杷木町
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テンプレート:Infobox 杷木町(はきまち)は、福岡県の中南部に位置していた町で、朝倉郡に属していた。旧上座郡。
2006年3月20日、隣接する甘木市・朝倉町と対等合併し、朝倉市(あさくらし)となった。
目次
地理
- 河川: 筑後川
隣接していた市町村
歴史
古代
『延喜式』巻廿二には、筑前国上座郡の地名として、杷木の地名が既に見られる。同じく、『延喜式』巻廿八兵部省には駅の設置された地名に杷伎の名で登場し、大宰府から豊後への駅の一つが設置されていたと考えられる。杷木町の中心部にある杷木神籠石は、筑後川にせり出した尾根上にあり、高良山神籠石を視認出来ることから、古代交通の拠点を防衛する神籠石式山城と考えられる。
中世
杷木町を囲む尾根上に多くの山城が築造される。杷木神籠石上に築造された長尾城・鵜ノ木城は、大友宗麟と秋月種実の衝突の中で、秋月氏の出城として用いられている。
近現代
- 1889年4月1日 - 町村制施行に伴い上座郡池田村、白木村、林田村、穂坂村が合併し杷木村が発足。他に松末村・久喜宮村・志波村が発足。
- 1896年4月1日 - 上座郡・下座郡・夜須郡が統合され朝倉郡となる。
- 1939年4月17日 - 町制施行し、杷木村が杷木町となる。
- 1951年4月1日 - 杷木町・松末村・久喜宮村・志波村が合併し、杷木町を新設。
- 1957年4月1日 - 朝倉郡朝倉村、浮羽郡吉井町と境界の一部を変更。
- 2006年3月20日 - 甘木市、朝倉町と合併し、朝倉市となり消滅。
行政
- 町長:師岡幹治(最終代)
経済
産業
- 農業を中心とするが、町の南西部にある原鶴温泉に代表される観光業も盛んである。
- 道路交通の便を活かし、町の南東部に林田工業団地が造成された。
地域
教育
保育所・幼稚園
町立
- 杷木保育所
- 久喜宮保育所
- 志波保育所
- 松末保育所
私立
- 杷木東幼稚園
小学校
町立
- 杷木小学校
- 久喜宮小学校
- 志波小学校
- 松末小学校
中学校
町立
- 杷木中学校
高等学校
交通
町内に空港および鉄道路線はない。
バス路線
町の中心部にある杷木バスターミナル(西鉄バス両筑杷木支社)から発着する。バスターミナルと杷木インターチェンジが近接しているため、高速バスは一度高速道路を出てバスターミナルに立ち寄る。
高速バス
一般路線バス
道路
高速道路
一般国道
主要地方道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光スポット
史跡
祭事
参考文献
- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。