その一方で、サンテレビ制作の阪神戦中継はわずか2試合(いずれも対中日戦)にまで激減した。しかも2試合のうち7月14日は雨天中止となったため、実際に中継されたのは9月15日の1試合だけであった。
- これとは別に、7月19日に松山坊っちゃんスタジアムで開催されたフレッシュオールスターゲームをサンテレビからネット受けして生中継した。
- 9月15日は 阪神対中日(デーゲーム、甲子園球場。サンテレビ制作)と『STRONG!ホークス野球中継 ソフトバンク対日本ハム(ナイター、福岡Yahoo! Japanドーム。自主製作)と、TOKYO MXでは野球中継が2本続けて放送された。
2008年
- 8月6日と7日に、松山中央公園野球場で行われたヤクルト対中日戦を自社制作で中継した。
- なお、サンテレビからネットされる阪神戦については、tvkやチバテレビなど他の関東独立UHF局ではハイビジョン放送となっているのに対し、MXでは4:3の標準画質での放送のままとなっていた。
2009年
- 7月31日・8月1日・2日に神宮球場で行われたヤクルト対中日戦(ナイター)を自社制作で中継した。三重テレビとぎふチャンにもネットされた。
- この年からサンテレビの阪神戦のネットがなくなり、すべて自主制作となっている。
2010年
- 8月4日・5日・9月20日に神宮球場で行われたヤクルト対中日戦を自社制作で中継。前年同様、三重テレビとぎふチャンにもネットされた。
- なお、9月20日は『STRONG!ホークス野球中継』 ソフトバンク対西武(デーゲーム、福岡Yahoo! Japanドーム)と、このヤクルト対中日(ナイター)と、TOKYO MX自主制作によるプロ野球中継が2本立てで放送された。
2011年
- 4月30日に『「がんばろう東北」東北楽天ゴールデンイーグルス野球中継』として初めて、楽天主催の楽天対オリックス戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)を放送。2011年度は23試合中継。実況・解説はMX独自であるが、現地派遣はせずスタジオで球団制作の映像に合わせて行う。
- 8月23日・24日・25日に神宮球場の東京ヤクルトスワローズ×中日ドラゴンズ戦を中継した。
2012年
- 7月4日、5日、8月31日に神宮球場で行われたヤクルト対中日を中継した(例年どおりぎふチャンと三重テレビにネット)。
2013年
- ホークス戦主催試合1本に絞ったためヤクルト主催試合の中継が消滅した。
主な放送試合
プロ野球
- 福岡ソフトバンクホークス戦(→参照)
- 東京ヤクルトスワローズ戦(自社制作、三重テレビとぎふチャンへもネット〔対中日ドラゴンズ戦のみ〕)
- かつて放送していた試合
- 阪神タイガース戦(サンテレビ制作)
- ※2004年度までは年間20~30試合程度放送していたが、徐々に試合数が減り、2007年度以降はわずか2~3試合(いずれも対中日戦)にとどまっている。2009年度は放送なし。
- 広島東洋カープ戦(サンテレビ製作)※2002年と2003年に合計5試合だけサンテレビからのネットで実施(地元向けは在広局が別制作)、2004年度以降は放送なし。
- 北海道日本ハムファイターズ戦(GAORA・テレ玉制作)※2006年度以降は放送なし
- 埼玉西武ライオンズ戦(テレ玉制作)※2006年度以降は放送なし
- 千葉ロッテマリーンズ戦(チバテレビ制作)※2005年度以降は放送なし
- 東北楽天ゴールデンイーグルス戦(2011年、楽天野球団制作、同じく球団主導のスカイ・A sports+とは別制作、ローカル向け。)
高校野球
- 全国高等学校野球選手権大会東東京大会・西東京大会(準々決勝以降、いずれも神宮球場)※かつては府中市民球場や江戸川区球場などから中継したこともあった。
大学野球
- 東京六大学野球 ※現在はスカイ・A sports+で放送
放送時間
(2011年現在)
- 火曜日 - 金曜日
- 19:00 - 21:30
- 土曜日・日曜日(祝日)
- 試合開始時間によって異なる。
- 13時開始の試合:13:30 - 16:30
- 14時開始の試合:14:30 - 17:30
- 18時開始の試合:18:30 - 21:00
- 補足
- 上記は全て楽天戦中継の場合であり、ヤクルト戦は年に1回の平日に限られ、放送時間も楽天戦より30分短い19:00 - 21:00となっている。
- プロ野球放送時は通常の番組は休止、平日21:00から放送される自社制作番組「ゴールデンアワー」は21:30からの短縮版として放送される。但し中継が早く終われば通常通り放送される。
出演者
プロ野球の出演者
(東京ヤクルトスワローズ戦)
- 解説者
- 過去の解説者
- アナウンサー
- 過去のアナウンサー・リポーター
(東北楽天ゴールデンイーグルス戦)
- 解説者
- アナウンサー
高校野球の出演者
- アナウンサー
- リポーター
全員ライムライトに所属
- 過去の出演者
- 水野節彦(2007年まで)
- 高柳謙一(2008年)
- 熊谷龍一(2009年)
- 堂前英男(2009年まで)
- 滝沢雄一(2009・2010年)
- 平方恭子(2010年)
- 廣瀬隼也(2011・2012年)
- 山本義幸(2013年)
- 牛嶋俊明
リポーター
- 木村恭子(2011年から2013年)
- 渡名喜織恵(2011・2012年)
- 原麻理子
テーマソング
- 高校野球
- 2001年 - 柴田淳「ぼくの味方」
- 2002年 - ZIGGY「HEAVEN AND HELL」
- 2005年 - Yum!Yum!ORANGE「Precious Days」
- 2006年 - Yum!Yum!ORANGE 「clover」
- 2007年 - ONEDRAFT「SUMMER DAYZ」
- 2008年 - 東京佼成ウィンドオーケストラ「ブラバン!甲子園よりぬきベスト55」
- 2009年 - AAA「summer revolution」
- 2010年 - TRIPLANE「友よ」
- 2011年 - JURIAN BEAT CRISIS「ずっとここから」(ABCの高校野球中継とテレビ神奈川と共通)
- 2012年 - Little Blue boX「太陽の場所」(ABCの高校野球中継と共通)
- 2013年 - MYNAME「Sha la la」
- 2014年 - 東京パフォーマンスドール「BRAND NEW STORY」
- プロ野球
脚注
関連項目
- STRONG!ホークス野球中継
- サンテレビボックス席(神宮球場での中継及び朝日放送との共同制作・リレー中継実施時はMXスタジアムで未放送)
- 三重テレビナイター(MX制作の中日戦をネット)
- ぎふチャン ダイナミックナイター(同上)
- CTCマリーンズナイター(2004年にCTC制作で1試合のみ放送)
- TVSライオンズアワー(現在は西武ドームでの交流戦の試合は中継していない、交流戦は2005年6月16日の西武対阪神のみネット受けした実績がある)
- TVSヒットナイター(東京ドームでの日本ハム対楽天戦1試合のみ放送した実績がある)
- なまら! 北海道日本ハムファイターズ中継(GAORA)(同上)
- 東京ケーブルネットワーク(『TVSヒットナイター』及び『なまら! 北海道日本ハムファイターズ』での日本ハム戦の東京ドーム遠征の放送権と『日本ハム戦』と『巨人戦の試合前放送』のスコア表示の管理しているケーブルテレビ局)
- 全国高等学校野球選手権東東京大会
- 全国高等学校野球選手権西東京大会
- 東京六大学野球